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憎奪戦争編
ハチマン村生誕祭準備
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【商業ギルドの中】
「ほらほら貴方、そんな所でサボってないで働きなさいな!頑張らないと今月もアルコール禁止にしますよ?」
商業ギルドの職員が慌ただしく働いているなか、倉庫に居る旦那のジュリアンを見付けて注意する奥さんのネネカ
「なんだとネネカ!そりゃ横暴なんじゃねーのか!?ちゃんと働いてるだろうがよ!!」
「ふぅ…仕方ありませんね。頑張ってくださったら…今夜はお相手してあげますよ?」
「本当か!?……ウオオオオオオアアアアアアアアアアアアアーーーーやるぜッ!!!!」
商業ギルドは騒がしくなっていた
ギルドマスターのジュリアンのケツを叩く、奥さんのネネカさんの檄が飛んでいた。何やらスタッフ総出で準備をしているようだが…
【アルバート家】
「きゃん!?……くはぁ、またやられたぁ…ヨシュアってば強いねぇ…」
「ふっはっはー!甘いってーの。そんな見え見えのフェィントなんかに引っかかるかよ!」
純粋なアリスは、来る日も来る日も真面目に剣の修行に打ち込んでいた。そして意外と面倒見の良いヨシュアも、嫌がることなく彼女を指導していた
「お2人とも~サーシャちゃん達が戻りましたので~お昼にしますよ~!」
「おっ!今日はエルデスさんが調理してくれたんですか?有難うございます!」
「エルデスさんの料理はヘルシーなメニューが多いから、わたし大好きなんだよね!!」
今までの食事は割と肉系に偏っていたのだが、エルフで精霊術士であるエルデスはヘルシー料理がメインなので、ヒイロとカルーアには好評だった
「いただきマース!」(一同)
「ヒイロお兄さま、お姉さまたち。買い物で商業エリアに行ってた時に見掛けた張り紙にですね。【ハチマン村生誕祭】を開催する。ってありましたの!みんなで遊びに行きたいと思いますの!」
「思いますノ!」
サーシャが言うには、ランドルフ達に襲われた集落の寄せ集めであった場所が、ハチマン砦を中心として新しく村として作り上げる予定らしい。そして、今日も元気にサーシャの真似をしているコハラコ
「その村の初代村長に【ジャンナル・ダルク】って若い女性がなるらしいですの」
「らしいですノ!」
「あー!テラスからボーガンっていう新兵器で応戦してた、あの勇敢な女性が村長になるんだ!」
「なぁにカルーア、その話ぃ?」
「あ、まだ話してなかったね。実は昨日のリキュールが反乱する直前にさ………」
……………………………………………
「マジか!?俺らが帰る直前にそんな騒動が起きてたのかよ?」
「息抜きの為の外泊だったのにぃ…大変だったんだねぇカルーア…」
「そうですね~カルーアさんってば~巻き込まれ体質なのかも知れませんね~」
「確かに…ソレは言えますね」
リキュールの反乱と離脱(家出)が衝撃的すぎて、ハチマン砦防衛戦の話に触れられなかったので、今初めて聞くことになったアリス達
「話が脱線してしまいましたけどハチマン村の生誕を祝して、一応となり街であるヘルメスが友好関係を結ぶ事になったので、生誕祭を開いてソレで得られた収益の1部を支援金として提供するらしいですの!」
「らしいですノ!」
「お祭りですか~?良いですね~!ブルージュ村にも~お祭りはあるですが~なにぶん質素なモノでしたので~ヘルメスの街なら~さぞや賑やかな祭りなんでしょうね~(ワクワク)」
最近、人の多いヘルメスの街にも馴染んできたエルデスも、この街で行われる祭りと聞いてドキドキワクワクで期待に胸を膨らませているようだ。もっとも彼女の場合、胸は24時間膨らんでいるのだが…
「エルデスお前、歌が得意だったよな?祭りで歌わせてもらったら良いんじゃないか?こんだけ大きな街の祭りなんだコンサートみたいな事もやるんじゃねーのか?」
「ええ~(汗)こんなに人の多い街で歌うのは~流石に恥ずかしいですよ~」
ヨシュアからの提案に恥ずかしがるエルデスだったが…
「良いんじゃないかい?わたしもエルデスさんの歌、聞いてみたいな!」
「そうだな。エルデスさんの声、綺麗だもんな。きっと歌も良いんでしょうね」
どうやらカルーアもヒイロもエルデスの唄声に興味があるようだ。するとアリスが立ち上がった!
「アタシ、商業ギルドのネネカさんに頼んでみるねぇ!実は仲良しなんだぁ!」
「えっ?アリスお姉さま、ネネカさんと仲良しさんなのですの?サーシャ知らなかったですの」
「知らなかったですノ!」
一般的な仲良しと言うよりかは、前にアリスをBARに連れて行ったジュリアンが、アルコールにのめり込みすぎてアリスを放ったらかしにしてしまい、エロい男たちの毒牙にかかりかけた事があって、その時から旦那の不始末のシリ拭いにとネネカがアリスを気にかけてくれている…と言うのが正しい説明になる
昼ごはんの後、アリスとヨシュアが食材の補充に出掛けてそのついでに商業ギルドを訪れ、ネネカにエルデスによるコンサート開催をオネダリしていた
「まー、そうなのですか?それは楽しみですね。エルデスさんにはギャラも支払いますので、是非ともお願いしたい。と伝えていただきませんか?」
ネネカの方も街を活気づけるイベントが増える事には大賛成のようで、お金を出すから是非とも参加して欲しいようだ
「ただいまぁー!帰ったよぉ!」
「おぅ、戻ったぜ!」
用事を済ませて直帰したアリスとヨシュア
エルデスは是非に!とネネカも乗り気なことを聞かされ、参加する事を決めたようだ。だが…
まっすぐに帰宅したその2人を見て、ある事に気が付いたエルデスはナニか考え始めた
(ヨシュア様と~アリスさん~カップルとしてお付き合いしてるハズなのに~せっかく2人で出かけても~寄り道もせずに帰られましたか~う~ん…これはよろしくないですね~)
今までブルージュ村から出たことがなかったとはいえ、せっかく2人でお出かけしたにも関わらず直帰した2人に不安を覚えるエルデスだった
続く
「ほらほら貴方、そんな所でサボってないで働きなさいな!頑張らないと今月もアルコール禁止にしますよ?」
商業ギルドの職員が慌ただしく働いているなか、倉庫に居る旦那のジュリアンを見付けて注意する奥さんのネネカ
「なんだとネネカ!そりゃ横暴なんじゃねーのか!?ちゃんと働いてるだろうがよ!!」
「ふぅ…仕方ありませんね。頑張ってくださったら…今夜はお相手してあげますよ?」
「本当か!?……ウオオオオオオアアアアアアアアアアアアアーーーーやるぜッ!!!!」
商業ギルドは騒がしくなっていた
ギルドマスターのジュリアンのケツを叩く、奥さんのネネカさんの檄が飛んでいた。何やらスタッフ総出で準備をしているようだが…
【アルバート家】
「きゃん!?……くはぁ、またやられたぁ…ヨシュアってば強いねぇ…」
「ふっはっはー!甘いってーの。そんな見え見えのフェィントなんかに引っかかるかよ!」
純粋なアリスは、来る日も来る日も真面目に剣の修行に打ち込んでいた。そして意外と面倒見の良いヨシュアも、嫌がることなく彼女を指導していた
「お2人とも~サーシャちゃん達が戻りましたので~お昼にしますよ~!」
「おっ!今日はエルデスさんが調理してくれたんですか?有難うございます!」
「エルデスさんの料理はヘルシーなメニューが多いから、わたし大好きなんだよね!!」
今までの食事は割と肉系に偏っていたのだが、エルフで精霊術士であるエルデスはヘルシー料理がメインなので、ヒイロとカルーアには好評だった
「いただきマース!」(一同)
「ヒイロお兄さま、お姉さまたち。買い物で商業エリアに行ってた時に見掛けた張り紙にですね。【ハチマン村生誕祭】を開催する。ってありましたの!みんなで遊びに行きたいと思いますの!」
「思いますノ!」
サーシャが言うには、ランドルフ達に襲われた集落の寄せ集めであった場所が、ハチマン砦を中心として新しく村として作り上げる予定らしい。そして、今日も元気にサーシャの真似をしているコハラコ
「その村の初代村長に【ジャンナル・ダルク】って若い女性がなるらしいですの」
「らしいですノ!」
「あー!テラスからボーガンっていう新兵器で応戦してた、あの勇敢な女性が村長になるんだ!」
「なぁにカルーア、その話ぃ?」
「あ、まだ話してなかったね。実は昨日のリキュールが反乱する直前にさ………」
……………………………………………
「マジか!?俺らが帰る直前にそんな騒動が起きてたのかよ?」
「息抜きの為の外泊だったのにぃ…大変だったんだねぇカルーア…」
「そうですね~カルーアさんってば~巻き込まれ体質なのかも知れませんね~」
「確かに…ソレは言えますね」
リキュールの反乱と離脱(家出)が衝撃的すぎて、ハチマン砦防衛戦の話に触れられなかったので、今初めて聞くことになったアリス達
「話が脱線してしまいましたけどハチマン村の生誕を祝して、一応となり街であるヘルメスが友好関係を結ぶ事になったので、生誕祭を開いてソレで得られた収益の1部を支援金として提供するらしいですの!」
「らしいですノ!」
「お祭りですか~?良いですね~!ブルージュ村にも~お祭りはあるですが~なにぶん質素なモノでしたので~ヘルメスの街なら~さぞや賑やかな祭りなんでしょうね~(ワクワク)」
最近、人の多いヘルメスの街にも馴染んできたエルデスも、この街で行われる祭りと聞いてドキドキワクワクで期待に胸を膨らませているようだ。もっとも彼女の場合、胸は24時間膨らんでいるのだが…
「エルデスお前、歌が得意だったよな?祭りで歌わせてもらったら良いんじゃないか?こんだけ大きな街の祭りなんだコンサートみたいな事もやるんじゃねーのか?」
「ええ~(汗)こんなに人の多い街で歌うのは~流石に恥ずかしいですよ~」
ヨシュアからの提案に恥ずかしがるエルデスだったが…
「良いんじゃないかい?わたしもエルデスさんの歌、聞いてみたいな!」
「そうだな。エルデスさんの声、綺麗だもんな。きっと歌も良いんでしょうね」
どうやらカルーアもヒイロもエルデスの唄声に興味があるようだ。するとアリスが立ち上がった!
「アタシ、商業ギルドのネネカさんに頼んでみるねぇ!実は仲良しなんだぁ!」
「えっ?アリスお姉さま、ネネカさんと仲良しさんなのですの?サーシャ知らなかったですの」
「知らなかったですノ!」
一般的な仲良しと言うよりかは、前にアリスをBARに連れて行ったジュリアンが、アルコールにのめり込みすぎてアリスを放ったらかしにしてしまい、エロい男たちの毒牙にかかりかけた事があって、その時から旦那の不始末のシリ拭いにとネネカがアリスを気にかけてくれている…と言うのが正しい説明になる
昼ごはんの後、アリスとヨシュアが食材の補充に出掛けてそのついでに商業ギルドを訪れ、ネネカにエルデスによるコンサート開催をオネダリしていた
「まー、そうなのですか?それは楽しみですね。エルデスさんにはギャラも支払いますので、是非ともお願いしたい。と伝えていただきませんか?」
ネネカの方も街を活気づけるイベントが増える事には大賛成のようで、お金を出すから是非とも参加して欲しいようだ
「ただいまぁー!帰ったよぉ!」
「おぅ、戻ったぜ!」
用事を済ませて直帰したアリスとヨシュア
エルデスは是非に!とネネカも乗り気なことを聞かされ、参加する事を決めたようだ。だが…
まっすぐに帰宅したその2人を見て、ある事に気が付いたエルデスはナニか考え始めた
(ヨシュア様と~アリスさん~カップルとしてお付き合いしてるハズなのに~せっかく2人で出かけても~寄り道もせずに帰られましたか~う~ん…これはよろしくないですね~)
今までブルージュ村から出たことがなかったとはいえ、せっかく2人でお出かけしたにも関わらず直帰した2人に不安を覚えるエルデスだった
続く
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