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第十話
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「マリア、あのクソ王子への呪いが決まったよ」
お!
「どのような内容にしたのですか?」
「流石に、死ぬのはやり過ぎだからー(やりたかったけど…)」
ん?
カイお兄様?
何か、副声音が…
「小さい災厄が、一時間おきに訪れる呪いにしました(もっと酷いのにしたかったですが…)」
ルイハお兄様まで…
副声音が漏れまくりです…
「死にはしないが、相当ストレスが溜まるし、婚約も絶対に出来ないようにする(酷すぎると、マリアが許さないだろう…)」
サイハお兄様…
やはり、サイハお兄様は、よく分かってますね!
「いいですね!近状報告があると、尚更スッキリするのですが…」
《それなら、任せて!》
ウィン?
《僕の仲間が、マリアのお手伝いをしたいって子がいるの!その子にお願いしよー!》
え!?
「いいの?」
《うん!逆に、やらせてあげてー。この前、マリアに怪我の手当てをしてもらったのと、お菓子貰ったお礼をしたかったらしいから!》
まぁ!
「あの時の、男の子?」
一週間前くらいに、怪我をしてる精霊を見つけたので、手当てをして、ついでにお菓子を上げた男の子の精霊さん…
《そうだよー!すっごく感謝してた!》
そうなんですね…
「それじゃぁ、お願いするね! 」
ここは、甘えておきましょう
《うん!じゃぁ、伝えてくるねー》
「行ってらっしゃい」
一瞬で、目の前から、ウィンがいなくなりました
やはり、風の精霊王ですね
すごく速いです
《じゃぁ、変更内容はこれでいいか?》
「うん!ウォル、お願いできる?」
呪いはウォルが専門だから、ウォルにやってもらわなくちゃいけないんです…
《マリアの為なら、なんだってやってやるよ》
「まあ、ありがとう!あとで、私の魔力を少しあげるわね!」
精霊にとって、魔力はご飯らしいです
普段から、必要な分は勝手に渡されてるらしいですが、意図的に多く渡す事もできるんです
《本当か!?よし!頑張るな!》
私の魔力は、特に美味しいらしくて、ご褒美は魔力がいいって皆からお願いをされてるんですよね…
自分じゃよく分かりませんけど…
「では、ウォル様が呪いをかけ直して下さっているうちに、お父様とお母様に、先程のクソ馬鹿王子の事をお伝えしなくてはいけませんね」
あぁ!
ルイハお兄様!
折角忘れていたのに!
思い出してしまいました…
私の家族は、かなり過保護なので、今回の事を、伝えたらどうなるか…
考えたくもありませんね…
お!
「どのような内容にしたのですか?」
「流石に、死ぬのはやり過ぎだからー(やりたかったけど…)」
ん?
カイお兄様?
何か、副声音が…
「小さい災厄が、一時間おきに訪れる呪いにしました(もっと酷いのにしたかったですが…)」
ルイハお兄様まで…
副声音が漏れまくりです…
「死にはしないが、相当ストレスが溜まるし、婚約も絶対に出来ないようにする(酷すぎると、マリアが許さないだろう…)」
サイハお兄様…
やはり、サイハお兄様は、よく分かってますね!
「いいですね!近状報告があると、尚更スッキリするのですが…」
《それなら、任せて!》
ウィン?
《僕の仲間が、マリアのお手伝いをしたいって子がいるの!その子にお願いしよー!》
え!?
「いいの?」
《うん!逆に、やらせてあげてー。この前、マリアに怪我の手当てをしてもらったのと、お菓子貰ったお礼をしたかったらしいから!》
まぁ!
「あの時の、男の子?」
一週間前くらいに、怪我をしてる精霊を見つけたので、手当てをして、ついでにお菓子を上げた男の子の精霊さん…
《そうだよー!すっごく感謝してた!》
そうなんですね…
「それじゃぁ、お願いするね! 」
ここは、甘えておきましょう
《うん!じゃぁ、伝えてくるねー》
「行ってらっしゃい」
一瞬で、目の前から、ウィンがいなくなりました
やはり、風の精霊王ですね
すごく速いです
《じゃぁ、変更内容はこれでいいか?》
「うん!ウォル、お願いできる?」
呪いはウォルが専門だから、ウォルにやってもらわなくちゃいけないんです…
《マリアの為なら、なんだってやってやるよ》
「まあ、ありがとう!あとで、私の魔力を少しあげるわね!」
精霊にとって、魔力はご飯らしいです
普段から、必要な分は勝手に渡されてるらしいですが、意図的に多く渡す事もできるんです
《本当か!?よし!頑張るな!》
私の魔力は、特に美味しいらしくて、ご褒美は魔力がいいって皆からお願いをされてるんですよね…
自分じゃよく分かりませんけど…
「では、ウォル様が呪いをかけ直して下さっているうちに、お父様とお母様に、先程のクソ馬鹿王子の事をお伝えしなくてはいけませんね」
あぁ!
ルイハお兄様!
折角忘れていたのに!
思い出してしまいました…
私の家族は、かなり過保護なので、今回の事を、伝えたらどうなるか…
考えたくもありませんね…
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