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本編
30話 王都へ向かう旅路①
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馬車が止まったような気がした。
すると、外から声がかかる。
「旦那様、野営の予定場所に着きました。」
どうやら、着いたらしい。
「着いたようだな。降りるぞ。」
そう言われて馬車から降りると騎士達が野営の準備をしているところだった。
辺りを見渡すと、ちょっとした森があった。
「ちょっと、そこの森で作った武器の試し斬りしてきますね!」
「お前、いつの間に武器なんか作ったんだ?しかも、何処の鍛冶場を使ったんだ?」
「錬金術でチョチョイと作りましたけど?」
「錬金術でって簡単に言ってるけど、普通、そんなこと出来ないからな。」
「まあ、アークですからね。」
「それもそうだな。」
どうやら、ベイグマンもランセリアもアークに対して、何かを諦めたようである。
「…じ、じゃあ、行ってきますね。」
そう言って、気にせず行こうとしたところ、ルーセリアが、
「私も行ってみたいです!」
と言い出した。
「ル、ルーセリア森は危ないから行っちゃ駄目だ。」
「あら、アークさんが、いるから大丈夫ですわ。」
「し、しかしだな。」
「まあまあ、あなた!
良いじゃありませんか行かせても。」
「ランセリアまで……」
「ただし、私も行きますわ。
アークが作った武器も気になりますしね。」
「なら、私も行こう!」
「えぇぇぇ!」
「駄目ですか?」
ルーセリアの目がウルウルしている。
「わかりましたよ。」
そういうの、弱いんだよなぁ。
そんな感じで森の入口まで来て止まる。
「で、試し斬りって具体的にどうするんだ?」
「まあ、木を斬ってみようかと……」
「だ、大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。ですが、危ないので近づかないでくださいね。」
そう言ってアークは魔銀製の刀と魔鉄製の小太刀を無限収納から取り出した。
「まずは、刀からやってみるか。」
そう言ってアークは目の前の木に向かって抜刀術をやってみた。
「あれ?失敗して、当たらなかったかな?」
そして、数秒後、木がゆっくりとずれて倒れた。
ドォーン。
そんな音が響いた。
「「「「………………」」」」
一同、唖然である。
魔銀製だからかな?
きっとそうだ!そうにちがいない!
次は魔鉄製の小太刀を倒れた木に向かって振り下ろす。
木は音も無く伐れた。
アークは無言で木を無限収納にしまい、見なかったことにしようとした。
「さて、戻りましょうか。」
「いやいや、なんだ?
その武器は!見たこと無い形だし、木を一撃で真っ二つにするし!」
「僕が作った古代級の武器です!それ以上は聞かないでください!」
そう言って戻っていった。
「「…………」」
ベイグマンとランセリアは聞きたそうにしていたが諦めたようだ。
「????」
ルーセリアはわかっていないらしい。
「ルーセリア戻ろうよ。」
瑠璃が声をかけたため考え込むこと無く戻っていった。
4人が戻ると野営の準備を終わらせた騎士達が集まってきた。
「大きな音がして、木が倒れてましたが?」
騎士の1人がそう言ってベイグマンを見たが、ベイグマンは視線をアークに向けた。
騎士達もアークを見たあと、
ベイグマンが
「まあ、なんだ、気にするな。」
そうして、解散となった。
「瑠璃ちゃん、お腹、すきましたね。」
「そうだね!アーク!御飯頂戴!」
「はいはい、わかったよ。」
瑠璃とアークはそんな会話をしながら、無限収納から色々と出していく。
ふと、周りからの視線に気づいたアークは驚く。
騎士達もベイグマンもランセリアもルーセリアもアークが出した料理の数々を凝視していた。
ランセリアに至っては殺気が出ているほどだった。
「皆さんもどうぞ。」
楽しい?食事が始まった。
「料理のストックが減ってしまったぁぁぁ!」
「仕方ないよ。食べれば無くなるんだから。」
「まあ、まだまだ、あるから大丈夫かな。」
そんな感じで食事が終わり、寝る時間になったため、瑠璃をルーセリアに渡した。
渡す前に
「防御結界、貼ってね」
と耳打ちしておいたから大丈夫だろ?
「さて、野営だから、見張りをしないとな。」
「いや、見張りは騎士達にやらせるからお前さんは寝て良い。これも騎士達の訓練の一貫だからな。」
「そうですか。わかりました。」
そんな会話をしつつ、就寝した。
=============================
ここまで来るとどんなキャラクターがいたのかわからなくなりますね。
公開する予定はありませんが現在、キャラクターの名前や役職等をまとめた資料を作成中です。
いやぁ、大変だ(´-ω-`)
そして、この先どうしよう?
とりあえず王都に着くぐらいまでは書いてありますがその先が………
大変だ(´;ω;`)
絵が上手ければキャラクターの絵の資料とかも公開出きるんですがねぇ。
困った、困った。
すると、外から声がかかる。
「旦那様、野営の予定場所に着きました。」
どうやら、着いたらしい。
「着いたようだな。降りるぞ。」
そう言われて馬車から降りると騎士達が野営の準備をしているところだった。
辺りを見渡すと、ちょっとした森があった。
「ちょっと、そこの森で作った武器の試し斬りしてきますね!」
「お前、いつの間に武器なんか作ったんだ?しかも、何処の鍛冶場を使ったんだ?」
「錬金術でチョチョイと作りましたけど?」
「錬金術でって簡単に言ってるけど、普通、そんなこと出来ないからな。」
「まあ、アークですからね。」
「それもそうだな。」
どうやら、ベイグマンもランセリアもアークに対して、何かを諦めたようである。
「…じ、じゃあ、行ってきますね。」
そう言って、気にせず行こうとしたところ、ルーセリアが、
「私も行ってみたいです!」
と言い出した。
「ル、ルーセリア森は危ないから行っちゃ駄目だ。」
「あら、アークさんが、いるから大丈夫ですわ。」
「し、しかしだな。」
「まあまあ、あなた!
良いじゃありませんか行かせても。」
「ランセリアまで……」
「ただし、私も行きますわ。
アークが作った武器も気になりますしね。」
「なら、私も行こう!」
「えぇぇぇ!」
「駄目ですか?」
ルーセリアの目がウルウルしている。
「わかりましたよ。」
そういうの、弱いんだよなぁ。
そんな感じで森の入口まで来て止まる。
「で、試し斬りって具体的にどうするんだ?」
「まあ、木を斬ってみようかと……」
「だ、大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。ですが、危ないので近づかないでくださいね。」
そう言ってアークは魔銀製の刀と魔鉄製の小太刀を無限収納から取り出した。
「まずは、刀からやってみるか。」
そう言ってアークは目の前の木に向かって抜刀術をやってみた。
「あれ?失敗して、当たらなかったかな?」
そして、数秒後、木がゆっくりとずれて倒れた。
ドォーン。
そんな音が響いた。
「「「「………………」」」」
一同、唖然である。
魔銀製だからかな?
きっとそうだ!そうにちがいない!
次は魔鉄製の小太刀を倒れた木に向かって振り下ろす。
木は音も無く伐れた。
アークは無言で木を無限収納にしまい、見なかったことにしようとした。
「さて、戻りましょうか。」
「いやいや、なんだ?
その武器は!見たこと無い形だし、木を一撃で真っ二つにするし!」
「僕が作った古代級の武器です!それ以上は聞かないでください!」
そう言って戻っていった。
「「…………」」
ベイグマンとランセリアは聞きたそうにしていたが諦めたようだ。
「????」
ルーセリアはわかっていないらしい。
「ルーセリア戻ろうよ。」
瑠璃が声をかけたため考え込むこと無く戻っていった。
4人が戻ると野営の準備を終わらせた騎士達が集まってきた。
「大きな音がして、木が倒れてましたが?」
騎士の1人がそう言ってベイグマンを見たが、ベイグマンは視線をアークに向けた。
騎士達もアークを見たあと、
ベイグマンが
「まあ、なんだ、気にするな。」
そうして、解散となった。
「瑠璃ちゃん、お腹、すきましたね。」
「そうだね!アーク!御飯頂戴!」
「はいはい、わかったよ。」
瑠璃とアークはそんな会話をしながら、無限収納から色々と出していく。
ふと、周りからの視線に気づいたアークは驚く。
騎士達もベイグマンもランセリアもルーセリアもアークが出した料理の数々を凝視していた。
ランセリアに至っては殺気が出ているほどだった。
「皆さんもどうぞ。」
楽しい?食事が始まった。
「料理のストックが減ってしまったぁぁぁ!」
「仕方ないよ。食べれば無くなるんだから。」
「まあ、まだまだ、あるから大丈夫かな。」
そんな感じで食事が終わり、寝る時間になったため、瑠璃をルーセリアに渡した。
渡す前に
「防御結界、貼ってね」
と耳打ちしておいたから大丈夫だろ?
「さて、野営だから、見張りをしないとな。」
「いや、見張りは騎士達にやらせるからお前さんは寝て良い。これも騎士達の訓練の一貫だからな。」
「そうですか。わかりました。」
そんな会話をしつつ、就寝した。
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ここまで来るとどんなキャラクターがいたのかわからなくなりますね。
公開する予定はありませんが現在、キャラクターの名前や役職等をまとめた資料を作成中です。
いやぁ、大変だ(´-ω-`)
そして、この先どうしよう?
とりあえず王都に着くぐらいまでは書いてありますがその先が………
大変だ(´;ω;`)
絵が上手ければキャラクターの絵の資料とかも公開出きるんですがねぇ。
困った、困った。
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