異世界ダンジョン

武蔵@龍

文字の大きさ
上 下
8 / 21

8話

しおりを挟む
 俺はランクアップの為に、奔走した。そのおかげか、三日後にDランクに上がった。俺はようやく、中級ダンジョンに挑むことの要件に達成した。

 Dランクに上がって俺は、この街で暮らしていこうかと思い、工房付きの家を借りるべき、商人ギルドにやってきていた。何故、商人ギルドかって言うと、ここで家を紹介してると、冒険者ギルドの受付の人に教わったのだ。

「いらっしゃいませ。どの様な御用兼でしょうか?」
「工房付きの家を探してまして…。」
「なるほど。ではこちらにおこしください」

 俺は勧められた所に座ると、担当者がやってきた。

「本日は工房付きの家を探してる、で宜しいでしょうか?」
「うん。ありますか?」
「ございますよ。ちなみにどのくらいの、広さが必要ですか?」
「そうですね…。2DKで、別に工房があれば嬉しいかな」
「解りました。こちらで紹介出来る物件は、三件ほどございます。如何でしょうか?」
「家は今から見れますか?」
「ええ。大丈夫ですよ。では今か向かいましょうか?」
「お願いします」

 俺は担当者と一緒に、家を回ることにした。一つ目は、冒険者ギルドまで、歩いて五分ぐらいの場所だった。広さも問題無く候補の一つにした。二つ目はギルドまで、十五分で東門の近くでちょっとした、豪邸みたいだった。三つめは一つ目と同じで、ギルドまで五分ぐらい。ただ狭くて俺には合わないと思ったので、一つ目の所にしようと思った。

 商人ギルドに戻ってきて、担当者と席についた。

「良さそうなのは、ございましたか?」
「そうですね、一つ目の所が良いですね。」
「あそこでございますね。あそこは一月金貨4枚ですが、いかがですか?」
「お願いします」
「それでは少々お待ちください。」

 俺は内心安いと思った。金貨四枚、四万円で借りられるって、何処かの都営かと思った。良い場所を確保したのは上々だった。それから、担当者が来て、書類と契約書を持って来たので、それに目を通して、サインして、お金を払った。それから、今日から住めるそうなので、鍵を貰い、商人ギルドを出て行った。

 それから、俺はさっき見た家に行って、何が必要なのか、確認した。足りない物は、ベットとなどの家具一式と、食器と調理道具の充実だ。それとこの家には風呂が有るのだ。風呂とトイレは魔道具に有ればだが、変えたいと思っている。無かったら自分で作るのも有りかもしれない。

 そう思って、家具屋に向かった。家具屋はこの家から近くに有って、通いやすい。俺は家具屋で、家具一式と布団と何故か料理道具も有ったので、まとめて買って、アイテムボックスにしまったら、家具屋のおやっさんに驚かれた。風呂は無く、オーダーメイド出来るらしいので、檜風呂を注文した。

 その後、魔道具屋に行くと、トイレは流石になく、照明を買って帰った。家に着いて、家具を並べたり、照明を付けていった。一通り終えると、良い時間になったので、料理を作るべく、キッチンに向かい料理を開始した。

 今日は疲れたので、塩コショウで味付けしたステーキと、野菜スープにパンにした。食事に後、軽く汗を拭き、ふかふかのベットにダイブして、眠るのだった。

 翌朝、軽く食事をして、宿屋に家を借りたことを告げ、荷物を持ってきて、出て行った。それからギルドに行って、依頼ボードを確認した。中級ダンジョンの一階層で様子を見るべく、一階層の依頼書を持って、受理をして出て行った。それはこれ。


         依頼表

    中級ダンジョンに生息するゴブリンソルジャー十体の討伐

    報酬  金貨1枚  討伐数により報酬がプラス

 それがこれ。先ずはゴブリンソルジャーで、自分の実力を測るつもりだ。中級ダンジョンの場所は、初級ダンジョンと一緒で、西門に有る。前には兵士が見張っていて、ランクが無い物を入れないようにしている。俺は兵士さん前に行って、ギルドカードを見せて、中に入って行った。

