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「やってもうたぁ!」
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【ホテル前】
何とか朝食を済ませた亜沙美たち3人は、部屋から全ての荷物を持ってバス停に来ていた。高速バスに乗り夕方前くらいまで飛騨高山を観光しに行く予定をしていた
予(あらかじ)めバスが来る時間を調べておいたので、ほどなくして飛騨高山行きのバスが来たので3人はバスに乗った
「うわ!梨香ちゃん、オシャレ~♪」
「あ、有難うございます!」
亜沙美は梨香の服装を見て、いつもよりも彼女が可愛く見えたので素直に褒めたのだが…一応、亜沙美に礼を言った梨香だが…彼女は太一の顔を覗き込んだ
「…いて!?…あ、あぁ…梨香。その服すごく似合ってるな。い、いつもより可愛いぞ…」
「まぁ!本当ですか!?有難うございます♬」
亜沙美は梨香が太一の様子をチラ見したのを見逃さなかった
(梨香ちゃんは太一に褒められたくてお洒落してきたんだろうなぁ。それなのに太一ったら、こういうことには鈍いんだからぁ)
梨香の乙女心を察した亜沙美が、太一に梨香の服装を褒めるように促す為に、太一の足首をつま先で蹴ったようだ
【バスの中】
下呂から飛騨高山に向かう道は国道と言えど、急な勾配(こうばい)や狭めな道を走るため、あまり快適な乗り心地とは言えなかった
「亜沙美さん大丈夫ですか?」
「えっ…と、何が?」
梨香が何を心配してくれているのか理解してない亜沙美は、素直に梨香に質問する
「飛騨高山は、この辺では有名な観光スポットなのです。くわえてゴールデンウィークですから…観光客の多さで凄いことになってると思いますよ…」
「Σ(´□`)えっ!…そうなの!?」
「Σ(゜□゜)あっ!!」
そこまでは知らなかった亜沙美
今回の旅行プランは太一が立てたのだが…引き籠もり気味の亜沙美に、そんな人が大勢居る場所で気分良く楽しめるは行く前から難しいだろう。と簡単に予測出来る
「す、すまない亜沙美…」
「………んー、良いよ。太一が私の為に組んでくれた旅行プランだもんね。私も少しは頑張ってみるよ。気にしなくても……きゃあっ!?」
その時バスは急なカーブに差し掛かり車体が急激に傾いた。実は手前でバスのドライバーから…
「間もなく急カーブに入ります。何かに掴まり身体を固定してください」
と言われていたのだが…話をしていた亜沙美たちはソレに気が付けなかった
「うわっ!?」
「きゃあぁぁ!」
カーブを曲がっている途中で、路面の段差に乗ったタイヤから伝わった振動でバランスを崩す3人。特に太一が倒れそうになったのだが…
「ポヨン!」
「くぅ…あれ?クッションか?」
亜沙美と梨香は最初から吊り革を持っていたので、身体が揺れた程度で済んだのが…何も持っていなかった太一は、事もあろうに梨香の胸にダイブしていた
「す、すまない梨香!」
「えっ、あっ!良いんですのよ…不慮の事故ですもの…仕方ないですから……それよりも太一くんに怪我がなくて良かったです。それと…手を離して頂けませんか?」
太一は自分の顔を梨香の豊かな胸の中に埋(うず)めてしまった。更に踏ん張ろうとして両手で梨香の上着を押し下げていた
はたから見たら梨香が太一に襲われているようにも見える。しかし、梨香は照れながらもそんな太一を許してくれた
【飛騨高山の街】
旅行プランどおりに3人はまず【博物館】に向かった。この街の事を知ってから観光して、最後に土産を買おうという話だ
「さっきはゴメンな梨香」
「い、いえいえ本当に良いですのよ」
博物館に入ってスグに、観光大使のアニメキャラが描かれたツイタテが目に入った太一。そのキャラは豊満なバストを誇っているので、太一は先程の梨香の胸の感触を思い出していた様だ
