612 / 863
612:修行者
しおりを挟む
「ワイプ様?なにか問題が?」
「ちょとね。ツイミ?すぐに銃を調達できますか?」
資産院に戻りツイミの前に手紙を置く。
1人になるようにと。
少し席を外しますと、裏庭に廻ってもらい、
銃の調達を依頼した。
ツイミはものの調達をするのがうまい。
ルビスとチュラルはオート院長優先に付いている。
わたしの気配に気付いたのはさすがですね。
もちろん、わかるように出したからですが。
鍛錬の成果が出ているようです。
ツイミにはビャク、ソヤにはクーが付いている。
外に出るからクーも一緒について来たようだ。
ビャクもどうしたと聞いているのか?
「いや、ちょといろいろありまして。
ああ、あなた、陸鳥の卵ってしってますか?」
知らないようで、土産に持って帰ることを約束させられた。
いらぬことを聞いてしまったようだ。
「弾は?」
「弾はいいですよ。ありますから。
あー、しかし、今売り出しているものと少し違うかもしれませんね。
量産が可能になったそうですよ?クー?一度仲間たちの話を聞いてもらえますか?
混合いはじめの会合後ぐらいに。
はいはい。その卵ね。わかりました。ああ、リングはこれで。
連射銃5丁と大型銃3丁。
それぞれの弾丸は買えるだけ。」
「少しお待ち願います。」
「買ったら、埋めといてもらえますか?ここに。
埋めるときに誰にも見つからないようにね。ビャク、クー頼みますよ?
はいはい。お土産ね。わかりましたから。」
ツイミは自分の移動は出来るが、
物の移動は目にに見える範囲しか移動はできない。
しかも、自分で持ち上げられるものだけだ。
調達する間、すこし、軍部を見てきましょうか。
ツイミについていくのもいいですが、彼にも独自な情報網がありますからね。
任せておくほうがいいでしょう。
軍部は鍛練場で、試合形式の手合わせをしているようですね。
ツイミに会うので、カツラと目に入れたものを外したが、
それをつければ、彼らは分からないのでは?
これは楽しい!
さっそく、表に廻って、それなりの気をまとい、手合わせを求めた。
軍部はこれを断ることはしない。
「諸国を廻っているものだ。
是非に大陸一と呼ばれるニバーセル軍部の猛者と
手合わせ願いたい。」
「は?あー、ひと試合、100リングだ。」
「金が要るのか?」
「そうだ。」
「試合するのに100リング?では勝てば軍部から100リングもらえるとか?」
「はは!そういうことだ。勝てばな。」
「なるほど。では、軍部の人間はこれを知っていると。」
「そりゃそうだろ?」
「では、取次ぎねがいますか?わたしの名前は修行者ワイパーです。」
「先に100リングだ。」
「疑いたくはないですが、あなたが取ってしまう可能性もあるでしょ?
皆の前で渡しますよ?そうですね、10人ほど。」
「ちっ!」
こいつ単独か?
軍部の者と手合わせすればすぐばれるはず。
ルカリ殿はなにをやってるんだ?
中に入ると、解体前の1軍上位のものはいない。
受付の男から話を聞いたのだろうか?
資産院が軍部で従事する国民の給料を保証すると明言したが、
戻ってきた者たちは少ない。
給与が出ても、働くに値しないということだ。
はー、問題ですね。
2つの王族から軍部隊長が決まったとしてもこのままか。
第3軍を作るべきですね。
あー、予算が!
「おい!一対戦100リングだ。」
「ええ、そう聞いています。わたしが勝ったらもちろん、100リング頂けるんですよね?」
「勝てばな。しかも、軍部に入れるぞ?勝てばな?」
あはははは!!
「なるほど。それで、わたしは最近、こちらに戻ったんですが、
今の隊長はガイライ殿?副隊長はニック殿とルカリ殿と聞いたんですが?
その方々とも対戦できますか?」
「何も知らないようだな!ガイライ、ニックは分隊、ルカリは長期休暇だ、
副隊長でも何でもない。」
「分隊?では新しい隊長というのは?」
「それは混合いはじめに決まる。」
「そうですか。では、今時点の軍の責任者は不在ということで?」
「そうだが、別に問題は無いな。」
「そうですね。では、上位10名ほど。あ、先に100リングそれぞれ出してくださいね。
私は1000リング出しましょう。先にね。」
鍛錬ですから拳術にしましょうか?
モウが言うところのギリギリで勝つということにしましょうか。
「あ、時間は取れないんで複数でどうぞ?」
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
(目線だ!次にどこを狙うかを見るんじゃねぇ!
次の次でもない!次の獲物がなければ全体だ)
(はい)
(流れを読めばいい!そんだけはやさがあれば避けれる!
相手の動きはいい。流れだけだ!)
(はい)
ニックさんと手合わせしながら指導を受ける。
陸鳥達は卵をくわえたまま爆走中。
その少し後方での鍛錬だ。
(止め!人が来るな。あれが卵採りか?後をつける?)
(荷物の中に音石君をいれる。見つからないように言霊をかけとく。
で、あとで回収。)
(取っ捕まえた方が早くないか?)
(最初の3人組と違うと思うよ?その3人組を知っているとは思うけどね。
少し大きめの石で音だけでいいとおもよ?おそらく一般人だ。時間の無駄だ)
(なるほど。その後は?)
(砂を食べると思うからそこに行きたい)
(それ優先だな)
(そういうことです)
「ちょとね。ツイミ?すぐに銃を調達できますか?」
資産院に戻りツイミの前に手紙を置く。
1人になるようにと。
少し席を外しますと、裏庭に廻ってもらい、
銃の調達を依頼した。
ツイミはものの調達をするのがうまい。
ルビスとチュラルはオート院長優先に付いている。
わたしの気配に気付いたのはさすがですね。
もちろん、わかるように出したからですが。
鍛錬の成果が出ているようです。
ツイミにはビャク、ソヤにはクーが付いている。
外に出るからクーも一緒について来たようだ。
ビャクもどうしたと聞いているのか?
「いや、ちょといろいろありまして。
ああ、あなた、陸鳥の卵ってしってますか?」
知らないようで、土産に持って帰ることを約束させられた。
いらぬことを聞いてしまったようだ。
「弾は?」
「弾はいいですよ。ありますから。
あー、しかし、今売り出しているものと少し違うかもしれませんね。
量産が可能になったそうですよ?クー?一度仲間たちの話を聞いてもらえますか?
混合いはじめの会合後ぐらいに。
はいはい。その卵ね。わかりました。ああ、リングはこれで。
連射銃5丁と大型銃3丁。
それぞれの弾丸は買えるだけ。」
「少しお待ち願います。」
「買ったら、埋めといてもらえますか?ここに。
埋めるときに誰にも見つからないようにね。ビャク、クー頼みますよ?
はいはい。お土産ね。わかりましたから。」
ツイミは自分の移動は出来るが、
物の移動は目にに見える範囲しか移動はできない。
しかも、自分で持ち上げられるものだけだ。
調達する間、すこし、軍部を見てきましょうか。
ツイミについていくのもいいですが、彼にも独自な情報網がありますからね。
任せておくほうがいいでしょう。
軍部は鍛練場で、試合形式の手合わせをしているようですね。
ツイミに会うので、カツラと目に入れたものを外したが、
それをつければ、彼らは分からないのでは?
これは楽しい!
さっそく、表に廻って、それなりの気をまとい、手合わせを求めた。
軍部はこれを断ることはしない。
「諸国を廻っているものだ。
是非に大陸一と呼ばれるニバーセル軍部の猛者と
手合わせ願いたい。」
「は?あー、ひと試合、100リングだ。」
「金が要るのか?」
「そうだ。」
「試合するのに100リング?では勝てば軍部から100リングもらえるとか?」
「はは!そういうことだ。勝てばな。」
「なるほど。では、軍部の人間はこれを知っていると。」
「そりゃそうだろ?」
「では、取次ぎねがいますか?わたしの名前は修行者ワイパーです。」
「先に100リングだ。」
「疑いたくはないですが、あなたが取ってしまう可能性もあるでしょ?
皆の前で渡しますよ?そうですね、10人ほど。」
「ちっ!」
こいつ単独か?
軍部の者と手合わせすればすぐばれるはず。
ルカリ殿はなにをやってるんだ?
中に入ると、解体前の1軍上位のものはいない。
受付の男から話を聞いたのだろうか?
資産院が軍部で従事する国民の給料を保証すると明言したが、
戻ってきた者たちは少ない。
給与が出ても、働くに値しないということだ。
はー、問題ですね。
2つの王族から軍部隊長が決まったとしてもこのままか。
第3軍を作るべきですね。
あー、予算が!
「おい!一対戦100リングだ。」
「ええ、そう聞いています。わたしが勝ったらもちろん、100リング頂けるんですよね?」
「勝てばな。しかも、軍部に入れるぞ?勝てばな?」
あはははは!!
「なるほど。それで、わたしは最近、こちらに戻ったんですが、
今の隊長はガイライ殿?副隊長はニック殿とルカリ殿と聞いたんですが?
