219 / 536
文化祭編
2 ※
しおりを挟む「へ…なに……?」
「射精、した?」
「ぁ……して、なぃ…っ」
「そうか。って事は、お前に付いてたのは全部あいつのって事か……っ、あの野郎…ハルをオナニーの道具にしやがって……」
「ぁ、まっ、レイヤっ」
「ん? どうした」
「そこ、つ、よぃ…」
「あぁ? 刺激がか?」
「ん、つよくて…こ、わぃ……っ」
そこを触られると、凄く敏感に感じてしまう。
男なら誰もがそうかもしれないけど……
「ふっ、大丈夫だハル。安心して俺に任せろ」
「早く熱いのどうにかしたいだろ?」と微笑まれ、ゆっくりと握られる。
そして、そのままシュッシュッと緩く手を動かされ始めた。
「ぁあぁっ! んぅ、ぁ、ぁ、ぁあっ」
(気持ちぃ……っ)
ずっと触って欲しかったところに触れられたような、そんな感覚。
ぐるぐる体の中を駆け巡ってた熱いものが、一気にソコへと集まっていく。
「ぁ、ぁあっ、ふ、ぁ…レ、ヤぁっ」
「っ、ハル……」
レイヤの手がどんどん早くなっていき、同時にどんどん熱いのが溜まっていって。
「あぁぁっ、ぁ、あ!」
「出そうか?」
必死にコクコク頷くと、空いてる方の手でよしよしと頭を撫でられた。
「はぁっ、レイ、ヤっ」
「ハル、大丈夫だから、イけ」
優しく、微笑まれて。
「ほら、ハル」
優しく、声をかけられて
「ぁ、レイっ、ぁ、ぁあ、~~~~っ!」
ドクンッ!と熱いものが弾けた。
「ぁ…ぁ……」
強すぎる快感にビクッ ビクッと体が跳ねる。
心臓は、ドクドクと大きく脈打ってて。
「はぁ…は……レイヤ…っぁあ!?」
「まだ勃ってんなぁ……」
(っ、うそ……)
「チッ、やっぱ何回かしねぇと抜けねぇか……
ハル、大丈夫だから安心しろ」
自分の体に呆然とする俺に、チュッと優しいキスを送ってくれた。
「熱いの、全部抜いてやっから。
お前はおかしくない。ただ気持ちよくなってろ」
「ぇ、レイ……、あぁっ、ぁ、あ!」
そこからは、またどんどん快感の頂点まで登らされ、熱を吐き出しての繰り返しだった。
体が熱くてとにかく直ぐにイッてしまって、レイヤの手をたくさん汚してしまう。
もう、自分で何回イッたかも分からないくらいにそれが繰り返されて。
(ぁ、やば……)
熱いのがだんだん何処かへ行くに連れて、忘れていた体調不良が顔を出してきた。
ぐるぐる ぐるぐる 世界が回り始める。
「はぁ……ぁ、ぁあっ」
(き、もち…わるぃ………)
苦しいけど、体はまたどんどん快感の波に追い詰められていて。
「ぁ、ぁあ、ぁ……レ、ヤ…も」
「ん、いいぞ。イけ」
「ぁ、ひゃぁ、あ、~~っ!」
ビクンッと体が跳ね少量の熱がピュッと吐き出される。
何回もイきすぎて、もうそれくらいしか出ない。
(ぁ、だ…めだ……)
カクンと体の力が抜けた。
「ハル? ーーっ、おい、ハル!」
今までと様子が違うことに気づいたのか、レイヤの慌てる声が聞こえる。
でも、
(ごめ……も、むり………)
喋ることすら、出来なくて。
そのまま、気を失うように
真っ黒い視界の中へと落ちていったーー
1
お気に入りに追加
352
あなたにおすすめの小説
壁穴奴隷No.19 麻袋の男
猫丸
BL
壁穴奴隷シリーズ・第二弾、壁穴奴隷No.19の男の話。
麻袋で顔を隠して働いていた壁穴奴隷19番、レオが誘拐されてしまった。彼の正体は、実は新王国の第二王子。変態的な性癖を持つ王子を連れ去った犯人の目的は?
シンプルにドS(攻)✕ドM(受※ちょっとビッチ気味)の組合せ。
前編・後編+後日談の全3話
SM系で鞭多めです。ハッピーエンド。
※壁穴奴隷シリーズのNo.18で使えなかった特殊性癖を含む内容です。地雷のある方はキーワードを確認してからお読みください。
※No.18の話と世界観(設定)は一緒で、一部にNo.18の登場人物がでてきますが、No.19からお読みいただいても問題ありません。
当たって砕けていたら彼氏ができました
ちとせあき
BL
毎月24日は覚悟の日だ。
学校で少し浮いてる三倉莉緒は王子様のような同級生、寺田紘に恋をしている。
教室で意図せず公開告白をしてしまって以来、欠かさずしている月に1度の告白だが、19回目の告白でやっと心が砕けた。
諦めようとする莉緒に突っかかってくるのはあれ程告白を拒否してきた紘で…。
寺田絋
自分と同じくらいモテる莉緒がムカついたのでちょっかいをかけたら好かれた残念男子
×
三倉莉緒
クールイケメン男子と思われているただの陰キャ
そういうシーンはありませんが一応R15にしておきました。
お気に入り登録ありがとうございます。なんだか嬉しいので載せるか迷った紘視点を追加で投稿します。ただ紘は残念な子過ぎるので莉緒視点と印象が変わると思います。ご注意ください。
お気に入り登録100ありがとうございます。お付き合いに浮かれている二人の小話投稿しました。
彼の理想に
いちみやりょう
BL
あの人が見つめる先はいつも、優しそうに、幸せそうに笑う人だった。
人は違ってもそれだけは変わらなかった。
だから俺は、幸せそうに笑う努力をした。
優しくする努力をした。
本当はそんな人間なんかじゃないのに。
俺はあの人の恋人になりたい。
だけど、そんなことノンケのあの人に頼めないから。
心は冗談の中に隠して、少しでもあの人に近づけるようにって笑った。ずっとずっと。そうしてきた。
この愛のすべて
高嗣水清太
BL
「妊娠しています」
そう言われた瞬間、冗談だろう?と思った。
俺はどこからどう見ても男だ。そりゃ恋人も男で、俺が受け身で、ヤることやってたけど。いきなり両性具有でした、なんて言われても困る。どうすればいいんだ――。
※この話は2014年にpixivで連載、2015年に再録発行した二次小説をオリジナルとして少し改稿してリメイクしたものになります。
両性具有や生理、妊娠、中絶等、描写はないもののそういった表現がある地雷が多い話になってます。少し生々しいと感じるかもしれません。加えて私は医学を学んだわけではありませんので、独学で調べはしましたが、両性具有者についての正しい知識は無いに等しいと思います。完全フィクションと捉えて下さいますよう、お願いします。
愛などもう求めない
白兪
BL
とある国の皇子、ヴェリテは長い長い夢を見た。夢ではヴェリテは偽物の皇子だと罪にかけられてしまう。情を交わした婚約者は真の皇子であるファクティスの側につき、兄は睨みつけてくる。そして、とうとう父親である皇帝は処刑を命じた。
「僕のことを1度でも愛してくれたことはありましたか?」
「お前のことを一度も息子だと思ったことはない。」
目が覚め、現実に戻ったヴェリテは安心するが、本当にただの夢だったのだろうか?もし予知夢だとしたら、今すぐここから逃げなくては。
本当に自分を愛してくれる人と生きたい。
ヴェリテの切実な願いが周りを変えていく。
ハッピーエンド大好きなので、絶対に主人公は幸せに終わらせたいです。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる