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第10章 種を超えた妖精は夢と舞踊る編
此処は… ダンス会場ですか? いいえ、試乗会場です。
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時間は…… 玉藻とトラバインが完成した頃に遡る。
「カナエちゃん、お願い! 私達の機神も作って!」
玉藻とトラバインの試運転中に、ガルジと千鶴が訪ねて来た。
「作るのは良いけど…… どう言う機体で、素材は何にします?」
「ワシのは、大元になる【奴】を持って来たから、機神に改良強化して貰いたい」
「私は…… 自分の手足みたいに使える機神が欲しいの。私と相性が良い素材を集めて来たわ」
「師匠は、重機を元に改良強化した機神…… 千鶴ちゃんは、ボス系モンスター素材を使った機神…… となると、師匠はトラバイン型。千鶴ちゃんのは…… 玉藻の様な感じかな?」
ガルジ師匠が持ち込んだのは、大型の重機が多数……【ブルドーザー】【ダンプカー】【パワーショベル】【クレーン車】【ロードローラー】……
「千鶴ちゃんの持ち込み素材は……」
【巨骨鬼王の全身骨格(雌)】【ロードオーガクイーンの外皮】【炎鬼の髪】【酒天の角】などなど…… 鬼系モンスターの素材アイテムが多数です。
「師匠のは、元にする重機を選んだら…… 変形合体機構を組み込んで、それに合わせてフレームと外装の強化をしましょう。千鶴ちゃんのは…… 持ち込み素材を使った合成素材を作るよ♪」
「ワシも手伝う」
「足りない素材は言って、直ぐに狩るから」
こうして、ガルジ師匠と千鶴ちゃんの協力で……
ブルドーザーとロードローラーを組み合わせた特殊車輌を下半身にして、ダンプカーが上半身と左腕にパワーショベルが右腕、背中にクレーン車が合体するトラバイン型2号機…… 【ブルダン(ガルジ命名)】
と……
室町時代的な女性の髪型で、巫女の着物に袴を着てる。頭部に目元から上と口から下に分かれた般若の面を額と顎下に付けた女性型……
千鶴ちゃんの戦闘装備の様な造型をした紅と黒の8メートル級機神……
鬼系モンスターの素材を合成して、全てのパーツに組み込んだガール型鬼子母神機【紅夜叉】が完成した。
・
・
・
~ 現代に戻り…… ~
「あの2機…… がいる理由は……」
「私達の護衛よ♪」
私の後で声がしたので振り向くと……!?
にこやかな笑顔のセルフィナ王妃とレオン王が、立って居られました……
「これはこれは、何処の御方か存じませんが…… 高貴な方の様ですね? 私はカタリーです…… 私の様な不遜な者には恐れ多く…… 失礼をいた(ガシッ)!?」
カタリー(偽名)は逃げ出した!……… しかし、セルフィナ王妃に捕まれて、レオン王に回り込まれた!?
「逃がさないわよ♪」
「はい……」
王夫妻からは…… 逃げられなかった。
・
・
・
『これが…… 量産機? 性能が良過ぎるわ…… まるで自分の手足の様♪』
『本当だ!? 思い通りにステップが踏める♪』
「正確には…… その先行試作機をベースに、コストを考えずに【ガールズ型】と【ボーイズ型】の特性を見つめ直して…… 汎用性・整備性を上げたカスタム仕様のバージョンアップ強化改良案【ストーリーズ・プラン】開発機…… 男性用が【ヒーロー型】、女性用が【ヒロイン型】です」
試乗会場の中央でワルツを踊る2機の機神……
レオン王が乗る10メートル級機神ボーイズ型先行量産試作機強化改良型…… 通称【アーサー】と……
セルフィナ王妃が乗る8メートル級機神ガールズ型先行量産試作機強化改良型…… 通称【灰被り(シンデレラ)】が、式典礼装用追加武装装甲ユニット【プリンス】と【プリンセス】を装備して…… 優雅に舞っている。
『帝国との小競り合いで、破損した我が軍の補充分にポーンの後継機型機神の買い付けに来たんだけど…… 急死した皇帝が盗んで行った王専用機と親衛隊専用機……『私専用機も!』…… 王妃専用機も、このタイプを注文するとしよう』
はい! いきなり、王族からオーダー入りました!?
「はい…… ご注文は、レオン王が試乗してるヒーロー型の【アーサー】をレオン王に合わせて強化改良します。セルフィナ王妃の試乗機、ヒロイン型の【シンデレラ】を…… 王妃に合わせて強化改良します。親衛隊専用機も…… ボーイズ型とガールズ型のカスタム機を改良型の式典礼装用追加武装装甲ユニットで、各5機づつ用意しますね……」
『それで、頼むよ』
「はい、ところで……」
『何?』
「私の量産機開発…… 何で知ってるんですか?」
『デンライが話してくれたよ♪』
『自慢気だったよね♪』
「…… そうですか……」
おのれ…… デンライ君…… この恨み! 今すぐはらす!!
「もしもし、千鶴ちゃん?」
『どうしたの? カナエちゃん』
「頼みがあるの…… デンライ君が裸の女の子を連れ歩いてるみたいなんだよね…… リンちゃん達に見られる前に、千鶴ちゃんが服着せて欲しいの! 出来る?」
『あの馬鹿わ…… 任せて! 直ぐに捕まえるから!』
ふっ、君が悪いのだよ…… デンライ君。私の量産機神の情報を流した報いを受けなさい!
「販売1号が、王夫妻って…… どうなんだろう?」
この後の売れ行きに…… 不安を感じるカナエでした。
「カナエちゃん、お願い! 私達の機神も作って!」
玉藻とトラバインの試運転中に、ガルジと千鶴が訪ねて来た。
「作るのは良いけど…… どう言う機体で、素材は何にします?」
「ワシのは、大元になる【奴】を持って来たから、機神に改良強化して貰いたい」
「私は…… 自分の手足みたいに使える機神が欲しいの。私と相性が良い素材を集めて来たわ」
「師匠は、重機を元に改良強化した機神…… 千鶴ちゃんは、ボス系モンスター素材を使った機神…… となると、師匠はトラバイン型。千鶴ちゃんのは…… 玉藻の様な感じかな?」
ガルジ師匠が持ち込んだのは、大型の重機が多数……【ブルドーザー】【ダンプカー】【パワーショベル】【クレーン車】【ロードローラー】……
「千鶴ちゃんの持ち込み素材は……」
【巨骨鬼王の全身骨格(雌)】【ロードオーガクイーンの外皮】【炎鬼の髪】【酒天の角】などなど…… 鬼系モンスターの素材アイテムが多数です。
「師匠のは、元にする重機を選んだら…… 変形合体機構を組み込んで、それに合わせてフレームと外装の強化をしましょう。千鶴ちゃんのは…… 持ち込み素材を使った合成素材を作るよ♪」
「ワシも手伝う」
「足りない素材は言って、直ぐに狩るから」
こうして、ガルジ師匠と千鶴ちゃんの協力で……
ブルドーザーとロードローラーを組み合わせた特殊車輌を下半身にして、ダンプカーが上半身と左腕にパワーショベルが右腕、背中にクレーン車が合体するトラバイン型2号機…… 【ブルダン(ガルジ命名)】
と……
室町時代的な女性の髪型で、巫女の着物に袴を着てる。頭部に目元から上と口から下に分かれた般若の面を額と顎下に付けた女性型……
千鶴ちゃんの戦闘装備の様な造型をした紅と黒の8メートル級機神……
鬼系モンスターの素材を合成して、全てのパーツに組み込んだガール型鬼子母神機【紅夜叉】が完成した。
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~ 現代に戻り…… ~
「あの2機…… がいる理由は……」
「私達の護衛よ♪」
私の後で声がしたので振り向くと……!?
にこやかな笑顔のセルフィナ王妃とレオン王が、立って居られました……
「これはこれは、何処の御方か存じませんが…… 高貴な方の様ですね? 私はカタリーです…… 私の様な不遜な者には恐れ多く…… 失礼をいた(ガシッ)!?」
カタリー(偽名)は逃げ出した!……… しかし、セルフィナ王妃に捕まれて、レオン王に回り込まれた!?
「逃がさないわよ♪」
「はい……」
王夫妻からは…… 逃げられなかった。
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『これが…… 量産機? 性能が良過ぎるわ…… まるで自分の手足の様♪』
『本当だ!? 思い通りにステップが踏める♪』
「正確には…… その先行試作機をベースに、コストを考えずに【ガールズ型】と【ボーイズ型】の特性を見つめ直して…… 汎用性・整備性を上げたカスタム仕様のバージョンアップ強化改良案【ストーリーズ・プラン】開発機…… 男性用が【ヒーロー型】、女性用が【ヒロイン型】です」
試乗会場の中央でワルツを踊る2機の機神……
レオン王が乗る10メートル級機神ボーイズ型先行量産試作機強化改良型…… 通称【アーサー】と……
セルフィナ王妃が乗る8メートル級機神ガールズ型先行量産試作機強化改良型…… 通称【灰被り(シンデレラ)】が、式典礼装用追加武装装甲ユニット【プリンス】と【プリンセス】を装備して…… 優雅に舞っている。
『帝国との小競り合いで、破損した我が軍の補充分にポーンの後継機型機神の買い付けに来たんだけど…… 急死した皇帝が盗んで行った王専用機と親衛隊専用機……『私専用機も!』…… 王妃専用機も、このタイプを注文するとしよう』
はい! いきなり、王族からオーダー入りました!?
「はい…… ご注文は、レオン王が試乗してるヒーロー型の【アーサー】をレオン王に合わせて強化改良します。セルフィナ王妃の試乗機、ヒロイン型の【シンデレラ】を…… 王妃に合わせて強化改良します。親衛隊専用機も…… ボーイズ型とガールズ型のカスタム機を改良型の式典礼装用追加武装装甲ユニットで、各5機づつ用意しますね……」
『それで、頼むよ』
「はい、ところで……」
『何?』
「私の量産機開発…… 何で知ってるんですか?」
『デンライが話してくれたよ♪』
『自慢気だったよね♪』
「…… そうですか……」
おのれ…… デンライ君…… この恨み! 今すぐはらす!!
「もしもし、千鶴ちゃん?」
『どうしたの? カナエちゃん』
「頼みがあるの…… デンライ君が裸の女の子を連れ歩いてるみたいなんだよね…… リンちゃん達に見られる前に、千鶴ちゃんが服着せて欲しいの! 出来る?」
『あの馬鹿わ…… 任せて! 直ぐに捕まえるから!』
ふっ、君が悪いのだよ…… デンライ君。私の量産機神の情報を流した報いを受けなさい!
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この後の売れ行きに…… 不安を感じるカナエでした。
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