上 下
39 / 136

義理チョコ禁止令に思う事

しおりを挟む


会社の義理チョコ禁止令に思う事。

僕の働いてる職場ではそういうルールはないけど、
数年前から、『脱義理チョコ』を始めてる企業もあり、
バレンタインの『義理チョコ禁止令』を出してる企業もあるそうです。

この動きに対して、義理チョコは面倒くさいから良い事という意見も
多くあるようですが、僕は会社がこんなルールを作る事自体、
おかしいと思ってます。
会社がそんな事にまで、口出す事がおかしい。

だって、会社って、社会人しかいないんですよ?
社会人=自立した大人ですよ?
バレンタインにチョコを誰に渡すかなんて、個人の自由でしょ。
チョコを配る配らない自体、個人の自由じゃないですか。
別に会社がチョコを配れと指示してるわけでもないのに、
何で個人がやってる事を、会社がルールに盛り込むのか?

会社がそんな事にまで関わるなんて、面倒くさすぎる!
そんな事まで、会社の対応に頼るなんて、大人として情けない!
会社は学校じゃないんだから、そんな事は自己責任でいいじゃない?
大人なんだから。



会社の風紀を乱すような行為なら分かるけど、
ただチョコを配ってるだけじゃない?
お世話になってるから配ってるだけじゃない?
それをやりたくない人は、やらなきゃいいだけだし。
お返しが面倒くさいと思う男性達も、そもそもその心が問題だし。

まず、人が与えてくれてるものに対しては、人に何かしてもらった時は、
感謝の心を持つのが、人ととして大事なことじゃない?
大人ならそれくらいのこと分かるでしょ。
親から子供の時に教えてもらったでしょ?
そういう時は、『ありがとう』って言うんだよって。

それなのに、面倒くさいから無くなった方がいいって、
感謝の心を持つ事が無くなってる事の方が問題ですよ。
義理チョコ配布禁止令を広げるよりも、
感謝の心を持つことを広げる方が、大事でしょ!
人として!
仕事だって、感謝の心を持って働くの大事じゃないですか。
感謝の心が持てない大人達が働いてる会社の方が問題じゃない?

日本社会が、感謝の心が持てない大人達で構成されていいのか?
日本人って、そんな人種だっけ?
それは、人としておかしいよ。絶対に!
チョコを馬鹿にするんじゃねぇ!
チョコは美味しいんだよ!


確かに、お返しは面倒くさいです。
これはバレンタインとかじゃなく、人に何かしてもらって、
されっぱなしは悪いから、何か返さないといけないと思う事は、
確かに面倒くさいです。
何も返さないのは相手に悪いから、何かしら恩返ししないと!
そう思ってしまうので、確かにお返しというのは面倒くさいです。

でも、それに対してどういう行動をとるかも
別に義務でもないし、あくまで個人の権利なので、個人の自由なので、
自分の思うがままの対応をすればいいだけだとは思う。
自己責任だから。
自立した大人だから。

ただ、感謝の心はちゃんと持とうよって思う。
人として!

会社でこういう状況になってしまうのって、
日本人の国民性の問題が一番大きいと思う。

義務じゃないのに、個人の権利・自由なのに、
自分達で義務化させる空気を作っちゃうから。
みんながやってるからやらなきゃいけないという
日本人独特の考え方が、こうなってしまうんだと思う。


みんなが同じことをやらなきゃいけないと考えるのではなく、
みんなと同じ事をやらなきゃいけないと考えるのではなく、
個人の考え、個人の権利を尊重し、それを認め合える社会であればいいだけ。

それをわざわざ会社が決まり事を作って、
みんなを同じにするから、面倒くさいんです。
会社がそこまでやる必要はないんだから。
何でもかんでもひとくくりにしないで欲しい。
いろんな意見の人、いろんな考えの人がいるんだから。

バレンタインもクリスマスも
どういう過ごし方をするかなんて自由なわけです。
そもそもこれは宗教的なイベントだし。
だから、みんながそのイベントに乗っかる必要はないわけです。
やりたい人だけがやればいいだけ。
個人の自由であり、個人の権利です。義務じゃない。

ホワイトデーに何かするしないも個人の自由。
人の誕生日を祝う祝わないも個人の自由。
職場の人にお土産買う買わないも個人の自由。
どれもこれも義務ではないし、何かやるのが当たり前なわけでもない。

それを自分達で勝手に義務化させちゃってるだけ。
みんながやってるから、自分もそうしないといけない。
自分で勝手にそう思ってるだけなんです。


組織の中であっても、個人というものを、もっと大事にして欲しい。
自分と他人は違っていい。
自分の考え、自分の意見が全てではない。
みんな違っていい。
そういうものを受け入れられる人間社会であって欲しい。
余計なルールを作るなと言いたい!
何でもかんでも規制するなと言いたい!

ただ、本当に感謝の心は持とうよって思う。
それはもう、世界共通だから!

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

碧の透水

二色燕𠀋
現代文学
透明な水を誰も知らない。 透明な青を誰も知らない。 無色透明を、誰も知らない。

『悪魔飯!夏子と陽菜のこども食堂&福祉配食奮闘記!~ハイカロリー「めしテロ」日誌~』【こども食堂応援企画参加作品】

あらお☆ひろ
現代文学
今回は、年末に向けた地元門真の「こども食堂応援企画」に乗っかっての参加です! 「稀世ちゃん」みたいに「ドーン!」と大きな寄付をしてくれる人は「小説」の中だけなので、ボランティアはみんなコツコツ頑張ってます! この3年の「物価高」、「水光熱費高」に加えて、今年の夏前からの「米不足」&「価格高騰」で「こども食堂」&「高齢者配食」は「大ピンチ!」です。 大きなことはできませんが、今年の春の「頑張ろう石川!」メンバーを中心に、「SAVE the CHILDREN 頑張ろう「こども食堂」!」キャンペーンに参加しています! 私に出来ることという事で、「なつ&陽菜「悪魔飯!」」に寄せられた投稿インセンティブをこども食堂に寄付します。 赤井翼先生の「偽りのチャンピオン~アナザー・ストーリー」と共に「エール」で応援いただきましたら幸いです! 皆さんの善意を「子供達」に届けさせてください! では、「稀世ちゃんシリーズ」、「なつ&陽菜犯科帳」、「なつ&陽菜勉強会」でおなじみの「なっちゃん」&「陽菜ちゃん」が「予算」の無い「こども食堂」&「高齢者配食」で知恵を絞って頑張ります! 「金をかけずに旨いもの!」をテーマに頑張る2人を応援してください! それではよーろーひーこー! (⋈◍>◡<◍)。✧♡

【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】

絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。 下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。 ※全話オリジナル作品です。

スルドの声(共鳴) terceira esperança

桜のはなびら
現代文学
 日々を楽しく生きる。  望にとって、それはなによりも大切なこと。  大げさな夢も、大それた目標も、無くたって人生の価値が下がるわけではない。  それでも、心の奥に燻る思いには気が付いていた。  向かうべき場所。  到着したい場所。  そこに向かって懸命に突き進んでいる者。  得るべきもの。  手に入れたいもの。  それに向かって必死に手を伸ばしている者。  全部自分の都合じゃん。  全部自分の欲得じゃん。  などと嘯いてはみても、やっぱりそういうひとたちの努力は美しかった。  そういう対象がある者が羨ましかった。  望みを持たない望が、望みを得ていく物語。

スルドの声(嚶鳴) terceira homenagem

桜のはなびら
現代文学
 大学生となった誉。  慣れないひとり暮らしは想像以上に大変で。  想像もできなかったこともあったりして。  周囲に助けられながら、どうにか新生活が軌道に乗り始めて。  誉は受験以降休んでいたスルドを再開したいと思った。  スルド。  それはサンバで使用する打楽器のひとつ。  嘗て。  何も。その手には何も無いと思い知った時。  何もかもを諦め。  無為な日々を送っていた誉は、ある日偶然サンバパレードを目にした。  唯一でも随一でなくても。  主役なんかでなくても。  多数の中の一人に過ぎなかったとしても。  それでも、パレードの演者ひとりひとりが欠かせない存在に見えた。  気づけば誉は、サンバ隊の一員としてスルドという大太鼓を演奏していた。    スルドを再開しようと決めた誉は、近隣でスルドを演奏できる場を探していた。そこで、ひとりのスルド奏者の存在を知る。  配信動画の中でスルドを演奏していた彼女は、打楽器隊の中にあっては多数のパーツの中のひとつであるスルド奏者でありながら、脇役や添え物などとは思えない輝きを放っていた。  過去、身を置いていた世界にて、将来を嘱望されるトップランナーでありながら、終ぞ栄光を掴むことのなかった誉。  自分には必要ないと思っていた。  それは。届かないという現実をもう見たくないがための言い訳だったのかもしれない。  誉という名を持ちながら、縁のなかった栄光や栄誉。  もう一度。  今度はこの世界でもう一度。  誉はもう一度、栄光を追求する道に足を踏み入れる決意をする。  果てなく終わりのないスルドの道は、誉に何をもたらすのだろうか。

ニューハーフな生活

フロイライン
恋愛
東京で浪人生活を送るユキこと西村幸洋は、ニューハーフの店でアルバイトを始めるが

【完結】白い月と黄色の月

九時せんり
現代文学
フランスと日本のクォーターで、幼稚園の担任の桃香先生と約束しバレエダンサーを目指す叶太と、何でも1番になりたがる真凛ちゃん。 ゆるゆるとでも着実に育っていく二人の物語。

男色医師

虎 正規
BL
ゲイの医者、黒河の毒牙から逃れられるか?

処理中です...