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機体改修の後は…… 武装の強化!!
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「グランストームの可変機神化とDGの機体改修は、完了ですね?」
「今の持ち合わせで可能な範囲は…… ね」
「DGの追加ユニットか? 残されたデータでは…… かなり大きい奴だった様な?」
「はい、地上ユニットは…… 背面に巨大な2門砲を背負い、台座型の4つのキャタピラとホバリングで走行するタンクユニットのデータがありました。どうやら…… このタンクユニットを、輸送機の代わりにする計画を考えていた様ですね」
「戦車兼輸送車か…… パーツが無い以上は、追加ユニットは後回しにするしかないな」
「それよりも、武装が欲しいぞ。あの機体で殴り合うのは勘弁だぜ」
「そうだな…… もしもの為に、DGにも遠距離武装が必要だと思うし……」
「巨大なスライムとかとの取っ組み合いは…… ヤバそうですしね……」
「せっかく飛行しているのに、わざわざ接近戦をする必要も無いからな…… できれば狙撃系の武装が良いな」
「え、遠距離…… の武装? 巨大な魔導杖でも持たすの?」
「魔導杖? って、なんだ?」
「魔力を流すと…… 火が出たりする杖の事だよ」
「そう言えば、剣と魔法のファンタジーな世界でしたね…… 銃等の火器は、知らないでしょうし…… どうしますか?」
「デッドラインのライフルとシールドを量産するか? 威力に難ありだったが……」
ジンは、初戦闘の時を思い出し…… 機神モドキの装甲に弾かれたのが、頭に浮かんだ。
「弾は? 弾薬はどうするんだ? 銃を作っても、弾薬が無ければ使えないぜ?」
「そこなんだよな~…… 現状で弾薬を補給する方法は、敵から奪うのが確実だ。魔物の素材で射てる様な機神サイズの魔導銃でも有れば、別だが……」
「機神用の魔導銃じゃないけど、魔導砲のパーツなら有るよ」
「「「「!?」」」」
「じい様が内蔵部を完成させてから……」
「死んじゃって……」
「砲身ができてないんだ」
「…… つまり、魔導砲の心臓部はあるが…… それを入れる砲身が無いと?」
「うん……」
寂しそうなチビッ子達の姿に…… 一瞬言葉に詰まったがウィリアムが話を切り出す。
「砲身と言えば…… この艦は、軍用艦だよな?」
「はい、元ですが…… どうしました?」
「俺の知る同型艦よりも、主砲や武装の数が少ない…… 最初から無いのか? それとも……」
「輸送艦に改修したさいに…… 新型のバリアシステムを搭載したので、エネルギーを新型のバリアシステムに回す為にエネルギー系の武装を減らして、バリアシステムに効率的なエネルギー運用システムに変更して…… 使わない武装を外しました」
「その外した武装は…… どうした?」
「あっ! 艦内の格納庫の片隅にありますけど…… 使えますかね?」
「確か主砲は…… ビーム砲だったはず…… 試して見たら、どうだ?」
格納庫の片隅のコンテナから、外した武装を取り出しては…… チビッ子達が調べ始める。
「そう言えば…… グランストームにも戦艦の主砲を搭載する計画があったな…… 確か、機首のしたに取り付け可能なコネクトがあるはずだが?」
「魔導砲の内蔵部なら…… 魔石があれば作れるよ。アッチの機神にも付ける?」
「そうか? なら、主砲を1門…… 頼む」
「うん♪」
「ビーム砲のエネルギー変換機を取り換えれば…… 使えそうだね」
「どりあえず…… 試しに手持ちのキャノン砲にして、試し射ちして見る?」
「そうだな……」
コンテナの中にあった戦艦の主砲の1門を改造して、試作型の機神用の手持ち魔導砲を組み上げた。
「とりあえず…… 1番華奢な可変機で試し見るか?」
「そうだな。こいつで射てれば、他の機体でも射てるだろうからな……」
近くにいた狼型の魔物を倒し、取り出した魔石で試し射ちをする事にした。
「で、使うには…… 3種類の魔石が必要だったと?」
魔導砲を使うには…… 砲弾を精製する土属性の魔石、その砲弾を飛ばす風属性の魔石、さらに威力を上げる為に雷属性か火属性の魔石が必要だと判明した。
ちなみに、砲弾に火属性の魔石を使うと焼夷弾になる事も判明した。
「風は、飛んでる魔物から取れるが…… 雷と火は、ダンジョンとかで狙って取りに行く方が良いわね」
「土は、砂漠地帯の魔物から取れ安いと聞きました」
「よし、次の目的は…… 砂漠地帯の魔物狩りだな」
とりあえずは、魔導砲を使える様にと……
地属性の魔石を求めて……
ジン達は、砂漠地帯に艦を飛ばすのだった。
「今の持ち合わせで可能な範囲は…… ね」
「DGの追加ユニットか? 残されたデータでは…… かなり大きい奴だった様な?」
「はい、地上ユニットは…… 背面に巨大な2門砲を背負い、台座型の4つのキャタピラとホバリングで走行するタンクユニットのデータがありました。どうやら…… このタンクユニットを、輸送機の代わりにする計画を考えていた様ですね」
「戦車兼輸送車か…… パーツが無い以上は、追加ユニットは後回しにするしかないな」
「それよりも、武装が欲しいぞ。あの機体で殴り合うのは勘弁だぜ」
「そうだな…… もしもの為に、DGにも遠距離武装が必要だと思うし……」
「巨大なスライムとかとの取っ組み合いは…… ヤバそうですしね……」
「せっかく飛行しているのに、わざわざ接近戦をする必要も無いからな…… できれば狙撃系の武装が良いな」
「え、遠距離…… の武装? 巨大な魔導杖でも持たすの?」
「魔導杖? って、なんだ?」
「魔力を流すと…… 火が出たりする杖の事だよ」
「そう言えば、剣と魔法のファンタジーな世界でしたね…… 銃等の火器は、知らないでしょうし…… どうしますか?」
「デッドラインのライフルとシールドを量産するか? 威力に難ありだったが……」
ジンは、初戦闘の時を思い出し…… 機神モドキの装甲に弾かれたのが、頭に浮かんだ。
「弾は? 弾薬はどうするんだ? 銃を作っても、弾薬が無ければ使えないぜ?」
「そこなんだよな~…… 現状で弾薬を補給する方法は、敵から奪うのが確実だ。魔物の素材で射てる様な機神サイズの魔導銃でも有れば、別だが……」
「機神用の魔導銃じゃないけど、魔導砲のパーツなら有るよ」
「「「「!?」」」」
「じい様が内蔵部を完成させてから……」
「死んじゃって……」
「砲身ができてないんだ」
「…… つまり、魔導砲の心臓部はあるが…… それを入れる砲身が無いと?」
「うん……」
寂しそうなチビッ子達の姿に…… 一瞬言葉に詰まったがウィリアムが話を切り出す。
「砲身と言えば…… この艦は、軍用艦だよな?」
「はい、元ですが…… どうしました?」
「俺の知る同型艦よりも、主砲や武装の数が少ない…… 最初から無いのか? それとも……」
「輸送艦に改修したさいに…… 新型のバリアシステムを搭載したので、エネルギーを新型のバリアシステムに回す為にエネルギー系の武装を減らして、バリアシステムに効率的なエネルギー運用システムに変更して…… 使わない武装を外しました」
「その外した武装は…… どうした?」
「あっ! 艦内の格納庫の片隅にありますけど…… 使えますかね?」
「確か主砲は…… ビーム砲だったはず…… 試して見たら、どうだ?」
格納庫の片隅のコンテナから、外した武装を取り出しては…… チビッ子達が調べ始める。
「そう言えば…… グランストームにも戦艦の主砲を搭載する計画があったな…… 確か、機首のしたに取り付け可能なコネクトがあるはずだが?」
「魔導砲の内蔵部なら…… 魔石があれば作れるよ。アッチの機神にも付ける?」
「そうか? なら、主砲を1門…… 頼む」
「うん♪」
「ビーム砲のエネルギー変換機を取り換えれば…… 使えそうだね」
「どりあえず…… 試しに手持ちのキャノン砲にして、試し射ちして見る?」
「そうだな……」
コンテナの中にあった戦艦の主砲の1門を改造して、試作型の機神用の手持ち魔導砲を組み上げた。
「とりあえず…… 1番華奢な可変機で試し見るか?」
「そうだな。こいつで射てれば、他の機体でも射てるだろうからな……」
近くにいた狼型の魔物を倒し、取り出した魔石で試し射ちをする事にした。
「で、使うには…… 3種類の魔石が必要だったと?」
魔導砲を使うには…… 砲弾を精製する土属性の魔石、その砲弾を飛ばす風属性の魔石、さらに威力を上げる為に雷属性か火属性の魔石が必要だと判明した。
ちなみに、砲弾に火属性の魔石を使うと焼夷弾になる事も判明した。
「風は、飛んでる魔物から取れるが…… 雷と火は、ダンジョンとかで狙って取りに行く方が良いわね」
「土は、砂漠地帯の魔物から取れ安いと聞きました」
「よし、次の目的は…… 砂漠地帯の魔物狩りだな」
とりあえずは、魔導砲を使える様にと……
地属性の魔石を求めて……
ジン達は、砂漠地帯に艦を飛ばすのだった。
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