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日常編

身を捧げるフュール

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【ムァンコス・キーニーの部屋】
彼がこの里に来訪し、彼の営業手腕により問題は解決したばかりでなく、遠くの街との交流も盛んになりイッキに栄えて贅沢を知ったこの里の者たちは…もはや、この生活を手放せないレベルにまで達していた

「あっ!?ムァンコスさん…衣服の中に乱暴に手を入れられたら…あの…恥ずかしいです…」

「何をウブなネンネみたいな事を言っているのですか?フュール様♪…まさかとは思いますが…こんなエッチぃ身体をしておいて、男の経験が無い。などどは言いますまい?んー?」

前族長は強くて立派な里のリーダーだった
彼の死後スグに里の腕自慢の者たち全員で御前試合を開き、里の習わしにより優勝したフュールが次の族長になったのだが…

「はぁはぁ…えっ!?衣服を全て…脱いで寝転がれ…と。くっ、分かりました…」

今の暮らしを維持する為には彼の存在は必要不可欠であり、今のフュールには彼の要求を断ることは出来なかった…

「ほほぅ!素晴らしい身体ですが、胸の方は控え目なのですな。ソコに関しては妹さんの方が立派なモノを持っていますな」

「くっ、妹は関係ありません…んあっ!」

フュールは強さで言えば歴代の族長たちでさえ圧倒する程の強さを持っているのだが…いかんせん里の運営をするという政策(まつりごと)関係には疎(うと)く、彼女が族長になって徐々に経済的に苦しくなってしまい、街の商業アドバイザーであるムァンコスを雇う事で急激に回復していた

「もちろんです。素晴らしい身体をしている妹さんですが…私は奥手で陰湿なあの手の女には興奮しません。その分フュール様が私を満足してくだされば、今後も里の発展に貢献する事を約束しますよ」

このムァンコス。かなりのエロではあるが、商業アドバイザーとしての手腕に関しては高い知識と行動力を持ち合わせている為、いかにフュールにセンシティブな行為をしてきても、無下に追い返せないのが現状だった


「ふふふ…良いですよ♪良い肉の弾力をお持ちだ。魔法使いと言うのは肉体的には、あまり磨かれないのが一般的かと思っていましたが…貴女様は極上ですな♪」

「そんな恥ずかしい事は言わないでください…あ、そんなところまで…」

「プルプル震えて可愛らしいですな。まさに絶景と言うところでしょうか?深夜の女性の室内と状況も興奮しますな…しかし、どうも開放感が足りませんな…」

「はぁはぁ…開放感ですか?」

「そうだ、いつぞやの会議で貴女は魔法で壁に外の景色を写しておられましたな。ソレを今、お願い出来ませんかな?」

「こ、こうですか?」

目に見える景色がベッドを除いて外の景色に変えられた!それは、あたかも草原のど真ん中にベッドを設置し【神の民】である彼女と背徳感たっぷりの行為に及んでいる様な高揚感を彼に与えた

「良いですぞ。ヘソまで反り返った私のキカン棒をお試しなさいっ!」

「ひぐっ!?…あはーっ!…い、痛い…」

「ふふふ、どうですか初めての男の味は?」

フュールは里の経済を人質に取られた形で、やむなく彼の要求を受け入れていた

「うぐ、酷い…初めてだったのに……」

「ほれほれ、何を泣いている暇があるのですか?私のキカン棒は1夜に最低2発は射さないと満足しませんよ?…次はそうですね…貴女が上になって動いてもらいましょうか?」

「うぐっ、あっ!かはっ…こ、こうですか?ムァンコス…はぁはぁ…」 

フュールはネグリジェ姿で、ムァンコスの上に馬乗りになった。自分の下着を半ずらしにして彼のキカン棒を咥え込んだ

「何をソロソロと動いているのですか!?そんな緩い動きでは1時間たっても射ないですよ?…仕方ありませんね。下から突き上げてあげましょう♬」

「あひっ!?うぁ、あ、そんな激しくされたら…私の入り口が、広がっちゃうから…拡がっちゃうからぁ!うあああっ!!」

フュールは望まぬ性行為を強要され、初めての経験をムァンコスに捧げてしまった…



【行商の帰路】
数日後、ムァンコスは隣町へ物を売りにフュール達と出掛け無事に交渉を終えた。その帰り道の事だった

「おっと!あの町に売り込むべきだった商品の説明が1つ抜けていました!これは失敗だー至急戻って説明せねば!」

何だかわざとらしい言い方のムァンコスが、フュールに付き添いを頼んだ

「わ、私だけが…ですか?」

ムァンコスに自分だけがついて行って、もう1回あの村に戻ろうと言われたフュール

「あ、あの…私もお姉ちゃんに…ついて行きます」

「姉思いの優しい妹さんですね!…ですが、私の交渉術を伝えるのは族長のフュール様だけで良いのです…」

「ですけど!お姉ちゃんは最近、身体的な疲労が目に見えています。それに、貴方のお姉ちゃんを見る目には何だかいやらしいモノを感じます。だから私も…」

最近、姉のフュールが夜な夜なムァンコスに「大事なお話がある」と呼ばれて彼の部屋に行くと…決まって疲れて帰ってくる姉の姿に不安を感じているメリーズ

彼女は姉のフュールが、ムァンコスから身体を求められてエッチぃ事をさせられているのでは?と疑っている感じなのだが…彼もメリーズの疑心暗鬼を汲み取っていた

「いえいえ、貴女たちの里を発展させた私の商売テクニックも、極秘で貴重なモノも有りましてな。教えるにしても族長のフュール様だけに留めておいて欲しいのですよ。理解してもらえませんか?」

「うっ!そう…なのですか?」

「ええ、そうなのですよ。お優しいフュール様は仕方ないとは言え、里の皆さんや妹の貴女にまで、秘密にせねばならない事に心を痛めているのでしょう。それが顔に現れているのかも知れませんな…ご理解いただけた様ですので向かいましょうか?フュール様(笑)」

そうしてムァンコスはフュールと2人だけで、先ほど訪れた町に向けて出発した。様に見せ掛けて、その道中の人気の無い草原地帯で馬を止め彼女の身体を抱き寄せた


「んあっ!?駄目です…ムァンコス…こんな岩陰程度では…はぁはぁ…誰かに見られてしまいますから…あひぃ!」
 

最近、何度も何度も毎晩のようにフュールの若い魅惑的な身体をツマミ喰いしていたムァンコスは警戒心が緩み始め、外出中であるにも関わらずフュールの身体を求めてきた

「帰るまで我慢できそうにありません。貴女の身体で私の頑張りを癒してもらわないと困りますな(笑)私の経営術も鈍ってしまいますぞ。ほら、足を開いて私のキカン棒を飲み込みなさい(笑)」

「わ、分かりました…」

いよいよ遠慮がなくなってきたムァンコス

「ふふふ、外での行為も興奮しますなぁ♪ねぇフュール様?」

「あっ、あん!私は…恥ずかしいだけです…外での行為は私には…あぁん!」

「何を今更、清純ぶっているのですか?私は分かっているのですよ。2人で戻ろうと言われた時の貴女が、期待に満ちた表情になっていた事をね!」

「わ、私はそんなふしだらな女ではありません。コレは貴方を労うために仕方なく…うぃっ!?」

「どうしても嫌だと言うのであれば、今すぐに止めてあげても良いのですよ?ほら、言ってみなさい、里から出ていっても構わないから今すぐに手を出すのを止めなさいとね!」

「うぐっ!私は、私は…」

最初こそ彼との肉体関係に痛みしか感じていなかったフュールだが…徐々にその身体は彼の行為に馴染み、その感覚を快楽へと変化させてしまっていた

一方、姉と彼の関係に疑いを持ちながらも、奥手で姉の背中に隠れる様に生きてきたメリーズには、確証が無いままでも強引に姉を助け出せるほどの勇気を捻り出せずにいた…



続く
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