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一通りスキルを確認し終えた俺はって言うか僕になるのか…。
まぁ、今は関係ないので、スルーしときますかね。森の中なのは解かったのだけど、さてどっちが北なのかなぁ…。
考えても解からず、上を見ても木に阻まれ何も見えない。取り合えず、周囲を見て行動を起こそうかな。
少し歩いた辺りで、小さな小屋が有ったので、この辺がどこなのか聞いてみよう。
「すいませ~ん。何方かいらっしゃいますか? 」
少し待ってたけど返事が返って来なかった。
「居ないのかな? 失礼しま~す。」
ドアを開けてみたら、なんと開いたので、勝手に入らせていただきます。
「しかし、取り合えず住むところ確保。この中に何か使えるもの、あれば良いけど…。」
中は子供が暮らすには中々の大きさで、間取りは何と、2LDKで家具付きだった。しかし風呂は無く、ちょっと残念。僕はいつか、自分で風呂付きを作ろうと心に決めた瞬間だった。
色々有る中で、僕はまず情報が無いか探すため本を手に取り、ソファーに座って読むことにした。
「最初読めるのかな? って思ったけど、神様が【世界共通言語】を付けてくれたお陰で読める。」
この家に色んな本が有った。僕が探してた物が見つかった。それは、地図だ。地図にはこの森の場所に印が付いていたのだ。この森の名前は【ヴァルト】という、この世界の端っこ有って、小屋は丁度真ん中のやや後ろらしい。この【ヴァルトの森】は別名【死の森】と呼ばれてるいて、人族未開の地って本に書いてあった。
「神様…やってくれましたね。よりにもよって【死の森】は無いだろ!」
今更どうにもならないから、取り合えず置いておいて、次の本を読んだ。
この世界には四つの国に分かれて暮らしてることが解った。人族の国は、【フルネア】といって、ちょうどこの森の南側に位置してる大国だ。そして人族の反対側に魔族領が有り、名前は【オスクリタ】。人族と魔族に挟まれていて、森の東側にエルフ領の【フォレスタ】西側に獣人族の【アイルーロス】の四つの国があるのが解った。
後は初級魔法の本が有ったので読んでたら、覚えたらしい。らしいとは、読み終わった後に、頭の中で『魔法を覚えました』って聞こえたんだよね。さてと…。
「大国と大国の争いも頻繁にあるのか。僕としては、関わりたく無いからこの森で、暮らすのも悪くないかも。この森で暮らすとなると、【木工】取っといて良かった。先ずはこの辺で修行しつつ、食料の調達と開墾かな。開墾は少しずつで良いけど、食料は直ぐに集めなきゃ。」
そう思ったのは、良いけどこの小家に武器とか有るのだろうか? さがしてみたら、ベットの近くに大きい箱が有って、その中にナイフが数本と、鉄で出来た剣が一振り。壁に槍が並んで置かれていた。僕はナイフを腰に装備して槍を持ってみた。
「案外と軽いんだけど、今の僕には長すぎて振れないなぁ。そうだ、持ち手をちょっと切り落として短くしよっと。」
そう思った僕は、槍の柄をナイフで持ちやすいように、切り落とし振ってみた。
「うん。これなら大丈夫だ。中間距離で安全に突いたり、振り回せば大丈夫だ。後は獲物を探し出せば大丈夫だけど、手ごろの奴いるのかなぁ。ちょっと不安だ。」
これが今の僕のステータスで見れるスキルと装備。
名前 :ユウト
年齢 :7
種族 :人族?
レベル :1
スキル :鑑定 気配探知 刀槍 鍛冶木工 回復魔法
火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 世界共通言語
空間収納
称号 :創造神ブラフマーの加護
武器 :鉄の槍
頭 :なし
体 :旅人の服
腕 :なし
腰 :ナイフ
足 :靴
以上が今の僕だ。
「魔法は初級全部使えるみたい。魔法ってやっぱり憧れるよね。МPってどうすれば上がるのかな? 使えば勝手に上がってくれたら楽なんだけどね。まずは、何にしても、食料調達に行かなきゃね。」
そうして、僕は小屋から出ていくのだった。
まぁ、今は関係ないので、スルーしときますかね。森の中なのは解かったのだけど、さてどっちが北なのかなぁ…。
考えても解からず、上を見ても木に阻まれ何も見えない。取り合えず、周囲を見て行動を起こそうかな。
少し歩いた辺りで、小さな小屋が有ったので、この辺がどこなのか聞いてみよう。
「すいませ~ん。何方かいらっしゃいますか? 」
少し待ってたけど返事が返って来なかった。
「居ないのかな? 失礼しま~す。」
ドアを開けてみたら、なんと開いたので、勝手に入らせていただきます。
「しかし、取り合えず住むところ確保。この中に何か使えるもの、あれば良いけど…。」
中は子供が暮らすには中々の大きさで、間取りは何と、2LDKで家具付きだった。しかし風呂は無く、ちょっと残念。僕はいつか、自分で風呂付きを作ろうと心に決めた瞬間だった。
色々有る中で、僕はまず情報が無いか探すため本を手に取り、ソファーに座って読むことにした。
「最初読めるのかな? って思ったけど、神様が【世界共通言語】を付けてくれたお陰で読める。」
この家に色んな本が有った。僕が探してた物が見つかった。それは、地図だ。地図にはこの森の場所に印が付いていたのだ。この森の名前は【ヴァルト】という、この世界の端っこ有って、小屋は丁度真ん中のやや後ろらしい。この【ヴァルトの森】は別名【死の森】と呼ばれてるいて、人族未開の地って本に書いてあった。
「神様…やってくれましたね。よりにもよって【死の森】は無いだろ!」
今更どうにもならないから、取り合えず置いておいて、次の本を読んだ。
この世界には四つの国に分かれて暮らしてることが解った。人族の国は、【フルネア】といって、ちょうどこの森の南側に位置してる大国だ。そして人族の反対側に魔族領が有り、名前は【オスクリタ】。人族と魔族に挟まれていて、森の東側にエルフ領の【フォレスタ】西側に獣人族の【アイルーロス】の四つの国があるのが解った。
後は初級魔法の本が有ったので読んでたら、覚えたらしい。らしいとは、読み終わった後に、頭の中で『魔法を覚えました』って聞こえたんだよね。さてと…。
「大国と大国の争いも頻繁にあるのか。僕としては、関わりたく無いからこの森で、暮らすのも悪くないかも。この森で暮らすとなると、【木工】取っといて良かった。先ずはこの辺で修行しつつ、食料の調達と開墾かな。開墾は少しずつで良いけど、食料は直ぐに集めなきゃ。」
そう思ったのは、良いけどこの小家に武器とか有るのだろうか? さがしてみたら、ベットの近くに大きい箱が有って、その中にナイフが数本と、鉄で出来た剣が一振り。壁に槍が並んで置かれていた。僕はナイフを腰に装備して槍を持ってみた。
「案外と軽いんだけど、今の僕には長すぎて振れないなぁ。そうだ、持ち手をちょっと切り落として短くしよっと。」
そう思った僕は、槍の柄をナイフで持ちやすいように、切り落とし振ってみた。
「うん。これなら大丈夫だ。中間距離で安全に突いたり、振り回せば大丈夫だ。後は獲物を探し出せば大丈夫だけど、手ごろの奴いるのかなぁ。ちょっと不安だ。」
これが今の僕のステータスで見れるスキルと装備。
名前 :ユウト
年齢 :7
種族 :人族?
レベル :1
スキル :鑑定 気配探知 刀槍 鍛冶木工 回復魔法
火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 世界共通言語
空間収納
称号 :創造神ブラフマーの加護
武器 :鉄の槍
頭 :なし
体 :旅人の服
腕 :なし
腰 :ナイフ
足 :靴
以上が今の僕だ。
「魔法は初級全部使えるみたい。魔法ってやっぱり憧れるよね。МPってどうすれば上がるのかな? 使えば勝手に上がってくれたら楽なんだけどね。まずは、何にしても、食料調達に行かなきゃね。」
そうして、僕は小屋から出ていくのだった。
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