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第6章 魔王の新世界放浪記?編
お化け屋敷ダンジョン
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そのお屋敷は…… 立派な日本の武家屋敷。
「此処だけが無傷だなんて…… 怪しいよね?」
「たぶんだが…… ダンジョン化してる可能性があるな」
復旧と怪我人の処置が進み…… 後は、ブル組とマリーに任せれば大丈夫そうなので、私はジノさん達とお化け屋敷を見に来た。
「プライベートエリア取得イベントだな」
「プライベートエリア取得イベント?」
「前にカナエさんがレオンに聞いた。アレですよ」
「え~っと…… プライベートエリアの取得条件の事かな?」
「どうやら…… この屋敷ダンジョンを攻略するのが条件らしいな」
「見るからに…… ホラー系だよな? しかも、日本風の…… 俺はパスで! 和ホラー系は無理! 絶対無理!!」
ラズリちゃんが、激しく拒絶した。
「オロチの件があるからな…… 防衛組を残した方がいいな」
「なら、私が欲しがったんだから、私とせっちゃんで挑みます!」
話し合いの結果…… ダンジョンアタックは、私とせっちゃん達。ジノさん達は、復旧の防衛に廻る事になりました。
「カナエ様、石碑に何か書いてあります」
【刀之家の悲劇】
代々続く、刀鍛治の名家で名の知れた刀之家であったが…… 八代目のご当主には刀匠としての才がなく。
日に日に堕ち潰れて行くある日、ご当主が童を一人連れて来た。
その日から…… 今までが嘘の様に、立派な刀が打てる様になり、刀之家の名声は甦った……
しかし…… その日から何かが狂い出す……
ご当主は鍛治場に篭り、何かに取り憑かれた様に刀を打ち続ける…… 次第に刀之家の者達は狂気に走る様になった。
そして…… 悲劇が始まる……
最初の犠牲者は…… 奥方……
玄関で胸を一突きにされ、絶命。
次は…… 弟子達……
互いを斬り合い…… 三人斬殺。
その次は…… 娘……
縛り首で死んでいた。
そして…… 息子二人は……
何かから逃げた様に、庭で転倒死。
最後に…… ご当主……
鍛治場にて…… 自分の作品で村人を斬り付けて、討ち取られた……
最後の言葉は……「童は渡さない」だったそうだ。
その後…… 屋敷をくまなく捜したが、童は何処にも居なかった……
それ以来…… この屋敷は…… 悪霊の住み処になりました。
「これは…… ヒントかな?」
「ホラー映画なら、この様に殺される。ですかね?」
屋敷の玄関に目を向ける…… 神眼でも、何も見えない。
「別エリア扱いなのかな?」
「行きますか?」
「行こう…… 攻略するよ」
私達は、開いてる玄関から入ると…… 私の胸に刃が刺さった!
「カナエ様!?」
「せっちゃん! ガードして!」
突然、玄関が閉まり! 壁から短刀が無数に飛んでくる!
「全て、撃ち落とす!」
マルチロックオンと弾道操作で、短刀を打ち落とし続ける事…… 約10分!
「せっちゃん! アレ! あの御札、逆だ!」
「!? この~!」
せっちゃんが御札を貼り直すと!? 短刀が止んだ……
「びっくりしましたよ…… カナエ様」
「ごめんね。せっちゃん…… あの石碑が気になってね」
「いきなり…… 防御不能の即死狙いですか…… これがこの先も?」
「たぶんね……」
幻影で初撃を避けて、魔法で防いだけど…… 物理防御不能みたい…… せっちゃんも障壁で防いでいた。
このダンジョン…… 即死(物理)ダンジョンだ……
次の…… 斬殺死は……
「ねえ~ せっちゃん…… 刀が浮かんでるよね?」
「浮かんでますね……」
「御札、御札捜して! 早く!!」
「は、はい!!」
次の部屋は…… 無数の刀が斬り付けて来ました……
また、マルチロックオン&弾道操作で打ち落とし!
「せっちゃん! 早く!!」
その後…… 約3時間…… 命懸けの一人射撃大会……
御札は畳の裏でした…… わかるか!!!
