547 / 953
勇者の救出
料理対決④
しおりを挟む
審査員全員が勝者を書いた木札をあげる。
勝者は‥
あ、あれ?
満場一致でメンセンさん‥?
なんか雰囲気的にフーラさんが勝つと思ってたんだけど‥?
「おっと!!これは驚きました!審査員満場一致でメンセンが勝者となっています。それではミミウさん、理由をお伺いしてもいいでしょうか?」
ライリーがミミウの元に向かう。
「ミミウはもっとタルタルかけて欲しかったですぅ!」
あっ、なるほど!
フーラさんの料理だと、決められた量のタルタルしか食べれないわけか。
確かにミミウみたいにもっとかけたい人もいれば、タルタルが苦手だからもう少し少なくして欲しい人もいるはず。
「もっとタルタルが欲しかったですね!それこそこの上からさらに追いタルタルするくらい必要だったと思います!」
そっか、スネタさんはそう思ってるんだね。
「そうですね、中にタルタルを入れるのであればもっともっと量を増やしていいと思います。」
「タルタルの中にエビフライが浮いてるくらいでもよかったのでは?」
スキャンとクワイスもか‥
いや、きっとタルタルが苦手な人もいる‥はずだよね‥?
「そうですか‥タルタル好きの皆様の気持ちに答えることができなかったんですね‥今回の敗因は私の溢れる気持ちを届けたいと思っていたんですが、私以外の信仰心を蔑ろにしてしまいました‥タルタル神様への皆様の信仰心を再確認しました。これからもっとタルタル神様の信仰心を深めていきます‥」
だから俺を見ないでください。
それに料理の勝敗で信仰心関係ありませんから!
しかしここまで皆の胃袋をタルタルソースががっちり捕まえているとは思わなかった‥
これエビの料理対決じゃなくて、創作タルタル料理対決にならないよね‥?
ま、まあとりあえずフーラさんとメンセンの勝負はメンセンの勝ちって事だな。
「愛と筋肉の勝利だ!フーラさん!俺の愛が貴方に届いたと思ってもいいでしょうか‥」
「すみません。私の心はタルタル神様に捧げていますから‥」
愛も筋肉も料理に関係ないわっ!
それにとんだとばっちりだ‥
俺を睨むなメンセン‥
「さて!初戦から本職の料理人が敗れるという波乱が巻き起こりました!次の二回戦は一体どうなってしまうのでしょう!?」
思った以上に精神をゴリゴリ削られた一回戦だったな‥
俺出てないのに‥
さて二回戦は誰と誰になるのかな‥?
「二回戦は‥火魔法は料理で活躍するのか!?料理は愛情を地でいく乙女!アキーエさん対平凡な人生には飽き飽きしてます!これからは魔道具を使いこなして『アウローラ』のエースを狙うラケッツさんの対決だ!」
うん。
ライリーもノリノリだな。
しかし二回戦でアキーエが出てしまったか‥
死人が出なければいいのだが‥
口に入れたら爆発するような料理は作っちゃダメだからね。
あとラケッツは‥
あれ何か落ち込んでるけど‥
「平凡‥俺は平凡‥」
あ、ライリーの平凡発言に落ち込んでるのね。
大丈夫だラケッツよ。
君は俺の魔道具の実験をこれからも続ける事で、平凡じゃなくなると約束しよう!
だから今は平凡でも大丈夫だ!
2人が調理場に立つ。
今回は2人とも別の料理のようだ。
アキーエは‥
エビを炒めている。
なんだとっ!
アキーエが炒めるなんて事ができるなんて思ってもいなかった!
何か他にも色々と作っているみたいだけど‥
何故か甘い匂いがしているのが気になってしょうがない‥
あれ爆発しないよな‥
ラケッツはエビに粉をまぶして揚げているようだ。
あれは天ぷらか?
しかし本当にラケッツは料理ができそうだな。
揚げたエビをトマトソースっぽいのを足して炒めている。
あれはエビチリだろうか‥?
異世界の知識がなくて、あの工程をやっているとは凄いな。
さてどんな料理ができるのやら。
勝者は‥
あ、あれ?
満場一致でメンセンさん‥?
なんか雰囲気的にフーラさんが勝つと思ってたんだけど‥?
「おっと!!これは驚きました!審査員満場一致でメンセンが勝者となっています。それではミミウさん、理由をお伺いしてもいいでしょうか?」
ライリーがミミウの元に向かう。
「ミミウはもっとタルタルかけて欲しかったですぅ!」
あっ、なるほど!
フーラさんの料理だと、決められた量のタルタルしか食べれないわけか。
確かにミミウみたいにもっとかけたい人もいれば、タルタルが苦手だからもう少し少なくして欲しい人もいるはず。
「もっとタルタルが欲しかったですね!それこそこの上からさらに追いタルタルするくらい必要だったと思います!」
そっか、スネタさんはそう思ってるんだね。
「そうですね、中にタルタルを入れるのであればもっともっと量を増やしていいと思います。」
「タルタルの中にエビフライが浮いてるくらいでもよかったのでは?」
スキャンとクワイスもか‥
いや、きっとタルタルが苦手な人もいる‥はずだよね‥?
「そうですか‥タルタル好きの皆様の気持ちに答えることができなかったんですね‥今回の敗因は私の溢れる気持ちを届けたいと思っていたんですが、私以外の信仰心を蔑ろにしてしまいました‥タルタル神様への皆様の信仰心を再確認しました。これからもっとタルタル神様の信仰心を深めていきます‥」
だから俺を見ないでください。
それに料理の勝敗で信仰心関係ありませんから!
しかしここまで皆の胃袋をタルタルソースががっちり捕まえているとは思わなかった‥
これエビの料理対決じゃなくて、創作タルタル料理対決にならないよね‥?
ま、まあとりあえずフーラさんとメンセンの勝負はメンセンの勝ちって事だな。
「愛と筋肉の勝利だ!フーラさん!俺の愛が貴方に届いたと思ってもいいでしょうか‥」
「すみません。私の心はタルタル神様に捧げていますから‥」
愛も筋肉も料理に関係ないわっ!
それにとんだとばっちりだ‥
俺を睨むなメンセン‥
「さて!初戦から本職の料理人が敗れるという波乱が巻き起こりました!次の二回戦は一体どうなってしまうのでしょう!?」
思った以上に精神をゴリゴリ削られた一回戦だったな‥
俺出てないのに‥
さて二回戦は誰と誰になるのかな‥?
「二回戦は‥火魔法は料理で活躍するのか!?料理は愛情を地でいく乙女!アキーエさん対平凡な人生には飽き飽きしてます!これからは魔道具を使いこなして『アウローラ』のエースを狙うラケッツさんの対決だ!」
うん。
ライリーもノリノリだな。
しかし二回戦でアキーエが出てしまったか‥
死人が出なければいいのだが‥
口に入れたら爆発するような料理は作っちゃダメだからね。
あとラケッツは‥
あれ何か落ち込んでるけど‥
「平凡‥俺は平凡‥」
あ、ライリーの平凡発言に落ち込んでるのね。
大丈夫だラケッツよ。
君は俺の魔道具の実験をこれからも続ける事で、平凡じゃなくなると約束しよう!
だから今は平凡でも大丈夫だ!
2人が調理場に立つ。
今回は2人とも別の料理のようだ。
アキーエは‥
エビを炒めている。
なんだとっ!
アキーエが炒めるなんて事ができるなんて思ってもいなかった!
何か他にも色々と作っているみたいだけど‥
何故か甘い匂いがしているのが気になってしょうがない‥
あれ爆発しないよな‥
ラケッツはエビに粉をまぶして揚げているようだ。
あれは天ぷらか?
しかし本当にラケッツは料理ができそうだな。
揚げたエビをトマトソースっぽいのを足して炒めている。
あれはエビチリだろうか‥?
異世界の知識がなくて、あの工程をやっているとは凄いな。
さてどんな料理ができるのやら。
10
お気に入りに追加
557
あなたにおすすめの小説
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる