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614:一滴
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「水?水脈はあるぞ?」
「できれば湧き水っぽく出てるほうがいいんだけど。」
「この方向に水脈はある。湧き水があるとすればその上か?」
「そうとも限らないよ。脇にそれて流れているとか?
水の音は?」
「ダメだな?ガイライは?どうだ?」
「ちょっと静かに。
・・・流れているような音はない。」
「他は?」
「砂が崩れる音は聞こえますね。」
「そこだ!行ってみよう!」
「?向こうです。」
「聞こえる?マティス?」
「砂の崩れる音と言われればわかる。」
「水が湧き出していて崩れている音だといいね。」
「?」
「想像つかん?とにかく行ってみよう。」
海底の湧き水のように、
砂が躍っている。
水は溢れることなく、そのままだ。
盛り上がった砂がさらさらと崩れていた。
「やった!ガイライ偉い!マティスもよく聞こえたね。すごい!」
「へー、水が出てるんだ。よくわかったな。」
「砂が崩れる音がすることは動いてるってことだからね。
風はないから。水か、虫か這い出しているか。
ここの砂も持って帰ろう。
収納に入る?目に見える生き物はいないと。
微生物はいいよ、この際。
クーちゃんに聞いてみよう。」
水と砂を回収。
ブラスを目印に埋めておく。
節はとっているので、
この中に入った水は移動できる。
「銃はどうします?」
「マティスのお話と、師匠の1000リングの話は後で聞こうか?
えーと、銃ね。うん。
射程距離はどれくらいか知ってる?
わたしの知ってる銃は50mぐらい。ここでは1距離1.5mだから33距離?
あ、もっと近い?じゃ、そのくらいに、これ、置いてくれる?」
簡易に作った的を目線の高さにつけてもらう。
こういうときの役に立つのはやはりブラスだ。
距離は20mぐらい?
「え?人数分かったの?大型も?3?
えらい出費じゃないですか!1丁でよかったのに。
お金は?」
「ありますから。心配しないで?」
「そうなの?ごめんなさい。言葉で説明できればいいんだけど、
やっぱり現物有ったほうがいいから。」
「モウちゃん、かまわないんだよ。おれたちは金はあるんだから。」
「うん。マティス、この言葉言えるように頑張ろうね。」
「ああ、頑張ろう。」
「それで?」
「えーと、で、これ、わたしが撃ちますね。」
「撃てるのか?」
「うん。故郷ではおもちゃで遊んだから。」
「・・・・。」
不思議そうな顔をする。
そりゃそうだ、あれだけ、銃はよろしくないと言いながら、
遊んだことがあるなんて。
実際に手に入らない状況だからおもちゃとしてあるんだけどね。
「装弾はやはり12?」
「いえ、15になったとか。弾丸も少し小さくなってますね。
それで、小型化に成功したんでしょう。連射銃が250、大型銃は500。
これは当初より値が上がっていますが、耐弾数が36から60になったとか。
弾は1発1リング、大型は5リング。
弾が安くなるのは新年後だとか。」
「あー、これ、分解したいけど、
これ以上銃にはかかわりたくないからしないね。
でも、撃てばあたるなんて考えはさすがにダメだ。
じゃ、撃つね。あの的に何発当たると思う?」
「ん?それは撃っただけあたるだろ?
モウちゃんのは面白い形の的だが。」
「へ?じゃ、どんなのが的なの?」
「的というより、指標?あの丸いのがないような状態だ。」
「あー、ドーガーって一度軍部で撃ったことがあるって聞いたけど、
それって、ただ撃っただけ?」
「そうだろうな。」
そうか。おかしいとおもった。
懇親会の的も的あてゲームではない。
ただ、その方向に撃つだけだったんだ。
ドーガーはわたしの話が普通だと思っている。
はじめてくわしく聞いた銃の話だからだ。
だけど、それは普通じゃない。
だからいつか、セサミンが狙い撃ちされるという恐怖があったんだ。
わたしの話、故郷の話を知らないものには、
銃があたれば死ぬけど、
狙い撃ちされるというのはいまいち想像できないんだ。
撃てばあたる。数をね。
その間にどうにかできるという考えか。
では、狙い定めて撃つ訓練をすればどうなるかということを教えるのは
藪蛇か?
いや、銃の進化は進んでいる。認識が追い付いていないんだ。
遅いくらいだ。
「愛しい人?」
「うん。大丈夫。見てて?」
パン、パン
的を手元に移動させれば、2つとも、中央にあたっている。
そりゃそうだ。わたしは射撃もなかなかにうまいんだから。
「当たってるでしょ?」
「そりゃそうだろ?」
「うん、じゃ、ニックさん、撃ってみて?」
的を新たにつくり、向こうに。
「どうぞ?」
「おう。」
あー、構えからダメだ。どうしよう。
パン
「撃ったぞ?」
「必ず2発撃つ!」
「?」
パン、パン
『来て』
「ね?当たってないでしょ?」
「あれ?数が少ないから?」
「じゃ、残り全部撃ってみて?」
残り12発。
2発ほど当たっていた。端の方に。
だって、ブレブレだもの。
師匠もガイライもマティスも同じ。
2発から3発は当たっている。
「15発中2発でいいって思えるんならいいよ?
でも、そのために弾を何発担いでいくの?
大型は広範囲だと言っても、1発撃って、弾を込めてまでの時間がある。
接近戦はダメだ。
これだけが軍の武器というなら、わたしは不安しかないよ?」
「・・・距離があるからでは?」
「10mぐらい、あー、6か7距離ほどしか離れていない人間が
構えて狙って撃つ3アクションの間に何ができる?
ナイフを投げる、1アクションで始末できる。槍でもだ。」
「・・・・・。」
「この認識が大陸共通?だとしても、
後手で銃を手にした国は改良できなくても
どうやって有効に使うか研究をする。
それを、開発側が何もしていないんじゃ、近い将来あるという戦争には
負ける。まだ、槍での投擲を訓練したほうがましだ。
画期的な商品は後だしのほうが優れているのは良くある話だ。
そうしないために、最初の商品は研究を重ねる。
ここでは隠匿だ。
では改良はできないとして、どうやればよりよく使えるかを研究するだろう。
それもしないんでしょ?
銃を持たせて、撃って、軽くなった、反動がない、
それですごいって思ってる。
ライガーが12発撃ってやっと1発あてたことに、
わたしはあきれたけど、皆の認識は違ったんだ。
あれで、すごいって思ってたんだ。」
「・・・・。」
「この話、ほんとはしたくなかった。
銃の話を、ほとんど知らないドーガーに故郷での銃の話をしたら、
それが普通だと思ってる。
たぶんこの大陸でわたし以外に銃のことを
銃の有効性を一番理解しているのはドーガーだ。
わたしに故郷の銃を作ってくれっていううぐらいには。」
「あの時なにを教えたんだ?」
「小石を高速で移動させる、それだけで銃の代わりになる。
もちろん、ドーガーはそこから、話して聞かせたように、
100mも200mも先の物を狙ってあてる練習をする。
跳弾、狙撃、スナイパー、そんな話をいっぱいしたからね。
グラシオル大陸一番の狙撃手の誕生だ。
だって、銃を持ってる人間、作っている人間でも、
そんなこと考えていなんだもの。
撃てばあたるんじゃなくて、狙って当てないと。」
「その訓練を?故郷ではしていたと?」
「・・・・。
敵が、こんな風にじっとしているわけじゃないから、
よっぽど距離が離れている状態での狙撃は訓練するだろうけど、
軍隊の地上戦での銃の訓練はで、この手合いの銃はしない。
もっと、一度に100や、200弾を撃てる、
自動小銃の訓練をしてるっていう話は聞いたことがある。
よくわからないけど、構え方とかそういうのかな?
この銃じゃ、訓練をしてもそんな場面に出くわさないかもしれない。
数を撃たないとね。
でも、その間に敵はどうしてる?じっとしてない。
狙って確実に仕留めないと。
・・・・わたしはこんな話はしたくない。
ガイライは軍人だ、ニックさんも。
ダクツさんとしてる話って戦争の準備の話でしょ?
この話するでしょ?
そしたら、そしたら、みんな、的に当てる訓練をする。
それって人殺しの訓練だ。
わかってる!拳も剣も槍も棒も、みんな人殺しの訓練だ!!」
わかってる。
切っ掛けになるのが嫌なだけ。
きっともう誰かが考えている。
そう思っていたい。
でも、たぶんニバーセルでは、マトグラーサでもだれも考えていない。
きれいな湖を汚す最初の一滴になってしまった。
「できれば湧き水っぽく出てるほうがいいんだけど。」
「この方向に水脈はある。湧き水があるとすればその上か?」
「そうとも限らないよ。脇にそれて流れているとか?
水の音は?」
「ダメだな?ガイライは?どうだ?」
「ちょっと静かに。
・・・流れているような音はない。」
「他は?」
「砂が崩れる音は聞こえますね。」
「そこだ!行ってみよう!」
「?向こうです。」
「聞こえる?マティス?」
「砂の崩れる音と言われればわかる。」
「水が湧き出していて崩れている音だといいね。」
「?」
「想像つかん?とにかく行ってみよう。」
海底の湧き水のように、
砂が躍っている。
水は溢れることなく、そのままだ。
盛り上がった砂がさらさらと崩れていた。
「やった!ガイライ偉い!マティスもよく聞こえたね。すごい!」
「へー、水が出てるんだ。よくわかったな。」
「砂が崩れる音がすることは動いてるってことだからね。
風はないから。水か、虫か這い出しているか。
ここの砂も持って帰ろう。
収納に入る?目に見える生き物はいないと。
微生物はいいよ、この際。
クーちゃんに聞いてみよう。」
水と砂を回収。
ブラスを目印に埋めておく。
節はとっているので、
この中に入った水は移動できる。
「銃はどうします?」
「マティスのお話と、師匠の1000リングの話は後で聞こうか?
えーと、銃ね。うん。
射程距離はどれくらいか知ってる?
わたしの知ってる銃は50mぐらい。ここでは1距離1.5mだから33距離?
あ、もっと近い?じゃ、そのくらいに、これ、置いてくれる?」
簡易に作った的を目線の高さにつけてもらう。
こういうときの役に立つのはやはりブラスだ。
距離は20mぐらい?
「え?人数分かったの?大型も?3?
えらい出費じゃないですか!1丁でよかったのに。
お金は?」
「ありますから。心配しないで?」
「そうなの?ごめんなさい。言葉で説明できればいいんだけど、
やっぱり現物有ったほうがいいから。」
「モウちゃん、かまわないんだよ。おれたちは金はあるんだから。」
「うん。マティス、この言葉言えるように頑張ろうね。」
「ああ、頑張ろう。」
「それで?」
「えーと、で、これ、わたしが撃ちますね。」
「撃てるのか?」
「うん。故郷ではおもちゃで遊んだから。」
「・・・・。」
不思議そうな顔をする。
そりゃそうだ、あれだけ、銃はよろしくないと言いながら、
遊んだことがあるなんて。
実際に手に入らない状況だからおもちゃとしてあるんだけどね。
「装弾はやはり12?」
「いえ、15になったとか。弾丸も少し小さくなってますね。
それで、小型化に成功したんでしょう。連射銃が250、大型銃は500。
これは当初より値が上がっていますが、耐弾数が36から60になったとか。
弾は1発1リング、大型は5リング。
弾が安くなるのは新年後だとか。」
「あー、これ、分解したいけど、
これ以上銃にはかかわりたくないからしないね。
でも、撃てばあたるなんて考えはさすがにダメだ。
じゃ、撃つね。あの的に何発当たると思う?」
「ん?それは撃っただけあたるだろ?
モウちゃんのは面白い形の的だが。」
「へ?じゃ、どんなのが的なの?」
「的というより、指標?あの丸いのがないような状態だ。」
「あー、ドーガーって一度軍部で撃ったことがあるって聞いたけど、
それって、ただ撃っただけ?」
「そうだろうな。」
そうか。おかしいとおもった。
懇親会の的も的あてゲームではない。
ただ、その方向に撃つだけだったんだ。
ドーガーはわたしの話が普通だと思っている。
はじめてくわしく聞いた銃の話だからだ。
だけど、それは普通じゃない。
だからいつか、セサミンが狙い撃ちされるという恐怖があったんだ。
わたしの話、故郷の話を知らないものには、
銃があたれば死ぬけど、
狙い撃ちされるというのはいまいち想像できないんだ。
撃てばあたる。数をね。
その間にどうにかできるという考えか。
では、狙い定めて撃つ訓練をすればどうなるかということを教えるのは
藪蛇か?