その方々とも対戦できますか?」
「何も知らないようだな!ガイライ、ニックは分隊、ルカリは長期休暇だ、
副隊長でも何でもない。」
「分隊?では新しい隊長というのは?」
「それは混合いはじめに決まる。」
「そうですか。では、今時点の軍の責任者は不在ということで?」
「そうだが、別に問題は無いな。」
「そうですね。では、上位10名ほど。あ、先に100リングそれぞれ出してくださいね。
私は1000リング出しましょう。先にね。」
鍛錬ですから拳術にしましょうか?
モウが言うところのギリギリで勝つということにしましょうか。
「あ、時間は取れないんで複数でどうぞ?」
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
(目線だ!次にどこを狙うかを見るんじゃねぇ!
次の次でもない!次の獲物がなければ全体だ)
(はい)
(流れを読めばいい!そんだけはやさがあれば避けれる!
相手の動きはいい。流れだけだ!)
(はい)
ニックさんと手合わせしながら指導を受ける。
陸鳥達は卵をくわえたまま爆走中。
その少し後方での鍛錬だ。
(止め!人が来るな。あれが卵採りか?後をつける?)
(荷物の中に音石君をいれる。見つからないように言霊をかけとく。
で、あとで回収。)
(取っ捕まえた方が早くないか?)
(最初の3人組と違うと思うよ?その3人組を知っているとは思うけどね。
少し大きめの石で音だけでいいとおもよ?おそらく一般人だ。時間の無駄だ)
(なるほど。その後は?)
(砂を食べると思うからそこに行きたい)
(それ優先だな)
(そういうことです)
11
お気に入りに追加
368
あなたにおすすめの小説
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
異世界隠密冒険記
リュース
ファンタジー
ごく普通の人間だと自認している高校生の少年、御影黒斗。
人と違うところといえばほんの少し影が薄いことと、頭の回転が少し速いことくらい。
ある日、唐突に真っ白な空間に飛ばされる。そこにいた老人の管理者が言うには、この空間は世界の狭間であり、元の世界に戻るための路は、すでに閉じているとのこと。
黒斗は老人から色々説明を受けた後、現在開いている路から続いている世界へ旅立つことを決める。
その世界はステータスというものが存在しており、黒斗は自らのステータスを確認するのだが、そこには、とんでもない隠密系の才能が表示されており・・・。
冷静沈着で中性的な容姿を持つ主人公の、バトルあり、恋愛ありの、気ままな異世界隠密生活が、今、始まる。
現在、1日に2回は投稿します。それ以外の投稿は適当に。
改稿を始めました。
以前より読みやすくなっているはずです。
第一部完結しました。第二部完結しました。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
レベルカンストとユニークスキルで異世界満喫致します
風白春音
ファンタジー
俺、猫屋敷出雲《ねこやしきいずも》は新卒で入社した会社がブラック過ぎてある日自宅で意識を失い倒れてしまう。誰も見舞いなど来てくれずそのまま孤独死という悲惨な死を遂げる。
そんな悲惨な死に方に女神は同情したのか、頼んでもいないのに俺、猫屋敷出雲《ねこやしきいずも》を勝手に転生させる。転生後の世界はレベルという概念がある世界だった。
しかし女神の手違いか俺のレベルはカンスト状態であった。さらに唯一無二のユニークスキル視認強奪《ストック》というチートスキルを持って転生する。
これはレベルの概念を超越しさらにはユニークスキルを持って転生した少年の物語である。
※俺TUEEEEEEEE要素、ハーレム要素、チート要素、ロリ要素などテンプレ満載です。
※小説家になろうでも投稿しています。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ちょっとエッチな執事の体調管理
mm
ファンタジー
私は小川優。大学生になり上京して来て1ヶ月。今はバイトをしながら一人暮らしをしている。
住んでいるのはそこらへんのマンション。
変わりばえない生活に飽き飽きしている今日この頃である。
「はぁ…疲れた」
連勤のバイトを終え、独り言を呟きながらいつものようにマンションへ向かった。
(エレベーターのあるマンションに引っ越したい)
そう思いながらやっとの思いで階段を上りきり、自分の部屋の方へ目を向けると、そこには見知らぬ男がいた。
「優様、おかえりなさいませ。本日付けで雇われた、優様の執事でございます。」
「はい?どちら様で…?」
「私、優様の執事の佐川と申します。この度はお嬢様体験プランご当選おめでとうございます」
(あぁ…!)
今の今まで忘れていたが、2ヶ月ほど前に「お嬢様体験プラン」というのに応募していた。それは無料で自分だけの執事がつき、身の回りの世話をしてくれるという画期的なプランだった。執事を雇用する会社はまだ新米の執事に実際にお嬢様をつけ、3ヶ月無料でご奉仕しながら執事業を学ばせるのが目的のようだった。
「え、私当たったの?この私が?」
「さようでございます。本日から3ヶ月間よろしくお願い致します。」
尿・便表現あり
アダルトな表現あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる