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『僕は死が訪れるのを待っている』
しおりを挟む僕はもう 何もやりたい事がない
一年の終わりに そのまま
人生が終わってもよかった
新しい年なんて来なくてもよかった
僕は この一年何をしようか
もう この人生に何の未練もない
みんながおめでとうと言うけれど
僕には何もおめでたくはない
年末に どんな一年だった?と人は聞く
何もない一年だったと僕は言う
年明けに どんな一年にしたい?と人は聞く
今年で人生が終わって欲しいと僕は言う
僕は 死が訪れるのを待っている
今日も明日も明後日も待っている
死が訪れるのを待ちながら
僕は今日を生きている
また新しい一年が始まった
生きていく気力もないのに
何の希望もないのに
僕にとって必要のない一年が始まった
またしんどい仕事に耐えるのか
行きたくもない仕事に向かうのか
今年もやりたくない仕事に追われるのか
まだ何の楽しみもない人生を生きるのか
そんな生活が また一年続くのか
僕の人生には 希望がない
明るい未来もない
期待するようなことも何もない
欲望も何もない
僕の人生は まだ終わらないのだろうか
残りの人生で 何をやれというのだろうか
モテる人生を生きてる人には分からないだろう
多くの人に愛されてきた人には分からないだろう
夢が叶う人生を生きてきた人には分からないだろう
幸せいっぱいで生きてる人には分からないだろう
浮かれてる人達には分からないだろう
生きていく事の苦しさ
生きていく事の淋しさ
いつも周りの人達に恵まれてる人には分からないだろう
いつも誰かに助けてもらえてる人には分からないだろう
耳障りのいい綺麗事は もう聞き飽きた
現実味のないポジティブな言葉は聞き飽きた
僕の人生で残されている事は ただ一つ
一人で生きて 一人で死んでいく
ただ それだけ
僕は 死が訪れるのを待っている
僕は 人生の終わりを待っている
希望もない 期待もない
そんな人生を生きるのは もう疲れたんだ
僕の人生に もう何も要らないから
早く終わりが訪れて欲しい
ただ それだけ
あと何日 こんな人生が続くのだろう
あとどれくらい 生きてないといけないのだろう
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