「ねぇ太一…さっき梨香さんの胸に飛び込んでから、少しニヤニヤし過ぎなんじゃないの?鼻の下ガッツリ伸ばしちゃってさっ!!」
タダでさえ亜沙美は、高校1年生の中でも控え目な自分のバストサイズを気にしているのに…梨香の立派なバストを味わってから、ずっと顔の筋肉が緩んでいる太一に腹を立てていた
【喫茶店】
ひと通り観光し無事に土産を買い終えた3人は、名古屋駅に向かうバスが来るまでの時間潰しの為に喫茶店に入った
喫茶店の中には、飛騨高山のマスコット人形である【さるぼぼ】のグッズがたくさん並べられていた
「太一ってスケベだよね、梨香さん?」
「(゜∀ ゜ )/えっ!?…あの…太一くんくらいの年頃の男子は…女性の身体に興味を持ちやすい年頃と言いますし…多少は仕方ないのではないでしょうか?」
「えぇ!?梨香さんってば、ちょっと太一に甘いんじゃないですか?」
亜沙美は自分の控え目なサイズも気にしていたが、梨香が太一を庇(かば)ってばかりいるのも気に入らないようだ
「もう勘弁してくれよぉ…そんな事ばかり言ってると、辛口トークが染み付いて困ることになるだろ?」
太一は亜沙美がVTuberをしているのを知っているので、配信活動に影響することを予想して注意喚起したのだが…
「大丈夫ですぅ!私はちゃんと切り替えられるから、配信中にはお淑(しと)やかで可愛いアミちゃんを演じられますよぉだっ!」
「Σ(゜д゜;)えっ!?」
「Σ(゜□゜)あっ!!」
「Σ\(゜Д゜;)おい」
亜沙美がVTuberをしているのは、彼女の母親と太一しか知らなかった。この旅行で梨香に気を許してきた亜沙美は、彼女の前で思わず配信活動の事を口に出してしまった
「………Σ(*oωo艸;)エェ!?。亜沙美さんはVTuber活動をしているのですかっ!?」
「シ━━━ッd(ºεº;)大声で言わないでぇ!!…あぁ…やってもうたァ!!」
意外な場面から遂に、梨香にまでVTuber活動をしている事を知られてしまった亜沙美。この先、彼女の配信活動はどうなるのか?
続く
何とか朝食を済ませた亜沙美たち3人は、部屋から全ての荷物を持ってバス停に来ていた。高速バスに乗り夕方前くらいまで飛騨高山を観光しに行く予定をしていた
予(あらかじ)めバスが来る時間を調べておいたので、ほどなくして飛騨高山行きのバスが来たので3人はバスに乗った
「うわ!梨香ちゃん、オシャレ~♪」
「あ、有難うございます!」
亜沙美は梨香の服装を見て、いつもよりも彼女が可愛く見えたので素直に褒めたのだが…一応、亜沙美に礼を言った梨香だが…彼女は太一の顔を覗き込んだ
「…いて!?…あ、あぁ…梨香。その服すごく似合ってるな。い、いつもより可愛いぞ…」
「まぁ!本当ですか!?有難うございます♬」
亜沙美は梨香が太一の様子をチラ見したのを見逃さなかった
(梨香ちゃんは太一に褒められたくてお洒落してきたんだろうなぁ。それなのに太一ったら、こういうことには鈍いんだからぁ)
梨香の乙女心を察した亜沙美が、太一に梨香の服装を褒めるように促す為に、太一の足首をつま先で蹴ったようだ
【バスの中】
下呂から飛騨高山に向かう道は国道と言えど、急な勾配(こうばい)や狭めな道を走るため、あまり快適な乗り心地とは言えなかった
「亜沙美さん大丈夫ですか?」
「えっ…と、何が?」
梨香が何を心配してくれているのか理解してない亜沙美は、素直に梨香に質問する
「飛騨高山は、この辺では有名な観光スポットなのです。くわえてゴールデンウィークですから…観光客の多さで凄いことになってると思いますよ…」
「Σ(´□`)えっ!…そうなの!?」
「Σ(゜□゜)あっ!!」
そこまでは知らなかった亜沙美
今回の旅行プランは太一が立てたのだが…引き籠もり気味の亜沙美に、そんな人が大勢居る場所で気分良く楽しめるは行く前から難しいだろう。と簡単に予測出来る
「す、すまない亜沙美…」
「………んー、良いよ。太一が私の為に組んでくれた旅行プランだもんね。私も少しは頑張ってみるよ。気にしなくても……きゃあっ!?」
その時バスは急なカーブに差し掛かり車体が急激に傾いた。実は手前でバスのドライバーから…
「間もなく急カーブに入ります。何かに掴まり身体を固定してください」
と言われていたのだが…話をしていた亜沙美たちはソレに気が付けなかった
「うわっ!?」
「きゃあぁぁ!」
カーブを曲がっている途中で、路面の段差に乗ったタイヤから伝わった振動でバランスを崩す3人。特に太一が倒れそうになったのだが…
「ポヨン!」
「くぅ…あれ?クッションか?」
亜沙美と梨香は最初から吊り革を持っていたので、身体が揺れた程度で済んだのが…何も持っていなかった太一は、事もあろうに梨香の胸にダイブしていた
「す、すまない梨香!」
「えっ、あっ!良いんですのよ…不慮の事故ですもの…仕方ないですから……それよりも太一くんに怪我がなくて良かったです。それと…手を離して頂けませんか?」
太一は自分の顔を梨香の豊かな胸の中に埋(うず)めてしまった。更に踏ん張ろうとして両手で梨香の上着を押し下げていた
はたから見たら梨香が太一に襲われているようにも見える。しかし、梨香は照れながらもそんな太一を許してくれた
【飛騨高山の街】
旅行プランどおりに3人はまず【博物館】に向かった。この街の事を知ってから観光して、最後に土産を買おうという話だ
「さっきはゴメンな梨香」
「い、いえいえ本当に良いですのよ」
博物館に入ってスグに、観光大使のアニメキャラが描かれたツイタテが目に入った太一。そのキャラは豊満なバストを誇っているので、太一は先程の梨香の胸の感触を思い出していた様だ
「ねぇ太一…さっき梨香さんの胸に飛び込んでから、少しニヤニヤし過ぎなんじゃないの?鼻の下ガッツリ伸ばしちゃってさっ!!」
タダでさえ亜沙美は、高校1年生の中でも控え目な自分のバストサイズを気にしているのに…梨香の立派なバストを味わってから、ずっと顔の筋肉が緩んでいる太一に腹を立てていた
【喫茶店】
ひと通り観光し無事に土産を買い終えた3人は、名古屋駅に向かうバスが来るまでの時間潰しの為に喫茶店に入った
喫茶店の中には、飛騨高山のマスコット人形である【さるぼぼ】のグッズがたくさん並べられていた
「太一ってスケベだよね、梨香さん?」
「(゜∀ ゜ )/えっ!?…あの…太一くんくらいの年頃の男子は…女性の身体に興味を持ちやすい年頃と言いますし…多少は仕方ないのではないでしょうか?」
「えぇ!?梨香さんってば、ちょっと太一に甘いんじゃないですか?」
亜沙美は自分の控え目なサイズも気にしていたが、梨香が太一を庇(かば)ってばかりいるのも気に入らないようだ
「もう勘弁してくれよぉ…そんな事ばかり言ってると、辛口トークが染み付いて困ることになるだろ?」
太一は亜沙美がVTuberをしているのを知っているので、配信活動に影響することを予想して注意喚起したのだが…
「大丈夫ですぅ!私はちゃんと切り替えられるから、配信中にはお淑(しと)やかで可愛いアミちゃんを演じられますよぉだっ!」
「Σ(゜д゜;)えっ!?」
「Σ(゜□゜)あっ!!」
「Σ\(゜Д゜;)おい」
亜沙美がVTuberをしているのは、彼女の母親と太一しか知らなかった。この旅行で梨香に気を許してきた亜沙美は、彼女の前で思わず配信活動の事を口に出してしまった
「………Σ(*oωo艸;)エェ!?。亜沙美さんはVTuber活動をしているのですかっ!?」
「シ━━━ッd(ºεº;)大声で言わないでぇ!!…あぁ…やってもうたァ!!」
意外な場面から遂に、梨香にまでVTuber活動をしている事を知られてしまった亜沙美。この先、彼女の配信活動はどうなるのか?
続く
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