異世界のんびり冒険日記

本編

２２話 孤児院への謝罪

「一度会議室に戻るか。」

「そうだな。」

「「そうね。」」

そうして、会議室に戻ってきて数分後

「失礼します。」

ダイナムが入ってきた。

「どうした？」

「まだ、報告が。」

「なんだ？」

「はい、地下牢の方ですが、生き残りも数人居ましたので、保護してあります。
治療を行ったあと帰る場所があるものは帰すでよろしいでしょうか？」

「それで頼む。」

重苦しい空気に耐えかねてゴアンが言葉を発した。

「そろそろ寝るか。」

「そうね、今は考えても仕方がない。」

「そうだな。」

そんな感じで解散となり各々の部屋に戻っていった。

翌朝、朝食の時間だとメイド達が各々を呼びに行き全員が集合した。

「アーク君、ルーセリア、後程結果を話すから昨日の会議室に来てくれ。」

ベイグマンが伝える。

「「わかりました。」」

朝食を食べたあと、皆で会議室に集まった。

「集まったな。
さて、どう話すか。
お前達、何処まで聞きたい？
最初から聞くのか、最後だけ聞くのか。」

「最初からで。」

アークは即答する。

「……私も最初からで。」

少し悩んでルーセリアも答える。

「良いんだな？
かなり、胸くそ悪いぞ？」

「「はい。」」

「わかった。では、話そう……」

「「…………」」

２人とも、かなり沈んでいた。

「な？胸くそ悪かっただろ？」

「はい。」

「それでだな。これから、孤児院に行こうと思うんだがアークは着いて来てくれないか？」

「え？僕も行くんですか？」

「そりゃあ、いきなり、領主が行ったらどんな反応するかわからんからな。」

「アーク君には、仲介をして欲しいのよ。」

「わかりました。
じゃあ、行きましょうか。」

「わ、私も行きます。」

「いや、来なくて大丈夫だぞ？」

「行きます！！」

「わ、わかった。じゃあ、行くか。」

そうして、一行は馬車で孤児院に向かった。

「ここです。ちょっと待っててくださいね。」

そして、数分後、アークは２人の女性を連れてきた。

「こちらがクレメータさんとロザリンドさんですよ。」

「クレメータです。」

「ロザリンドです。」

「私は領主のベイグマン・ジルベール・ロドスだ。」

「私は、ランセリア・ジルベールですわ。」

「「り、領主様御夫妻！」」

２人は慌てて土下座をしようとするのを止める。

「いや、謝らないといけないのはこちらだ。
本当にすまなかったm(._.)m」

「申し訳なかったですわm(._.)m」

「いえいえ、こちらこそ、すいません。」

いきなり領主が来て頭を下げているため、２人はオロオロと慌てている。

「さて、これ以上やると逆に迷惑になるので、その辺にしましょう。」

「いや、しかし…」

「そうですわね。」

行ったついでに食材も置いてきた。

それから、ベイグマンとランセリアは話をしながら建物の様子を見たり子供達の様子を見たりして院長に建物は早急に建て直す事と孤児院の場所を変えるとも話していた。

もっと、気軽に様子を見れるように領主邸に近いところの土地を探しているらしい。

「どうせなら、例の男爵の屋敷を潰しちゃうとか？」

アークがそんなことを言った。

「いや、それは、いや、ありか？」

ベイグマンがぶつぶつボヤキながら悩み始めた。

「よし、ちょっと寄る処が出来た。」

まさか。

「男爵の屋敷に行くぞ！」

ですよねぇ～

そうして、男爵の屋敷に来た一行。

「さて、中に入って確認するか。
重要な証拠は全て持ち出しが完了してるから、今回は棚とかその辺の確認をしようと思う。
使えそうなものはそのまま使って貰うつもりだ。」

「地下の方は片付けたんですか？」

「あぁ、地下室の方は神官にたのんで浄化して貰ってある。」

「そうですか。じゃあ、中を調べましょうか。」

アーク達は中に入っていった。

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孤児院の話がやっと、終わった！
思い付きで書くんじゃなかった(´-ω-`)