62 / 81
婚約編
閑話:その頃の両親たち
しおりを挟む
【父親サイド】
サフィール侯爵邸で子供たち+αがお茶会をする事になり、フローライト辺境伯一家は揃って馬車でサフィール侯爵邸に来た。
ギルフォード・フローライトとゼフィラス・サフィールはサフィール侯爵家の馬車で王宮に向かった。
国王へ婚約の報告のためである。
王宮に到着したが、マリアを嫁に出したくないフローライト辺境伯ギルフォードの歩みは遅い。
渋々感が満載である。
そんなギルフォードをサフィール侯爵ゼフィラスは苦笑しながら見ている。
自分も娘とジェリク王子との婚約の打診を受け、リリウムにそのことを話さなければならなくなった時に、同じような状態になったからである。
当時、娘から鬱陶しいと思われているのも知らずに、何度も【この婚約を受けて本当に良かったのか?今なら断ることもできるぞ?】と確認していた。
「ギルフォード殿。その・・・大丈夫か?」
「・・・ゼフィラス殿。大丈夫です。・・・・・・・・・多分」
『イヤイヤイヤ。大丈夫じゃないだろう!?』とはゼフィラスと偶々廊下ですれ違った侍女・侍従一同の心の声である。
前もって書簡で伝えており、サフィール侯爵とフローライト辺境伯が揃って登城するため、報告は謁見の間ではなく、国王執務室へ通された。
なぜなら学生時代、現フローライト辺境伯夫人フェリスを巡ってギルフォードと決闘してコテンパンにされた人間が多数いたからである。
学園を卒業してかなり経っているのに、同じ時期に学園に在学していた男性陣にとってギルフォードは恐怖の対象、トラウマとなってしまっているようだ。
仕事に差し支えては困るための特別措置だった。
ようやく到着した執務室には、国王と宰相であるサルファー侯爵がいた。
「フローライト辺境伯、サフィール侯爵。待っておったぞ。そろそろ王妃も来るから少し待っててくれるか?」
「「はい」」
国王はフローライト辺境伯の様子を見て、笑いを堪えるのに一苦労していた。
まるで断罪されるのを待っているように見えたからである。
そんな国王をサルファー宰相は冷ややかな目で見ている。
そのことに国王は気づいていない。
まぁ。国王にしてみれば、学生時代に想いを寄せていた令嬢を横から掻っ攫われた苦い思い出があるから仕方がないのかもしれないが・・・
しばらくすると、王妃が執務室に来た。
王妃が執務室に入ると、国王が笑いを堪えているのに気づき、宰相に目配せした。
【辺境伯と侯爵が帰ったらちょっと説教するから、席外してね?】と。
宰相は国王に分からない程度に小さく頷き、王妃に了承の意を示した。
「フローライト辺境伯。サフィール侯爵。本日はよくお越しくださいました。先日、書簡が届いていた件ですね?」
笑いを堪えるのに精一杯の国王が、中々話しを切り出さないため王妃が話しを進めることにしたようだ。
もっとも、それはギルフォードとゼフィラスのためではなく、国王への説教時間を長く取るためであったりする。
「はい。先日、書簡でもお伝えしたようにラジェル・サフィールとマリア・フローライトの婚約が整いましたのでご報告に参りました」
「そうですか。おめでとうございます。これで一安心ですねサフィール侯爵」
「ありがとうございます。マリア嬢のような素晴らしいご令嬢を、我が息子の伴侶に迎えられることは大変に喜ばしいです」
「フローライト辺境伯。マリア嬢とラジェル殿の婚約式とお披露目はどのようにするのかは決まっているのですか?」
「・・・はい。二人の意見を尊重して、親しい友人と親族のみで行う予定です」
国王ではなく、王妃に報告しているという可笑しな状況。
学生時代、国王は1学年先輩で王妃は同学年だった。
そのため今日のギルフォードの状態が珍しいものであることは重々承知している。
・・・が、そろそろ国王の腹筋がヤバそうと感じた宰相が早々に報告を切り上げさせようとする。
本来であれば、国王自らが詳細を聞かなければならないのだが、それは無理そうだとサフィール侯爵も判断した。
「では、フローライト辺境伯、サフィール侯爵。詳細については別室にて私が承ります」
「「わかりました。では陛下、王妃様。本日はお時間を頂きありがとうございました。御前しつれいします」」
結局、執務室に辺境伯たちが入室してから国王が発した言葉は、最初の一言だけだった。
別室で、宰相に詳細について話しているうちにフローライト辺境伯は平常心を取り戻したみたいである。
そのことにサフィール侯爵とサルファー宰相はホッと胸をなでおろした。
一通りの予定などを宰相に伝えた、父親二人はまた馬車に乗り込みサフィール侯爵邸へと戻って行った。
そのころ、国王執務室では王妃が国王に説教していた。
学生時代に色々とあったとはいえ、あの態度はなんなのか!?と。
それはもう凄い勢いの説教である。
ルピリア第一王女の婚約が決まったときにした以上の説教であった。
王妃が執務室から出てくるまで、侍女も侍従も、話しが終わった宰相ですら国王執務室に入れなったほどである。(王妃様の剣幕が怖くて入れなかったのだ)
【母親サイド】
父親たちが、王宮に報告にいく傍ら、母親二人は観劇に向かった。
サフィール侯爵家の馬車は、父親二人が使っているのでフローライト辺境伯家の馬車でのお出かけである。
馬車の中では、1つしか年齢が違わないため終始、話しで盛り上がっていた。
「本当にマリア様がラジェルのお嫁さんになってくれるなんて!あの子ったら8年も片思いしていたのですよ?」
「まぁ!!ですが、ラジェル殿はどこでマリアを見初めたのでしょうか?マリアに聞いても、王宮夜会で初めてお会いしたと言っていたのですよ?」
フローライト辺境伯夫人フェリスのもっともな疑問に、サフィール侯爵夫人マグリアは苦笑をもらした。
「マリア嬢を見初めたのは、ジェリク王子の婚約者候補を集めた王妃様主催のお茶会がありましたでしょう?そのときですわ」
「あぁ。あのお茶会ですか。私もマリアの付き添いで参りましたが、参加者の男の子はジェリク王子だけでしたわよ?」
「ふふ。あの日、ルピリア様が弟であるジェリク様の婚約者候補たちを覗き見するのにラジェルも付き合わされたのですよ。その時にマリア嬢に一目惚れしたのですって」
「あらあら。ルピリア様のお転婆も時には役立つのですね」
ラジェルの暴露話(という名の黒歴史暴露)に花を咲かせている貴婦人二人を乗せた馬車は、王都にあるサフィール侯爵家がいつも使っているドレスサロンへと向かった。
劇の開始まで時間があるため、婚約式とお披露目でマリアに着せるドレスを作るためである。
マリアのために新年祝賀会用のドレスをラジェルが用意した際にも使ったサロンである。
「いらっしゃいませ。おまちしておりましたわ。サフィール侯爵夫人、フローライト辺境伯夫人」
二人を出迎えたのは、このドレスサロンのオーナーでデザイナーのタニア・フェルベナイトだった。
「おひさしぶりねタニア。祝賀会用のドレスをお願いしたとき以来かしら?」
「左様ですね。あの時のドレスはいかがでしたでしょうか?」
「もぅ大満足よ!おかげでラジェルの相手も決まったわ」
「まぁ!おめでとうございます!!ではそのお相手は・・・マリア・フローライト様ですか?」
「そうよ!マリア嬢がラジェルとの婚約を受けてくれたの!」
「マリアのことを一途に想い続けてくれたラジェル様なら、きっと娘を幸せにしてくれますわ」
「もちろんですわ!ラジェルには必ずマリア嬢を幸せにさせます!お約束しますわ」
大きな子供がいるとは思えないほどの乙女っぷりとはしゃぎっぷりである。
フェリスもそれに混じってしまったため誰も止められない。というより止められる者がいない。
サロンにいるお針子たちがちょっとだけ(いやかなり?)引いてしまっていた。
キャッキャウフフとドレスに使う布地を選び、装飾品に使う宝石の種類を選び、ドレス・装飾品のデザインについて盛り上がる貴婦人3人。
その盛り上がりは、お付の侍女が劇場に向かう時間だと伝えるまで続けられた。
母親たちは観劇に向かったとばかり思っていたマリアは、ドレスが注文されたことを知らなかった。
ラジェルは知っていて、敢えて愛しの婚約者殿に知らせなかった。
なぜなら、知らせたらドレスを作ることをマリアが渋るとわかっていたからである(笑)
サフィール侯爵邸で子供たち+αがお茶会をする事になり、フローライト辺境伯一家は揃って馬車でサフィール侯爵邸に来た。
ギルフォード・フローライトとゼフィラス・サフィールはサフィール侯爵家の馬車で王宮に向かった。
国王へ婚約の報告のためである。
王宮に到着したが、マリアを嫁に出したくないフローライト辺境伯ギルフォードの歩みは遅い。
渋々感が満載である。
そんなギルフォードをサフィール侯爵ゼフィラスは苦笑しながら見ている。
自分も娘とジェリク王子との婚約の打診を受け、リリウムにそのことを話さなければならなくなった時に、同じような状態になったからである。
当時、娘から鬱陶しいと思われているのも知らずに、何度も【この婚約を受けて本当に良かったのか?今なら断ることもできるぞ?】と確認していた。
「ギルフォード殿。その・・・大丈夫か?」
「・・・ゼフィラス殿。大丈夫です。・・・・・・・・・多分」
『イヤイヤイヤ。大丈夫じゃないだろう!?』とはゼフィラスと偶々廊下ですれ違った侍女・侍従一同の心の声である。
前もって書簡で伝えており、サフィール侯爵とフローライト辺境伯が揃って登城するため、報告は謁見の間ではなく、国王執務室へ通された。
なぜなら学生時代、現フローライト辺境伯夫人フェリスを巡ってギルフォードと決闘してコテンパンにされた人間が多数いたからである。
学園を卒業してかなり経っているのに、同じ時期に学園に在学していた男性陣にとってギルフォードは恐怖の対象、トラウマとなってしまっているようだ。
仕事に差し支えては困るための特別措置だった。
ようやく到着した執務室には、国王と宰相であるサルファー侯爵がいた。
「フローライト辺境伯、サフィール侯爵。待っておったぞ。そろそろ王妃も来るから少し待っててくれるか?」
「「はい」」
国王はフローライト辺境伯の様子を見て、笑いを堪えるのに一苦労していた。
まるで断罪されるのを待っているように見えたからである。
そんな国王をサルファー宰相は冷ややかな目で見ている。
そのことに国王は気づいていない。
まぁ。国王にしてみれば、学生時代に想いを寄せていた令嬢を横から掻っ攫われた苦い思い出があるから仕方がないのかもしれないが・・・
しばらくすると、王妃が執務室に来た。
王妃が執務室に入ると、国王が笑いを堪えているのに気づき、宰相に目配せした。
【辺境伯と侯爵が帰ったらちょっと説教するから、席外してね?】と。
宰相は国王に分からない程度に小さく頷き、王妃に了承の意を示した。
「フローライト辺境伯。サフィール侯爵。本日はよくお越しくださいました。先日、書簡が届いていた件ですね?」
笑いを堪えるのに精一杯の国王が、中々話しを切り出さないため王妃が話しを進めることにしたようだ。
もっとも、それはギルフォードとゼフィラスのためではなく、国王への説教時間を長く取るためであったりする。
「はい。先日、書簡でもお伝えしたようにラジェル・サフィールとマリア・フローライトの婚約が整いましたのでご報告に参りました」
「そうですか。おめでとうございます。これで一安心ですねサフィール侯爵」
「ありがとうございます。マリア嬢のような素晴らしいご令嬢を、我が息子の伴侶に迎えられることは大変に喜ばしいです」
「フローライト辺境伯。マリア嬢とラジェル殿の婚約式とお披露目はどのようにするのかは決まっているのですか?」
「・・・はい。二人の意見を尊重して、親しい友人と親族のみで行う予定です」
国王ではなく、王妃に報告しているという可笑しな状況。
学生時代、国王は1学年先輩で王妃は同学年だった。
そのため今日のギルフォードの状態が珍しいものであることは重々承知している。
・・・が、そろそろ国王の腹筋がヤバそうと感じた宰相が早々に報告を切り上げさせようとする。
本来であれば、国王自らが詳細を聞かなければならないのだが、それは無理そうだとサフィール侯爵も判断した。
「では、フローライト辺境伯、サフィール侯爵。詳細については別室にて私が承ります」
「「わかりました。では陛下、王妃様。本日はお時間を頂きありがとうございました。御前しつれいします」」
結局、執務室に辺境伯たちが入室してから国王が発した言葉は、最初の一言だけだった。
別室で、宰相に詳細について話しているうちにフローライト辺境伯は平常心を取り戻したみたいである。
そのことにサフィール侯爵とサルファー宰相はホッと胸をなでおろした。
一通りの予定などを宰相に伝えた、父親二人はまた馬車に乗り込みサフィール侯爵邸へと戻って行った。
そのころ、国王執務室では王妃が国王に説教していた。
学生時代に色々とあったとはいえ、あの態度はなんなのか!?と。
それはもう凄い勢いの説教である。
ルピリア第一王女の婚約が決まったときにした以上の説教であった。
王妃が執務室から出てくるまで、侍女も侍従も、話しが終わった宰相ですら国王執務室に入れなったほどである。(王妃様の剣幕が怖くて入れなかったのだ)
【母親サイド】
父親たちが、王宮に報告にいく傍ら、母親二人は観劇に向かった。
サフィール侯爵家の馬車は、父親二人が使っているのでフローライト辺境伯家の馬車でのお出かけである。
馬車の中では、1つしか年齢が違わないため終始、話しで盛り上がっていた。
「本当にマリア様がラジェルのお嫁さんになってくれるなんて!あの子ったら8年も片思いしていたのですよ?」
「まぁ!!ですが、ラジェル殿はどこでマリアを見初めたのでしょうか?マリアに聞いても、王宮夜会で初めてお会いしたと言っていたのですよ?」
フローライト辺境伯夫人フェリスのもっともな疑問に、サフィール侯爵夫人マグリアは苦笑をもらした。
「マリア嬢を見初めたのは、ジェリク王子の婚約者候補を集めた王妃様主催のお茶会がありましたでしょう?そのときですわ」
「あぁ。あのお茶会ですか。私もマリアの付き添いで参りましたが、参加者の男の子はジェリク王子だけでしたわよ?」
「ふふ。あの日、ルピリア様が弟であるジェリク様の婚約者候補たちを覗き見するのにラジェルも付き合わされたのですよ。その時にマリア嬢に一目惚れしたのですって」
「あらあら。ルピリア様のお転婆も時には役立つのですね」
ラジェルの暴露話(という名の黒歴史暴露)に花を咲かせている貴婦人二人を乗せた馬車は、王都にあるサフィール侯爵家がいつも使っているドレスサロンへと向かった。
劇の開始まで時間があるため、婚約式とお披露目でマリアに着せるドレスを作るためである。
マリアのために新年祝賀会用のドレスをラジェルが用意した際にも使ったサロンである。
「いらっしゃいませ。おまちしておりましたわ。サフィール侯爵夫人、フローライト辺境伯夫人」
二人を出迎えたのは、このドレスサロンのオーナーでデザイナーのタニア・フェルベナイトだった。
「おひさしぶりねタニア。祝賀会用のドレスをお願いしたとき以来かしら?」
「左様ですね。あの時のドレスはいかがでしたでしょうか?」
「もぅ大満足よ!おかげでラジェルの相手も決まったわ」
「まぁ!おめでとうございます!!ではそのお相手は・・・マリア・フローライト様ですか?」
「そうよ!マリア嬢がラジェルとの婚約を受けてくれたの!」
「マリアのことを一途に想い続けてくれたラジェル様なら、きっと娘を幸せにしてくれますわ」
「もちろんですわ!ラジェルには必ずマリア嬢を幸せにさせます!お約束しますわ」
大きな子供がいるとは思えないほどの乙女っぷりとはしゃぎっぷりである。
フェリスもそれに混じってしまったため誰も止められない。というより止められる者がいない。
サロンにいるお針子たちがちょっとだけ(いやかなり?)引いてしまっていた。
キャッキャウフフとドレスに使う布地を選び、装飾品に使う宝石の種類を選び、ドレス・装飾品のデザインについて盛り上がる貴婦人3人。
その盛り上がりは、お付の侍女が劇場に向かう時間だと伝えるまで続けられた。
母親たちは観劇に向かったとばかり思っていたマリアは、ドレスが注文されたことを知らなかった。
ラジェルは知っていて、敢えて愛しの婚約者殿に知らせなかった。
なぜなら、知らせたらドレスを作ることをマリアが渋るとわかっていたからである(笑)
18
お気に入りに追加
3,392
あなたにおすすめの小説
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
乙女ゲームに転生した世界でメイドやってます!毎日大変ですが、瓶底メガネ片手に邁進します!
美月一乃
恋愛
前世で大好きなゲームの世界?に転生した自分の立ち位置はモブ!
でも、自分の人生満喫をと仕事を初めたら
偶然にも大好きなライバルキャラに仕えていますが、毎日がちょっと、いえすっごい大変です!
瓶底メガネと縄を片手に、メイド服で邁進してます。
「ちがいますよ、これは邁進してちゃダメな奴なのにー」
と思いながら
【完結】異世界転生した先は断罪イベント五秒前!
春風悠里
恋愛
乙女ゲームの世界に転生したと思ったら、まさかの悪役令嬢で断罪イベント直前!
さて、どうやって切り抜けようか?
(全6話で完結)
※一般的なざまぁではありません
※他サイト様にも掲載中
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
処刑から始まる私の新しい人生~乙女ゲームのアフターストーリー~
キョウキョウ
恋愛
前世の記憶を保持したまま新たな世界に生まれ変わった私は、とあるゲームのシナリオについて思い出していた。
そのゲームの内容と、今の自分が置かれている状況が驚くほどに一致している。そして私は思った。そのままゲームのシナリオと同じような人生を送れば、16年ほどで生涯を終えることになるかもしれない。
そう思った私は、シナリオ通りに進む人生を回避することを目的に必死で生きた。けれど、運命からは逃れられずに身に覚えのない罪を被せられて拘束されてしまう。下された判決は、死刑。
最後の手段として用意していた方法を使って、処刑される日に死を偽装した。それから、私は生まれ育った国に別れを告げて逃げた。新しい人生を送るために。
※カクヨムにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる