541 / 953
勇者の救出
海老の捕獲
しおりを挟む
俺は動かなくなったグレートロブスターを『スペース』の中に入れる。
そしてゴーレムから降りて同じようにゴーレムを『スペース』に収納する。
そして空中に作った足場を使い、勇者たちの元に戻る。
船に戻ると、勇者たちがポカンと口を開けたまま迎い入れてくれた。
そんなに口を開けてると虫が入るぞ。
それに恵まで一緒になって‥淑女が台無しだぞ。
「どうした?口閉じないと、虫とか鳥のフンが入るぞ?」
「ど、ど、ど、どうしたじゃないわよ!何よあれ!?」
ん?
何よあれとは‥?
「何って何が?」
「あのマルコイが乗ってたのもそうだけど、宙に浮いてるわ、大砲みたいの持ってるわ、ツッコミどころ満載よっ!確かにあんな物持ってるなら、あのサイズのモンスターに驚かないのもわかるけど!」
「いや、別にゴーレム使わなくてもよかったんだけど、なるべく食べるところを残して倒したかったからな。」
「え?それじゃあ別の方法だったら、もっと簡単に倒せたの‥?」
「そうだな。木偶爆弾を2、3個落としたら終わってたと思うけど、それじゃあ食べるところまで破壊してしまうからな。」
「そ、そんな事気にしてたんだ‥」
「そうだぞ。お前食べれるところまで破壊しまった時のミミウの悲しそうな顔見てられないからな。世界の終わりかってくらいの表情になるんだからなっ!」
「そ、そうなんだ。それは知らないけど、色々と頑張ってるのね。」
「ふおぉぉぉー!搭乗型のロボットだと?す、素晴らしい!しかもネイルガンに近い物まで装備しているなんてっ!」
おお!?
賢者が興奮しとる。
そうかね、君もほかっ君の素晴らしさがわかるかね。
「君は見込みがあるようだね。是非俺の魔道具を使った実験をしてみないか?」
俺は興奮している賢者の背後から肩を叩き、そう告げる。
「ふおぉぉぉぉー!是非お願いしま‥がはっ!」
賢者が膝から崩れ落ちた。
「卓!卓ぅぅぅー!」
もういいっちゅうねん。
「でも海老かぁ。でもそれで一体何を作るわけ?この世界じゃ料理も調味料もあまり進んでないんじゃないの?」
タルタルバーガーを食べながら何をぬかしてるんだコイツは?
「お前が食べてるタルタルバーガーもお前たちがアースンで山盛り買っていた料理の事忘れてるのか?あれほとんど俺の仲間がやっているホット商会で出してるメニューだぞ。最近はモッツァレラチーズやらドライイーストやら作ってたから、ますます出来る料理が増えてるぞ。それとお金はちゃんと返せよ。」
「それじゃあお米もお味噌汁なんかもあるの?」
借金の事はさらっと流したなコイツ。
「お米はあるぞ。味噌汁も頑張ればいけると思うけどな。ホットモールで見てきたろ。セイルズでの宴会は新しい料理なんかも沢山ある。お前らが元の世界で食べてた物もだ。だから楽しみにしてろ。」
「本当に!やったー!恵もよかったわね!恵は元の世界では色々料理を作ってたからさ。こっちでは何も出来なくて残念そうだったから。」
そのおかげで俺がさまざまな料理を作る事ができてるんだけどな。
「それじゃあその知識をキリーエって言う俺の仲間にしてもらっていいか?多分かなりの再現度で作ってくれると思うからさ。」
「はい。私でお役に立てるのなら頑張ります。」
ふっふっふ。
やはり恵が料理が得意だったわけだな。
そしてこれが1番大事だが、ミミウの料理番を少し担ってもらえるかもしれない。
貴重な人材だ。
確保してきて正解だ。
「それじゃあ恵。お前の知っている海老を使った料理を教えてもらってもいいか?あまり難しくないやつでいいぞ。」
「そうですね‥あれだけ大きい海老ならお刺身で食べたいですね。あとはエビグラタンとか、エビのかき揚げ、海老真薯とか。」
「まだ少し時間がある。色々教えてくれると助かる。」
「はい!」
恵に色々な料理を教えてもらっていると、大陸が見えてきた。
ようやく勇者を連れてセイルズに戻って来れたな。
そしてゴーレムから降りて同じようにゴーレムを『スペース』に収納する。
そして空中に作った足場を使い、勇者たちの元に戻る。
船に戻ると、勇者たちがポカンと口を開けたまま迎い入れてくれた。
そんなに口を開けてると虫が入るぞ。
それに恵まで一緒になって‥淑女が台無しだぞ。
「どうした?口閉じないと、虫とか鳥のフンが入るぞ?」
「ど、ど、ど、どうしたじゃないわよ!何よあれ!?」
ん?
何よあれとは‥?
「何って何が?」
「あのマルコイが乗ってたのもそうだけど、宙に浮いてるわ、大砲みたいの持ってるわ、ツッコミどころ満載よっ!確かにあんな物持ってるなら、あのサイズのモンスターに驚かないのもわかるけど!」
「いや、別にゴーレム使わなくてもよかったんだけど、なるべく食べるところを残して倒したかったからな。」
「え?それじゃあ別の方法だったら、もっと簡単に倒せたの‥?」
「そうだな。木偶爆弾を2、3個落としたら終わってたと思うけど、それじゃあ食べるところまで破壊してしまうからな。」
「そ、そんな事気にしてたんだ‥」
「そうだぞ。お前食べれるところまで破壊しまった時のミミウの悲しそうな顔見てられないからな。世界の終わりかってくらいの表情になるんだからなっ!」
「そ、そうなんだ。それは知らないけど、色々と頑張ってるのね。」
「ふおぉぉぉー!搭乗型のロボットだと?す、素晴らしい!しかもネイルガンに近い物まで装備しているなんてっ!」
おお!?
賢者が興奮しとる。
そうかね、君もほかっ君の素晴らしさがわかるかね。
「君は見込みがあるようだね。是非俺の魔道具を使った実験をしてみないか?」
俺は興奮している賢者の背後から肩を叩き、そう告げる。
「ふおぉぉぉぉー!是非お願いしま‥がはっ!」
賢者が膝から崩れ落ちた。
「卓!卓ぅぅぅー!」
もういいっちゅうねん。
「でも海老かぁ。でもそれで一体何を作るわけ?この世界じゃ料理も調味料もあまり進んでないんじゃないの?」
タルタルバーガーを食べながら何をぬかしてるんだコイツは?
「お前が食べてるタルタルバーガーもお前たちがアースンで山盛り買っていた料理の事忘れてるのか?あれほとんど俺の仲間がやっているホット商会で出してるメニューだぞ。最近はモッツァレラチーズやらドライイーストやら作ってたから、ますます出来る料理が増えてるぞ。それとお金はちゃんと返せよ。」
「それじゃあお米もお味噌汁なんかもあるの?」
借金の事はさらっと流したなコイツ。
「お米はあるぞ。味噌汁も頑張ればいけると思うけどな。ホットモールで見てきたろ。セイルズでの宴会は新しい料理なんかも沢山ある。お前らが元の世界で食べてた物もだ。だから楽しみにしてろ。」
「本当に!やったー!恵もよかったわね!恵は元の世界では色々料理を作ってたからさ。こっちでは何も出来なくて残念そうだったから。」
そのおかげで俺がさまざまな料理を作る事ができてるんだけどな。
「それじゃあその知識をキリーエって言う俺の仲間にしてもらっていいか?多分かなりの再現度で作ってくれると思うからさ。」
「はい。私でお役に立てるのなら頑張ります。」
ふっふっふ。
やはり恵が料理が得意だったわけだな。
そしてこれが1番大事だが、ミミウの料理番を少し担ってもらえるかもしれない。
貴重な人材だ。
確保してきて正解だ。
「それじゃあ恵。お前の知っている海老を使った料理を教えてもらってもいいか?あまり難しくないやつでいいぞ。」
「そうですね‥あれだけ大きい海老ならお刺身で食べたいですね。あとはエビグラタンとか、エビのかき揚げ、海老真薯とか。」
「まだ少し時間がある。色々教えてくれると助かる。」
「はい!」
恵に色々な料理を教えてもらっていると、大陸が見えてきた。
ようやく勇者を連れてセイルズに戻って来れたな。
10
お気に入りに追加
557
あなたにおすすめの小説
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる