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第16話「魔物暴走――スタンピード」
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ワイバーンが襲来した翌日のことだ。
これから冒険者ギルドに状況を聞きに行くところだ。
「はぁ~~……、昨日の変な二つ名のことが憂鬱だよ……」
みんなが『吊られた男』と呼んでたのが、二つ名になるに違いない。
そう思うと、どうも足がギルドに向かない。
「もぉ~、みんなのために頑張ったんだからさ。みんなだって、そのことは分かってるよ」
「だけどさ……」
モカが励ましてくれるけど、そう簡単には割り切れない。
だってさ、俺はカッコ良い二つ名に憧れてたんだよ。
冒険者なら誰もが憧れるカッコ良い二つ名。
有名どころでは、『剣聖』『氷結の魔女』なんてのがある。
異色だけど子供に人気があるのでは『破壊獣』とかもある。
せめて普通っぽい二つ名が良かった……。
「あのね、もし地球で昨日のマルスの姿で戦ったら『変態〇面』か『痴漢』って呼ばれてるよ。それに比べたらさ……」
「ち、痴漢!? なんで?」
どうしてそんな呼び名がここで出てくるんだ?
解せぬ……、地球は恐ろしいところだな……。
それともその呼び名は褒め言葉なのか?
モカの言葉を聞いて、なんとなくハングドマンならマシかと思ってしまい、ギルドに行くことにしたのだった。
絶対いつかカッコ良い二つ名で呼ばれてやる!
そうだな『千の武器を使いこなす者』なんて呼ばれてみたいものだ。
◇
冒険者ギルドにやってきた。
シルヴィは家でお留守番だ。
多分、日の当たる窓際で気持ちよく寝ているだろう。
俺とモカは、ギルドに着くとすぐにギルドマスターの部屋に案内された。
部屋に着く前に、モカが「ギルマスとの対面、これぞ異世界成り上がりの始まりだね」とか言って嬉しそうにしていた。
「マルス君、ようこそ。俺はギルドマスターのケビンだ」
ケビンさんは元Aランク冒険者だけあって、かなりゴツイ中年のおっさんだ。
熱く誠実で、冒険者内でも評判の良い人だ。
ギルド内で見かけたことは何度かあったけど、面と向かって話すのは初めてだ。
「マルスです。こっちは、パーティーを組んでるモカです」
「ああ、呼び立てたのはこちらだし、気楽にしてくれ」
ケビンさんは優しそうな笑顔でソファーをすすめてくれる。
「それで用件というのは……?」
昨日のワイバーンの件だと分かってるけど、こういう場はソワソワして落ち着かない。
俺は、先日まで万年Dランクだったのだ。
「ああ、まずは昨日のワイバーン討伐ありがとう! 数年ぶりの危機だったのだが、マルス君のおかげでほとんど被害無しで済んだ。ギルドでは昨日から君の話題で持ちきりだ!」
ケビンさんが俺の手を取って、嬉しそうに言ってくれる。
「俺は自分ができると思ったことをしただけですよ」
「ワイバーン相手に、戦えると思うこと自体が凄いことだ! 戦いぶりは騎士団の女隊長からも報告が入ってる。これほどの実力者が少し前までDランクだったということが驚きだ」
少し前にモカと出会えたことが、本当に俺の全てを変えてくれたんだと実感する。
それから現状の説明を受けることになった。
ワイバーンの討伐報酬は数日後に出るとのことだった。
聞いた額の大きさに、俺は驚きで固まり、モカは「マルスの時代が始まる……」と言って喜んでいた。
気になっていた子爵の邸宅破壊の件は、一切おとがめなしだった。
これも騎士団の女隊長が、戦闘時の詳細な状況説明を買って出てくれたかららしい。
ワイバーン5体が出す被害が、そんなものでは済まないこともあって、緊急避難的なものとみなされたとのことだ。
