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二学期編
犯人探しが開始されました
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自分の変化にワタワタしていると、お兄様が応接室へと駆け込んできました。
先生・・・お兄様への連絡が早いですね。
「マリア!!大丈夫か!?」
「お兄様・・・ラジェル様に助けていただきましたので大丈夫ですわ」
お兄様はラジェル様へお礼を述べています。
「ラジェル殿。妹を助けていただきありがとうございます」
「礼には及びません。マリア嬢に怪我がなくて何よりです」
・・・怪我は確かにない。ないけどね・・・精神的には満身創痍ですよ・・・
「ラジェル様。助けていただきありがとうございます。おかげさまで怪我もございませんわ」
「お怪我がなくてなによりです」
うっわ・・・イケメンの微笑みの威力半端ないなぁ~
眼福です。ありがとうございます(笑)
ふと気づけばお兄様が先生に詰め寄ってます。
黒オーラ半端ないっす(汗)
「・・・では、マリアが階段から落ちそうになった原因の生徒はわからないと?」
目が・・・目が笑ってないよ!!お兄様の笑顔が怖いよ!!
気づかないうちにプルプルと震えてしまっていたみたいです。
ラジェル様が視線を合わせるように顔を覗き込んできます。
近い近い近い!!(汗)
「マリア嬢。本当に大丈夫ですか?震えていますよ?」
「だ・・・大丈夫です」
お兄様が怖くて震えてるなんて絶・対・に!!言えない・・・
心身共に疲れたよ・・・特に『お姫様抱っこ』されたのが一番堪えたわ~
「先生、今日はもうマリアを連れて早退させていただいてもよろしいですよね」
うん・・・お兄様?質問の形をとってるけど『否』は受け付けませんって感が出てるね。
まぁ・・・私としても今日はもう授業を受けるだけの気力が残ってないけど。
先生は速攻で早退の許可を出しました。
先生とお兄様のやり取りを聞いていたラジェル様が、私とお兄様を送ってくれると言うのでお言葉に甘えさせていただくことにしました。
ラジェル様が先触れを出していたので、屋敷に戻ったら即!自室へと放り込まれました。
送っていただいたので、ラジェル様はお兄様とお茶してます。
お礼は後日、正式にしないといけませんね。
自室のソファでお茶を飲み、ホッと一息つきました。
しっかし危なかったなぁ~ラジェル様が通りかからなかったら大怪我してたよ。
そういえば、あのゲームだとヒロインが階段から落ちそうになった時には、その時に好感度が一番高いキャラが助けてたっけ。
・・・ん?あれ?それでいうと私の中で好感度が一番高いのがラジェル様ってことか?
イヤイヤイヤ!!これはヒロインと攻略キャラのイベント!!
私には関係ない!ないったらない!!
エリカ嬢が最近静かだからか?
私は静かに、平和な学園生活を送りたいだけなのになぁ~
翌日、学園に登校したら凄い騒ぎだった。
一言で言えば『犯人探し』が始まってしまってるって事。
第一容疑者はエリカ嬢。
だが、しかし!!鉄壁のアリバイあり。
成績があまりよろしくないエリカ嬢は、先生に呼び出され補習中。
エリカ嬢の他にも何人か補習を受けている生徒がいたため、その生徒と先生が証人。
『では誰が?』ってなり、ラジェル様狙いの令嬢たちと、お兄様狙いの令嬢たちが躍起になって犯人探しをしている。
ちなみに、実際に探しているのは騎士科の生徒だったりする。
まぁ・・・将来騎士団に所属したら犯罪捜査を行うことになるから『実習』くらいの感覚で探してる。
先生方が用意した課題ではない『捜査実習』に騎士科の最高学年の先輩方の気合の入り方が凄い。
学年によって温度差があるのが何とも言えない・・・
中でも一番気合が入っているのが、騎士団長子息のライアン・ボーナイト様。
騎士団長子息として、先輩たちをまとめて指揮をとっている。
先輩方はそれで良いのだろうか・・・ライアン様まだ1年生だけど・・・
まぁ・・・将来、騎士団長の跡を継ぐのはライアン様だからなぁ。
ライアン様も良い経験になるのだろうけど・・・それが私が階段落ちしそうになった事が原因でなければ良かったのに・・・
教室に到着すると、クラスメイトたちが次々に心配したと声をかけてくる。
お兄様はクラスメイトたちに私を一人にしないようにお願いしています。
「みんな、マリアのことを宜しく頼むよ。絶対に一人にしないようにしてもらえるかな」
・・・だから私は前世と併せてアラフォーなんだってば!!
そして攻略対象ズの顔色が若干悪い。
まぁ・・・黒オーラを出してるお兄様からお願いされてるから仕方がないか(笑)
「じゃあ、マリア。私はもう行くけど、迎えに来るまでは絶対に一人にならないようにね」
「はい。お兄様がお迎えに来るまで、クラスメイトと一緒に行動しますわ」
そういうと、お兄様は安心したように自分のクラスへと向かいました。
ちなみに、お兄様もご自分のクラスで犯人探しするためのメンバーを集めたのは言うまでもなかった。
先生・・・お兄様への連絡が早いですね。
「マリア!!大丈夫か!?」
「お兄様・・・ラジェル様に助けていただきましたので大丈夫ですわ」
お兄様はラジェル様へお礼を述べています。
「ラジェル殿。妹を助けていただきありがとうございます」
「礼には及びません。マリア嬢に怪我がなくて何よりです」
・・・怪我は確かにない。ないけどね・・・精神的には満身創痍ですよ・・・
「ラジェル様。助けていただきありがとうございます。おかげさまで怪我もございませんわ」
「お怪我がなくてなによりです」
うっわ・・・イケメンの微笑みの威力半端ないなぁ~
眼福です。ありがとうございます(笑)
ふと気づけばお兄様が先生に詰め寄ってます。
黒オーラ半端ないっす(汗)
「・・・では、マリアが階段から落ちそうになった原因の生徒はわからないと?」
目が・・・目が笑ってないよ!!お兄様の笑顔が怖いよ!!
気づかないうちにプルプルと震えてしまっていたみたいです。
ラジェル様が視線を合わせるように顔を覗き込んできます。
近い近い近い!!(汗)
「マリア嬢。本当に大丈夫ですか?震えていますよ?」
「だ・・・大丈夫です」
お兄様が怖くて震えてるなんて絶・対・に!!言えない・・・
心身共に疲れたよ・・・特に『お姫様抱っこ』されたのが一番堪えたわ~
「先生、今日はもうマリアを連れて早退させていただいてもよろしいですよね」
うん・・・お兄様?質問の形をとってるけど『否』は受け付けませんって感が出てるね。
まぁ・・・私としても今日はもう授業を受けるだけの気力が残ってないけど。
先生は速攻で早退の許可を出しました。
先生とお兄様のやり取りを聞いていたラジェル様が、私とお兄様を送ってくれると言うのでお言葉に甘えさせていただくことにしました。
ラジェル様が先触れを出していたので、屋敷に戻ったら即!自室へと放り込まれました。
送っていただいたので、ラジェル様はお兄様とお茶してます。
お礼は後日、正式にしないといけませんね。
自室のソファでお茶を飲み、ホッと一息つきました。
しっかし危なかったなぁ~ラジェル様が通りかからなかったら大怪我してたよ。
そういえば、あのゲームだとヒロインが階段から落ちそうになった時には、その時に好感度が一番高いキャラが助けてたっけ。
・・・ん?あれ?それでいうと私の中で好感度が一番高いのがラジェル様ってことか?
イヤイヤイヤ!!これはヒロインと攻略キャラのイベント!!
私には関係ない!ないったらない!!
エリカ嬢が最近静かだからか?
私は静かに、平和な学園生活を送りたいだけなのになぁ~
翌日、学園に登校したら凄い騒ぎだった。
一言で言えば『犯人探し』が始まってしまってるって事。
第一容疑者はエリカ嬢。
だが、しかし!!鉄壁のアリバイあり。
成績があまりよろしくないエリカ嬢は、先生に呼び出され補習中。
エリカ嬢の他にも何人か補習を受けている生徒がいたため、その生徒と先生が証人。
『では誰が?』ってなり、ラジェル様狙いの令嬢たちと、お兄様狙いの令嬢たちが躍起になって犯人探しをしている。
ちなみに、実際に探しているのは騎士科の生徒だったりする。
まぁ・・・将来騎士団に所属したら犯罪捜査を行うことになるから『実習』くらいの感覚で探してる。
先生方が用意した課題ではない『捜査実習』に騎士科の最高学年の先輩方の気合の入り方が凄い。
学年によって温度差があるのが何とも言えない・・・
中でも一番気合が入っているのが、騎士団長子息のライアン・ボーナイト様。
騎士団長子息として、先輩たちをまとめて指揮をとっている。
先輩方はそれで良いのだろうか・・・ライアン様まだ1年生だけど・・・
まぁ・・・将来、騎士団長の跡を継ぐのはライアン様だからなぁ。
ライアン様も良い経験になるのだろうけど・・・それが私が階段落ちしそうになった事が原因でなければ良かったのに・・・
教室に到着すると、クラスメイトたちが次々に心配したと声をかけてくる。
お兄様はクラスメイトたちに私を一人にしないようにお願いしています。
「みんな、マリアのことを宜しく頼むよ。絶対に一人にしないようにしてもらえるかな」
・・・だから私は前世と併せてアラフォーなんだってば!!
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まぁ・・・黒オーラを出してるお兄様からお願いされてるから仕方がないか(笑)
「じゃあ、マリア。私はもう行くけど、迎えに来るまでは絶対に一人にならないようにね」
「はい。お兄様がお迎えに来るまで、クラスメイトと一緒に行動しますわ」
そういうと、お兄様は安心したように自分のクラスへと向かいました。
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