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一章 異世界へ からの幼児編

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 結局その夜は僕の部屋で、皆お泊まりした。
 途中、ベンネさんがご飯を取りに行ったぐらいで、先生は帰らなかった。
 そして、兄さんは父に会いたいと主張していたが、二人に止められて、結局かなわず。
 きっと、この二人は監視役なのだろうな~、とのんびり思った。
 
 それでも、部屋には穏やかな空気が流れている。
 皆の話し声を聞きながら、僕はうとうととしていた。

「あれ、アーネが眠そうだ。
 お休みなさい」

 ゆっくりとぽんぽんされると本当にあらがえない。
 でも、こっちの世界でこんなにもまったりしていると、もとの世界の両親が気がかりになる。
 元気にしているかな?

 今日は良い夢を見れそうだ、そう思いながら僕は眠りについた。
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