禅師白隠の教え

流浪

さぁ、困った。
彰裕は行き場を失ってしまった。
街の四辻に座った。
辻占いと言う訳である。

ジッ、と数息観をして、禅定に入っている。
彰裕の表面意識は、消えて、潜在意識に落ちた。
更に、深層意識に迄定が、入る頃。
深層意識に燃える、意識の窯をこじ開けた。

其処には、釈尊が、説き。空海と役行者が、腕を組み
舎利弗と、道元が語り合う世界が広がる。

彰裕は、定　に　入ったまま両目を開いた。
その両目は青い。聖者の目である。
釈尊が寄る、

いまだ、教えを広めよ！
仏刺である。
、、、、、、、
、、、、、、、
仏陀の思念が、彰裕のアジナーチャクラに注入された。
オンサラバタタギャターハンナマンナノウキャロミー
仏足頂礼すると、窯の蓋を閉めた。
意識を、表面意識に覚醒して、定からでた。

気付くと、黒山の人だかり。
彰裕を、十重二十重に取り囲む人々。
どうかしましたか！
聴く彰裕に、
あんた、熊に食われるとこ、だったんだよ！
またぎが、鉄砲で撃ち殺したから、よかったが！
横になっているのは、月の輪熊。

ほ～！
知らなかった！