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しおりを挟む私は今年で34歳になるが立場上、家柄も身なりも見た目もそれなりにイイ女たちが俺の周りには数多くいた
いや、そんな可愛い言い方では物足りぬほど俺の周りに群がり争奪戦をしていた
あの女たちの顔を思い出すだけで今でも背筋がゾッとしてガクガクと震えたくなるほど女たちは鬼の形相でお互いを蹴落としあっていた。が、俺の前では清純で儚い自分を彼女たちはうまく演出していた。
だから、誤解されては困るから弁解するが、俺が不能だというわけではない
俺の息子はちゃんと朝勃っていて、たまったら排泄行為と同じように処理をしていた。
あの女たちの裏の顔を知ってからはどうも女に興味が出ず、俺淡白なタイプで家のために後継者を作れればそれでよいと納得させていた。
そんな俺の前に現れたのが遠い親戚のティーマリン
雷に撃たれたような衝撃を受けてから俺は彼女しか見えていない。例えロリコンと言われても構わない。
実はコソコソと隠れて僻地の伯爵領に彼女を見に行ったり、2年間貴族の子女たちが通う王都にある淑女教育を行う学校に通うティーマーリンを心のシャッターを押すべく(勿論、物理的なシャッターもしっかりと押した)公務の傍ら俺も共に学校へ通った。(勿論、隠れて)
その内に俺は俺の妄想が爆発し、俺が思っていた以上に彼女の虜になり、気がつけば自力で這い上がらない程の深い沼にすっぽりとハマっていた。
テオは「それを恋と言うんだ」
と、心底呆れた口調で言っていた。
それからはもう、我慢の連続で脳内であんなことやそんなことをしながら現実では1人寂しく、暴れ馬を己の手で鎮めまくった。
ティーマーリンを好きだと認め恋をしたと自覚してから日常がキラキラと輝き始めたことも追記しておく。
なにせ、程よい休息(と言う名のストーカー行為)をとり素晴らしい睡眠(夢の中であんなことやそんなことを)し、暇な議会を楽しく過ごすこと)とにかくティーマーリンとラブラブイチャイチャしていることを妄想しまくる)が出来るようになったからだ。
俺は、とにかく彼女と巡り合わせてくれた神にこの時ばかりは感謝しまくった。(教会に多額の寄付をした)
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