いつか、観た空

ロコ

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20歳の決意

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鳥羽源一郎は、はなしの流れを、読んで決めた。

この女を抱こう!

思えば、女と手を繋いで歩いたことも無い。
筆下ろしには、格好の相手である。

今日、此処に宿を取ろうか!
今日は、排卵日!?

いきなりの、爆弾発言に、史子は思わず目が点。

さ、部屋に行こう!

初心な、筈。武士道の、筈。
鳥羽は、四十八手をキチンと、勉強して居た。
愛読書は、源氏物語。
此処で、攻守交代である。

部屋迄手を繋いでいくと、鍵を開けた。
史子は、呆気に取られている。
部屋扉を、後ろ手に締めて、秘め事は始まった。
シャワーも浴びずに、先づ、1時間で、一回戦は、終わった。
性獣史子は、負けじと、果敢に責め返す二回戦。
2匹の獣は、くんずほぐれず、組み討ちは、夜空の🌌東が白む頃迄続いた。

う、う~ん!

太陽が、天中に輝く頃史子は、目覚めた。
鳥羽は、未だ横で寝ている。
半世紀のストレスを、一気に放出した。

平和である。
人間も、未だ獣に属して居た頃は、

狂った猿
では、無かったのだろう。
鳥羽は、未だ未だ少年の趣きである。

可愛い!
史子は、鳥羽に惚れた。
義に、厚く。理に、聡く。武士道精神で、純真で真っ直ぐな男。今の日本人に居ないタイプである。

あっ!
そうだった!
史子は、昨晩排卵日。
出来るかもしれない。鳥羽の子を産む。嬉しい限りである。鳥羽の寝顔にキスして、シャワー室に入った。
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