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新型コロナウイルスの世界的パンデミックと混乱は、組織至上主義が仇になっている。

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新型コロナウイルスが世界的にパンデミック状態であると、WHOが発表した。
アメリカのトランプ大統領は、東京オリンピックは1年延期が望ましいと発言した。

そのせいもあって、東京オリンピックの中止もしくは延期が現実的になってきた。
そもそも東京オリンピックは、新型コロナウイルスがなくても歓迎されてなかった。
東日本大震災の東北地方の被災地が、まだ復興しきれていない状況の中で、
オリンピックどころじゃないという意見も一定数あった。

僕もオリンピックどころじゃないだろと思ったけど、オリンピックをきっかけに、
逆に復興が早まる可能性も考えたので、オリンピックをきっかけに
良い方向に繋がればいいのかなと思ってた。
ところが、実際はそうじゃなく、東京をかっこよく見せる事に力を注がれ、
復興をアピールするオリンピックではなかったのかなとさえ思った。


今、新型コロナウイルスが世界的流行となり、世界も混乱している。
もともと新型コロナウイルスは、そんなに大騒ぎするものではないと言われていて、
中国政府もWHOも、そこまで大きな問題として扱ってなかった。
ところが、急に大きな問題として扱って、大騒ぎし始めた。

中国政府が大きな問題じゃないだろと思って、初動が鈍った。
WHOは中国政府が大きな問題じゃないと判断したため、WHOも初動が鈍った。
日本は、中国政府もWHOも大きな問題じゃないと判断したため、日本政府も初動が鈍った。

これが、組織至上主義が逆に仇になった事の証明です。
WHOは中国という大きな組織を信じてしまった。
日本は、中国とWHOという大きな組織を信じてしまった。
大きな組織を信じてしまうと、こういう事が起こりうる。

あらゆる大きな組織が、中途半端な対応をしたから、全体に混乱を招いた。


どんな組織であっても、大事な事があります。

自分達で考える。
自分達で調べる。
独自の情報ルートを持つ。
自分達で答え合わせする。
自分達で見極める。
自分達で判断する。


何でもかんでも、国際機関が正しいとは限らない。
何でもかんでも、国の対応が正しいとは限らない。
何でもかんでも、世界が正しいとは限らない。
何でもかんでも、全体が正しいとは限らない。
何でもかんでも、影響力のある組織・影響力のある人間が正しいとは限らない。

だから、必ずしも全ての事において、大きな組織を基準にしていいわけじゃない。

組織運営を行ううえでも、『大きな組織を基準』にすることと、『自分達で』を、
冷静に柔軟に臨機応変に、適応できないといけないんです。
バランスが大事なんですね。

基本的に組織至上主義って、責任の所在が曖昧になるし、
責任のなすりつけ合いにもなるんですよね。
大きな組織であればあるほど、そういう傾向にあります。


特に、現代は大きな組織の弱体化が進んでいるんです。
国連もそうだし、WHOもそうだし。
そういう状況がある中で、まだ大きな組織に従う
組織至上主義の組織運営をやり続けるのか?


僕はそれをやる方が、国民を混乱に招き、パンデミックに繋がるんだと思う。
組織は基本的に、様々な思惑で運営が行われるので、
正直、そんなに信用すべきものじゃないと思う。
組織って、ほぼ利害ありきだからね。

大きな組織は基本的に、利害で組織運営が行われてるといってもいい。
だから、組織の出す情報って、全部を信じる方が危険。


それぞれの組織が、冷静に正しい情報を入手して、答え合わせして、
冷静に見極め、冷静に判断していたら、ここまでの事態にならなかったと思う。
組織の中にいる個人個人に、様々な気付きがあれば。

ただ、大きな組織ほど、個人の気付きは簡単に潰される。
大きな組織ほど、少数意見はスルーされやすい。
大きな組織ほど、強行突破されやすい。
だから、大きな組織ほど正しいことを貫くのって難しい。
大きな組織ほど、真実よりも利害が重要視されやすい。

組織の中で、個人個人が大人の事情に逆らえない事は多いと思う。


新型コロナウイルスが世界的流行になってるというよりも、
あらゆる組織のトップの方々の中途半端な判断、中途半端な対応によって、
新型コロナウイルスが流行ってるように見えるように導いてしまったというのが、
実際のところだと思う。


新型コロナウイルスが大きな問題だったというよりは、
あらゆる組織のトップに立つ人達の見極め、判断に問題があった。
だから、大騒ぎするほどじゃない問題が、大きな問題に発展してしまった。


経験のない事だから、しょうがない。
初めての事だから、しょうがない。
そんな事を言う人達もいるけど、しょうがない事はないです。

なぜなら、彼らは仕事としてやってるわけだから。
仕事としてやる以上は、プロフェッショナルとしての働きを求められる。
それは、当たり前のことです。

仕事において、情報の扱い方や見極め方、調べ方、判断の仕方って、とても重要なんです。
僕も長年管理職やってるし、長年様々な情報を扱ってきたから、情報というものの扱い方の重要性は分かってます。


多くの人は、流れてくる情報に流されやすい。
だけど、仕事においては、情報は掴みにいかないといけないんです。
情報が来るのを待つんじゃなく、自分から調べに行く。
その方が先手を打てるんです。
情報を待ったり、流れてくる情報に動かされると、だいたい後手に回る。
そして、だいたい判断を誤ります。


流れてくる情報を見る事は、大事なんです。
だけど、その情報に対して根拠を探らないといけないんです。
どういうデータで、どういう理論で、その情報になってるのか。
それを自分が納得できるところまで、調べるわけです。
賛否の賛も否も両方の根拠を調べてみたり、様々なデータを調べてみたり。

それらの総合的な情報をもとに、自分なりの考えを持ち、自分なりの答えを出し、
自分なりの判断をする。


今の時代、ネットで情報がたくさん調べられるから、個人でそれができる。
メディアの情報やSNSで流れてくる情報を鵜呑みにするよりも、
そういう情報の探り方をした方がいい。


新型コロナウイルスは新しいウイルスだから。
経験した事のないウイルスだから。
未知のウイルスだから。
だから、後手に回るのはしょうがない。

そんな意見もありますが、そんな事はないです。
それでも、準備できる事はありました。


未知のものだろうが、経験がなかろうが、
ウイルス自体は昔からあるわけです。
最悪の事態になるウイルスも、大したことないウイルスも、
両方の経験はあるわけです。

だからこそ、両方を想定した準備ができたはずなんです。

最悪の事態になる事を想定したパターン。
さほど広がらない事を想定したパターン。
両方のパターンを想定して、それなりの準備はできたわけです。
学習能力さえあれば、そういう準備は絶対できる。

この時期までにこういう状況だったら、こういう対応にしよう。
この時期までにこういう状況だったら、こういう判断をしよう。
それくらいの準備はできるし、そういう準備をしている事を
公開しておく事だってできる。


それをやらずに、目の前の情報や出来事に流されて、
それでテンパっちゃって、その場凌ぎの対応ばかりやって、
流されるがままの対応を繰り返す事で、多くの国民が混乱して、
世界がとんでもない事になってしまった。


本当に、愚かとしか言いようがない。


基本的に仕事ができる人とできない人の最大の違いは、
学習能力があるかどうかなんです。

仕事できる人は、だいたい学習能力がある。
過去の経験を活かすような仕事のやり方ができる。
仕事ができない人は、だいたい学習能力がない。
過去の経験も活かせないし、頭に何も残ってないんですね。

今、あらゆる大きな組織でトップに立ってる人って、
仕事ができないパターンの人が多い。
だから、こういう事になる。


そういう意味では、仕事ができるかどうかと学歴は関係ない。
有名大学出てても、学生時代テストの点数が良くても、
仕事で学習能力がない人間は、本当に多いから。


こういうのって、日本社会だけかと思ってたけど、
世界にも蔓延してるのかなって思った。
世界の混乱具合を見ると、そう思えてしまう。


インフルエンザが流行ってる時期でも、インフルエンザの死者がたくさんいる時期でも、毎年通常営業してるわけだから、本当はそんなに混乱することではなかったと思う。

お偉いさん方は、みんなどんな責任の取り方をするんだろうか。
混乱しなくていい事で、混乱させちゃってるわけだから。
お偉いさん方の罪は大きい。


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