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青年教学2級試験を終えて
しおりを挟む青年教学2級試験を受けてきました。
①【青年教学試験とは?】
創価学会で行われてる日蓮仏法を学ぶ勉強ってところです。
試験はこんな段階になってます。
任用試験
⬇︎
青年教学3級
⬇︎
青年教学2級
⬇︎
青年教学1級
合格したら、次のステップに行く。
不合格だったら、次回に同じ試験を受ける。
《そもそも日蓮仏法とは?》
日蓮大聖人は、鎌倉時代に法華経を広めました。
日蓮仏法=日蓮大聖人が広めた法華経を学ぶという事になります。
《法華経とは?》
大乗仏教の代表的な教典。
『法華経』は、釈尊(釈迦)が亡くなって500年ほど経った頃(1世紀末~3世紀初頭)に、インド北西部で編纂されたと考えられています。
日本の歴史では、606年(推古14年)に聖徳太子が法華経を講じたとの記事が、日本書紀に書かれてるそうです。
中国の天台宗では、『法華経』を最重要経典としており、また日本で天台宗を広めた最澄は、「法華経」を至上の教えとしています。
②【教学試験とは、どんなものか?】
任用試験はいわゆる仏教の基礎入門みたいなもの。
2級あたりから、試験範囲が広かったり、深く見ていく感じ。
今日僕が受けたのが、2級です。
過去の試験はこんな感じでした。
任用試験➡︎1回目不合格で、2回目で合格。
3級試験➡︎1回目で合格。
2級試験➡︎1回目不合格で、今回2回目。
ちなみに、この教学試験と創価学会の中での役職は、全く関係ありません。
教学試験合格したら、役職が上がるわけではないです。
役職が上がるんだったら、絶対合格したくないけど。
教学ってそもそもどういう事を学ぶのかというと、社会の日本史と、国語の古文が混在している感じです。
日蓮大聖人の生涯(鎌倉時代)と日蓮大聖人が書き残したお手紙から、様々なことを学んでいこうというものです。
日蓮大聖人の生涯➡︎日本史。主に鎌倉時代。
日蓮大聖人が残したお手紙➡︎古文。
③【教学を学ぶと、どうなるのか?】
教学を学ぶとどうなるかというと、簡単に言うと人の見方が変わる。
物事の捉え方が変わるという部分もあります。
宗教の中で仏教が一番優れていて、仏教の中で法華経が一番優れていて・・・という事が分かるという人もいるけど、一番優れているとか、一番正しいとかは、個人的には正直興味ないです。
そこはどうでもいい。
だいたいどの宗教も、どの宗派もそう思ってるだろうし、そう思うような解釈をするだろうから。
だから、他宗と比較しての優劣はどうでもいい。
僕にとって重要なのは、自分の人生にどう役立つのかどうかだけです。
④【どう変わるのか?】
基本的に、人って『悪い人』を見ると、その人の全てが悪いというような見方をしがちで、全体主義的な捉え方をしがちなんですね。
今その瞬間に起きてる出来事だけで、物事を決めつけてしまったり、今見えてるその人の姿だけで、その人を悪い人間だと決めつけてしまったり。
表面的なものだけで、誤った認識をしてしまう人が、とても多いです。
人にも出来事にも、原因と結果が必ずあって、今の人の姿、今の出来事だけで判断するのではなく、原因も辿らないと真実は分からない。
どんな人間にも、良い心と悪い心があって、様々な縁や出来事、善い知識、悪い知識、善い縁、悪い縁に触れる中で、人間の心が変わっていくので、他人の心だけが変わるわけじゃなく、自分自身もそういう事が原因で、心が変わっていくものですよって事を、日蓮大聖人が、様々な出来事を通して、実際にお手紙を残していて、法華経に書かれている事と、日蓮大聖人自身の体験をお手紙という手段で、弟子達に伝えていて、そのお手紙に書かれてる事を読み解いていく中で、自分自身の視野が広がっていき、対人に対して、また様々な出来事に対して、捉え方が変わっていく。
説明すると、そういう感じです。
そのため、哲学的な要素がとても大きいです。
ただ、古文で書かれているので、普段使わない難しい言葉だらけで、なおかつ理論的に書かれているので、結構難しいです。
奥は深いけど。
【⑤受け止め方】
これは信仰に対して書かれてる事ではありますが、信仰を『夢』や『目標』に置き換える事もできます。
信じる心が弱い人は、困難な問題に直面すると、すぐに心を折ってしまう。
苦しみに直面している時こそ、強く信じ抜かなければいけない。
正しいことを行なっている人間には、それを妨げようとする人間が必ず現われる。
そういう人間が現れたとしても、悪い心を持った人間の色に染められてはいけない。
正しいことを行なっている人間を、わざと悪い噂や情報を人々に広めて、正しいことを行なっている人間を、悪い人間として広めてしまうような人間もいる。
そういう人間が現れて、悪口を言ってくる人間が複数現れたとしても、正しいことを貫きなさいという趣旨の事も書かれています。
正しい人間を装って、自分の利益を得るためだけに、人々を利用する人間もいる。
そういう人間に縁をしても、そういう人間に騙されてはいけない。
⬆︎のような類いの事が、たくさん書かれてるわけです。
日蓮大聖人が生きていた鎌倉時代には、そういう人間がたくさんいて、日蓮大聖人自身が、そういう人間達に様々な迫害をいろいろ受けてきて、そういう事があっても、信じ抜くんだって事を教えられているわけです。
また、違う角度で厳しい言葉が書かれてる場合もあります。
様々な出来事が起きた場合、他人が悪いように見えても、実は自分自身がそういう出来事を引き起こす原因を作っていたり、そういう悪い人間を引き寄せてしまうような行動や言動を行なっていたり、自分自身の事を、ちゃんと見つめ直さないと、同じことが起きますよとも書かれています。
だから、信仰を『夢』や『目標』に置き換えると、ストレートに刺さるものも多いです。
音楽活動をやっている身としては、役に立っている部分もあります。
【⑥教学試験に合格してる人は、人間的に優れているか】
教学試験に合格してる人ほど、人間的に優れているかというと、決してそうではないです。
あくまでこれは勉強なので、勉強が得意な人、試験が得意な人は、合格できてしまうものでもあるので、1級だから人より優れてるとか、1級だから悟りが凄いとか、そういうわけでもないです。
教学は基本的に、その知識があればいいというものではなく、それを自分の人生だったり、自分の日常生活の中で活かされてないと意味がないので、それができてるかどうかが一番重要だったりします。
そのため、教学試験に合格できても、試験のために勉強しただけで、実生活で何にも活かされてなかったら、勉強してる意味がないわけです。
【⑦なぜ僕は、教学試験を受けたのか?】
僕は、ほとんど学会活動してなくて、会合もほとんど出てないので、正直試験自体には興味なかったです。
何となく、簡単に返事してしまって、受ける事になってしまった。
だから、正直面倒くさかったし、億劫でした。
勉強が嫌い+学会・組織が嫌いというのがある中だから余計に。
ただ、受けると言ったからには、ちゃんとやりきらないと嫌なので、勉強会はちゃんと参加しようとは思ってました。
ただ、合格したいという気持ち自体は、0でした。
これは、過去の教学試験も同じ。
教学試験を受ける時に、合格したいと思った事は一度もないです。
合格したら何かあるわけでもないので。
だから、本当に学ぶためだけに受けてただけで、結果は興味なかったです。
しかも、合格してる試験も、なぜ合格できてたのか分からないです。
過去の教学試験も、ちゃんと理解できて解答を書いたものって、5割もなかったと思う。
だから、何で合格してたのか不思議です。
高校受験も実際そんな感じでした。
そもそも高校自体に行きたくなかったし、私立も公立も、落ちたら落ちたで、人生何とかなるだろうと思っていたので、勉強自体はしても、合格は目指してなかったです。
そこまで勉強していたわけではないけど。
自分の頭の悪さを自覚していて、勉強しても頭に入らないのも分かってるので、
試験を受ける時に、自信を持って挑んだ事は一度もないです。
どこが分かる分からないとかのレベルではなく、言葉だけを伝えられて、頭で理解できるタイプではないので。
仕事でもそうです。
説明だけ聞いても理解できなくて、実際に作業をやりながら教わってないと、どういう事なのか全然分からないんです。
だから、勉強とか試験は僕にとって、大の苦手分野です。
子供の頃も、大人になってからも。
【⑧今回の試験勉強の取り組み】
今回の2級試験は、8月31日の勉強会に初参加してから、毎週末(日・祝)の勉強会(1日3時間)に参加しつつ、試験1週間前には、土日の勉強会にも参加して、個人では休日の午前中に1時間だけカフェで勉強したり、9月の2週目あたりまでは、平日仕事から帰ってきてからも、30分程度勉強してたりもしました。
あと、僕は休日を勉強一色にする事はやりたくないので、ライブ前だから普通にカラオケも行ってたし、個室ビデオ行ってAVも見てたし、自分がやりたいことを削らない程度に、勉強をやってました。
最後の1週間が、仕事がピークで残業で帰りが遅くなってたので、最後の1週間は疲れすぎて、平日は全く勉強してなかったです。
試験前日の夜は、牙城会の会館着任で、来館者もそれなりにいたので、着任中はテキストをチラ見する程度でした。
そんな中で迎えた今日の試験でした。
【⑨試験を終えて】
今日は朝から2時間半程度勉強して、試験会場入りしてからも少し勉強して、試験に挑みました。
実際の試験は、思ったほど難しく感じませんでした。
今までの教学試験の中でも、すらすら解けてた方だと思います。
正解してるかどうかは分からないけど。
ちなみに僕は、試験後の答え合わせはしないタイプです。
自分で採点したところで、点数を付けるのも、合否を決めるのも僕じゃないので。
今回の教学試験を勉強していく中で、勉強嫌いと仕事の疲れで、正直やる気がなくなったり、心が折れそうになったりしてました。
そんな想いしてまで、やる事なのかと。
そんな時に、日蓮大聖人の御文で、難があっても疑う心を持ってはいけないとか、退転してはいけないとか、そういう御文に遭遇してしまうと、やらなきゃなぁってなるわけです。
試験は終わりましたが、今後以前のように学会活動を再開するのかと問われたら、僕はNOと答えます。
どんなに正しい事であったとしても、自分の時間を奪われたくないし、宗教のために人生を捧げる生き方は、僕自身やりたくはないので。
自己犠牲してまで、学会活動したくない。
とにかく疲れる事はしたくない。
自分の時間を維持していたい。
それが僕のポリシーです。
学会のなかでは、福運がどうとか功徳がどうとか言いますが、僕は福運が欲しくて、功徳が欲しくて、信仰をしていたわけではないし、今は特に福運も功徳も特に求めてないし、今以上の幸せも求めてないので、だからこそ余計に自己犠牲してまで、やりたくないなって思う。
敢えて言うなら、働かなくていい境涯になりたい。
いつ死ぬか分からない。
いつまで生きられるか分からない。
そんな人生だからこそ、自分の時間を大切にしたいと思う。
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