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アリス IN 異世界地球
マリニウムの少女
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ミアナ・ラドシャ
それが私の名前。今から20年前、王都クラウンの先代の王が世界中に声を掛け8つの国が一斉蜂起し、6つの魔族の城へ同時攻撃を掛けた
今もクラウン王国の南東に存続するアレクス城に居た先代魔王は、クラウン王国の先代の国王率いる第1軍に単身で突撃し、その第1軍を巻き込み自爆した
その5年後、私はこの世に生を受けた
魔族との全面戦争から5年という月日では、世界はまだまだ完全復興には至らなかった
更に魔族側は2つの城が落とされただけで残り4っつの城は健在で、人間と魔族との争いはまだ終わっていない
アレクス城からずっと南東に行くと、海に面した場所に【マリニウム城】があるのだけど…王都クラウンと共にアレクス城を挟撃したこの国は多大な被害を出し、虎の子だった予備兵力も半数以上を失った
マリニウム国は防衛兵力の補充が不可欠だった
そこで…マリニウム国は一般からも騎士を雇用するのだけど…兵力不足は解消されなかった
ここで国は禁断の手を使った
戦争孤児となった者、もしくは生活の厳しい家庭から幼い子供を金で買って、騎士候補生として鍛えたのだ
私、ミアナ・ラドシャも金で売られた者の1人だ。測定で高い魔力値を出した私に、国は高い金を用意した。私の両親は「これで生活が立て直せる!」と歓喜して…私を売り払った……
「それではお父さん、お母さん。ミアナはお城で働いてまいります」
その後、他を寄せ付けない速さで魔法使いとして成長して行く私を見た国は、勇者候補生のパーティに組み込んだ
「猛者揃いのここでなら、周りの目を気にせずチカラを発揮できる!」
と、その時の私は喜んだのだですが…勇者候補生のパーティの面々も私の潜在能力と早い成長速度に恐怖を感じ、非道な策略で私を貶めてきました
怒った私が本気をだして折檻すると…彼らはある事ない事を上層部に吹き込んで、私はパーティから追放されてしまいました
……………………………………………
親に売られ、国の勇者パーティをも追放された私は…居場所を失いました
「役立たずが立場を無くすのならまだしも…強過ぎて居場所が無くなったって…なんて日だ!」そう思いました
私は生きる意味を失ったと感じたその日の事でした。僅かなお金を握り締めアテもなく彷徨う私は、姿が見えない女性から声を掛けられました
「私は徳川有栖【消去の魔女】と呼ばれているわ。ところで貴女から凄まじい魔力を感じるのだけど…どう?私の弟子にならない?1人でも生きていける魔法(チカラ)を授けてあげられるわよ?」
どうやら最強と噂に聞こえる【消去の魔女】は魔王を失った魔族の全てから、最後の希望とすがりつかれる毎日に心底嫌気がさして、世界中から認知されない程の【認識阻害の魔法】を使ってしまったらしいです
それで私にも彼女の姿が見えないと言う事だそうです。正直、私は迷いました。昨日までは勇者候補生のパーティの一員だったのに、その翌日に最強の魔女からお誘いを受けているのだから
魔女である彼女から教えを受ければ私は…人間側から敵対関係に見られるでしょう…スグに返答は出来ませんでした。しかし、翌日には【徳川有栖】に「よろしくお願いします!」と頭を下げていました
何故なら、勇者パーティから追い出した私に外で活躍されてしまうと…勇者パーティの判断が間違っていた!と思われるのを危惧したようです
そんな彼らは自分たちの保身の為に、私の生命を狙ってきました
更に私を殺せないと判断すると…戦士の男が魔法封じのマジックアイテムを使い、私を犯そうとしてきたのです
その現場を目撃した【徳川有栖】に助けられ、私は人間側に居続けたいという未練を失いました
彼女に頭を下げたその日、彼女に無理やり強制されるような形で、私は勇者候補生達を闇討ちし全滅させました。人を殺(あや)めたのは初めてでしたが…自分たちの事しか考えないクズな人達でしたので、私の良心は痛みませんでした
多少、納得出来ない気持ちもありましたが…彼女から教えを受け始めた日から……いつか、その恩返しがしたいと願っていました
【生命救雫(エリクシール)】
回復系の極大呪文で全身に裂傷を負わされ、精神的にも肉体的にも大ダメージを受けたお師匠様の傷を治していました
「うぅ…あ、あっ!ミアナ…貴方が助けてくれ…たの?」
「はい!ギリギリでしたが、間に合って良かったです!…私の判断ミスで師匠に大きな迷惑をおかけしました。すみませんでした!」
お師匠様が目を覚ました。お師匠様は酷い責めを受けていた様で、衣服もボロボロにされていて、偉大な魔女に似合わないお姿です
「私の予備ですけど…お着替えさせてもらいますね。身体のサイズはほぼ同じですから大丈夫だと思いますが…」
「ありがと、ミアナ…」
……………………………………………
「有栖ぅ!無事かっ!?」
私が破壊したこの部屋への入り口の扉から、同い年くらいの男の子が慌てて入ってきました
【ポンコツ勇者】と世間から言われている、お師匠様と同じ星から異世界召喚された少年です
「はぁ……遅いですよ!お師匠様のピンチを私がお助けした後ですよ…」
「そうか、有栖を助けてくれたんだね。ありがとう!…俺もいつかキミのように有栖のチカラになれる男に成りたいよ」
同じ星の出身だからか?優輝という少年はお師匠様に少し馴れ馴れしく映った。ソレが少し腹立たしかったのですが…あんなに嬉しそうなお師匠様の顔が見れたので…取り敢えず「良し」にしておきましょう
「優輝も…心配してくれて…ありがとうね。……そうだミアナ!アンナローザはどうしたの?」
「えっと…凄く腹が立っていたので…対象物を燃やし尽くすまで消えない…お師匠様から教えて頂いた極大魔法で焼いて処分しました」
「えっ?…そっか、殺しちゃったか…奴からファルバァスの対処方法を聞き出すつもりだったんだけど…」
「そうでしたの?…すみません!私ったら…」
「いや、良いよ!どうせあの、ひねくれ者が素直に教えてくれる可能性は低いと思ってたし…そうだ!それとは別に困った事が出来たんだ…ミアナ、頼まれてくれないかな?」
かつての教え子に助けられた後での頼み事に、気が引けるのか有栖が珍しく申し訳ない顔をしているのを、優輝は黙って見つめている
「お師匠様からの頼みでしたら…私に出来ることなら何でもします!」
ソレを聞いた有栖は「ニヤリ」と笑った。一瞬、身構えたミアナ
「7人の魔女に空席が出来ちゃったからさ…ミアナ、私のお願いを聞いて貴女が7人目の魔女になってよ!」
「えぇっ?私が…ですか!?…少し考えさせてください…」
争い事を好まないミアナ
仕えているキウに頼まれ武闘会に参加し、お師匠様の受けた事への仕返しに【最悪の魔女】を殺した結果…彼女は新しい魔女になる事を余儀なくされた
続く
それが私の名前。今から20年前、王都クラウンの先代の王が世界中に声を掛け8つの国が一斉蜂起し、6つの魔族の城へ同時攻撃を掛けた
今もクラウン王国の南東に存続するアレクス城に居た先代魔王は、クラウン王国の先代の国王率いる第1軍に単身で突撃し、その第1軍を巻き込み自爆した
その5年後、私はこの世に生を受けた
魔族との全面戦争から5年という月日では、世界はまだまだ完全復興には至らなかった
更に魔族側は2つの城が落とされただけで残り4っつの城は健在で、人間と魔族との争いはまだ終わっていない
アレクス城からずっと南東に行くと、海に面した場所に【マリニウム城】があるのだけど…王都クラウンと共にアレクス城を挟撃したこの国は多大な被害を出し、虎の子だった予備兵力も半数以上を失った
マリニウム国は防衛兵力の補充が不可欠だった
そこで…マリニウム国は一般からも騎士を雇用するのだけど…兵力不足は解消されなかった
ここで国は禁断の手を使った
戦争孤児となった者、もしくは生活の厳しい家庭から幼い子供を金で買って、騎士候補生として鍛えたのだ
私、ミアナ・ラドシャも金で売られた者の1人だ。測定で高い魔力値を出した私に、国は高い金を用意した。私の両親は「これで生活が立て直せる!」と歓喜して…私を売り払った……
「それではお父さん、お母さん。ミアナはお城で働いてまいります」
その後、他を寄せ付けない速さで魔法使いとして成長して行く私を見た国は、勇者候補生のパーティに組み込んだ
「猛者揃いのここでなら、周りの目を気にせずチカラを発揮できる!」
と、その時の私は喜んだのだですが…勇者候補生のパーティの面々も私の潜在能力と早い成長速度に恐怖を感じ、非道な策略で私を貶めてきました
怒った私が本気をだして折檻すると…彼らはある事ない事を上層部に吹き込んで、私はパーティから追放されてしまいました
……………………………………………
親に売られ、国の勇者パーティをも追放された私は…居場所を失いました
「役立たずが立場を無くすのならまだしも…強過ぎて居場所が無くなったって…なんて日だ!」そう思いました
私は生きる意味を失ったと感じたその日の事でした。僅かなお金を握り締めアテもなく彷徨う私は、姿が見えない女性から声を掛けられました
「私は徳川有栖【消去の魔女】と呼ばれているわ。ところで貴女から凄まじい魔力を感じるのだけど…どう?私の弟子にならない?1人でも生きていける魔法(チカラ)を授けてあげられるわよ?」
どうやら最強と噂に聞こえる【消去の魔女】は魔王を失った魔族の全てから、最後の希望とすがりつかれる毎日に心底嫌気がさして、世界中から認知されない程の【認識阻害の魔法】を使ってしまったらしいです
それで私にも彼女の姿が見えないと言う事だそうです。正直、私は迷いました。昨日までは勇者候補生のパーティの一員だったのに、その翌日に最強の魔女からお誘いを受けているのだから
魔女である彼女から教えを受ければ私は…人間側から敵対関係に見られるでしょう…スグに返答は出来ませんでした。しかし、翌日には【徳川有栖】に「よろしくお願いします!」と頭を下げていました
何故なら、勇者パーティから追い出した私に外で活躍されてしまうと…勇者パーティの判断が間違っていた!と思われるのを危惧したようです
そんな彼らは自分たちの保身の為に、私の生命を狙ってきました
更に私を殺せないと判断すると…戦士の男が魔法封じのマジックアイテムを使い、私を犯そうとしてきたのです
その現場を目撃した【徳川有栖】に助けられ、私は人間側に居続けたいという未練を失いました
彼女に頭を下げたその日、彼女に無理やり強制されるような形で、私は勇者候補生達を闇討ちし全滅させました。人を殺(あや)めたのは初めてでしたが…自分たちの事しか考えないクズな人達でしたので、私の良心は痛みませんでした
多少、納得出来ない気持ちもありましたが…彼女から教えを受け始めた日から……いつか、その恩返しがしたいと願っていました
【生命救雫(エリクシール)】
回復系の極大呪文で全身に裂傷を負わされ、精神的にも肉体的にも大ダメージを受けたお師匠様の傷を治していました
「うぅ…あ、あっ!ミアナ…貴方が助けてくれ…たの?」
「はい!ギリギリでしたが、間に合って良かったです!…私の判断ミスで師匠に大きな迷惑をおかけしました。すみませんでした!」
お師匠様が目を覚ました。お師匠様は酷い責めを受けていた様で、衣服もボロボロにされていて、偉大な魔女に似合わないお姿です
「私の予備ですけど…お着替えさせてもらいますね。身体のサイズはほぼ同じですから大丈夫だと思いますが…」
「ありがと、ミアナ…」
……………………………………………
「有栖ぅ!無事かっ!?」
私が破壊したこの部屋への入り口の扉から、同い年くらいの男の子が慌てて入ってきました
【ポンコツ勇者】と世間から言われている、お師匠様と同じ星から異世界召喚された少年です
「はぁ……遅いですよ!お師匠様のピンチを私がお助けした後ですよ…」
「そうか、有栖を助けてくれたんだね。ありがとう!…俺もいつかキミのように有栖のチカラになれる男に成りたいよ」
同じ星の出身だからか?優輝という少年はお師匠様に少し馴れ馴れしく映った。ソレが少し腹立たしかったのですが…あんなに嬉しそうなお師匠様の顔が見れたので…取り敢えず「良し」にしておきましょう
「優輝も…心配してくれて…ありがとうね。……そうだミアナ!アンナローザはどうしたの?」
「えっと…凄く腹が立っていたので…対象物を燃やし尽くすまで消えない…お師匠様から教えて頂いた極大魔法で焼いて処分しました」
「えっ?…そっか、殺しちゃったか…奴からファルバァスの対処方法を聞き出すつもりだったんだけど…」
「そうでしたの?…すみません!私ったら…」
「いや、良いよ!どうせあの、ひねくれ者が素直に教えてくれる可能性は低いと思ってたし…そうだ!それとは別に困った事が出来たんだ…ミアナ、頼まれてくれないかな?」
かつての教え子に助けられた後での頼み事に、気が引けるのか有栖が珍しく申し訳ない顔をしているのを、優輝は黙って見つめている
「お師匠様からの頼みでしたら…私に出来ることなら何でもします!」
ソレを聞いた有栖は「ニヤリ」と笑った。一瞬、身構えたミアナ
「7人の魔女に空席が出来ちゃったからさ…ミアナ、私のお願いを聞いて貴女が7人目の魔女になってよ!」
「えぇっ?私が…ですか!?…少し考えさせてください…」
争い事を好まないミアナ
仕えているキウに頼まれ武闘会に参加し、お師匠様の受けた事への仕返しに【最悪の魔女】を殺した結果…彼女は新しい魔女になる事を余儀なくされた
続く
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