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戦いの準備
ラケッツさんと実験
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「なんだ騒々しい。またイーキェ君が来客者をぶっ‥うっ!マルコイさん!」
まあなんだね、クワイス君。
君たちアウローラの人たちとは、一度膝を突き合わせてきちんとお話しする必要がありそうだよね。
しかしそれよりも、ぶっ‥の続きが気になるな‥
イーキェさんは毎回こんな感じなのか?
大丈夫なのかアウローラ?
「久しぶりだなクワイス。魔族と戦った時以来だよな。あの時はすまなかった、戦いの処理を任せるような形になってしまって。」
アキーエのペンダントが割れた事で慌ててプリカにとんだからな。
あの後、クワイスたちアウローラはモンスターとの戦いの処理をしてもらったと一度獣人国に戻った時に聞いている。
「いや、それは構わないし、こっちとしてもありがたかったから気にしないでくれ。」
「ありがたかった?」
「ああ。神聖国軍は犠牲者も出たみたいだが、俺たちは負傷者はいたが、戦死者はいなかった。それに倒したモンスターの素材でかなり潤ったからな。」
ぬぁにぃ!
そ、そうか‥
倒したモンスターはかなりの数になったはず。
その素材を売ったとなれば、かなりの金額になったんだろう‥
「マルコイさんにも渡そうと思って基地の方に移してるよ。」
ナイスだクワイス!
君はやる男だと思っていたよ。
「まぁマルコイさんみたいにお金に不自由していない人にとってはあまり必要のないものかもしれないけど、もしかしたら魔道具作りに使えるかと思ってさ。あまり思い切った物は控えて欲しいが、実際今回の戦いもマルコイさんの魔道具で勝てたようなものだったしな。」
むう!
で、出来過ぎる男だったか‥
そんな事言われたら売るに売れないだろうが‥
これで売ってる姿見られたら、あまりにも格好悪いじゃないか!
「あ、ありがとう。まあ確かにお金はあるが、モンスターの素材なんかは希少だし、お金があっても買えないものなんかもあるからな。助かったよ。」
くぅ!
悲しいかな、男の見栄‥
ラケッツさんだけなら、恥を忍んで言えなくもなかったが、イーキェさんって新しい人がいるから余計に無理‥
くそっ!
まあいい。
その分貰った素材を使ってラケッツさんで実験してくれるわ!
「じゃあ早速秘密基地に行って来るよ。」
「ああ。何か必要なものがあったら言ってくれればすぐ準備するよ。」
むう。
今まであまりいい顔しなかったのに、不気味なくらい協力的だ‥
金の力は偉大だ‥
こんなにニコニコしているクワイスは初めて見たかもしれない。
俺と話す時は何故かいつも難しい顔してたからな。
「ところでラケッツさん借りていってもいいか?」
「ああ。別に構わないよ。まあ死なないてい‥」
「構います!物凄く構います!なんですかその死なない程度って!」
「ん~‥ラケッツ、諦めろ。マルコイさんが魔道具作るってなったら、お前が実験体になるのは決まっているようなものだろ。死ぬような実験はしない‥‥と思うから、頑張って行ってこい。」
「なんで言い淀むんですか!それに死ぬような事はなくても、死にそうにはなるって事ですよね!」
「すげー!ラケッツの兄貴はマルコイの兄貴が作る恐怖の魔道具のお手伝いをするんすか!かっこいいっす!」
イーキェさんが目をキラキラさせてラケッツさんを見ている。
「んあ?そ、そうか?かっこいい‥かな?」
「うっす!唯一無二のマルコイ兄貴の魔道具を一緒に作れるなんて‥ハンパなくかっこいいっす!」
「そ、そうか‥?そ、それじゃあ少し頑張ってみるかな。」
ラケッツさん‥
チョロりん過ぎるぞ‥
「イーキェさん。君素晴らしいよ。今度何か魔道具あげるからね。」
「マジっすか!くぅー!ハンパねえ!」
うむうむ。
君はラケッツさんを動かす時のキーになるかもしれないので、いいお付き合いをしなければなるまいて。
「あー!やっぱり無理です!かっこよくなくていいです!死にます!死にそうじゃなくて、死んじゃいます!」
今現在ラケッツさんには実験のため、基地から少し離れた森でモンスターと戦ってもらっている。
ちなみに鎧の実験なので、武器は持たせていない。
だが、今回の鎧は以前ラケッツさんに渡した鎧を完成させるつもりでいるので、武器は必要ないのだ。
何故必要ないかと言うと‥
「ぐわっ!」
囲まれているるラケッツさんの背中をオーガが攻撃する。
オーガの攻撃が当たった瞬間に稲妻のような強烈な音がして、オーガがその場に崩れ落ちた。
オーガは真っ黒に炭化しており、絶命していた。
「ひっ、ひぃ!」
うむ。
やり過ぎたかな‥
ラケッツさんが後退りして地面に腰を落とす。
すると小さな爆発音がしたと思ったら、強制的にラケッツさんの身体が浮き上がり、地面に着地した。
こっちは成功かな?
「ふおー!さすがマルコイさん!魔道具が‥爆発が芸術的過ぎる!」
「ありがとう卓。しかしさっきの爆発ちょっと強すぎじゃないか?」
「ドラゴンならあれくらい耐えます!もっと強くしてもいいかもしれないですね!」
爆発音が続く中、俺と卓の検討会は続いた‥
「うぎゃーっ!」
ラケッツさんの叫び声を聴きながら‥
まあなんだね、クワイス君。
君たちアウローラの人たちとは、一度膝を突き合わせてきちんとお話しする必要がありそうだよね。
しかしそれよりも、ぶっ‥の続きが気になるな‥
イーキェさんは毎回こんな感じなのか?
大丈夫なのかアウローラ?
「久しぶりだなクワイス。魔族と戦った時以来だよな。あの時はすまなかった、戦いの処理を任せるような形になってしまって。」
アキーエのペンダントが割れた事で慌ててプリカにとんだからな。
あの後、クワイスたちアウローラはモンスターとの戦いの処理をしてもらったと一度獣人国に戻った時に聞いている。
「いや、それは構わないし、こっちとしてもありがたかったから気にしないでくれ。」
「ありがたかった?」
「ああ。神聖国軍は犠牲者も出たみたいだが、俺たちは負傷者はいたが、戦死者はいなかった。それに倒したモンスターの素材でかなり潤ったからな。」
ぬぁにぃ!
そ、そうか‥
倒したモンスターはかなりの数になったはず。
その素材を売ったとなれば、かなりの金額になったんだろう‥
「マルコイさんにも渡そうと思って基地の方に移してるよ。」
ナイスだクワイス!
君はやる男だと思っていたよ。
「まぁマルコイさんみたいにお金に不自由していない人にとってはあまり必要のないものかもしれないけど、もしかしたら魔道具作りに使えるかと思ってさ。あまり思い切った物は控えて欲しいが、実際今回の戦いもマルコイさんの魔道具で勝てたようなものだったしな。」
むう!
で、出来過ぎる男だったか‥
そんな事言われたら売るに売れないだろうが‥
これで売ってる姿見られたら、あまりにも格好悪いじゃないか!
「あ、ありがとう。まあ確かにお金はあるが、モンスターの素材なんかは希少だし、お金があっても買えないものなんかもあるからな。助かったよ。」
くぅ!
悲しいかな、男の見栄‥
ラケッツさんだけなら、恥を忍んで言えなくもなかったが、イーキェさんって新しい人がいるから余計に無理‥
くそっ!
まあいい。
その分貰った素材を使ってラケッツさんで実験してくれるわ!
「じゃあ早速秘密基地に行って来るよ。」
「ああ。何か必要なものがあったら言ってくれればすぐ準備するよ。」
むう。
今まであまりいい顔しなかったのに、不気味なくらい協力的だ‥
金の力は偉大だ‥
こんなにニコニコしているクワイスは初めて見たかもしれない。
俺と話す時は何故かいつも難しい顔してたからな。
「ところでラケッツさん借りていってもいいか?」
「ああ。別に構わないよ。まあ死なないてい‥」
「構います!物凄く構います!なんですかその死なない程度って!」
「ん~‥ラケッツ、諦めろ。マルコイさんが魔道具作るってなったら、お前が実験体になるのは決まっているようなものだろ。死ぬような実験はしない‥‥と思うから、頑張って行ってこい。」
「なんで言い淀むんですか!それに死ぬような事はなくても、死にそうにはなるって事ですよね!」
「すげー!ラケッツの兄貴はマルコイの兄貴が作る恐怖の魔道具のお手伝いをするんすか!かっこいいっす!」
イーキェさんが目をキラキラさせてラケッツさんを見ている。
「んあ?そ、そうか?かっこいい‥かな?」
「うっす!唯一無二のマルコイ兄貴の魔道具を一緒に作れるなんて‥ハンパなくかっこいいっす!」
「そ、そうか‥?そ、それじゃあ少し頑張ってみるかな。」
ラケッツさん‥
チョロりん過ぎるぞ‥
「イーキェさん。君素晴らしいよ。今度何か魔道具あげるからね。」
「マジっすか!くぅー!ハンパねえ!」
うむうむ。
君はラケッツさんを動かす時のキーになるかもしれないので、いいお付き合いをしなければなるまいて。
「あー!やっぱり無理です!かっこよくなくていいです!死にます!死にそうじゃなくて、死んじゃいます!」
今現在ラケッツさんには実験のため、基地から少し離れた森でモンスターと戦ってもらっている。
ちなみに鎧の実験なので、武器は持たせていない。
だが、今回の鎧は以前ラケッツさんに渡した鎧を完成させるつもりでいるので、武器は必要ないのだ。
何故必要ないかと言うと‥
「ぐわっ!」
囲まれているるラケッツさんの背中をオーガが攻撃する。
オーガの攻撃が当たった瞬間に稲妻のような強烈な音がして、オーガがその場に崩れ落ちた。
オーガは真っ黒に炭化しており、絶命していた。
「ひっ、ひぃ!」
うむ。
やり過ぎたかな‥
ラケッツさんが後退りして地面に腰を落とす。
すると小さな爆発音がしたと思ったら、強制的にラケッツさんの身体が浮き上がり、地面に着地した。
こっちは成功かな?
「ふおー!さすがマルコイさん!魔道具が‥爆発が芸術的過ぎる!」
「ありがとう卓。しかしさっきの爆発ちょっと強すぎじゃないか?」
「ドラゴンならあれくらい耐えます!もっと強くしてもいいかもしれないですね!」
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