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夢忘れ編

「もう駄目、出ちゃいます!」

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【宿直室】
みんなが食事で広間に集まっている中、クーニャにマッサージを教えるという名目で彼女の部屋に来ているサーシャだが…

「あっ…あっ!サーシャ様…そんなところを触っては…はぁはぁ…バッチぃですからぁ!!」

「( *¯ ꒳¯*)んふふ♪クーニャちゃんってば可愛いですの。奥まで味わいたいですの!」

ベッドの上では「身動きしちゃダメよ」と言われたクーニャがサーシャに全身の…特に敏感な部分を触られ続けて、全身汗だくになっていた

「あ、はぁ…熱くなってきました…」

「それじゃーそろそろ奥の方まで行ってみますの♪ジッとしてなきゃ駄目なんですの♪」

「そ、そんな…ご無体な…」

クーニャの膝の裏からなぞらせている指を徐々に上へ上げていくサーシャ。クーニャは家政婦とはいえ所属は軍属である。軍属の者は目上の者には逆らえない!その慣習は彼女にも刻まれている

「こ、こそばゆいです…」

普通に歳の近い女の子から、これだけ身体を触られたら途中で拒絶しているのだが…相手は天使族のサーシャ。SS(ダブル)ランクの回復師だ!最上級の称号である!ましてや、そんな彼女は惑星神様の1人娘だ!上下関係が身体に刻まれているクーニャに拒絶できるハズもなかった

「んふふ♪こんなに汗かいちゃってぇ♪」

過敏に感じている身体を必死に抑えているクーニャ。彼女のそんないじらしい姿は、かえってサーシャを萌えあがらせていた!

「…はぁはぁ…ふわぁぁぁ!」

サーシャの指が更に上がっていき、彼女の太ももの内側をなぞって女の子の大切な場所へ近づいて行く

「もう駄目…出ちゃいますぅ!」

てっきり女の子の甘い蜜が溢れ出すのかと思っていたのだが…サーシャの予想とは違い、彼女の頭部にネコ耳が現れていた

「はえ~可愛いらしいネコ耳ですの!」

「あぁ~…バレちゃいました~」

どうやらクーニャは、獣人族のネコ科である事を隠していたようだ。サーシャに散々身体を弄られすぎて集中力が途切れたので、頭部にネコ耳が現れていた

「うぅ…黙っていてすみませんでした~。獣人族だなんて気持ち悪いですよね~?」

「………うぅん、全然ですの。と言うか、アリスお姉さまも獣人族ですの!…もう1つ言うならヘルメスの街でサメ焼き屋をしているお友達も、貴女と同じ獣人族のネコ科なんですの♪」

「( °◽︎° ;)えっ!?そうなんですか?」

どうやらマナティート地方では、獣人族は魔族側に見られる事が多いようで、獣人族というだけで人間たちには気持ち悪がられているようだ。しかし、見慣れているサーシャは全く気にしていない。むしろ可愛いさがアップしたので、更に興奮しているだけだったw


「エヘヘ♪クーニャちゃんたら可愛いですの!もっと可愛いがってあげたいですの♪」

「(; ꒪ㅿ꒪)えっ!?コレはマッサージというものなんですよね??」

「それはまた別の機会にしっかり教えてあげますの!今はサーシャの手の中で「アンアン」鳴いてくれたら良いんですの♪」

「ほええぇぇぇ!?」

今まで我慢してサーシャにされるがままになっていたクーニャは、ようやくコレがマッサージではない事に気が付いた


「(⸝ ¯꒳¯ )むふー。サーシャの前でそんな可愛い姿を魅せたクーニャちゃんが悪いんですの!謝っても許してあげないんですの♪」

クーニャの可愛い姿に萌え萌えしているサーシャはヒートアップしていて、背後に歩み寄る存在に気が付かなかった

「へえぇ、ソレは同感だねー。確かに今更謝っても許してはあげないよサーシャ!これは一体どういう事なのかなぁ?(怒)」

「んぎっ!?」

背後から聞こえてきた聞き覚えのある声。それは間違いなく三姉妹の次女カルーアの声だった



【会議室】
「この度は妹のサーシャがクーニャちゃんに、けしからん悪戯をしてしまい本当にすみませんでした!…ほらサーシャ、キミも謝るんだよっ!!」

「ごめんなさいですの!」

「サーシャママ…エッチぃノ♪」

カルーアに頭をどつかれたサーシャは、頭部に大きなタンコブを作らされていた。ソレに今までサーシャのエロ行為を何とか誤魔化していたのだが…遂にコハラコにまで、それがエッチぃ行為でありサーシャが好き好んでやっていた事までバレてしまったw


「本当にサーシャって飽きないよねぇ…」

長女のアリスも慣れたとはいえ、ちっとも懲りないサーシャの悪戯に呆れ果てていた

「本当にこの子が惑星神エリスア様の娘さんなんだ…うーん、ファンタジー世界は奥が深いのね……」

ファンタジー世界に幻想を抱いていたロミータも、地球の女の子とあまり変わらないサーシャの姿に拍子抜けしていた



【出し抜くシャルル】
物置小屋の1室を借りて、兵士たちの武器防具を修理をしているヒイロ。ようやく一区切りついたのだが、かなり汗をかいたようだ

「ねぇねぇヒイロ!良い場所を見つけたんだけど…今から一緒に行かない?」

遅れて来たサーシャとクーニャの食事が終わるのを、談笑しながら待っているみんなだったが…日中この国の魔法使いに術を教えていたシャルルが、彼らから聞いた話でリラックス出来る穴場を聞き出していたようだ

「良いけど…ソコに何があるんだ?」

「ソレは行ってからのお楽しみ♪」

「そうだな。少し散歩も兼ねて行こうか!」

「やったね♪」


見事ヒイロを誘い出すことに成功したシャルルは、思わず飛び跳ねてガッツポーズをしていた。ヒイロはカルーアに報せると断固反対されそうなので、ひっそりとアリスにだけ伝えておいた

「うん、分かったよぉ。行ってらっしゃいー。後で教えてねぇ」

誰にも言わずに出るのは万が一の場合に危険な事になるかも知れないので、取り敢えず無難とこでアリスにだけ伝えたヒイロ



【森の奥の泉】
10数分、森の中を歩いたヒイロとシャルル。その先に開けた場所が見えてきた

「ほらヒイロあそこよ!」

「ふむ…湖か…いや、湯気が出ているな。ひょっとしてアレって?」

「そうなの!温泉らしいのよ♪このマナティートは地震が多いから、地下深くにマグマが走っているんだって。それが地下水脈を温めていて所々(ところどころ)、お湯が湧き出ているんだって♪」

あと30メートルくらいまで近づいた所で、その泉の水は湯気を出しているのが見えた。つまりシャルルは夕方のこの時間に、大胆にも野外の混浴にヒイロを誘ったのだ

「温泉は嬉しいけど…俺、着替えとか持ってないぞ?」

「( ̄∇ ̄*)えへへ、私も持ってないんだ♪あ、タオルは2人分持ってきたから安心してね♪」

シャルルとヒイロは、石で囲まれた湯溜まりの上に掛けられた木の橋に腰を下ろし、靴を脱いだ足を湯の中に入れた

「足湯って言うらしいの。どう、結構気持ち良いでしょ?」

「そうだな…ジックリ温まって、疲労が抜けていく感じだな…ん、その水晶は何だ?」

「これ?魔法補助用の水晶よ。1度魔法を掛けたら集中力が鈍っても、効果を継続してくれるのよ」

「ふーん。どんな時に使ったりするんだ?」

「例えば~この水晶に認識阻害を張るでしょ?そして~私がヒイロと色々楽しみ出して興奮しちゃっても、認識阻害は持続されるのよ?」

「それって、つまり…ゴキュ…」

シャルルはお外で、ヒイロと裸の付き合いを楽しもうとして彼を誘ったようだ。しかも肌と肌を擦り合わせ、あわよくば親密な関係になろう!と企んでいるようだ



続く
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