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ロンギル共和国へ
チンピラ討伐③
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弓士が矢を放ってきた。
魔法が跳ね返ってきたのを見て警戒したのか、放った後に場所を変えている。
魔法しか跳ね返らないけど、わからないから仕方ないよな。
俺は放たれた矢を木剣で撃ち落とす。
残念だけどこの程度の速さの矢なら全く問題にならない。
弓士は後退りしながら俺と距離を取ろうとしている。
剣士は‥
何でお前も後退りしてるんだよ‥
とりあえず俺は弓士に向かいスキルを使用する。
弓士はその場に尻餅を着き、俺を見上げる格好になる。
俺を見る顔は恐怖に染まっている‥
動けなくなった弓士に近づき木剣で気絶させる。
使用したスキルは【威圧】。
俺の気迫で相手に恐れを抱かせるスキルだ。
まあこれも効く人効かない人がいそうだな。
アキーエにかけても逆に威圧されそうな気がする。
帰りにバーントさんあたりにしれっとかけてみよう。
さて残るはパーティリーダーと思われる剣士だな。
「さてどうする?お前が言ってたように全員相手してもいいけど、できれば仲間を連れて帰ってほしいかなとは思うけど?」
「な、なんなんだよお前!俺達はCランク冒険者だぞ!こんな辺鄙な村にいる冒険者に負けるはずがないだろうが!」
「あ、すまない。俺は久しぶりにこの村に戻ってきたけど活動拠点は獣人国だ。それに俺はAランク冒険者だぞ。」
「「なっ!」」
ん?
あ、ナーシャさんも驚いてる‥
「うるせー!嘘ばっかついてんじゃねーよ!くらいやがれっ!」
剣士の男は剣を振りかぶってこちらに走って来ると上から剣を振り下ろした。
俺はスキルを使って木剣を下から振り上げる。
すると剣士の振り下ろした剣は大きく弾かれて後方に飛んで行った。
スキル【強撃】
攻撃の威力を何倍も高めてくれるスキルだ。
特にどの攻撃をってわけじゃなく使えるから使い勝手がいい。
このスキルを持ってた人は大きなハンマーで攻撃してたから隙だらけでよかったけど、これ細剣とかで使ってたらヤバくないか?
でも剣が衝撃に耐えられないかな?
男は自分の手を呆然と見ている。
痺れているのか手が震えているのがわかる。
「どうする?まだやるか?」
「も、もう‥‥や、やめます‥‥」
まあこんなところかな。
もう少しスキル検証してもよかったけど。
するとギバスさんが剣士の男に話しかける。
「おい若造。上には上がいるんだ。その若さでCランクになったのは凄いが、慢心しないようにな。多分そいつは実力の十分の一も出してないぞ。しかしいい経験になったな。今年の獣人国で行われた闘技会の優勝者の力の片鱗を見せてもらったんだからな。」
「なっ!」
男は驚きの表情で俺を見る。
「な、なんでそんなやつがここにいるんだよ‥」
「俺はもともとこの村出身だから、たまたま寄っただけだぞ。あと最初に言ったけど、このギルドマスターのおっさんもめちゃくちゃ強いから。俺じゃなくてこのおっさんとやっても同じく結果だったぞ。」
ギバスさんはスキル【剣王】持ちだ。
レベルも高く多分バラックスさんより強いと思う。
それに経験も豊富だから今の俺でも勝てるかどうかだと思うぞ。
男はそれを聞くと急いで気絶している他のメンバーを起こしてすごすごと帰って行った。
訓練場からギルドに戻り、ギルドマスターの部屋に入る。
小さなギルドだが人と話す部屋はあったらしい。
昔ナーシャさんがギルドマスター室でギバスさんは生活していると言っていたが、ベッドやら何やら生活用品を見ていると確かにギルドマスターの仕事場というよりも宿の一室と化している。
ソファーにかけるとナーシャさんが飲み物を持ってきてくれた。
そして当たり前のようにナーシャさんもソファーに座る。
受付の仕事はいいのだろうか‥
飲み物を飲んで一息つくとギバスさんが話しかけててくる。
「おいマルコイ。お前の強さの秘密はなんだ?さっき闘ってた時にいくつかスキルを使ってたよな?そんなにスキルを持っている奴も初めてみたが、それよりもお前はスキルを持ってなかったんじゃないのか?」
魔法が跳ね返ってきたのを見て警戒したのか、放った後に場所を変えている。
魔法しか跳ね返らないけど、わからないから仕方ないよな。
俺は放たれた矢を木剣で撃ち落とす。
残念だけどこの程度の速さの矢なら全く問題にならない。
弓士は後退りしながら俺と距離を取ろうとしている。
剣士は‥
何でお前も後退りしてるんだよ‥
とりあえず俺は弓士に向かいスキルを使用する。
弓士はその場に尻餅を着き、俺を見上げる格好になる。
俺を見る顔は恐怖に染まっている‥
動けなくなった弓士に近づき木剣で気絶させる。
使用したスキルは【威圧】。
俺の気迫で相手に恐れを抱かせるスキルだ。
まあこれも効く人効かない人がいそうだな。
アキーエにかけても逆に威圧されそうな気がする。
帰りにバーントさんあたりにしれっとかけてみよう。
さて残るはパーティリーダーと思われる剣士だな。
「さてどうする?お前が言ってたように全員相手してもいいけど、できれば仲間を連れて帰ってほしいかなとは思うけど?」
「な、なんなんだよお前!俺達はCランク冒険者だぞ!こんな辺鄙な村にいる冒険者に負けるはずがないだろうが!」
「あ、すまない。俺は久しぶりにこの村に戻ってきたけど活動拠点は獣人国だ。それに俺はAランク冒険者だぞ。」
「「なっ!」」
ん?
あ、ナーシャさんも驚いてる‥
「うるせー!嘘ばっかついてんじゃねーよ!くらいやがれっ!」
剣士の男は剣を振りかぶってこちらに走って来ると上から剣を振り下ろした。
俺はスキルを使って木剣を下から振り上げる。
すると剣士の振り下ろした剣は大きく弾かれて後方に飛んで行った。
スキル【強撃】
攻撃の威力を何倍も高めてくれるスキルだ。
特にどの攻撃をってわけじゃなく使えるから使い勝手がいい。
このスキルを持ってた人は大きなハンマーで攻撃してたから隙だらけでよかったけど、これ細剣とかで使ってたらヤバくないか?
でも剣が衝撃に耐えられないかな?
男は自分の手を呆然と見ている。
痺れているのか手が震えているのがわかる。
「どうする?まだやるか?」
「も、もう‥‥や、やめます‥‥」
まあこんなところかな。
もう少しスキル検証してもよかったけど。
するとギバスさんが剣士の男に話しかける。
「おい若造。上には上がいるんだ。その若さでCランクになったのは凄いが、慢心しないようにな。多分そいつは実力の十分の一も出してないぞ。しかしいい経験になったな。今年の獣人国で行われた闘技会の優勝者の力の片鱗を見せてもらったんだからな。」
「なっ!」
男は驚きの表情で俺を見る。
「な、なんでそんなやつがここにいるんだよ‥」
「俺はもともとこの村出身だから、たまたま寄っただけだぞ。あと最初に言ったけど、このギルドマスターのおっさんもめちゃくちゃ強いから。俺じゃなくてこのおっさんとやっても同じく結果だったぞ。」
ギバスさんはスキル【剣王】持ちだ。
レベルも高く多分バラックスさんより強いと思う。
それに経験も豊富だから今の俺でも勝てるかどうかだと思うぞ。
男はそれを聞くと急いで気絶している他のメンバーを起こしてすごすごと帰って行った。
訓練場からギルドに戻り、ギルドマスターの部屋に入る。
小さなギルドだが人と話す部屋はあったらしい。
昔ナーシャさんがギルドマスター室でギバスさんは生活していると言っていたが、ベッドやら何やら生活用品を見ていると確かにギルドマスターの仕事場というよりも宿の一室と化している。
ソファーにかけるとナーシャさんが飲み物を持ってきてくれた。
そして当たり前のようにナーシャさんもソファーに座る。
受付の仕事はいいのだろうか‥
飲み物を飲んで一息つくとギバスさんが話しかけててくる。
「おいマルコイ。お前の強さの秘密はなんだ?さっき闘ってた時にいくつかスキルを使ってたよな?そんなにスキルを持っている奴も初めてみたが、それよりもお前はスキルを持ってなかったんじゃないのか?」
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