公爵家が養子に迎えた聖女候補が実は男の娘だったなんてバレたら爵位を剥奪されかねないこの事実を隠し通す為ならば悪役令嬢と呼ばれようとも(以下略
制限の70文字を超えてしまった本来のタイトル「公爵家が養子に迎えた聖女候補が実は男の娘だったなんてバレたら爵位を剥奪されかねないこの事実を隠し通す為ならば悪役令嬢と呼ばれようとも全く構いませんわよ!」
アムレート公爵家が聖女候補として養子に迎えた少女、クラウディウスの股間にはオチンチンが付いていた。
アムレート家には十五歳となる一人娘のテルマェイチが居た。クラウディウスは十二歳。二人が姉妹となって半年が過ぎた頃、親睦をより深める為にと一緒にお風呂に入った事からテルマはクラウディウスが男性であったと知る。しかしクラウディウス本人は「まだオチンチンが取れてなくて」と自分を女性だと思っているようだった。
建国から二千年。連綿と受け継がれ続けている歴代聖女のお役目によってこの国は守られ続けてきた。聖女とは政治的にも需要なポストである。次代の聖女候補として公爵家が養子にまでした少女が実は男性だったとバレれば大騒ぎになるだろう。
慣例として歴代の聖女達は全員、王族と結婚していた。クラウディウスが正式に聖女となれば確実に男である事がバレる。テルマは、自分が女性であるという事を疑ってもいないクラウディウスの思いも考慮しながら、彼女が聖女とならないように気を配り始める。そんなテルマの言動は、王族との結婚を「イヤです」と言っていたクラウディウスの為でもあったのだが、周囲の目には妹をいじめているようにしか映っていなかった。姉妹で通う学院では悪役令嬢だのと噂され始めるテルマであったが、そんな事よりも一緒にお風呂に入って以来、クラウディウスは妙に慕ってくるようになるしテルマもテルマでクラウディウスの言動にいちいちどきどきしてしまう事の方がテルマにとっては大問題だった。
現在はまだ公爵令嬢のテルマが婚約者となっているがクラウディウスが聖女となればクラウディウスと結婚する事になるだろう第二王子のオフィールや、姉にいじめられている可哀想なクラウディウスを助けたがっている自称「勇者」のホラティオまで首を突っ込んできてテルマの大問題はより複雑になっていく。
果たしてテルマは妹の秘密を守り通せるのか。
アムレート公爵家が聖女候補として養子に迎えた少女、クラウディウスの股間にはオチンチンが付いていた。
アムレート家には十五歳となる一人娘のテルマェイチが居た。クラウディウスは十二歳。二人が姉妹となって半年が過ぎた頃、親睦をより深める為にと一緒にお風呂に入った事からテルマはクラウディウスが男性であったと知る。しかしクラウディウス本人は「まだオチンチンが取れてなくて」と自分を女性だと思っているようだった。
建国から二千年。連綿と受け継がれ続けている歴代聖女のお役目によってこの国は守られ続けてきた。聖女とは政治的にも需要なポストである。次代の聖女候補として公爵家が養子にまでした少女が実は男性だったとバレれば大騒ぎになるだろう。
慣例として歴代の聖女達は全員、王族と結婚していた。クラウディウスが正式に聖女となれば確実に男である事がバレる。テルマは、自分が女性であるという事を疑ってもいないクラウディウスの思いも考慮しながら、彼女が聖女とならないように気を配り始める。そんなテルマの言動は、王族との結婚を「イヤです」と言っていたクラウディウスの為でもあったのだが、周囲の目には妹をいじめているようにしか映っていなかった。姉妹で通う学院では悪役令嬢だのと噂され始めるテルマであったが、そんな事よりも一緒にお風呂に入って以来、クラウディウスは妙に慕ってくるようになるしテルマもテルマでクラウディウスの言動にいちいちどきどきしてしまう事の方がテルマにとっては大問題だった。
現在はまだ公爵令嬢のテルマが婚約者となっているがクラウディウスが聖女となればクラウディウスと結婚する事になるだろう第二王子のオフィールや、姉にいじめられている可哀想なクラウディウスを助けたがっている自称「勇者」のホラティオまで首を突っ込んできてテルマの大問題はより複雑になっていく。
果たしてテルマは妹の秘密を守り通せるのか。
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