乙女ゲームの世界に転生しました！でも、なんでヒロイン⁉そこは悪役令嬢でしょう⁉

全ての始まり

私の死

「おはようございます！美紗先輩！」
「おはよう、近藤君」
名前が上がった様に、私は、天野美紗
16歳の高校一年生です！
今、声をかけてきてくれたのは、近藤悠斗君
私の弟の旭の友達だ
「あ！悠斗！おっはよー！」
「旭、おはよー！」
二人は、小学校一年生の頃から仲が良い
「じゃぁ、私はもう時間ヤバイから、行くね！」
「行ってらー」
「先輩、行ってらっしゃい！」
二人はまだ時間があるからゆっくりと行くみたい
「本当にヤバ…！」
バスの時間間に合うかな？
《ニャー》
猫？
私は大の猫好きなんです！
「危ないよ！猫ちゃん！」
猫ちゃんを見て、ビックリ！
歩道を横切っているんだもん！
《ニャ？》
猫ちゃん、わかってない！
「車！」
私は焦って猫ちゃんの所に走った
間に合って…!!
「よし！」
間に合った！
バサッ
拾った猫ちゃんを草の中に投げる
これで、猫ちゃんは平気なはず
キーッ!!
バンッ!!
「おい！女の子が轢かれたぞ！」
「猫を助ける為に飛び出したよ！」
「誰か、救急車！」
騒がしい声が沢山聞こえてきたけど、意識は、だんだんと遠くへ行った


「お嬢ちゃん！大丈夫かい？」
ん…？
おじいちゃん…？
「わしは、おじいちゃんでは無いぞ。世界神、ラチフィスじゃ」
世界神様⁉
嘘⁉
「本当じゃよ」
心の中がわかるみたい…
「わかっておるよ」
えぇ⁉
「そろそろ本題に入ってもいいかい？」
「あ、はい！」
「良い返事じゃの。まず始めに、お前さんは死んだ。子猫を助けて、車に引かれたのじゃ」
あ、
「やっぱり？」
「随分と落ち着いているのじゃな」
だって、
「子猫を助けられて嬉しいんですもん。あ！私、子猫投げちゃったんですけど、無事ですか⁉」
怪我しちゃってたらどうしよう…
「猫は無事じゃったよ。と言うより、あの猫実を言うと私の遣いで出ていた下級神なんじゃよ」
へ？
「分かっておらんようじゃの。では、一から説明するぞい」
「お願いします！」