 一階層中規模のダンジョンで、中々の広さになっている。まだ一階層なのか冒険者には出会っていない。その中俺は一人でゴブリンソルジャーを見つけて倒していった。ゴブリンソルジャーは単体で現れることは無く、必ず何かしらのゴブリンと一緒に出てきていた。厄介だったのは、ゴブリンマジシャンで、後ろからの魔法は本当に厄介そのものだった。

 俺はマジシャンが出てくると、そいつが魔法を放つ前に、倒すように心がけていた。そうするとソルジャーは簡単なので、倒しやすくなる。そんな感じでやっていったら、あっという間に依頼を達成したので、夕方まで倒しまくった。

 ダンジョンはやはりレベルが上がりやすいのか、こないだ取ったばかりの、魔法使いがカンストしていたので、違うジョブを取った。それがこれ



     名前: カツヒロ・ヨザクラ
     年齢: 20
     種族: 人間
     JOB: 剣士13  神官1
    レベル: 28
    スキル: 剣術8 鑑定MAX 隠蔽MAX 気配探知8
         回復魔法7 黒魔法5 アイテムボックスMAX
         料理6 世界共通言語MAX
     称号: 女神デメテルの加護

 こんな感じだ。レベルももうじき三十に到達するし、そこそこ強くなってきたのかもしれない。中級職は中々上がらなく、厄介だけどやりがいがある。カンストしたら何が増えるのか、たのしみだった。

 俺は時間もそろそろ良いころ合いと見て、地上に帰って来ると、辺りは夕やみに包まれていて、人通りが少なくなってた。その中を歩き、ギルドに行き精算をして、家に帰る前に鉱石が何処で取れるか、職人のおっさんに聞いたら、近くに鉱山が有るから、そこに行けば、取れると話してくれた。

 明日の予定が決まったので、道具屋に行って、つるはしとハンマーと籠を買い、家に戻って来た。家に戻り食事を作り、汗を拭き、ベットで寝た。

 次の日、オーダーメイドした、風呂が届いたので、風呂場に設置して、いつでもお湯を流せるようにした。そして、昨日おっさんに教えてもらった、鉱山にむかった。鉱山は東側にあって、門を出て、数時間の所に有る。

 鉱山に着いた俺は、早速中に入り、おっさんに教えて持った場所に、やってきた。そこには、鉄鉱石をはじめ、銀鉱石と魔鉱石が手に入った。俺の欲しいのは、魔鉱石。これを加工すれば、色々な用途に使える。魔鉱石を魔石加工すれば、ボイラーをはじめ、トイレだって作るのだって可能だ。そうこうするうちに、必要分を取れたので、家に帰った。

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

くじ引きで決められた転生者 ~スローライフを楽しんでって言ったのに邪神を討伐してほしいってどゆこと!?~

はなとすず
ファンタジー
僕の名前は高橋 悠真(たかはし ゆうま) 神々がくじ引きで決めた転生者。 「あなたは通り魔に襲われた7歳の女の子を庇い、亡くなりました。我々はその魂の清らかさに惹かれました。あなたはこの先どのような選択をし、どのように生きるのか知りたくなってしまったのです。ですがあなたは地球では消えてしまった存在。ですので異世界へ転生してください。我々はあなたに試練など与える気はありません。どうぞ、スローライフを楽しんで下さい」 って言ったのに!なんで邪神を討伐しないといけなくなったんだろう… まぁ、早く邪神を討伐して残りの人生はスローライフを楽しめばいいか

王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します

有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。 妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。 さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。 そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。 そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。 現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。

大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった! でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、 他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう! 主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!? はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!? いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。 色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。 *** 作品について *** この作品は、真面目なチート物ではありません。 コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております 重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、 この作品をスルーして下さい。 *カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

47歳のおじさんが異世界に召喚されたら不動明王に化身して感謝力で無双しまくっちゃう件!

のんたろう
ファンタジー
異世界マーラに召喚された凝流(しこる)は、 ハサンと名を変えて異世界で 聖騎士として生きることを決める。 ここでの世界では 感謝の力が有効と知る。 魔王スマターを倒せ! 不動明王へと化身せよ! 聖騎士ハサン伝説の伝承! 略称は「しなおじ」! 年内書籍化予定!

ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜

むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。 幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。 そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。 故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。 自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。 だが、エアルは知らない。 ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。 遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。 これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

処理中です...