22 / 295
少女たちとの出会い
サーシャを追ってきた男
しおりを挟む
【アルバート家】
「お兄ちゃん!大変だよぉ、サーシャが急に居なくなっちゃったぁ!見当たらないのぉ!」
「なにぃ!?」
ヒイロはアリスを連れて陽が沈みかけている街に、サーシャを探しに飛び出した
【光の入ってこない裏路地】
「ちょっと誰ですの?いきなり…」
路地裏でサーシャを背後から組み付いている男
「久しぶりだねサーシャ、俺だよ…3年ぶりか?少しは成長したのかな?」
「………その声はラーハイトさん?」
「思い出してくれたか!お前が2年前に買われて行ってから、何も無くなった俺はつまらない日々を過ごしていた」
「私を売ったお金がありましたでしょう?」
「あぁ、だが虚しい日々だった……剣を振るしか能がない俺は、毎日の様にクエストをこなしたが…目標も無く、ただ金を貯めているだけだった
つい最近、お前を買って行った男がパーティーごと全滅したと聞いてな。ずっとお前を探していたんだよ」
「そうでしたのね…でも今の私には新しい家族が居ますの!貴方の所には帰りませんの」
サーシャは気丈に断る
ラーハイトの手を振りほどこうとするが、他国の元 衛兵であっただけあり、チカラ自慢のサーシャでもチカラでは勝てなかった
「サーシャぁ!!」
路地の向こう側でサーシャを探しに来た、ヒイロの声が聞こえた。アリスも一緒に居る
「お兄さまぁ!!」
サーシャからヒイロは見えている
しかし、ヒイロからはサーシャの姿も声も聞こえていないように、その場から走り去って行った
「身隠しの指輪ですのね」
「あぁそうだ、3年前のモンスター襲来の時に、お前を背負い逃げ仰せたのは【身隠しの指輪】のお陰だ
この指輪を装備してる俺と、俺に接触してる者を見付けさせない認識阻害の効果だ。諦めて俺の所に帰って来いよ!」
男は右手でサーシャの右手を捕まえ、左手でサーシャの顔を撫でている
「止めて!私はもう二度と、貴方にご奉仕する気はありませんの!」
「ふむ、新しい家族とやらか…コレは使いたくなかったが仕方ないな。俺無しでは生きられない様にする!」
ラーハイトはサーシャを壁に押し付けた
そしてサーシャの鼻をつまみ、懐から取り出した瓶の液体を無理やり飲ませた
「ゴホッゴホッ…何を飲ませましたの?………!?あっ、あぁぁ…身体が…熱い…」
「ソレはヤク漬けになって、薬の効きにくくなった女を燃え上がらせる特別な秘薬だ。幼いお前には耐え難いだろうな。ふはは、狂っても良いぞ!俺が面倒を見てやる!」
サーシャは体内から火で焼かれてるような熱さを感じていた。全身が汗ばみ、息も荒くなっていた
「さぁ、快楽に溺れてしまえ!」
ラーハイトはサーシャの上着を捲り、彼女の胸にしゃぶりついた
「あ~この感触、この匂いだ!俺に安心を与えてくれる。お前は俺の女になるんだ、サーシャ!」
「い、嫌ですの!こんな事は…もう…嫌なんですのぉ…お兄さま~」
ラーハイトは既にチカラも入らないサーシャを壁に押し込み、胸を吸いながら、右手をスカートの中に入れて、サーシャの下着をずり下げた
「へっへへへへ…もう、こんなに濡れてるじゃないか!3年前はお前が小さ過ぎて、本番は不可能だったが…今なら出来そうだな
お前の中に俺のを染み込ませてやるぜ!」
ラーハイトは反り立つ肉棒を取り出し、サーシャの女の入り口に押し当てた
「いやいやイヤイヤ!それだけは絶対に嫌!私の初めては…ヒイロお兄さまに…だからお願い…やめてぇ…」
「誰も助けに来れないよ…諦めようね…サーシャ(笑)」
その時だった!