おそらく目の前にいるケビンさんも領主に働きかけてくれたのだろう。
あえてそのことは言ってこなかったけど、この人はそういう人だと聞いている。
子爵が怒り狂ってたらしいけど、恨まれてないといいな……。
「さて、ここからが今日来てもらった本題になる……」
ケビンさんが真剣な表情になる。
「はい……」
最近、魔物の上位種が異常発生していることの説明がまだだったから、そのことだろうか。
「最近の魔物の異常事態を、上位ランクの冒険者たちに調査させていたんだが……。森で調査中のマックに会っただろ……?」
そういえば森でマックをバジリスクから助けたときも、調査中だったと言ってたな。
ということはティターン討伐の件も、ケビンさんは知ってるだろう。
「会いました。調査の結果って出てるんですか?」
「ああ、市民への発表はまだこれからだけど、原因は分かった。魔物暴走が起こってるんだ!」
「スタンピード……?」
聞きなれない言葉だ。
「森の奥に洞窟型の“ダンジョン”ができてしまった。しかもかなり大型のものだ。そこが強い魔物を生み出しているんだ」
ダンジョンは世界各地にあるけど、それらに比較して大きいということだろうか。
「その魔物があふれて外に出てきているということですか?」
「そうだ。それに洞窟の中は未知の危険があるだろうから、まだ踏み込めていない。ワイバーンよりも、はるかに危険な魔物がいる可能性が高いからな……」
ケビンさんの話を聞くに、森から近いこの街はかなり危険な状況になると予測されるらしい。
ダンジョンを制覇しない限り、魔物の脅威はいつまでも続くだろうとのことだ。
「俺への用件っていうのは、スタンピードへの対応協力ですか?」
ワイバーンと、ティターンを討伐した力を借りたいということだろう。
まるでAランクやSランクの冒険者みたいな扱いに、ちょっと落ち着かない。
「その通りだ。マルス君の力を貸して欲しい! ただ……、これは強制するものではない。強制できるものでもないしな……」
冒険者が依頼を受けるのは任意だ。
身の安全を考えるなら、この街を離れて別の街で暮らすということも考えられるだろう。
こういうところを正直に話してくれるあたりが、ケビンさんの良いところなのだろう。
俺はモカを見る。
モカを危険な目にあわせたくない。
モカは微笑んでから、口を開いた。
「マルス……。今回の件、やれるところまでやってみようよ。無理そうだと思ったら、そこで逃げても恥ずかしいことじゃないよ」
モカは、俺がダンジョンに立ち向かいたいと思ってることを察して、俺が欲しい言葉を言ってくれたのだろう。
「けど、俺はモカを危険な目に会わせたくない……」
「それならさ……、わたしのことはマルスが守ってよ。マルスが冒険者として見る世界を、わたしも見てみたいんだ……」
モカが信頼の眼差しを向けてくれる。
俺は、胸が熱くなった……。
「モカ……。分かった、俺がずっと守るよ! そもそも聖剣をモカに捧げた時に誓ったことだしな!」
俺の世界を変えてくれたモカには、心から感謝してる。
モカを守っていくことは、あの時に誓ったことだ。
「あー、ごほん……。受けてくれる気になったかな……?」
ケビンさんが気まずそうに声をかけてきた。
「あ、すみません……。ギルドマスターのことを忘れていたわけでは……。……依頼は受けさせていただきます!」
「良かったよ、マルス君。それにしても……、君が頭角をあらわしてきたのはその娘のおかげっぽいね。女は男を変えるからね」
ケビンさんが、ニヤニヤと楽しそうに笑いながらつげてくる。
「い、いや、その……。そうなんですけど……」
そうなんだけど、ちょっと待ってくれ、ケビンさん!
「期待してるよ。吊られた男!」
ケビンさんのニヤニヤが一層増した。
「その二つ名はやめてください~!」
その二つ名は嫌だと伝えるも、ケビンさんに活躍次第では新たな二つ名がつくこともあると説得?されたのだった。
ちょっと丸め込まれた感が残る結果だった。
これから冒険者ギルドに状況を聞きに行くところだ。
「はぁ~~……、昨日の変な二つ名のことが憂鬱だよ……」
みんなが『吊られた男』と呼んでたのが、二つ名になるに違いない。
そう思うと、どうも足がギルドに向かない。
「もぉ~、みんなのために頑張ったんだからさ。みんなだって、そのことは分かってるよ」
「だけどさ……」
モカが励ましてくれるけど、そう簡単には割り切れない。
だってさ、俺はカッコ良い二つ名に憧れてたんだよ。
冒険者なら誰もが憧れるカッコ良い二つ名。
有名どころでは、『剣聖』『氷結の魔女』なんてのがある。
異色だけど子供に人気があるのでは『破壊獣』とかもある。
せめて普通っぽい二つ名が良かった……。
「あのね、もし地球で昨日のマルスの姿で戦ったら『変態〇面』か『痴漢』って呼ばれてるよ。それに比べたらさ……」
「ち、痴漢!? なんで?」
どうしてそんな呼び名がここで出てくるんだ?
解せぬ……、地球は恐ろしいところだな……。
それともその呼び名は褒め言葉なのか?
モカの言葉を聞いて、なんとなくハングドマンならマシかと思ってしまい、ギルドに行くことにしたのだった。
絶対いつかカッコ良い二つ名で呼ばれてやる!
そうだな『千の武器を使いこなす者』なんて呼ばれてみたいものだ。
◇
冒険者ギルドにやってきた。
シルヴィは家でお留守番だ。
多分、日の当たる窓際で気持ちよく寝ているだろう。
俺とモカは、ギルドに着くとすぐにギルドマスターの部屋に案内された。
部屋に着く前に、モカが「ギルマスとの対面、これぞ異世界成り上がりの始まりだね」とか言って嬉しそうにしていた。
「マルス君、ようこそ。俺はギルドマスターのケビンだ」
ケビンさんは元Aランク冒険者だけあって、かなりゴツイ中年のおっさんだ。
熱く誠実で、冒険者内でも評判の良い人だ。
ギルド内で見かけたことは何度かあったけど、面と向かって話すのは初めてだ。
「マルスです。こっちは、パーティーを組んでるモカです」
「ああ、呼び立てたのはこちらだし、気楽にしてくれ」
ケビンさんは優しそうな笑顔でソファーをすすめてくれる。
「それで用件というのは……?」
昨日のワイバーンの件だと分かってるけど、こういう場はソワソワして落ち着かない。
俺は、先日まで万年Dランクだったのだ。
「ああ、まずは昨日のワイバーン討伐ありがとう! 数年ぶりの危機だったのだが、マルス君のおかげでほとんど被害無しで済んだ。ギルドでは昨日から君の話題で持ちきりだ!」
ケビンさんが俺の手を取って、嬉しそうに言ってくれる。
「俺は自分ができると思ったことをしただけですよ」
「ワイバーン相手に、戦えると思うこと自体が凄いことだ! 戦いぶりは騎士団の女隊長からも報告が入ってる。これほどの実力者が少し前までDランクだったということが驚きだ」
少し前にモカと出会えたことが、本当に俺の全てを変えてくれたんだと実感する。
それから現状の説明を受けることになった。
ワイバーンの討伐報酬は数日後に出るとのことだった。
聞いた額の大きさに、俺は驚きで固まり、モカは「マルスの時代が始まる……」と言って喜んでいた。
気になっていた子爵の邸宅破壊の件は、一切おとがめなしだった。
これも騎士団の女隊長が、戦闘時の詳細な状況説明を買って出てくれたかららしい。
ワイバーン5体が出す被害が、そんなものでは済まないこともあって、緊急避難的なものとみなされたとのことだ。
おそらく目の前にいるケビンさんも領主に働きかけてくれたのだろう。
あえてそのことは言ってこなかったけど、この人はそういう人だと聞いている。
