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ロンギル共和国へ
アキーエの実家
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しかしこの魔法は他の使い道があまりないようだ。
できれば突進してきた相手の前に壁でも作りたいものだが、空間の固定は一瞬しかできない‥
流石に空間を固定するなんてとんでもない事を長く続けるには途方もない魔力が必要になるようだ。
でもその一瞬でも使えるかもしれないので訓練あるのみだな。
他には『スペース』
これは勇者たちの知っている収納魔法みたいなものだな。
レベルで広さなどが変わるのだろうが魔法でスペースの出入り口を開け閉めする感じだな。
倉庫みたいなもので勇者たちの知識にある時間が止まったりとかはないようだ。
しかし自分たちも入る事ができるので緊急避難や、物を置いたりする事はできそうだ。
あれ?
ここに寝泊まりできる小屋を作ったら野宿しないで済むんじゃない?
他にもいろいろありそうだが、まだレベル1だからな今後のレベルアップが楽しみだ。
俺がニマニマしているとアルソンが声をかけてくる。
「マルコイ‥精神的な病気にはポーションは効かないそうだ。あんまり無理するなよ。」
「お、おう。ありがとう大丈夫だよ。」
キリーエとアルソンが今後の事を少し話した後、アキーエとミミウの実家に寄った後に冒険者ギルドに行く事にした。
アキーエの家は宿をしており昔は5人程度止まる宿だったが、今は増築してあり20人は泊まれるくらいになっているようだ。
「お母さん。」
「あら?アキーエじゃない?どうしたのマルコイちゃんに振られて戻ってきたの?」
「ちょ、ちょっとお母さん何言ってるのよ!マルコイも一緒に近くを通ったから寄っただけよ!変な事言わないで!」
「ふ~ん。あらマルコイちゃんお久しぶりね。マルコイちゃん他の国の大会か何かで有名になったんだって?なんだかマルコイちゃんのお陰で村が活気づいてきたよ。村に来る人も多くなって宿も大きくさせてもらったよ。ありがとうね。こんな不束な娘だけどこれからも仲良くしてやってね。もうマルコイちゃんさえよかったら嫁にもらってくれてもいいからね。」
「もうお母さんったら!」
「何がもう!よ。マルコイちゃんなら玉の輿じゃないのよ。あんたったら昔から奥手なんだから。」
はい。
是非いただきたいと思っております!
俺はできるだけいい笑顔で答える。
「ありがとうございます。できるだけ早めにいただきたいと思ってます。」
「もう!マルコイまで!しらないっ!」
そう言ってアキーエは俺の肩を叩いて走っていった。
俺は叩かれた勢いでその場で3回転くらい回って地に沈む。
「マルコイちゃん‥もらってやってね‥多分マルコイちゃんじゃないと耐えれないと思うから‥」
「うっ‥は、はい。」
俺は立ち上がりフラつく足でアキーエの行った方に進んで行った。
「ただいまですぅ!」
次はミミウの家に寄る事にした。
ミミウの家は村で唯一の武具屋で、自警団や俺のように冒険者になろうとする若者向けの初心者用の武具を取り扱ってる店だった。
その店が今は少し大きくなり初心者用だけではなく、中堅者でも使えるような装備も扱っていた。
「ん?ミミウか?どうした戻ってきたのか。何かあったのか?」
ぶっきらぼうな言い方でそう告げるミミウの父親のイルム。
「ううん。依頼じゃないけどロンギル共和国に行く用事ができだから、その途中にみんなで寄ったんだぁ。」
「そうか。頑張ってるみたいだな。」
「うん!皆んなのお陰で冒険者ランクもAになったんだよぉ。」
「なんだと?そりゃすごいな。もしかしたらお前の親父さんは有名な冒険者だったのかもしれないな。」
ん?
どういう事だ。
有名な冒険者だったかもしれない?
俺が不思議そうな顔をしていたせいかイルムさんが気付いた。
「ミミウが言ってなかったみたいだな。ミミウは本当は俺の本当の娘じゃないんだ。俺が近くの森で素材集めをしていた時に拾った娘でな。」
なんだって。
そんなにさらっと。
ミミウは知ってたんだよな。
「ミミウには物心ついた時から言い聞かせてるからな。問題ない。しかし冒険者ランクAか‥昔からよく食べるしドワーフとか姫さまだったりしてな!あっはっは!」
なかなか衝撃の事実だな。
しかしミミウの出生については本人の問題だし俺たちには関係ない。
今一緒にいる事が大事だからな。
できれば突進してきた相手の前に壁でも作りたいものだが、空間の固定は一瞬しかできない‥
流石に空間を固定するなんてとんでもない事を長く続けるには途方もない魔力が必要になるようだ。
でもその一瞬でも使えるかもしれないので訓練あるのみだな。
他には『スペース』
これは勇者たちの知っている収納魔法みたいなものだな。
レベルで広さなどが変わるのだろうが魔法でスペースの出入り口を開け閉めする感じだな。
倉庫みたいなもので勇者たちの知識にある時間が止まったりとかはないようだ。
しかし自分たちも入る事ができるので緊急避難や、物を置いたりする事はできそうだ。
あれ?
ここに寝泊まりできる小屋を作ったら野宿しないで済むんじゃない?
他にもいろいろありそうだが、まだレベル1だからな今後のレベルアップが楽しみだ。
俺がニマニマしているとアルソンが声をかけてくる。
「マルコイ‥精神的な病気にはポーションは効かないそうだ。あんまり無理するなよ。」
「お、おう。ありがとう大丈夫だよ。」
キリーエとアルソンが今後の事を少し話した後、アキーエとミミウの実家に寄った後に冒険者ギルドに行く事にした。
アキーエの家は宿をしており昔は5人程度止まる宿だったが、今は増築してあり20人は泊まれるくらいになっているようだ。
「お母さん。」
「あら?アキーエじゃない?どうしたのマルコイちゃんに振られて戻ってきたの?」
「ちょ、ちょっとお母さん何言ってるのよ!マルコイも一緒に近くを通ったから寄っただけよ!変な事言わないで!」
「ふ~ん。あらマルコイちゃんお久しぶりね。マルコイちゃん他の国の大会か何かで有名になったんだって?なんだかマルコイちゃんのお陰で村が活気づいてきたよ。村に来る人も多くなって宿も大きくさせてもらったよ。ありがとうね。こんな不束な娘だけどこれからも仲良くしてやってね。もうマルコイちゃんさえよかったら嫁にもらってくれてもいいからね。」
「もうお母さんったら!」
「何がもう!よ。マルコイちゃんなら玉の輿じゃないのよ。あんたったら昔から奥手なんだから。」
はい。
是非いただきたいと思っております!
俺はできるだけいい笑顔で答える。
「ありがとうございます。できるだけ早めにいただきたいと思ってます。」
「もう!マルコイまで!しらないっ!」
そう言ってアキーエは俺の肩を叩いて走っていった。
俺は叩かれた勢いでその場で3回転くらい回って地に沈む。
「マルコイちゃん‥もらってやってね‥多分マルコイちゃんじゃないと耐えれないと思うから‥」
「うっ‥は、はい。」
俺は立ち上がりフラつく足でアキーエの行った方に進んで行った。
「ただいまですぅ!」
次はミミウの家に寄る事にした。
ミミウの家は村で唯一の武具屋で、自警団や俺のように冒険者になろうとする若者向けの初心者用の武具を取り扱ってる店だった。
その店が今は少し大きくなり初心者用だけではなく、中堅者でも使えるような装備も扱っていた。
「ん?ミミウか?どうした戻ってきたのか。何かあったのか?」
ぶっきらぼうな言い方でそう告げるミミウの父親のイルム。
「ううん。依頼じゃないけどロンギル共和国に行く用事ができだから、その途中にみんなで寄ったんだぁ。」
「そうか。頑張ってるみたいだな。」
「うん!皆んなのお陰で冒険者ランクもAになったんだよぉ。」
「なんだと?そりゃすごいな。もしかしたらお前の親父さんは有名な冒険者だったのかもしれないな。」
ん?
どういう事だ。
有名な冒険者だったかもしれない?
俺が不思議そうな顔をしていたせいかイルムさんが気付いた。
「ミミウが言ってなかったみたいだな。ミミウは本当は俺の本当の娘じゃないんだ。俺が近くの森で素材集めをしていた時に拾った娘でな。」
なんだって。
そんなにさらっと。
ミミウは知ってたんだよな。
「ミミウには物心ついた時から言い聞かせてるからな。問題ない。しかし冒険者ランクAか‥昔からよく食べるしドワーフとか姫さまだったりしてな!あっはっは!」
なかなか衝撃の事実だな。
しかしミミウの出生については本人の問題だし俺たちには関係ない。
今一緒にいる事が大事だからな。
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