「本当、見苦しいね、キミの様な下衆は!」
通路の奥から男の声がした、ヒイロではない。男はラーハイト達に何かを投げ付けた
「うわっ!なんだコレは…液体塗料?」
「なるほど、認識阻害のアイテムを使ってるんだね。大丈夫かい?お嬢さん…おや?キミは…」
「あぁ…貴方は…」
「なんだ、お前は!…あっ!…赤い髪に妖精を連れた戦士…まさか、この街の英雄【アドル・クリスニッジ】なのか?」
その男は数日前にヒイロたちの前に、クレリア装備の修復依頼に来た男だった
「ほらね、リリアのいったとおりでしょ?オンナノコがヒドイメニあってるって!」
「ああ、流石だね。リリアは賢いな」
ラーハイトは確実に怯えていた
ヒイロの義父のパーティーが全滅してる今、この街で最強の冒険者と言われる男と向かい合ってる。1VS1で元衛兵に勝ち目など、万に1つも無いからだ
「ち、近寄るな!近付いたら、コイツを切るぞ!」
「イヤだよ!」
突風が駆け抜けたかと感じた
しかし、気が付けばダガーを持っているラーハイトの右手首から先は、地面にポトリと落ちていた
「ギィヤアァァ!!」
切られた本人も気が付けない斬撃だった!
今頃痛みに震えるラーハイト
リリアの放った精霊魔法は彼を縛り上げた
「リリア、この子に盛られた薬を中和する事は出来るかい?」
「うーん、どうかなあ?やってみるね」
リリアが放った光がサーシャを包む……徐々に顔色は普段の様に戻っていき、息も整ってきた
「あの、ありがとう…ございます…今のサーシャには、これくらいしか、お礼が出来ませんの…」
サーシャは感謝の気持ちを込めて、クリスニッジの頬にKissをした
「ちょっと!なにデレてるのよ!アドルにはワタシがイルのにー!」
リリアは自分こそがアドルの恋人だ!と言わんばかりにヤキモチを焼いていた。アドルはまだグッタリしているサーシャを、背中に担いだ
「ソコの兄さん、次この子達にちょっかい出したら次は左手が無くなるよ。ボクは女性に優しくない奴は嫌いなんだ」
そしてアドルは、ヒイロの工房までサーシャを送り届けてあげた
続く
「お兄ちゃん!大変だよぉ、サーシャが急に居なくなっちゃったぁ!見当たらないのぉ!」
「なにぃ!?」
ヒイロはアリスを連れて陽が沈みかけている街に、サーシャを探しに飛び出した
【光の入ってこない裏路地】
「ちょっと誰ですの?いきなり…」
路地裏でサーシャを背後から組み付いている男
「久しぶりだねサーシャ、俺だよ…3年ぶりか?少しは成長したのかな?」
「………その声はラーハイトさん?」
「思い出してくれたか!お前が2年前に買われて行ってから、何も無くなった俺はつまらない日々を過ごしていた」
「私を売ったお金がありましたでしょう?」
「あぁ、だが虚しい日々だった……剣を振るしか能がない俺は、毎日の様にクエストをこなしたが…目標も無く、ただ金を貯めているだけだった
つい最近、お前を買って行った男がパーティーごと全滅したと聞いてな。ずっとお前を探していたんだよ」
「そうでしたのね…でも今の私には新しい家族が居ますの!貴方の所には帰りませんの」
サーシャは気丈に断る
ラーハイトの手を振りほどこうとするが、他国の元 衛兵であっただけあり、チカラ自慢のサーシャでもチカラでは勝てなかった
「サーシャぁ!!」
路地の向こう側でサーシャを探しに来た、ヒイロの声が聞こえた。アリスも一緒に居る
「お兄さまぁ!!」
サーシャからヒイロは見えている
しかし、ヒイロからはサーシャの姿も声も聞こえていないように、その場から走り去って行った
「身隠しの指輪ですのね」
「あぁそうだ、3年前のモンスター襲来の時に、お前を背負い逃げ仰せたのは【身隠しの指輪】のお陰だ
この指輪を装備してる俺と、俺に接触してる者を見付けさせない認識阻害の効果だ。諦めて俺の所に帰って来いよ!」
男は右手でサーシャの右手を捕まえ、左手でサーシャの顔を撫でている
「止めて!私はもう二度と、貴方にご奉仕する気はありませんの!」
「ふむ、新しい家族とやらか…コレは使いたくなかったが仕方ないな。俺無しでは生きられない様にする!」
ラーハイトはサーシャを壁に押し付けた
そしてサーシャの鼻をつまみ、懐から取り出した瓶の液体を無理やり飲ませた
「ゴホッゴホッ…何を飲ませましたの?………!?あっ、あぁぁ…身体が…熱い…」
「ソレはヤク漬けになって、薬の効きにくくなった女を燃え上がらせる特別な秘薬だ。幼いお前には耐え難いだろうな。ふはは、狂っても良いぞ!俺が面倒を見てやる!」
サーシャは体内から火で焼かれてるような熱さを感じていた。全身が汗ばみ、息も荒くなっていた
「さぁ、快楽に溺れてしまえ!」
ラーハイトはサーシャの上着を捲り、彼女の胸にしゃぶりついた
「あ~この感触、この匂いだ!俺に安心を与えてくれる。お前は俺の女になるんだ、サーシャ!」
「い、嫌ですの!こんな事は…もう…嫌なんですのぉ…お兄さま~」
ラーハイトは既にチカラも入らないサーシャを壁に押し込み、胸を吸いながら、右手をスカートの中に入れて、サーシャの下着をずり下げた
「へっへへへへ…もう、こんなに濡れてるじゃないか!3年前はお前が小さ過ぎて、本番は不可能だったが…今なら出来そうだな
お前の中に俺のを染み込ませてやるぜ!」
ラーハイトは反り立つ肉棒を取り出し、サーシャの女の入り口に押し当てた
「いやいやイヤイヤ!それだけは絶対に嫌!私の初めては…ヒイロお兄さまに…だからお願い…やめてぇ…」
「誰も助けに来れないよ…諦めようね…サーシャ(笑)」
その時だった!
「本当、見苦しいね、キミの様な下衆は!」
通路の奥から男の声がした、ヒイロではない。男はラーハイト達に何かを投げ付けた
「うわっ!なんだコレは…液体塗料?」
「なるほど、認識阻害のアイテムを使ってるんだね。大丈夫かい?お嬢さん…おや?キミは…」
「あぁ…貴方は…」
「なんだ、お前は!…あっ!…赤い髪に妖精を連れた戦士…まさか、この街の英雄【アドル・クリスニッジ】なのか?」
その男は数日前にヒイロたちの前に、クレリア装備の修復依頼に来た男だった
「ほらね、リリアのいったとおりでしょ?オンナノコがヒドイメニあってるって!」
「ああ、流石だね。リリアは賢いな」
ラーハイトは確実に怯えていた
ヒイロの義父のパーティーが全滅してる今、この街で最強の冒険者と言われる男と向かい合ってる。1VS1で元衛兵に勝ち目など、万に1つも無いからだ
「ち、近寄るな!近付いたら、コイツを切るぞ!」
「イヤだよ!」
突風が駆け抜けたかと感じた
しかし、気が付けばダガーを持っているラーハイトの右手首から先は、地面にポトリと落ちていた
「ギィヤアァァ!!」
切られた本人も気が付けない斬撃だった!
今頃痛みに震えるラーハイト
リリアの放った精霊魔法は彼を縛り上げた
「リリア、この子に盛られた薬を中和する事は出来るかい?」
「うーん、どうかなあ?やってみるね」
リリアが放った光がサーシャを包む……徐々に顔色は普段の様に戻っていき、息も整ってきた
「あの、ありがとう…ございます…今のサーシャには、これくらいしか、お礼が出来ませんの…」
サーシャは感謝の気持ちを込めて、クリスニッジの頬にKissをした
「ちょっと!なにデレてるのよ!アドルにはワタシがイルのにー!」
リリアは自分こそがアドルの恋人だ!と言わんばかりにヤキモチを焼いていた。アドルはまだグッタリしているサーシャを、背中に担いだ
「ソコの兄さん、次この子達にちょっかい出したら次は左手が無くなるよ。ボクは女性に優しくない奴は嫌いなんだ」
そしてアドルは、ヒイロの工房までサーシャを送り届けてあげた
続く
0
お気に入りに追加
425
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる