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アリス IN 異世界日本
ひと月ぶりの夜の営み
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【アルバート家の夜】
エリスア様が去った後【消去の魔女】がヒイロ達に、彼女が話した内容を噛み砕いてわかり易く説明し直してくれた
……………………………………………
アリスが無事に到着出来るように便宜がはかられた事。ただ、向こうの身の振る舞い次第では危険が及ぶ可能性が高いこと
「アリスお姉様が立場を理解した上で、場の空気を読んだ器用な立ち回りが出来るでしょうか?…正直、不安ですの…」
「確かに、不安しかないな…」
サーシャもヒイロも、天然なアリスが器用に振る舞える可能性を考えると…頭が痛くなっていた
「もう帰った徳川有栖さんは、賢者の石を使って早く帰ったら良い!って、言ってたわよね?」
「それなんだけど…アレは敵のオデュッセウス伯爵から、アドルさんの記憶を甦らせる為にもらった物なんだけど…手渡された時「既にエネルギーは残り少ないが…」って言ってたんだよねぇ」
「なんだと!?…それじゃ異世界転移なんかしちまったんだから…」
湧き上がる悪い予感にヒイロも顔色が悪くなる
「たぶん…帰りの分のエネルギーが、もう…」
「なんて事ですの…」
ヒイロもカルーアもサーシャも青ざめていた。別の理由でミャンジャムも狼狽している
「アリスちゃんの異世界転移を見せられた上に【消去の魔女】との遭遇。更に極めつけは女神エリスア様との邂逅。こんな話、誰も信じてもらえなさそうだわ…今はただ、アリスちゃんが地球という場所で無事に過ごしてくれる事を祈るのみね…」
聖騎士ミャンジャムが、ここまでの事を分かりやすく整理して話してくれた事で、4人は今夜のところは寝る段取りに入る事にした
【1時間後】
風呂を済ませたサーシャとミャンジャムが、姉妹用の部屋に向かう。疲れたから今日は早く寝るらしい。先に風呂を済ませたミルも食器の洗い物を終わらせていて、既に姉妹の部屋に行っていた
「兄さん、わたし達も風呂に入ろうか?」
「そうだな…取り敢えず温まろう」
2人は会話もほとんど無く、静かに身体を洗っていた。ヒイロもかなりショックを受けているが、それ以上にカルーアの落ち込み具合は深刻だ。そんな彼女を察し背後から優しく抱きしめるヒイロ
「すまなかった…ようやく、ひと月ぶりに会えたと言うのに…俺の不用意な発言からこんな事になってしまって…」
「……いや、兄さんのせいじゃないんだ。実は…わたし達がここを出て、アリス姉さんと再会した時には、姉さんはアドルさんと恋人になっていたんだ。それから…」
カルーアはヒイロが知らない、アリスとアドルの事。恋人関係になりながらも、彼が記憶を取り戻した拍子にアリスと別れた為に、彼女が既に深く傷付いていた事を説明した
「…そんな事になっていたのか…」
すると、いきなりカルーアが全裸の姿を隠しもせずにヒイロに抱きついてきた
「わたしが悪かったんだ!姉さんが傷付いている事を知っていたのに…やっと兄さ……ヒイロに会えると思ったから浮かれてたんだ!それで姉さんへの気遣いが出来なくて…うぅ…」
カルーアはアリスが転移してしまった事に、自分の責任を強く感じていた。彼女の優しさを理解したヒイロは、彼女を優しく抱き寄せた
「わたしは…嫌な女なのかも知れない…アドルさんが憎いよ…姉さんは記憶を無くしたアドルさんを気遣って彼女役を引き受けたのに、仲良くしてる間に身体まで許したのに…記憶が戻ったからって…姉さんを捨てやがって…あぅぅ…」
カルーアはヒイロに抱きつきながらボロボロに泣いている
「カルーアは良く頑張った!お前は最善を尽くしたよ、気にしなくて良いんだ」
ヒイロは腰を曲げ、カルーアとソフトに唇を重ねた。ヒイロの首に両腕を回し、涙を流しながら深くKissをするカルーア
唇を離したカルーアは、彼の胸板に顔を埋めて呟いた
「不安なんだ…慰めてよ…」
「カルーア…」
ヒイロはカルーアの頭を軽く抑え、今度は深いKissをした。そこで一旦風呂を出てタオルで身体を拭き、2人揃ってヒイロの部屋に向かった
【ヒイロの部屋】
ヒイ用の大きなベッドに入った2人は、お互いを求め合うように、口内でグリグリとお互いの舌を絡ませディープなKissをしている
「ふふ、元気にさせちゃったね❤︎」
ヒイロのキカン棒は、ギンギンに硬直していた。ひと月ぶりに嗅ぐカルーアの素肌の甘い匂いと、優しく見つめてきている瞳。そして…
自分に身を委ねている彼女の肌の柔らかさ。ひと月以上禁欲状況が続いた20歳のヒイロのキカン棒が、この状況で反応しないハズはない!
「ひと月分の逞しさだね(笑)遠慮なく、わたしに吐き出してよ。それで満足させてよね」
カルーアは小さな口を目いっぱい拡げ、彼の反り返っているキカン棒を口の中に入れる
「ぐおっ!?」
久しぶり過ぎる生暖かいその感触は、ヒイロのテンションを一気にブチ上げた!
「んっ、んっ、ふはっ!」
カルーアは姉が消えてしまった悲しさと寂しさを埋めるように、必死に顔を上下にピストンさせる
「久しぶり過ぎて…駄目だっ!」
「んっ!?ふぐうっ!」
1分すら持たずにヒイロはカルーアの口の中に、熱くたぎった白い波動を吐き出した!
「ジュルル…ゴキュ…ふはっ!凄い量だね…こんなの飲みきれないよ(笑)でもさ…もちろん、こんなものじゃ終わらないんだろ?満足させてよね」
カルーアは心の寂しさを、身体の満足で満たそうと必死になっていた。ヒイロはソレに応える為、敢えてスグには挿入せずにカルーアの全身の柔肌を、隅から隅まで優しく愛撫する
「くぅ…焦らすなんて意地悪な事するんだね…」
「今夜は寝かさないからな、覚悟しろよ!」
「うん!…わたしをメチャメチャにしてよ」
ようやく再会出来た2人は、離れてた日々を埋めるように激しい夜の営みを始めた。長女アリスの事は当然心配しているのだが、まずは不安を埋めることに全力を尽くす2人
続く
エリスア様が去った後【消去の魔女】がヒイロ達に、彼女が話した内容を噛み砕いてわかり易く説明し直してくれた
……………………………………………
アリスが無事に到着出来るように便宜がはかられた事。ただ、向こうの身の振る舞い次第では危険が及ぶ可能性が高いこと
「アリスお姉様が立場を理解した上で、場の空気を読んだ器用な立ち回りが出来るでしょうか?…正直、不安ですの…」
「確かに、不安しかないな…」
サーシャもヒイロも、天然なアリスが器用に振る舞える可能性を考えると…頭が痛くなっていた
「もう帰った徳川有栖さんは、賢者の石を使って早く帰ったら良い!って、言ってたわよね?」
「それなんだけど…アレは敵のオデュッセウス伯爵から、アドルさんの記憶を甦らせる為にもらった物なんだけど…手渡された時「既にエネルギーは残り少ないが…」って言ってたんだよねぇ」
「なんだと!?…それじゃ異世界転移なんかしちまったんだから…」
湧き上がる悪い予感にヒイロも顔色が悪くなる
「たぶん…帰りの分のエネルギーが、もう…」
「なんて事ですの…」
ヒイロもカルーアもサーシャも青ざめていた。別の理由でミャンジャムも狼狽している
「アリスちゃんの異世界転移を見せられた上に【消去の魔女】との遭遇。更に極めつけは女神エリスア様との邂逅。こんな話、誰も信じてもらえなさそうだわ…今はただ、アリスちゃんが地球という場所で無事に過ごしてくれる事を祈るのみね…」
聖騎士ミャンジャムが、ここまでの事を分かりやすく整理して話してくれた事で、4人は今夜のところは寝る段取りに入る事にした
【1時間後】
風呂を済ませたサーシャとミャンジャムが、姉妹用の部屋に向かう。疲れたから今日は早く寝るらしい。先に風呂を済ませたミルも食器の洗い物を終わらせていて、既に姉妹の部屋に行っていた
「兄さん、わたし達も風呂に入ろうか?」
「そうだな…取り敢えず温まろう」
2人は会話もほとんど無く、静かに身体を洗っていた。ヒイロもかなりショックを受けているが、それ以上にカルーアの落ち込み具合は深刻だ。そんな彼女を察し背後から優しく抱きしめるヒイロ
「すまなかった…ようやく、ひと月ぶりに会えたと言うのに…俺の不用意な発言からこんな事になってしまって…」
「……いや、兄さんのせいじゃないんだ。実は…わたし達がここを出て、アリス姉さんと再会した時には、姉さんはアドルさんと恋人になっていたんだ。それから…」
カルーアはヒイロが知らない、アリスとアドルの事。恋人関係になりながらも、彼が記憶を取り戻した拍子にアリスと別れた為に、彼女が既に深く傷付いていた事を説明した
「…そんな事になっていたのか…」
すると、いきなりカルーアが全裸の姿を隠しもせずにヒイロに抱きついてきた
「わたしが悪かったんだ!姉さんが傷付いている事を知っていたのに…やっと兄さ……ヒイロに会えると思ったから浮かれてたんだ!それで姉さんへの気遣いが出来なくて…うぅ…」
カルーアはアリスが転移してしまった事に、自分の責任を強く感じていた。彼女の優しさを理解したヒイロは、彼女を優しく抱き寄せた
「わたしは…嫌な女なのかも知れない…アドルさんが憎いよ…姉さんは記憶を無くしたアドルさんを気遣って彼女役を引き受けたのに、仲良くしてる間に身体まで許したのに…記憶が戻ったからって…姉さんを捨てやがって…あぅぅ…」
カルーアはヒイロに抱きつきながらボロボロに泣いている
「カルーアは良く頑張った!お前は最善を尽くしたよ、気にしなくて良いんだ」
ヒイロは腰を曲げ、カルーアとソフトに唇を重ねた。ヒイロの首に両腕を回し、涙を流しながら深くKissをするカルーア
唇を離したカルーアは、彼の胸板に顔を埋めて呟いた
「不安なんだ…慰めてよ…」
「カルーア…」
ヒイロはカルーアの頭を軽く抑え、今度は深いKissをした。そこで一旦風呂を出てタオルで身体を拭き、2人揃ってヒイロの部屋に向かった
【ヒイロの部屋】
ヒイ用の大きなベッドに入った2人は、お互いを求め合うように、口内でグリグリとお互いの舌を絡ませディープなKissをしている
「ふふ、元気にさせちゃったね❤︎」
ヒイロのキカン棒は、ギンギンに硬直していた。ひと月ぶりに嗅ぐカルーアの素肌の甘い匂いと、優しく見つめてきている瞳。そして…
自分に身を委ねている彼女の肌の柔らかさ。ひと月以上禁欲状況が続いた20歳のヒイロのキカン棒が、この状況で反応しないハズはない!
「ひと月分の逞しさだね(笑)遠慮なく、わたしに吐き出してよ。それで満足させてよね」
カルーアは小さな口を目いっぱい拡げ、彼の反り返っているキカン棒を口の中に入れる
「ぐおっ!?」
久しぶり過ぎる生暖かいその感触は、ヒイロのテンションを一気にブチ上げた!
「んっ、んっ、ふはっ!」
カルーアは姉が消えてしまった悲しさと寂しさを埋めるように、必死に顔を上下にピストンさせる
「久しぶり過ぎて…駄目だっ!」
「んっ!?ふぐうっ!」
1分すら持たずにヒイロはカルーアの口の中に、熱くたぎった白い波動を吐き出した!
「ジュルル…ゴキュ…ふはっ!凄い量だね…こんなの飲みきれないよ(笑)でもさ…もちろん、こんなものじゃ終わらないんだろ?満足させてよね」
カルーアは心の寂しさを、身体の満足で満たそうと必死になっていた。ヒイロはソレに応える為、敢えてスグには挿入せずにカルーアの全身の柔肌を、隅から隅まで優しく愛撫する
「くぅ…焦らすなんて意地悪な事するんだね…」
「今夜は寝かさないからな、覚悟しろよ!」
「うん!…わたしをメチャメチャにしてよ」
ようやく再会出来た2人は、離れてた日々を埋めるように激しい夜の営みを始めた。長女アリスの事は当然心配しているのだが、まずは不安を埋めることに全力を尽くす2人
続く
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