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豊穣の天使
第14話 冒険者ギルド
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次の日、新聞売りがいたので、朝食を買いに来たついでに買ってみた。
すると、病院の患者達が急に元気になったことが書いてある。
「お、ルミィ!病院のことが記事になってるぞ!」
「本当ですか!私にも見せてください」
ルミィも嬉しそうに時夫の横からひょっこり顔を出して読んでいく。
しかし、読み進めるにつれて、だんだん表情が険しくなる。
時夫としても気分は少しわかる。
「アレク!あの野郎!!」
ルミィがドスの効いた声を出した。アレク?
「落ち着けルミィ。キャラ変わってるって。あと誰に対する怒りかわからん」
新聞では瘴気病の患者が全員回復傾向である事が大々的に書かれていた。
そして、患者達の回復前にアレックス第一王子と異世界から来た聖女サリトゥが慰問に来ていた旨が書かれていた。
聖女の力で瘴気病が治ったのだと。
「ふーん……聖女パワーなのは大正解だけどな。良かった。これなら聖女が本当は俺だとバレるにはまだ時間が掛かりそうだな」
時夫は周りから尊敬はされたいが、男なのに聖女なのはやはり嫌なのだ。
聖女の称号も力も元々斎藤さんのものだ。
これで、もしかしたら異世界人として王宮で難しい立場にいるかも知れない齋藤さんの立場が強化されたかもしれんな。
この世界唯一の同郷の存在が少し気がかりだったので時夫は少し安堵した。
これでこちらも好き勝手してられる。
「手柄取られちゃいましたよ!アレクの奴め!自分の国民からの人気取りに上手い事利用してます!」
時夫はルミィを宥める。
「いや、俺は別にいいよ。でも、アレックス王子と親しいのか?」
ルミィは心外だとばかりに反論する。
「親しくないです!あんな奴!」
……どうやら知り合いではあるらしい。やはり神官って結構地位が高いんだな。
第一王子と交流あるとか中々凄い気がするけど、世界が違えば常識も立場の強さも違う感じか?
ルミィが新聞をくしゃくしゃにして、ポイっと放り捨てた。
ゴミのポイ捨てに眉を顰めたが、通り過ぎの浮浪者っぽい人がすぐに拾っていった。まあ、有効活用してくれるだろう。
空間収納に入れたらしく、新聞はすぐに見えなくなった。
時夫が見ている事に気がついたのか、浮浪者は軽く会釈して人混みにすぐに消えた。
怒っている女性にポイ捨てを下手に注意するのは得策では無い気がするので、時夫は大人しくルミィに付いて歩く。
いつもならゴミのポイ捨てはしてないし、きっと新聞なら誰か他の人が読むために拾うとわかっててやったんだろうし。
そして……
冒険者ギルドとやらにやってきたぞ。
「こんにちは!ご用件をどうぞ!」
猫耳をぴょこぴょこ動かしながら受付のお嬢さんが愛想良く挨拶してくれる。
…………猫耳!?
ルミィにヒソヒソと小声で聞く。
「なあ……あの猫耳……」
「しっかりしてください!あれは猫じゃ無くて狐獣人ですよ」
「はあ……」
獣人というのがいるのか。
「俺の世界には獣人とかいなかったんだ」
ルミィがキョトンと時夫を見つめる。
「そうなんですか?じゃあ力仕事はどうしてたんですか?全部魔法で?時夫以外は魔法使える人が多かったんですか?」
そっか、俺がこの世界を知らない様に、ルミィも俺の世界を知らないのか。
俺が元の世界では魔法使えなかったのは説明したが、そもそも世界中誰一人使えないとは言わなかったな。
「まあ、その話は追々で」
受付嬢が中途半端な位置で立ち止まって話し始めた時夫たちを不思議そうに見ている。
フロアは結構広く、建物は2階もあるみたいだ。
2階は飲み屋になっているらしく、そこで仲間を募ったり、仲間内での作戦会議をしたりするのだと。
楽しそうだが、まずは自分の実力を知ってからだな。
レミィ曰く、身分証なんかは必要ないらしい。
結構移民や出自の怪しい人も仕事が無くて冒険者になるのはあるあるらしいので、異世界人でもそこまで細かく聞かれないそうなので安心。
「すみません。冒険者の登録をしたいんですけど」
受付嬢はニッコリ笑って水晶玉の様なものを出してきた。
受付嬢が水晶玉に手を置きながら質問を始める。
「では登録を始めます。まずお名前は?東の出身の方ですか?」
「時田時夫です。出身はそんな感じです」
つらつらと質問が続いた。
「え!?トキオって結構年上?」
ルミィが何やら言っているのは無視する。
「では、最後にこの水晶玉に手を置いてください。それで登録終了です」
ぺかー……っと水晶玉が光った。
「では、こちらが登録カードです。再発行には50ゴルダが掛かりますから失くさない様にお気をつけくださいませ」
茶色っぽい簡素なカードだ。
ランクは5?
「最初は一番低いランクからスタートするんですよ。依頼をこなしていくとランクが上がっていくシステムです」
ルミィが解説してくれる。
「ルミィは登録しないのか?」
時夫の質問に、ルミィがふふんと得意げな顔をした。
ルミィの手が閃き、魔法の様にカードが現れた!
