貧乏伯爵令嬢は王弟に嫁ぐ

mimi

文字の大きさ
上 下
5 / 12

5

しおりを挟む

私は今年で34歳になるが立場上、家柄も身なりも見た目もそれなりにイイ女たちが俺の周りには数多くいた

いや、そんな可愛い言い方では物足りぬほど俺の周りに群がり争奪戦をしていた

あの女たちの顔を思い出すだけで今でも背筋がゾッとしてガクガクと震えたくなるほど女たちは鬼の形相でお互いを蹴落としあっていた。が、俺の前では清純で儚い自分を彼女たちはうまく演出していた。

だから、誤解されては困るから弁解するが、俺が不能だというわけではない

俺の息子はちゃんと朝勃っていて、たまったら排泄行為と同じように処理をしていた。

あの女たちの裏の顔を知ってからはどうも女に興味が出ず、俺淡白なタイプで家のために後継者を作れればそれでよいと納得させていた。


そんな俺の前に現れたのが遠い親戚のティーマリン


雷に撃たれたような衝撃を受けてから俺は彼女しか見えていない。例えロリコンと言われても構わない。


実はコソコソと隠れて僻地の伯爵領に彼女を見に行ったり、2年間貴族の子女たちが通う王都にある淑女教育を行う学校に通うティーマーリンを心のシャッターを押すべく(勿論、物理的なシャッターもしっかりと押した)公務の傍ら俺も共に学校へ通った。(勿論、隠れて)

その内に俺は俺の妄想が爆発し、俺が思っていた以上に彼女の虜になり、気がつけば自力で這い上がらない程の深い沼にすっぽりとハマっていた。

テオは「それを恋と言うんだ」

と、心底呆れた口調で言っていた。


それからはもう、我慢の連続で脳内であんなことやそんなことをしながら現実では1人寂しく、暴れ馬を己の手で鎮めまくった。


ティーマーリンを好きだと認め恋をしたと自覚してから日常がキラキラと輝き始めたことも追記しておく。


なにせ、程よい休息(と言う名のストーカー行為)をとり素晴らしい睡眠(夢の中であんなことやそんなことを)し、暇な議会を楽しく過ごすこと)とにかくティーマーリンとラブラブイチャイチャしていることを妄想しまくる)が出来るようになったからだ。


俺は、とにかく彼女と巡り合わせてくれた神にこの時ばかりは感謝しまくった。(教会に多額の寄付をした)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

巨根王宮騎士の妻となりまして

天災
恋愛
 巨根王宮騎士の妻となりまして

伯爵令嬢のユリアは時間停止の魔法で凌辱される。【完結】

ちゃむにい
恋愛
その時ユリアは、ただ教室で座っていただけのはずだった。 「……っ!!?」 気がついた時には制服の着衣は乱れ、股から白い粘液がこぼれ落ち、体の奥に鈍く感じる違和感があった。 ※ムーンライトノベルズにも投稿しています。

若妻はえっちに好奇心

はぴろっく
恋愛
結婚してから数年、夫婦円満で仲良く生活している。 しかし、私のお家事情で仕事が忙しい日々が続き、旦那様とはすれ違いの日々を重ねて、私は仕事の疲れからセックスレスになっていた。 ある日、さり気なく旦那様と一緒にお風呂に入った。久しぶりに裸の対面だった。 男と女が、裸で狭く密閉された場所にいるのだから、自然的にせっくすに発展する。 私は久しぶりに頭の中をグラグラする刺激の快感を覚え、えっちの素晴らしさに目覚め、セックスレスから脱却する。 その日のHをきっかけに、私はえっちに好奇心が湧き、次第に普通のえっちから人に言えないえっちに覚醒していく。

【完結】彼女はまだ本当のことを知らない

七夜かなた
恋愛
騎士団の受付係として働くタニヤは実家を助けるため、女性用のエロい下着のモニターのバイトをしていた。 しかしそれを、女性関係が派手だと噂の狼獣人の隊長ランスロット=テスターに知られてしまった。 「今度俺にそれを着ているところを見せてよ」 彼はタニヤにそう言って、街外れの建物に連れて行った。

騎士団長の欲望に今日も犯される

シェルビビ
恋愛
 ロレッタは小さい時から前世の記憶がある。元々伯爵令嬢だったが両親が投資話で大失敗し、没落してしまったため今は平民。前世の知識を使ってお金持ちになった結果、一家離散してしまったため前世の知識を使うことをしないと決意した。  就職先は騎士団内の治癒師でいい環境だったが、ルキウスが男に襲われそうになっている時に助けた結果纏わりつかれてうんざりする日々。  ある日、お地蔵様にお願いをした結果ルキウスが全裸に見えてしまった。  しかし、二日目にルキウスが分身して周囲から見えない分身にエッチな事をされる日々が始まった。  無視すればいつかは収まると思っていたが、分身は見えていないと分かると行動が大胆になっていく。  文章を付け足しています。すいません

政略結婚の約束すら守ってもらえませんでした。

克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 「すまない、やっぱり君の事は抱けない」初夜のベットの中で、恋焦がれた初恋の人にそう言われてしまいました。私の心は砕け散ってしまいました。初恋の人が妹を愛していると知った時、妹が死んでしまって、政略結婚でいいから結婚して欲しいと言われた時、そして今。三度もの痛手に私の心は耐えられませんでした。

【完結】愛していないと王子が言った

miniko
恋愛
王子の婚約者であるリリアナは、大好きな彼が「リリアナの事など愛していない」と言っているのを、偶然立ち聞きしてしまう。 「こんな気持ちになるならば、恋など知りたくはなかったのに・・・」 ショックを受けたリリアナは、王子と距離を置こうとするのだが、なかなか上手くいかず・・・。 ※合わない場合はそっ閉じお願いします。 ※感想欄、ネタバレ有りの振り分けをしていないので、本編未読の方は自己責任で閲覧お願いします。

処理中です...