22 / 22
22
しおりを挟む
ダンジョンから帰ってきてかれこれ、一年が経とうとしていた。この一年間僕は、住民の確保に奔走していた。この街エスペランサは、本当に住民が足りなかった。その為色々と回らなくなってきたからだ。
ダンジョンから帰ってきたら、ドワーフが六人来ていたので挨拶を交わしつつ、どの程度出来るのか聞いたら、エリク達と変わらないとの事だった。その六人には、エリク達と頑張ってもらっている。
それでもエスペランサでは、殆ど酒や装備品だけなんだ。その他の商業や農業がままならないのだ。なので、僕はフィーネ達が言って来た町に、フィーネとセバスを率いてその町に向かって、人を集めに行って来たのだ。
町では魔物の素材を売って、その元手で住人を雇用しようとしたのだが、やり方が解らなくてセバスに聞いたら、「手っ取り早いのは、奴隷商に行って、奴隷を集めるのが良いのでは?」と言って来たので、それを採用した。
奴隷商で、色々な職業のスキル持ちを確保して、近くにスラムが有るので来たい人だけを集めてエスペランサまで飛んできた。勿論、犯罪歴のある人は、お断りしてたので、エスペランサは安全に暮らせると、住民たちは喜んでいた。
エスペランサでは、住民たちには税金が無く、喜んでいる。店を持つ人や農業をする人が増えて、町には活気が満ち溢れていた。そんな街にたまに、邪心を信仰する人が来るのだけどお断りしている。
そんなこんなやっていると、邪心国は気に食わなくて、攻めてくるのだけど、レベルの開きが違うので、一瞬で撃退していた。僕は鬱陶しいので、森と森の外の間に砦を築き、攻めてくる、邪心国をけん制した。
この砦、門番しかいないのだけど、邪心国は攻めてくる事は無かった。それは砦の門番は僕が作った、アダマンタイトで作ったゴーレムを配置して、商人や町に来る人以外には、容赦しないように設定していたのだ。
商人や冒険者に扮してくる輩が来るのを想定して、門を過ぎた辺りでその人物を鑑定できる魔道具を設置していたので、そう簡単に悪者が来る事はなく、安全に旅が出来るようになっていた。
町と砦の間に道を敷き、両脇に魔物除けの結界が付いた街頭、設置していたので勿論魔物は入ってこない。そうして住民を増やす事に成功した、一年だった。住民は二千人に昇っていた。
その内訳は、宿屋、道具屋、武器防具屋、薬屋といった人たちが少数で、農業をする人や湖で漁業をする人が大半。その他に、冒険者や冒険者ギルドや商業ギルドががある。なぜギルドが有るのか、物を売るのに必要との事なので、雇う事にしたのだ。
僕達にも喜ばしいことが有った。それはフィーネとの間に子供が出来たのだ。名前はエルザ。可愛い女の子だ。
そんなこんな有った一年間僕は満足している。スケルトン達のレベルアップやセバスやルヴィエラといった者たちもレベルも満足いく結果になっていた。サキュバスのルヴィエラは進化したって喜んでいた。何でもサキュバスクィーンになったそうなのだ。
僕達の町はここら周辺諸国に、噂になっていた。死の森で成功して、こちらに攻めてくるとか、あの町に使者を送って外交をとか何とかいってるらしい。らしいとは、ここに来る商人が言っていたのだ。僕はそうなのか? って思っていたけど、気にしないようにしていた。
外交は良いとして、攻めてくるならこいって感じ。まぁ攻めてきたら逆に攻めるけどね。って思った時期もありました。でもそんな噂だけで何もなかった。
そんな一年間を話してみましたが、僕達の町は今日も変わらずに過ごしてる。住民たちも幸せそうな顔をして暮らしてる。僕はこんな世界に来て、とても良かったと思いつつ、この幸せがずっと続けば良いなぁって思いながら、ずっと暮らしていくのだった。
________________________________________
これでおしまいです。
読んでくださった皆様有難うございましたm(_ _)m
次回作は、題材が出来上がり次第書いて行こうかと思いますので
その時はまたよろしくお願い致します。
ダンジョンから帰ってきたら、ドワーフが六人来ていたので挨拶を交わしつつ、どの程度出来るのか聞いたら、エリク達と変わらないとの事だった。その六人には、エリク達と頑張ってもらっている。
それでもエスペランサでは、殆ど酒や装備品だけなんだ。その他の商業や農業がままならないのだ。なので、僕はフィーネ達が言って来た町に、フィーネとセバスを率いてその町に向かって、人を集めに行って来たのだ。
町では魔物の素材を売って、その元手で住人を雇用しようとしたのだが、やり方が解らなくてセバスに聞いたら、「手っ取り早いのは、奴隷商に行って、奴隷を集めるのが良いのでは?」と言って来たので、それを採用した。
奴隷商で、色々な職業のスキル持ちを確保して、近くにスラムが有るので来たい人だけを集めてエスペランサまで飛んできた。勿論、犯罪歴のある人は、お断りしてたので、エスペランサは安全に暮らせると、住民たちは喜んでいた。
エスペランサでは、住民たちには税金が無く、喜んでいる。店を持つ人や農業をする人が増えて、町には活気が満ち溢れていた。そんな街にたまに、邪心を信仰する人が来るのだけどお断りしている。
そんなこんなやっていると、邪心国は気に食わなくて、攻めてくるのだけど、レベルの開きが違うので、一瞬で撃退していた。僕は鬱陶しいので、森と森の外の間に砦を築き、攻めてくる、邪心国をけん制した。
この砦、門番しかいないのだけど、邪心国は攻めてくる事は無かった。それは砦の門番は僕が作った、アダマンタイトで作ったゴーレムを配置して、商人や町に来る人以外には、容赦しないように設定していたのだ。
商人や冒険者に扮してくる輩が来るのを想定して、門を過ぎた辺りでその人物を鑑定できる魔道具を設置していたので、そう簡単に悪者が来る事はなく、安全に旅が出来るようになっていた。
町と砦の間に道を敷き、両脇に魔物除けの結界が付いた街頭、設置していたので勿論魔物は入ってこない。そうして住民を増やす事に成功した、一年だった。住民は二千人に昇っていた。
その内訳は、宿屋、道具屋、武器防具屋、薬屋といった人たちが少数で、農業をする人や湖で漁業をする人が大半。その他に、冒険者や冒険者ギルドや商業ギルドががある。なぜギルドが有るのか、物を売るのに必要との事なので、雇う事にしたのだ。
僕達にも喜ばしいことが有った。それはフィーネとの間に子供が出来たのだ。名前はエルザ。可愛い女の子だ。
そんなこんな有った一年間僕は満足している。スケルトン達のレベルアップやセバスやルヴィエラといった者たちもレベルも満足いく結果になっていた。サキュバスのルヴィエラは進化したって喜んでいた。何でもサキュバスクィーンになったそうなのだ。
僕達の町はここら周辺諸国に、噂になっていた。死の森で成功して、こちらに攻めてくるとか、あの町に使者を送って外交をとか何とかいってるらしい。らしいとは、ここに来る商人が言っていたのだ。僕はそうなのか? って思っていたけど、気にしないようにしていた。
外交は良いとして、攻めてくるならこいって感じ。まぁ攻めてきたら逆に攻めるけどね。って思った時期もありました。でもそんな噂だけで何もなかった。
そんな一年間を話してみましたが、僕達の町は今日も変わらずに過ごしてる。住民たちも幸せそうな顔をして暮らしてる。僕はこんな世界に来て、とても良かったと思いつつ、この幸せがずっと続けば良いなぁって思いながら、ずっと暮らしていくのだった。
________________________________________
これでおしまいです。
読んでくださった皆様有難うございましたm(_ _)m
次回作は、題材が出来上がり次第書いて行こうかと思いますので
その時はまたよろしくお願い致します。
0
お気に入りに追加
36
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった

エンジェリカの王女
四季
ファンタジー
天界の王国・エンジェリカ。その王女であるアンナは王宮の外の世界に憧れていた。
ある日、護衛隊長エリアスに無理を言い街へ連れていってもらうが、それをきっかけに彼女の人生は動き出すのだった。
天使が暮らす天界、人間の暮らす地上界、悪魔の暮らす魔界ーー三つの世界を舞台に繰り広げられる物語。
著作者:四季 無断転載は固く禁じます。
※この作品は、2017年7月~10月に執筆したものを投稿しているものです。
※この作品は「小説カキコ」にも掲載しています。
※この作品は「小説になろう」にも掲載しています。
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる