春待ち木陰

春待ち木陰

文字の大きさ
上 下
23 / 31

22

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

わたしの家の“変わったルール”

ロアケーキ
大衆娯楽
この家には“変わったルールがある”。そう、他の家にはないルールが…。 ※主人公のまいちゃんが理不尽に“お仕置き”を受ける物語です。 苦手な方はご注意くださいませ。

【改稿版】人間不信の俺が恋なんてできるわけがない

柚希乃愁
青春
青春ボカロカップにエントリーしました!開催中は一日複数回投稿します!ご一読、お気に入り登録をぜひよろしくお願い致します。 本編完結しました。 自分のことが嫌いな風見春陽(かざみ はるひ)は高校2年になった。 黒髪で目元まで隠れた長い前髪に、黒縁眼鏡をかけた彼は、周囲から根暗な陰キャと認識されていた。 他人を信じられない春陽は、学校生活を一人で平穏に過ごすため、目立つ人物とは関わらないようにしてきた。 1年の時もそれで1年間平穏に学校生活を送れた春陽は、2年でも同じように過ごそうと決めていた。 2年のクラスでは春陽にとっての要注意人物は3人。 白月雪愛(しらつき ゆあ) 新条和樹(しんじょう かずき) 佐伯悠介(さえき ゆうすけ) しかし、そのうち一人は同じ中学の知り合いで…。 ある日、バイト先から買い出しに出た春陽は、偶然、男達に絡まれている同じ学校の制服を着た女子生徒を助けた。 それが同じクラスの雪愛だとは気づかずに。 ここからすべては始まった―――。 バイト中の春陽は学校とは別人のような風貌で、ハルと呼ばれていた。 男性が苦手との噂の彼女は春陽とは気づかず、なぜかハルに近づいてくる。 「私はもっとハルくんと仲良くなりたい」 春陽には雪愛が何を考えているのかがわからない。 加えて、雪愛と話す陰キャな自分を想像し、周囲の反応の怖さから嫌がる春陽。 だが、雪愛の想いは止まらず―――。 五月の連休中、ついに雪愛は、同じクラスの風見春陽がハルだと知る。 そのことに驚きつつもこれまでと変わらず距離を詰めようとする雪愛。 なぜ自分のような人間にクラスの中心にいるような人が、と戸惑いを隠せない春陽だが、雪愛の真っ直ぐな言葉が春陽の心境に変化をもたらしていく。 一方、雪愛の友人達は、雪愛が男嫌いだということを知っており、学校で自分から春陽に近づく雪愛に驚きを隠せない。 そして、雪愛から話を聞いた友人達も春陽に興味を持ち始める。 どんどんと自分の理想である平穏な学校生活からかけ離れていく春陽。 その結果、彼は様々な人と関わっていくことになる。 雪愛の春陽への想いは、友情なのか恋なのか。 そして、人との関わりを避けて生きてきた春陽の想いは……。 春陽の学校生活が動き始めたとき、それぞれの想いも動き始める―――。 焦れったくてキュンキュンする、純愛系ラブコメここに開幕! *表紙は、日華てまり様にいただきましたAIイラストです(*^^*) *本作はカクヨムコン9で中間選考を突破した作者の処女作を一話一話再確認し、加筆修正したものとなります。

夏の終わりに

春宮ともみ
青春
大学生になった幼馴染のふたりの、夏の思い出の物語  *** ※表紙はpixabay様よりお借りしました

城下町ボーイズライフ【1年生編・完結】

川端続子
青春
「人殺しの子孫のくせに!」 そう怒鳴られ、ずっと毎日学校でいじめられていたのを我慢していた幾久(いくひさ)は、ついに同級生を殴ってしまう。 結果、中学の卒業まぢかに停学となり、進路を悩む幾久に父は言った。 「幾久、父さんの母校に行ってみないか?」 本州の最西端、長州市に存在する全寮制の『報国院男子高等学校』は幾久と同じ『長州藩の維新志士』の子孫が多く通う学校だった。 東京で生まれ育ち、自分が明治時代の将軍『乃木(のぎ)希典(まれすけ)』の子孫だとろくに自覚もないどころか「メーワク」とすら思う幾久と、沢山の維新志士の子孫たち。 「ブラックバード」と呼ばれる真っ黒な制服を着た男子高校生らの成長青春ストーリー。 1年生編は完結しました。2年生編はpixivにて不定期連載中です。

これからの僕の非日常な生活

喜望の岬
青春
何の変哲もない高校2年生、佐野佑(たすく)。 そんな彼の平凡な生活に終止符を打つかのような出来事が起きる……!

【完結】笑花に芽吹く 〜心を閉ざした無気力イケメンと、おっぱい大好き少女が出会ったら〜

暁 緒々
青春
「俺が?あの子を好き……?」「ええっ?私って……彼のことが好きなの?」──初恋は、運命でした。 どう見ても交わることの無い二人の縁が少しずつ絡み、変化し、成長する、青春時代の純粋な恋。  けれど、ただの恋では終わらない。苦難に抗い成長する愛の物語。 ◇ 「一度したら二度と関わらないって約束で和泉とヤれる。凄すぎてやめられなくなるらしいよ、和泉のセックス」  衝撃的な話に亜姫はカフェオレを噴き出した。  大好きなプルプルおっぱいのことばかり考えている亜姫は偶然和泉の行為を見てしまい、最低だと軽蔑する。なのに彼の噂を聞くたび、何故つまらなそうな顔をしているのか気になり……。    感情が欠落した無表情の和泉は、名前も知らない時々遠目に見かけるだけの「黒髪で笑顔のあの子」がなぜか頭にチラつくようになっていく……。      カクヨム様に掲載中。ムーンライト(R18版)にも掲載中です。

学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。

たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】 『み、見えるの?』 「見えるかと言われると……ギリ見えない……」 『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』  ◆◆◆  仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。  劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。  ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。  後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。  尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。    また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。  尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……    霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。  3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。  愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー! ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

あなたがわたしを本気で愛せない理由は知っていましたが、まさかここまでとは思っていませんでした。

ふまさ
恋愛
「……き、きみのこと、嫌いになったわけじゃないんだ」  オーブリーが申し訳なさそうに切り出すと、待ってましたと言わんばかりに、マルヴィナが言葉を繋ぎはじめた。 「オーブリー様は、決してミラベル様を嫌っているわけではありません。それだけは、誤解なきよう」  ミラベルが、当然のように頭に大量の疑問符を浮かべる。けれど、ミラベルが待ったをかける暇を与えず、オーブリーが勢いのまま、続ける。 「そう、そうなんだ。だから、きみとの婚約を解消する気はないし、結婚する意思は変わらない。ただ、その……」 「……婚約を解消? なにを言っているの?」 「いや、だから。婚約を解消する気はなくて……っ」  オーブリーは一呼吸置いてから、意を決したように、マルヴィナの肩を抱き寄せた。 「子爵令嬢のマルヴィナ嬢を、あ、愛人としてぼくの傍に置くことを許してほしい」  ミラベルが愕然としたように、目を見開く。なんの冗談。口にしたいのに、声が出なかった。

処理中です...