子爵が怒り狂ってたらしいけど、恨まれてないといいな……。
「さて、ここからが今日来てもらった本題になる……」
ケビンさんが真剣な表情になる。
「はい……」
最近、魔物の上位種が異常発生していることの説明がまだだったから、そのことだろうか。
「最近の魔物の異常事態を、上位ランクの冒険者たちに調査させていたんだが……。森で調査中のマックに会っただろ……?」
そういえば森でマックをバジリスクから助けたときも、調査中だったと言ってたな。
ということはティターン討伐の件も、ケビンさんは知ってるだろう。
「会いました。調査の結果って出てるんですか?」
「ああ、市民への発表はまだこれからだけど、原因は分かった。魔物暴走が起こってるんだ!」
「スタンピード……?」
聞きなれない言葉だ。
「森の奥に洞窟型の“ダンジョン”ができてしまった。しかもかなり大型のものだ。そこが強い魔物を生み出しているんだ」
ダンジョンは世界各地にあるけど、それらに比較して大きいということだろうか。
「その魔物があふれて外に出てきているということですか?」
「そうだ。それに洞窟の中は未知の危険があるだろうから、まだ踏み込めていない。ワイバーンよりも、はるかに危険な魔物がいる可能性が高いからな……」
ケビンさんの話を聞くに、森から近いこの街はかなり危険な状況になると予測されるらしい。
ダンジョンを制覇しない限り、魔物の脅威はいつまでも続くだろうとのことだ。
「俺への用件っていうのは、スタンピードへの対応協力ですか?」
ワイバーンと、ティターンを討伐した力を借りたいということだろう。
まるでAランクやSランクの冒険者みたいな扱いに、ちょっと落ち着かない。
「その通りだ。マルス君の力を貸して欲しい! ただ……、これは強制するものではない。強制できるものでもないしな……」
冒険者が依頼を受けるのは任意だ。
身の安全を考えるなら、この街を離れて別の街で暮らすということも考えられるだろう。
こういうところを正直に話してくれるあたりが、ケビンさんの良いところなのだろう。
俺はモカを見る。
モカを危険な目にあわせたくない。
モカは微笑んでから、口を開いた。
「マルス……。今回の件、やれるところまでやってみようよ。無理そうだと思ったら、そこで逃げても恥ずかしいことじゃないよ」
モカは、俺がダンジョンに立ち向かいたいと思ってることを察して、俺が欲しい言葉を言ってくれたのだろう。
「けど、俺はモカを危険な目に会わせたくない……」
「それならさ……、わたしのことはマルスが守ってよ。マルスが冒険者として見る世界を、わたしも見てみたいんだ……」
モカが信頼の眼差しを向けてくれる。
俺は、胸が熱くなった……。
「モカ……。分かった、俺がずっと守るよ! そもそも聖剣をモカに捧げた時に誓ったことだしな!」
俺の世界を変えてくれたモカには、心から感謝してる。
モカを守っていくことは、あの時に誓ったことだ。
「あー、ごほん……。受けてくれる気になったかな……?」
ケビンさんが気まずそうに声をかけてきた。
「あ、すみません……。ギルドマスターのことを忘れていたわけでは……。……依頼は受けさせていただきます!」
「良かったよ、マルス君。それにしても……、君が頭角をあらわしてきたのはその娘のおかげっぽいね。女は男を変えるからね」
ケビンさんが、ニヤニヤと楽しそうに笑いながらつげてくる。
「い、いや、その……。そうなんですけど……」
そうなんだけど、ちょっと待ってくれ、ケビンさん!
「期待してるよ。吊られた男!」
ケビンさんのニヤニヤが一層増した。
「その二つ名はやめてください~!」
その二つ名は嫌だと伝えるも、ケビンさんに活躍次第では新たな二つ名がつくこともあると説得?されたのだった。
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