いや、銃の進化は進んでいる。認識が追い付いていないんだ。
遅いくらいだ。
「愛しい人?」
「うん。大丈夫。見てて?」
パン、パン
的を手元に移動させれば、2つとも、中央にあたっている。
そりゃそうだ。わたしは射撃もなかなかにうまいんだから。
「当たってるでしょ?」
「そりゃそうだろ?」
「うん、じゃ、ニックさん、撃ってみて?」
的を新たにつくり、向こうに。
「どうぞ?」
「おう。」
あー、構えからダメだ。どうしよう。
パン
「撃ったぞ?」
「必ず2発撃つ!」
「?」
パン、パン
『来て』
「ね?当たってないでしょ?」
「あれ?数が少ないから?」
「じゃ、残り全部撃ってみて?」
残り12発。
2発ほど当たっていた。端の方に。
だって、ブレブレだもの。
師匠もガイライもマティスも同じ。
2発から3発は当たっている。
「15発中2発でいいって思えるんならいいよ?
でも、そのために弾を何発担いでいくの?
大型は広範囲だと言っても、1発撃って、弾を込めてまでの時間がある。
接近戦はダメだ。
これだけが軍の武器というなら、わたしは不安しかないよ?」
「・・・距離があるからでは?」
「10mぐらい、あー、6か7距離ほどしか離れていない人間が
構えて狙って撃つ3アクションの間に何ができる?
ナイフを投げる、1アクションで始末できる。槍でもだ。」
「・・・・・。」
「この認識が大陸共通?だとしても、
後手で銃を手にした国は改良できなくても
どうやって有効に使うか研究をする。
それを、開発側が何もしていないんじゃ、近い将来あるという戦争には
負ける。まだ、槍での投擲を訓練したほうがましだ。
画期的な商品は後だしのほうが優れているのは良くある話だ。
そうしないために、最初の商品は研究を重ねる。
ここでは隠匿だ。
では改良はできないとして、どうやればよりよく使えるかを研究するだろう。
それもしないんでしょ?
銃を持たせて、撃って、軽くなった、反動がない、
それですごいって思ってる。
ライガーが12発撃ってやっと1発あてたことに、
わたしはあきれたけど、皆の認識は違ったんだ。
あれで、すごいって思ってたんだ。」
「・・・・。」
「この話、ほんとはしたくなかった。
銃の話を、ほとんど知らないドーガーに故郷での銃の話をしたら、
それが普通だと思ってる。
たぶんこの大陸でわたし以外に銃のことを
銃の有効性を一番理解しているのはドーガーだ。
わたしに故郷の銃を作ってくれっていううぐらいには。」
「あの時なにを教えたんだ?」
「小石を高速で移動させる、それだけで銃の代わりになる。
もちろん、ドーガーはそこから、話して聞かせたように、
100mも200mも先の物を狙ってあてる練習をする。
跳弾、狙撃、スナイパー、そんな話をいっぱいしたからね。
グラシオル大陸一番の狙撃手の誕生だ。
だって、銃を持ってる人間、作っている人間でも、
そんなこと考えていなんだもの。
撃てばあたるんじゃなくて、狙って当てないと。」
「その訓練を?故郷ではしていたと?」
「・・・・。
敵が、こんな風にじっとしているわけじゃないから、
よっぽど距離が離れている状態での狙撃は訓練するだろうけど、
軍隊の地上戦での銃の訓練はで、この手合いの銃はしない。
もっと、一度に100や、200弾を撃てる、
自動小銃の訓練をしてるっていう話は聞いたことがある。
よくわからないけど、構え方とかそういうのかな?
この銃じゃ、訓練をしてもそんな場面に出くわさないかもしれない。
数を撃たないとね。
でも、その間に敵はどうしてる?じっとしてない。
狙って確実に仕留めないと。
・・・・わたしはこんな話はしたくない。
ガイライは軍人だ、ニックさんも。
ダクツさんとしてる話って戦争の準備の話でしょ?
この話するでしょ?
そしたら、そしたら、みんな、的に当てる訓練をする。
それって人殺しの訓練だ。
わかってる!拳も剣も槍も棒も、みんな人殺しの訓練だ!!」
わかってる。
切っ掛けになるのが嫌なだけ。
きっともう誰かが考えている。
そう思っていたい。
でも、たぶんニバーセルでは、マトグラーサでもだれも考えていない。
きれいな湖を汚す最初の一滴になってしまった。
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