結局、人は死んだらどうなるの？

第八章 終末

生きる者として①

　さて、ここまで 私わたしが聖書せいしょを 通とおして信しんじる「死後しごの世界せかい」についての「 仮説かせつ」を 長々ながながと紹介しょうかいして来きましたが、いかがだったでしょうか？
　まあ「 長々ながなが」とは言いっても、「聖書せいしょ」はキリスト教史きょうし2000 年ねん・旧約聖書時代きゅうやくせいしょじだいから 考かんがえるならさらに数千年すうせんねんという歴史れきしをもつ 書物しょもつですから、その内うちの極々僅ごくごくわずかな考察こうさつに 過すぎませんけどね。
　それに大前提だいぜんていとして触ふれたように、この「 仮説かせつ」はキリスト教全体きょうぜんたいの共通理解きょうつうりかいというワケでは 無なく、あくまでも私わたしが 聖書せいしょから知しり得えて信しんじ・イメージしている「 仮説かせつ」に過すぎません。ですから、 様々さまざまな「仮説かせつ」には 矛盾むじゅんや不備ふび・ 見解けんかいの相違そういがあるように、 私自身わたしじしんこの「仮説かせつ」が１００パーセント「 真実しんじつ・事実じじつ・ 正解せいかい」だとは思おもっていません。ただ、そうであると「 信しんじている」ものです。だって、 見みて来きたわけじゃ無ないですし、証明出来しょうめいできるわけでもないですからね。

　あなたが 信しんじ・イメージしている 死後しごの「仮説かせつ」ともかなり 見解けんかい・意見いけんが 違ちがう部分ぶぶんも多おおかったのではないでしょうか？

　さて、これまで見みて 来きたこの「仮説かせつ」が『 本当ほんとうなのであれば』、今いま、この 世界せかいでどのように生いきるべきか？　という死生観しせいかんの「 生せい」の部分ぶぶんについて、 私わたしが聖書せいしょから 理解りかいしている範囲はんいで続つづいて 簡単かんたんに 御紹介ごしょうかいしていきたいと思おもいます。