121 / 219
動き出す時
閑話;或第四皇子専属護衛騎士の自覚
しおりを挟む
やらかしてしまった。言ってしまった。
俺はヴァイナモ・アッラン・サルメライネン。ハーララ帝国近衛騎士団第四部隊所属、第四皇子専属護衛騎士である。こう字面だけ見ると長ったらしくて仕方ないが、要は第四皇子のエルネスティ・トゥーレ・タルヴィッキ・ニコ・ハーララ殿下の専属護衛騎士だと認識してもらえれば結構。
……いや、何悠長に自己紹介してんだ自分。てか誰に向かって自己紹介してんだ自分。動揺しすぎだ阿呆。
俺はついさっき、と言うか寧ろたった今、我が主であるエルネスティ様のことが好きだと自覚した。そしてあろうことか口が滑ってしまい、自覚して秒で本人に告白してしまった。なんてこった。
俺の目の前で驚愕の色に染まる敬愛なる主を見ていると、後悔と達成感が一緒くたに襲って来た。
本来この気持ちは一生伝えるべきではなかった。俺に勝算がないことも、分不相応だと言うこともわかっているから。一生胸に隠し込んで、その時が来るまでエルネスティ様をお護りするのが最善だと思う。エルネスティ様とどうこうしたいなりたいだなんて自分よがりな我儘だ。
でもどうしようもなく、輝く水面と悠々たる夕日をバックにこちらへ満面の笑みを浮かべるエルネスティ様が綺麗だったから。脳内に自然と『好き』と言う単語が浮かび上がったのだ。
突拍子もなく出てきた『好き』と言う感情を、抵抗なく受け入れた自分に驚きを隠せない。その気持ちが自分に馴染みすぎたが故に、思わず声に出してしまったのだが。
口から零れてしまった俺の本音をどう誤魔化そうかと悩んでいた時、エルネスティ様は都合の良いように解釈してくれたのに。それに乗っかっていれば、ギリギリセーフだったのに。俺の気持ちをエルネスティ様本人に、しかも笑顔で否定されて、『違う。貴方が好きなんだ』って気持ちが溢れて来てしまった。
ああ、俺はどうしようもなくエルネスティ様が好きなんだ。一生隠し通すなんて、到底無理な話なのだ。
俺はおそらくこれで最後になるであろうエルネスティ様の温もりを忘れまいと腕に力を入れて目を瞑った。自分の気持ちを整理するために、今までのことを思い返しながら。
* * *
俺がこの気持ちに気づく予兆は沢山あった。
一番のきっかけであろう出来事は、サルメライネン伯爵領へと旅立つ少し前のこと。近衛騎士の先輩であるオリヴァ・クレーモラとアスモ・カンナス改めアスモ・クレーモラの結婚を祝して、第四部隊の面々で飲みに出かけた時だ。
皆いい具合に酒の入って来た頃、その場のノリで団長がオリヴァ先輩に、アスモ先輩のどう言った部分が好きなのか尋ねた。酒が入ってなくても弾丸惚気トークをし始めるオリヴァ先輩は、酒が入って気分が良かったのか、それはもう熱烈にアスモ先輩の惚気を投下していった。
アスモは何をしていても可愛い。けど好きなことに対して一直線になる時が一番可愛い。
アスモの笑顔はいつも俺の心を癒してくれる、精神安定剤だ。それさえあれば俺はどんなに辛くても頑張れる。
芯の強さがあるのに、時折どうしようもなく護りたくなる弱さがある。そのギャップが俺の庇護欲を容赦なく擽る。
アスモになら俺の全てを捧げられる。アスモは俺の人生を鮮やかに彩ってくれた、大切な人だから。
その他延々とアスモ先輩への愛を語るオリヴァ先輩に、団長は後悔したように頭を抱えていた。団長は多忙だから、オリヴァ先輩の飲みに付き合わされて長々と惚気を聞く、ってことがなかったんだろうな、と俺は考えながら酒をちびちびと飲んだ。別段酒に弱い訳ではないが、まだ飲み慣れてないから一度に多くは飲めないのだ。
俺は酒でふわふわとした頭で、オリヴァ先輩の先程の話を思い返していた。俺は愛だとか好きだとかよくわからないから、もしかしたら理解するきっかけになるかもしれないと思ったのだ。別に俺はエルネスティ様の騎士でいられるのであれば一生独身でもいいが。
何をしていても可愛い人。好きなことに一直線な時が一番可愛い人。
笑顔が俺の癒しになる人。この人のためなら頑張れると思えるような人。
芯の強さを持ちながら、時たま弱さを見せる人。護りたいと思う人。
自分の全てを捧げられる人。俺の人生を鮮やか彩ってくれた人。
それって、全て。
「……俺にとっての、エルネスティ様だ」
皆、いい具合に酔っ払って馬鹿騒ぎしている中、俺の呟きは隣に座っていた後輩のサムエル・ランデルにしか届かなかった。サムエルは「何がヴァイナモ先輩にとっての殿下なんですかあ?」と酔っ払ってるのか素面なのかわからない様子で聞いてきたので、俺は慌てて首を振って「何でもない」と答えた。
俺が、エルネスティ様のことが、好き?
いや、まさか、そんな。
きっとこの気持ちは俺にとっては騎士として主に捧げる忠誠だ。オリヴァ先輩と俺は違うのだ。同じことを思ったとして、それが同じ感情へと繋がるとは限らないのだ。先走るな、俺。
俺は一旦そう自分に言い聞かせて、その考えを紛らわせるために酒を呷ったのであった。
* * *
そんなことを考えながら騎士寮の自室に戻って、手短にシャワーを浴びてベッドに直行して眠った、その日見た夢と言うのが、
涙目で頬を赤らめているエルネスティ様を、俺が押し倒しているものだった。
目が覚めた時、俺は自分の正気を疑った。主である13歳の華奢な皇子を押し倒す19歳のゴツい近衛騎士。犯罪臭しかしない絵面だ。寧ろ犯罪じゃないって言える部分が皆無だ。それを夢で見るんだから、俺の中にはそう言った願望があるって言うことで。
もしかしたら、俺はエルネスティ様が好きなのだろうか。
そこまで考えて、俺は自分の考えを否定した。ただ単に欲求不満なだけの可能性が大いにあったからだ。寧ろそちらの方が有り得る。そう思ったのだ。
だがただの欲求不満だとしても、それはそれで色々やばいことではある。
まず俺は男で、エルネスティ様も男だ。同性愛は認可されているが、やはり同性からいかがわしい目で見られるのは気持ち悪いだろう。特に俺は体格の良い野郎だ。エルネスティ様がもし女性を好きになる方であれば、許容出来る要素などない。
次に歳が離れすぎている。大人になれば6歳差は誤差の範囲なのだが、子供のうちは6歳の壁は想像以上に高い。13歳のエルネスティ様にとって、19歳の俺はおじさんと言っても過言ではない。おじさんがそんな目で13歳の少年を見るなんて、犯罪臭しかしない。
そして何より、俺は騎士でエルネスティ様は主である。別に主と騎士の恋愛がご法度と言う訳ではないし、俺は伯爵家の三男だから皇族と婚姻を結ぶことも出来る。だけど、そう言う問題じゃない。
エルネスティ様は俺に対して純粋な信頼を俺に向けてくださっている。それなのに、俺がエルネスティ様に向けているのは劣情を孕んだ醜い欲望だ。これが少女のような初々しい恋心ならまだ良かったものを。仮にこの気持ちが恋であっても、醜く歪んだものには変わりない。
俺はエルネスティ様の騎士でありながら、いかがわしい夢を見るような邪な感情をエルネスティ様に抱いている。主で、13歳で、少年であるエルネスティ様に。
そのことをエルネスティ様に知られたら、きっと幻滅されるに違いない。
嫌だ。エルネスティ様に軽蔑されて見限られるぐらいなら、死んだ方がマシだ。
でも死んでしまったら、エルネスティ様をお護り出来ない。生きないと。生きないと。
エルネスティ様のお側にいるためにも、この感情は隠しさないと。押し殺さないと。俺はそう決心した。
一瞬、欲求不満なら娼婦館なりなんなり行って欲求を満たした方が手っ取り早い、と言う考えが頭を過ぎった。しかし何故か、娼婦館の女性では俺の欲求が満たされることがないような気がした。感情のない行為など虚しいだけだ。それで満たされるほど飢えてる訳ではない。
それにそんな所に行くぐらいならその時間を鍛錬に費やした方がよっぽど自分やエルネスティ様のためになる。だから行くのは止しておこう。そう言う考えに至ったのだ。
今思えば、俺はその時からエルネスティ様のことが好きで、好きな人以外と関係を持つことを無意識に嫌がったのではなかろうか。その真意は俺ですらわかりはしないが。
* * * * * * * * *
2022/03/16
誤字修正しました。
俺はヴァイナモ・アッラン・サルメライネン。ハーララ帝国近衛騎士団第四部隊所属、第四皇子専属護衛騎士である。こう字面だけ見ると長ったらしくて仕方ないが、要は第四皇子のエルネスティ・トゥーレ・タルヴィッキ・ニコ・ハーララ殿下の専属護衛騎士だと認識してもらえれば結構。
……いや、何悠長に自己紹介してんだ自分。てか誰に向かって自己紹介してんだ自分。動揺しすぎだ阿呆。
俺はついさっき、と言うか寧ろたった今、我が主であるエルネスティ様のことが好きだと自覚した。そしてあろうことか口が滑ってしまい、自覚して秒で本人に告白してしまった。なんてこった。
俺の目の前で驚愕の色に染まる敬愛なる主を見ていると、後悔と達成感が一緒くたに襲って来た。
本来この気持ちは一生伝えるべきではなかった。俺に勝算がないことも、分不相応だと言うこともわかっているから。一生胸に隠し込んで、その時が来るまでエルネスティ様をお護りするのが最善だと思う。エルネスティ様とどうこうしたいなりたいだなんて自分よがりな我儘だ。
でもどうしようもなく、輝く水面と悠々たる夕日をバックにこちらへ満面の笑みを浮かべるエルネスティ様が綺麗だったから。脳内に自然と『好き』と言う単語が浮かび上がったのだ。
突拍子もなく出てきた『好き』と言う感情を、抵抗なく受け入れた自分に驚きを隠せない。その気持ちが自分に馴染みすぎたが故に、思わず声に出してしまったのだが。
口から零れてしまった俺の本音をどう誤魔化そうかと悩んでいた時、エルネスティ様は都合の良いように解釈してくれたのに。それに乗っかっていれば、ギリギリセーフだったのに。俺の気持ちをエルネスティ様本人に、しかも笑顔で否定されて、『違う。貴方が好きなんだ』って気持ちが溢れて来てしまった。
ああ、俺はどうしようもなくエルネスティ様が好きなんだ。一生隠し通すなんて、到底無理な話なのだ。
俺はおそらくこれで最後になるであろうエルネスティ様の温もりを忘れまいと腕に力を入れて目を瞑った。自分の気持ちを整理するために、今までのことを思い返しながら。
* * *
俺がこの気持ちに気づく予兆は沢山あった。
一番のきっかけであろう出来事は、サルメライネン伯爵領へと旅立つ少し前のこと。近衛騎士の先輩であるオリヴァ・クレーモラとアスモ・カンナス改めアスモ・クレーモラの結婚を祝して、第四部隊の面々で飲みに出かけた時だ。
皆いい具合に酒の入って来た頃、その場のノリで団長がオリヴァ先輩に、アスモ先輩のどう言った部分が好きなのか尋ねた。酒が入ってなくても弾丸惚気トークをし始めるオリヴァ先輩は、酒が入って気分が良かったのか、それはもう熱烈にアスモ先輩の惚気を投下していった。
アスモは何をしていても可愛い。けど好きなことに対して一直線になる時が一番可愛い。
アスモの笑顔はいつも俺の心を癒してくれる、精神安定剤だ。それさえあれば俺はどんなに辛くても頑張れる。
芯の強さがあるのに、時折どうしようもなく護りたくなる弱さがある。そのギャップが俺の庇護欲を容赦なく擽る。
アスモになら俺の全てを捧げられる。アスモは俺の人生を鮮やかに彩ってくれた、大切な人だから。
その他延々とアスモ先輩への愛を語るオリヴァ先輩に、団長は後悔したように頭を抱えていた。団長は多忙だから、オリヴァ先輩の飲みに付き合わされて長々と惚気を聞く、ってことがなかったんだろうな、と俺は考えながら酒をちびちびと飲んだ。別段酒に弱い訳ではないが、まだ飲み慣れてないから一度に多くは飲めないのだ。
俺は酒でふわふわとした頭で、オリヴァ先輩の先程の話を思い返していた。俺は愛だとか好きだとかよくわからないから、もしかしたら理解するきっかけになるかもしれないと思ったのだ。別に俺はエルネスティ様の騎士でいられるのであれば一生独身でもいいが。
何をしていても可愛い人。好きなことに一直線な時が一番可愛い人。
笑顔が俺の癒しになる人。この人のためなら頑張れると思えるような人。
芯の強さを持ちながら、時たま弱さを見せる人。護りたいと思う人。
自分の全てを捧げられる人。俺の人生を鮮やか彩ってくれた人。
それって、全て。
「……俺にとっての、エルネスティ様だ」
皆、いい具合に酔っ払って馬鹿騒ぎしている中、俺の呟きは隣に座っていた後輩のサムエル・ランデルにしか届かなかった。サムエルは「何がヴァイナモ先輩にとっての殿下なんですかあ?」と酔っ払ってるのか素面なのかわからない様子で聞いてきたので、俺は慌てて首を振って「何でもない」と答えた。
俺が、エルネスティ様のことが、好き?
いや、まさか、そんな。
きっとこの気持ちは俺にとっては騎士として主に捧げる忠誠だ。オリヴァ先輩と俺は違うのだ。同じことを思ったとして、それが同じ感情へと繋がるとは限らないのだ。先走るな、俺。
俺は一旦そう自分に言い聞かせて、その考えを紛らわせるために酒を呷ったのであった。
* * *
そんなことを考えながら騎士寮の自室に戻って、手短にシャワーを浴びてベッドに直行して眠った、その日見た夢と言うのが、
涙目で頬を赤らめているエルネスティ様を、俺が押し倒しているものだった。
目が覚めた時、俺は自分の正気を疑った。主である13歳の華奢な皇子を押し倒す19歳のゴツい近衛騎士。犯罪臭しかしない絵面だ。寧ろ犯罪じゃないって言える部分が皆無だ。それを夢で見るんだから、俺の中にはそう言った願望があるって言うことで。
もしかしたら、俺はエルネスティ様が好きなのだろうか。
そこまで考えて、俺は自分の考えを否定した。ただ単に欲求不満なだけの可能性が大いにあったからだ。寧ろそちらの方が有り得る。そう思ったのだ。
だがただの欲求不満だとしても、それはそれで色々やばいことではある。
まず俺は男で、エルネスティ様も男だ。同性愛は認可されているが、やはり同性からいかがわしい目で見られるのは気持ち悪いだろう。特に俺は体格の良い野郎だ。エルネスティ様がもし女性を好きになる方であれば、許容出来る要素などない。
次に歳が離れすぎている。大人になれば6歳差は誤差の範囲なのだが、子供のうちは6歳の壁は想像以上に高い。13歳のエルネスティ様にとって、19歳の俺はおじさんと言っても過言ではない。おじさんがそんな目で13歳の少年を見るなんて、犯罪臭しかしない。
そして何より、俺は騎士でエルネスティ様は主である。別に主と騎士の恋愛がご法度と言う訳ではないし、俺は伯爵家の三男だから皇族と婚姻を結ぶことも出来る。だけど、そう言う問題じゃない。
エルネスティ様は俺に対して純粋な信頼を俺に向けてくださっている。それなのに、俺がエルネスティ様に向けているのは劣情を孕んだ醜い欲望だ。これが少女のような初々しい恋心ならまだ良かったものを。仮にこの気持ちが恋であっても、醜く歪んだものには変わりない。
俺はエルネスティ様の騎士でありながら、いかがわしい夢を見るような邪な感情をエルネスティ様に抱いている。主で、13歳で、少年であるエルネスティ様に。
そのことをエルネスティ様に知られたら、きっと幻滅されるに違いない。
嫌だ。エルネスティ様に軽蔑されて見限られるぐらいなら、死んだ方がマシだ。
でも死んでしまったら、エルネスティ様をお護り出来ない。生きないと。生きないと。
エルネスティ様のお側にいるためにも、この感情は隠しさないと。押し殺さないと。俺はそう決心した。
一瞬、欲求不満なら娼婦館なりなんなり行って欲求を満たした方が手っ取り早い、と言う考えが頭を過ぎった。しかし何故か、娼婦館の女性では俺の欲求が満たされることがないような気がした。感情のない行為など虚しいだけだ。それで満たされるほど飢えてる訳ではない。
それにそんな所に行くぐらいならその時間を鍛錬に費やした方がよっぽど自分やエルネスティ様のためになる。だから行くのは止しておこう。そう言う考えに至ったのだ。
今思えば、俺はその時からエルネスティ様のことが好きで、好きな人以外と関係を持つことを無意識に嫌がったのではなかろうか。その真意は俺ですらわかりはしないが。
* * * * * * * * *
2022/03/16
誤字修正しました。
216
お気に入りに追加
3,792
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれて追放されたのに、どうして王子のお前がついてくる。
イコ
BL
魔族と戦争を繰り広げている王国は、人材不足のために勇者召喚を行なった。
力ある勇者たちは優遇され、巻き込まれた主人公は追放される。
だが、そんな主人公に優しく声をかけてくれたのは、召喚した側の第五王子様だった。
イケメンの王子様の領地で一緒に領地経営? えっ、男女どっちでも結婚ができる?
頼りになる俺を手放したくないから結婚してほしい?
俺、男と結婚するのか?
【第1部完結】悪役令息ですが、家族のため精一杯生きているので邪魔しないでください~僕の執事は僕にだけイケすぎたオジイです~
ちくわぱん
BL
【11/28第1部完結・12/8幕間完結】(第2部開始は年明け後の予定です)ハルトライアは前世を思い出した。自分が物語の当て馬兼悪役で、王子と婚約するがのちに魔王になって結局王子と物語の主役に殺される未来を。死にたくないから婚約を回避しようと王子から逃げようとするが、なぜか好かれてしまう。とにかく悪役にならぬように魔法も武術も頑張って、自分のそばにいてくれる執事とメイドを守るんだ!と奮闘する日々。そんな毎日の中、困難は色々振ってくる。やはり当て馬として死ぬしかないのかと苦しみながらも少しずつ味方を増やし成長していくハルトライア。そして執事のカシルもまた、ハルトライアを守ろうと陰ながら行動する。そんな二人の努力と愛の記録。両片思い。じれじれ展開ですが、ハピエン。
悪役王子の取り巻きに転生したようですが、破滅は嫌なので全力で足掻いていたら、王子は思いのほか優秀だったようです
魚谷
BL
ジェレミーは自分が転生者であることを思い出す。
ここは、BLマンガ『誓いは星の如くきらめく』の中。
そしてジェレミーは物語の主人公カップルに手を出そうとして破滅する、悪役王子の取り巻き。
このままいけば、王子ともども断罪の未来が待っている。
前世の知識を活かし、破滅確定の未来を回避するため、奮闘する。
※微BL(手を握ったりするくらいで、キス描写はありません)
悪役令息に憑依したけど、別に処刑されても構いません
ちあ
BL
元受験生の俺は、「愛と光の魔法」というBLゲームの悪役令息シアン・シュドレーに憑依(?)してしまう。彼は、主人公殺人未遂で処刑される運命。
俺はそんな運命に立ち向かうでもなく、なるようになる精神で死を待つことを決める。
舞台は、魔法学園。
悪役としての務めを放棄し静かに余生を過ごしたい俺だが、謎の隣国の特待生イブリン・ヴァレントに気に入られる。
なんだかんだでゲームのシナリオに巻き込まれる俺は何度もイブリンに救われ…?
※旧タイトル『愛と死ね』
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
もしかして俺の主人は悪役令息?
一花みえる
BL
「ぼく、いいこになるからね!」
10歳の誕生日、いきなりそう言い出した主人、ノア・セシル・キャンベル王子は言葉通りまるで別人に生まれ変わったような「いい子」になった。従者のジョシュアはその変化に喜びつつも、どこか違和感を抱く。
これって最近よく聞く「転生者」?
一方ノアは「ジョシュアと仲良し大作戦」を考えていた。
主人と従者がおかしな方向にそれぞれ頑張る、異世界ほのぼのファンタジーです。
転生令息の、のんびりまったりな日々
かもめ みい
BL
3歳の時に前世の記憶を思い出した僕の、まったりした日々のお話。
※ふんわり、緩やか設定な世界観です。男性が女性より多い世界となっております。なので同性愛は普通の世界です。不思議パワーで男性妊娠もあります。R15は保険です。
痛いのや暗いのはなるべく避けています。全体的にR15展開がある事すらお約束できません。男性妊娠のある世界観の為、ボーイズラブ作品とさせて頂いております。こちらはムーンライトノベル様にも投稿しておりますが、一部加筆修正しております。更新速度はまったりです。
※無断転載はおやめください。Repost is prohibited.
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる