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第二話

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「マリア、今日はもう帰ろう?疲れただろう?」

お父様が気遣って言ってくれた

「はい」
「クリス、あとは任せるぞ」
「あぁ。マリアちゃん、明日、王宮においで」

多分、今日の話だろう

「はい。謹んで向かわせて頂きます」

そうして私とお父様は大広間をあとにした



~家~

やっと着いた~!

「マリア!!大丈夫⁉あのクソ王子が分を弁えないせいで酷い目にあいましたね!!」

お母様…
その情報、何処から手にいれたんですか?

「はい。ご心配をおかけしました」
「心配するのは当たり前よ!私の大事な娘なのですから!」
「ありがとうございます」

少し心配性なお母様ですが、いつも私を一番に考えてくれます
それがとても嬉しいです

「マリア、今日は久し振りに二人で寝ましょうか?」

え…

「そんな、お母様にご迷惑をおかけしてしまいます…!」

それに、16歳にもなって、親と寝るのは…
日本だと高校生の年ですよ⁉

「私が、マリアと寝たいのです。いいでしょう?」



「はい…」

お母様、これは一種の脅しですよ
こんな威圧感を出して…

「マリス、そしたら私は何処で寝ればいいんだ」

お父様…

「ご一緒に寝ませんか?」
「「えっ⁉」」

お父様、お母様、二人して息を揃えてビックリしないで下さい

「いいのか?マリア」

お父様が心底驚いた顔をしています

「勿論ですわ。お父様」

だって親子ですもの
どうせこの年で親と寝るなら、両親二人共と寝たほうがいいですし

「折角のマリアとの女子会が…」

お母様はショックを受けている様です

「また今度、お茶会の時にやりましょう。お母様」

お母様の顔が一気に明るくなりました

「そうね…楽しみにしておくわ」
「はい」

お母様とのお茶会は楽しいですし

「じゃぁ、マリア、あと一時間後に夕食です。その後に部屋へおいでなさい」
「はい。お母様」
「それまでは、自分の部屋でくつろいでおきなさい」
「はい。お父様」
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