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商品はアミー水
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【亜沙美の部屋】
「それじゃ視聴者(アミーゴ)たち、パリピカート始めるよぉ♪」
「ねぇねぇアミ。まずは2人でテスト走行しない?アミがどれ程の腕前か?ロミーが見てあげるわっ!」
✱「良いねー」
✱「実力を見せて」
✱「ロミーちゃんが勝つ?」
✱「ロミーちゃん上手かったよな?」
✱「またアミが鳴くのか?」
【パリピカート】世界中の音楽家と世界中の車を自キャラとして選び、デフォルメされたマイカーで世界中の様々なコースを走るゲーム。コースもデフォルメされている
「ヽ(`Д´#)ノ コラー!視聴者(アミーゴ)は私のファンだよね?ちゃんと私(アミ)の応援してよね!…泣いちゃうよ?」
という事で、ロミーの提案によりまずは2人で走り、お互いの力量を確かめることになった
【ロンドン市街地】がコースに選ばれ、走り出す亜沙美とロミータ。亜沙美も配信で遊んだ事もあったし、その後もまたプレイしたかったので少しは練習していたのだが…
「ひゃっはーっ♪ロミーの勝ちね♬」
「うっそ…ロミーちゃん、速い……」
2秒の差を付けてロミーが勝った。人間が自分の足で走っての2秒差でも、結構な差になるのだが…レース用のマシーンでの2秒差となると大差負けと言える
✱「やっぱりな」
✱「ドンマイ」
✱「アミじゃなぁ」
✱「妥当」
✱「アミー水くれ」
勝敗は大半の視聴者(アミーゴ)の予想通り、アミが大きく負けていた。その後も何回か走ったが…
「あはは(´∀`)アミじゃロミーにゃ勝てそうにないねっ(笑)おや?震えてるの?」
「うにゅにゅにゅにゅ…むぅ!」
人気配信者は、別にお互いが不仲でなくても(むしろ仲が良いほど)視聴数の為に敢えて言葉のプロレス。いわゆる煽りをするものだ
言うまでもなくロミーは亜沙美の事が大好きなので、本心では亜沙美を馬鹿にするような事を言うつもりは欠片も無いのだが、敢えて亜沙美のチャンネルを盛り上げる為に言っているに過ぎなかった
「それじゃアミ。そろそろ視聴者(アミーゴ)さん達にも参加してもらってレースしよっ?」
「そ、そうだよね?大人数の中で走ったら、もしかしたらアミが勝つかも知れないもんね!」
「ꉂꉂ(>ᗜ<*)いやいや、それは甘いんじゃないのかなっ(笑)」
配信者としても大先輩で、このゲームに関しても先輩なロミータは、ここまでの亜沙美の操縦テクニックから判断して、自分(ロミータ)が負ける事はよっぽど有り得ない!と確信していたのだが…
「ε٩(๑>ω<)۶зもう!なんでロミーちゃんまで視聴者(アミーゴ)と同じこと言うのよぉ!!」
✱「せやかてな…」
✱「実力差が…」
✱「アミ頑張れ」
✱「手加減したって…」
✱「2人と走れる、嬉しい」
✱「アミー水くれ」
連敗中のアミをなだめるコメントや、応援するコメントで溢れていたが…ロミータはある1人のコメントに注目していた
「そうだね…何かを賭ければアミも必死になれるから…そしたら分からないかもね?」
「んー…そうかなぁ?それで何を賭けるの?」
勝敗に価値を付ければアミもヤル気が出るだろう?と提案したロミータが提案してきた物。ソレは…
「じゃじゃーん!コレが商品よっ!」
「水筒?何が入ってるの?」
ロミータが取り出したのはステンレス製の水筒だった。「それが商品?」という感じで首をかしげる亜沙美だったが…
「実はね…アミーゴのみんなに謝らなくちゃイケナイ事があるのよね?」
✱「なんだ?」
✱「付き合ってるとか?」
✱「実は家族とか?」
✱「それは無いやろ」
✱「アミの初めて奪ったんか!?」
ロミータの言葉に対して様々な憶測が飛び交っているコメント欄。亜沙美はロミータが何を言い出すのか?心配ながら見守っている
「さっきね~…アミと一緒にお風呂入ったんだよね♪アミ可愛いかったなぁ♬」
✱「マジか!?」
✱「( ゜∀゜):∵グハッ!!」
✱「オイオイオイ!」
✱「百合やん!」
✱「てぇてぇが過ぎる」
「ちょっとロミーちゃん!何言ってんのぉ!?」
まさか一緒に風呂に入った事を暴露されるとは夢にも思っていなかった亜沙美は、とんでもなく焦ってしまう
「それで今魅せたのが…スマホ画像で良いかな?コレを取り込んで…処理を済ませて…じゃじゃーん!コレがお風呂に入ったアミの出汁(ダシ)が入ったお風呂のお湯……つまり【アミー水】って訳よねっ♬」
「\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/ ちょっとー!ロミーちゃん、いつの間にそんな事してたの?アミ全然気が付かなかったんですけどぉ!?」
ロミータは携帯で自分の水筒を写し、その画像を取り込んで配信画面の中に表示させた。視聴者(アミーゴ)たちはその画像を見て、ロミーが嘘を言っていない事を確信する!
「今回のレースに参加出来た人の中で1位になれた視聴者(アミーゴ)に、この水筒をプレゼントしちゃう!っていうのはどうよっ?それならアミも全力出せるんじゃない?」
✱「(⑉º∀º⑉)うおー!」
✱「マジっすか」
✱「欲しい!」
✱「ロミーちゃんナイス!」
✱「夢が叶う日が、キタ━(゜∀゜)━!」
✱「最高っす!」
✱「ロミーちゃんのチャンネル登録します!」
✱「あ、俺も」
✱「俺もしまーす」
✱「ロミーちゃん最高っす」
✱「一生ついて行きます!」
「ヽ(`Д´#)ノ こら、コラー!!視聴者(アミーゴ)たちも何を興奮してんのよぉ!!最低!」
ロミータの意外な企画に、視聴者(アミーゴ)たちは狂喜乱舞している様が、コメント欄に溢れかえっていた。騒いでいるのはアミのファンだけに留まらず、ロミーのファンも歓喜していた!
このまま【アミー水】を賭けたレースが始まってしまうのか?ソレを手にするのは一体誰なのか?今、とんでもない賞品を賭けたレースが始まろうとしていた…
続く
「それじゃ視聴者(アミーゴ)たち、パリピカート始めるよぉ♪」
「ねぇねぇアミ。まずは2人でテスト走行しない?アミがどれ程の腕前か?ロミーが見てあげるわっ!」
✱「良いねー」
✱「実力を見せて」
✱「ロミーちゃんが勝つ?」
✱「ロミーちゃん上手かったよな?」
✱「またアミが鳴くのか?」
【パリピカート】世界中の音楽家と世界中の車を自キャラとして選び、デフォルメされたマイカーで世界中の様々なコースを走るゲーム。コースもデフォルメされている
「ヽ(`Д´#)ノ コラー!視聴者(アミーゴ)は私のファンだよね?ちゃんと私(アミ)の応援してよね!…泣いちゃうよ?」
という事で、ロミーの提案によりまずは2人で走り、お互いの力量を確かめることになった
【ロンドン市街地】がコースに選ばれ、走り出す亜沙美とロミータ。亜沙美も配信で遊んだ事もあったし、その後もまたプレイしたかったので少しは練習していたのだが…
「ひゃっはーっ♪ロミーの勝ちね♬」
「うっそ…ロミーちゃん、速い……」
2秒の差を付けてロミーが勝った。人間が自分の足で走っての2秒差でも、結構な差になるのだが…レース用のマシーンでの2秒差となると大差負けと言える
✱「やっぱりな」
✱「ドンマイ」
✱「アミじゃなぁ」
✱「妥当」
✱「アミー水くれ」
勝敗は大半の視聴者(アミーゴ)の予想通り、アミが大きく負けていた。その後も何回か走ったが…
「あはは(´∀`)アミじゃロミーにゃ勝てそうにないねっ(笑)おや?震えてるの?」
「うにゅにゅにゅにゅ…むぅ!」
人気配信者は、別にお互いが不仲でなくても(むしろ仲が良いほど)視聴数の為に敢えて言葉のプロレス。いわゆる煽りをするものだ
言うまでもなくロミーは亜沙美の事が大好きなので、本心では亜沙美を馬鹿にするような事を言うつもりは欠片も無いのだが、敢えて亜沙美のチャンネルを盛り上げる為に言っているに過ぎなかった
「それじゃアミ。そろそろ視聴者(アミーゴ)さん達にも参加してもらってレースしよっ?」
「そ、そうだよね?大人数の中で走ったら、もしかしたらアミが勝つかも知れないもんね!」
「ꉂꉂ(>ᗜ<*)いやいや、それは甘いんじゃないのかなっ(笑)」
配信者としても大先輩で、このゲームに関しても先輩なロミータは、ここまでの亜沙美の操縦テクニックから判断して、自分(ロミータ)が負ける事はよっぽど有り得ない!と確信していたのだが…
「ε٩(๑>ω<)۶зもう!なんでロミーちゃんまで視聴者(アミーゴ)と同じこと言うのよぉ!!」
✱「せやかてな…」
✱「実力差が…」
✱「アミ頑張れ」
✱「手加減したって…」
✱「2人と走れる、嬉しい」
✱「アミー水くれ」
連敗中のアミをなだめるコメントや、応援するコメントで溢れていたが…ロミータはある1人のコメントに注目していた
「そうだね…何かを賭ければアミも必死になれるから…そしたら分からないかもね?」
「んー…そうかなぁ?それで何を賭けるの?」
勝敗に価値を付ければアミもヤル気が出るだろう?と提案したロミータが提案してきた物。ソレは…
「じゃじゃーん!コレが商品よっ!」
「水筒?何が入ってるの?」
ロミータが取り出したのはステンレス製の水筒だった。「それが商品?」という感じで首をかしげる亜沙美だったが…
「実はね…アミーゴのみんなに謝らなくちゃイケナイ事があるのよね?」
✱「なんだ?」
✱「付き合ってるとか?」
✱「実は家族とか?」
✱「それは無いやろ」
✱「アミの初めて奪ったんか!?」
ロミータの言葉に対して様々な憶測が飛び交っているコメント欄。亜沙美はロミータが何を言い出すのか?心配ながら見守っている
「さっきね~…アミと一緒にお風呂入ったんだよね♪アミ可愛いかったなぁ♬」
✱「マジか!?」
✱「( ゜∀゜):∵グハッ!!」
✱「オイオイオイ!」
✱「百合やん!」
✱「てぇてぇが過ぎる」
「ちょっとロミーちゃん!何言ってんのぉ!?」
まさか一緒に風呂に入った事を暴露されるとは夢にも思っていなかった亜沙美は、とんでもなく焦ってしまう
「それで今魅せたのが…スマホ画像で良いかな?コレを取り込んで…処理を済ませて…じゃじゃーん!コレがお風呂に入ったアミの出汁(ダシ)が入ったお風呂のお湯……つまり【アミー水】って訳よねっ♬」
「\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/ ちょっとー!ロミーちゃん、いつの間にそんな事してたの?アミ全然気が付かなかったんですけどぉ!?」
ロミータは携帯で自分の水筒を写し、その画像を取り込んで配信画面の中に表示させた。視聴者(アミーゴ)たちはその画像を見て、ロミーが嘘を言っていない事を確信する!
「今回のレースに参加出来た人の中で1位になれた視聴者(アミーゴ)に、この水筒をプレゼントしちゃう!っていうのはどうよっ?それならアミも全力出せるんじゃない?」
✱「(⑉º∀º⑉)うおー!」
✱「マジっすか」
✱「欲しい!」
✱「ロミーちゃんナイス!」
✱「夢が叶う日が、キタ━(゜∀゜)━!」
✱「最高っす!」
✱「ロミーちゃんのチャンネル登録します!」
✱「あ、俺も」
✱「俺もしまーす」
✱「ロミーちゃん最高っす」
✱「一生ついて行きます!」
「ヽ(`Д´#)ノ こら、コラー!!視聴者(アミーゴ)たちも何を興奮してんのよぉ!!最低!」
ロミータの意外な企画に、視聴者(アミーゴ)たちは狂喜乱舞している様が、コメント欄に溢れかえっていた。騒いでいるのはアミのファンだけに留まらず、ロミーのファンも歓喜していた!
このまま【アミー水】を賭けたレースが始まってしまうのか?ソレを手にするのは一体誰なのか?今、とんでもない賞品を賭けたレースが始まろうとしていた…
続く
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