不確定要素は壊れました。

「───わたくしは、シェノローラよ。シェラでいいわ」

「承知しました、シェノローラ第一王女殿下」

 何も承知していないどころか、敬称まで長々とついて愛称から遠ざかっている。

 ───こいつ、嫌い。

 シェノローラは、生まれて初めて明確に「嫌い」と認識する相手に巡り会った。

 そんなシェノローラも15歳になり、王族として身の振り方を考える時期に来ており───

※舞台装置は壊れました。の、主人公セイレーンの娘が今回は主人公です。舞台装置~を読まなくても、この話単体で読めます。

※2020/11/24 後日談「その後の彼ら。」を追加
24h.ポイント 7pt
493
小説 36,834 位 / 195,807件 恋愛 16,571 位 / 58,170件

あなたにおすすめの小説

【完結】侯爵家の平和な日常~世間知らずの花々の一生~

春風由実
恋愛
「お姉さま、悪女になってくださる?」  ──それは妹の一言から始まった。魔王に捕まったとある美しき姉妹の物語。 ※短いです。七話で完結します。

ざまぁをご所望でしょうか?

はなまる
恋愛
「ざまぁをご所望でしょうか?」  悪役令嬢 ルナシオンに 転生してしまった私は、魔女ラブリナを 頼ることにしたところ、そう 質問された。  このままでは私は、 乙女ゲームの展開通りに 第2王子 クリシュマルドから 婚約破棄を言い渡されて、 公開処刑にさらされてしまう。  私は、こくりと 頷いた。 「はい!」 「では、 そのための魔法をかけてあげよう」  まさかこの魔法のせいで、あんなことになるとは思わなかった。 「ざまぁをご所望でしょうか?」  あの頃に戻れるなら私はこう答えるだろう。 「いいえ」  と。  私は選択肢を間違ってしまったのだ。  だから私は、今度こそ・・・・・・! * 今までの作品と違って残酷描写があります。 苦手な方はご注意ください。  一応 、バッドエンド にはしないつもりです。    

気がつけばピンクでした

七地潮
恋愛
いつも通りの日常生活の中、ふと思い出したのは前世の記憶。 そして転生した自分は…ピンクでした。 そんな絶対にざまぁされる系ヒロインに転生したなんて、絶対嫌なアンジーが、どうにかするお話し。 小説家になろうでもアップしています

それは確かに真実の愛

恋愛
レルヒェンフェルト伯爵令嬢ルーツィエには悩みがあった。それは幼馴染であるビューロウ侯爵令息ヤーコブが髪質のことを散々いじってくること。やめて欲しいと伝えても全くやめてくれないのである。いつも「冗談だから」で済まされてしまうのだ。おまけに嫌がったらこちらが悪者にされてしまう。 そんなある日、ルーツィエは君主の家系であるリヒネットシュタイン公家の第三公子クラウスと出会う。クラウスはルーツィエの髪型を素敵だと褒めてくれた。彼はヤーコブとは違い、ルーツィエの嫌がることは全くしない。そしてルーツィエとクラウスは交流をしていくうちにお互い惹かれ合っていた。 そんな中、ルーツィエとヤーコブの婚約が決まってしまう。ヤーコブなんかとは絶対に結婚したくないルーツィエはクラウスに助けを求めた。 そしてクラウスがある行動を起こすのであるが、果たしてその結果は……? 小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。

明日のために、昨日にサヨナラ(goodbye,hello)

松丹子
恋愛
スパダリな父、優しい長兄、愛想のいい次兄、チャラい従兄に囲まれて、男に抱く理想が高くなってしまった女子高生、橘礼奈。 平凡な自分に見合うフツーな高校生活をエンジョイしようと…思っているはずなのに、幼い頃から抱いていた淡い想いを自覚せざるを得なくなり…… 恋愛、家族愛、友情、部活に進路…… 緩やかでほんのり甘い青春模様。 *関連作品は下記の通りです。単体でお読みいただけるようにしているつもりです(が、ひたすらキャラクターが多いのであまりオススメできません…) ★展開の都合上、礼奈の誕生日は親世代の作品と齟齬があります。一種のパラレルワールドとしてご了承いただければ幸いです。 *関連作品 『神崎くんは残念なイケメン』(香子視点) 『モテ男とデキ女の奥手な恋』(政人視点)  上記二作を読めばキャラクターは押さえられると思います。 (以降、時系列順『物狂ほしや色と情』、『期待ハズレな吉田さん、自由人な前田くん』、『さくやこの』、『爆走織姫はやさぐれ彦星と結ばれたい』、『色ハくれなゐ 情ハ愛』、『初恋旅行に出かけます』)

幼なじみは、私に何を求めているのでしょう?自己中な彼女の頑張りどころが全くわかりませんが、私は強くなれているようです

珠宮さくら
恋愛
厄介なんて言葉で片付けられない幼なじみが、侯爵令嬢のヴィディヤ・カムダールにはいた。 その人物に散々なまでに振り回されて、他の者たちに頼られていたことで、すっかり疲弊していたが頼りになる従兄が助けてくれてりしていた。 だが、自己中すぎる幼なじみは、誰もが知っている彼女の母親すらとっくに越えていたようだ。 それだけでなく、ヴィディヤの周りには幼なじみによって、そこまでではないと思われてしまいがちな人たちがいたようで……。

悪役令嬢は婚約破棄を告げられる前に美味しい料理を平らげる

monaca
恋愛
「あ、これ、悪役で乙女ゲーに転生してる」 どうせ婚約破棄されるなら、この空腹を満たしたい!

お姉様、本当に悪いのは私ですか?

ぴぴみ
恋愛
仲が良かったローズベルグ姉妹の関係が変わってしまった。 本当に『ざまぁ』すべき相手は私ですか? *11/26*分かりにくかった部分を変更しました。