「此処だけが無傷だなんて…… 怪しいよね?」
「たぶんだが…… ダンジョン化してる可能性があるな」
復旧と怪我人の処置が進み…… 後は、ブル組とマリーに任せれば大丈夫そうなので、私はジノさん達とお化け屋敷を見に来た。
「プライベートエリア取得イベントだな」
「プライベートエリア取得イベント?」
「前にカナエさんがレオンに聞いた。アレですよ」
「え~っと…… プライベートエリアの取得条件の事かな?」
「どうやら…… この屋敷ダンジョンを攻略するのが条件らしいな」
「見るからに…… ホラー系だよな? しかも、日本風の…… 俺はパスで! 和ホラー系は無理! 絶対無理!!」
ラズリちゃんが、激しく拒絶した。
「オロチの件があるからな…… 防衛組を残した方がいいな」
「なら、私が欲しがったんだから、私とせっちゃんで挑みます!」
話し合いの結果…… ダンジョンアタックは、私とせっちゃん達。ジノさん達は、復旧の防衛に廻る事になりました。
「カナエ様、石碑に何か書いてあります」
【刀之家の悲劇】
代々続く、刀鍛治の名家で名の知れた刀之家であったが…… 八代目のご当主には刀匠としての才がなく。
日に日に堕ち潰れて行くある日、ご当主が童を一人連れて来た。
その日から…… 今までが嘘の様に、立派な刀が打てる様になり、刀之家の名声は甦った……
しかし…… その日から何かが狂い出す……
ご当主は鍛治場に篭り、何かに取り憑かれた様に刀を打ち続ける…… 次第に刀之家の者達は狂気に走る様になった。
そして…… 悲劇が始まる……
最初の犠牲者は…… 奥方……
玄関で胸を一突きにされ、絶命。
次は…… 弟子達……
互いを斬り合い…… 三人斬殺。
その次は…… 娘……
縛り首で死んでいた。
そして…… 息子二人は……
何かから逃げた様に、庭で転倒死。
最後に…… ご当主……
鍛治場にて…… 自分の作品で村人を斬り付けて、討ち取られた……
最後の言葉は……「童は渡さない」だったそうだ。
その後…… 屋敷をくまなく捜したが、童は何処にも居なかった……
それ以来…… この屋敷は…… 悪霊の住み処になりました。
「これは…… ヒントかな?」
「ホラー映画なら、この様に殺される。ですかね?」
屋敷の玄関に目を向ける…… 神眼でも、何も見えない。
「別エリア扱いなのかな?」
「行きますか?」
「行こう…… 攻略するよ」
私達は、開いてる玄関から入ると…… 私の胸に刃が刺さった!
「カナエ様!?」
「せっちゃん! ガードして!」
突然、玄関が閉まり! 壁から短刀が無数に飛んでくる!
「全て、撃ち落とす!」
マルチロックオンと弾道操作で、短刀を打ち落とし続ける事…… 約10分!
「せっちゃん! アレ! あの御札、逆だ!」
「!? この~!」
せっちゃんが御札を貼り直すと!? 短刀が止んだ……
「びっくりしましたよ…… カナエ様」
「ごめんね。せっちゃん…… あの石碑が気になってね」
「いきなり…… 防御不能の即死狙いですか…… これがこの先も?」
「たぶんね……」
幻影で初撃を避けて、魔法で防いだけど…… 物理防御不能みたい…… せっちゃんも障壁で防いでいた。
このダンジョン…… 即死(物理)ダンジョンだ……
次の…… 斬殺死は……
「ねえ~ せっちゃん…… 刀が浮かんでるよね?」
「浮かんでますね……」
「御札、御札捜して! 早く!!」
「は、はい!!」
次の部屋は…… 無数の刀が斬り付けて来ました……
また、マルチロックオン&弾道操作で打ち落とし!
「せっちゃん! 早く!!」
その後…… 約3時間…… 命懸けの一人射撃大会……
御札は畳の裏でした…… わかるか!!!
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