……いや、普通に魔法で『空間収納』からカッコ付けて出しただけだな。
ランクは2
どれくらい凄いかはわからないが、このふんぞり返って小鼻を膨らませて偉そうな様子を見ると、それなりに凄いのだろう。
多分漢字検定二級くらいの凄さとか。
「トキオ一人ではランク5の依頼しか受けられませんが、私と一緒なら大抵の依頼は受けられますよ!」
「おお、そりゃ有り難いことで……さて、金も急ぎで必要だし、どの依頼を受けるべきか……」
時夫が壁の掲示物を見に行く。
「何を言っているんですか!これに決まってます!」
ルミィがビシッとある掲示物を指さした。
「追加募集!北の森の瘴気調査」
なるほど……テオールの父親も探せて一石二鳥か。
すると、病院の患者達が急に元気になったことが書いてある。
「お、ルミィ!病院のことが記事になってるぞ!」
「本当ですか!私にも見せてください」
ルミィも嬉しそうに時夫の横からひょっこり顔を出して読んでいく。
しかし、読み進めるにつれて、だんだん表情が険しくなる。
時夫としても気分は少しわかる。
「アレク!あの野郎!!」
ルミィがドスの効いた声を出した。アレク?
「落ち着けルミィ。キャラ変わってるって。あと誰に対する怒りかわからん」
新聞では瘴気病の患者が全員回復傾向である事が大々的に書かれていた。
そして、患者達の回復前にアレックス第一王子と異世界から来た聖女サリトゥが慰問に来ていた旨が書かれていた。
聖女の力で瘴気病が治ったのだと。
「ふーん……聖女パワーなのは大正解だけどな。良かった。これなら聖女が本当は俺だとバレるにはまだ時間が掛かりそうだな」
時夫は周りから尊敬はされたいが、男なのに聖女なのはやはり嫌なのだ。
聖女の称号も力も元々斎藤さんのものだ。
これで、もしかしたら異世界人として王宮で難しい立場にいるかも知れない齋藤さんの立場が強化されたかもしれんな。
この世界唯一の同郷の存在が少し気がかりだったので時夫は少し安堵した。
これでこちらも好き勝手してられる。
「手柄取られちゃいましたよ!アレクの奴め!自分の国民からの人気取りに上手い事利用してます!」
時夫はルミィを宥める。
「いや、俺は別にいいよ。でも、アレックス王子と親しいのか?」
ルミィは心外だとばかりに反論する。
「親しくないです!あんな奴!」
……どうやら知り合いではあるらしい。やはり神官って結構地位が高いんだな。
第一王子と交流あるとか中々凄い気がするけど、世界が違えば常識も立場の強さも違う感じか?
ルミィが新聞をくしゃくしゃにして、ポイっと放り捨てた。
ゴミのポイ捨てに眉を顰めたが、通り過ぎの浮浪者っぽい人がすぐに拾っていった。まあ、有効活用してくれるだろう。
空間収納に入れたらしく、新聞はすぐに見えなくなった。
時夫が見ている事に気がついたのか、浮浪者は軽く会釈して人混みにすぐに消えた。
怒っている女性にポイ捨てを下手に注意するのは得策では無い気がするので、時夫は大人しくルミィに付いて歩く。
いつもならゴミのポイ捨てはしてないし、きっと新聞なら誰か他の人が読むために拾うとわかっててやったんだろうし。
そして……
冒険者ギルドとやらにやってきたぞ。
「こんにちは!ご用件をどうぞ!」
猫耳をぴょこぴょこ動かしながら受付のお嬢さんが愛想良く挨拶してくれる。
…………猫耳!?
ルミィにヒソヒソと小声で聞く。
「なあ……あの猫耳……」
「しっかりしてください!あれは猫じゃ無くて狐獣人ですよ」
「はあ……」
獣人というのがいるのか。
「俺の世界には獣人とかいなかったんだ」
ルミィがキョトンと時夫を見つめる。
「そうなんですか?じゃあ力仕事はどうしてたんですか?全部魔法で?時夫以外は魔法使える人が多かったんですか?」
そっか、俺がこの世界を知らない様に、ルミィも俺の世界を知らないのか。
俺が元の世界では魔法使えなかったのは説明したが、そもそも世界中誰一人使えないとは言わなかったな。
「まあ、その話は追々で」
受付嬢が中途半端な位置で立ち止まって話し始めた時夫たちを不思議そうに見ている。
フロアは結構広く、建物は2階もあるみたいだ。
2階は飲み屋になっているらしく、そこで仲間を募ったり、仲間内での作戦会議をしたりするのだと。
楽しそうだが、まずは自分の実力を知ってからだな。
レミィ曰く、身分証なんかは必要ないらしい。
結構移民や出自の怪しい人も仕事が無くて冒険者になるのはあるあるらしいので、異世界人でもそこまで細かく聞かれないそうなので安心。
「すみません。冒険者の登録をしたいんですけど」
受付嬢はニッコリ笑って水晶玉の様なものを出してきた。
受付嬢が水晶玉に手を置きながら質問を始める。
「では登録を始めます。まずお名前は?東の出身の方ですか?」
「時田時夫です。出身はそんな感じです」
つらつらと質問が続いた。
「え!?トキオって結構年上?」
ルミィが何やら言っているのは無視する。
「では、最後にこの水晶玉に手を置いてください。それで登録終了です」
ぺかー……っと水晶玉が光った。
「では、こちらが登録カードです。再発行には50ゴルダが掛かりますから失くさない様にお気をつけくださいませ」
茶色っぽい簡素なカードだ。
ランクは5?
「最初は一番低いランクからスタートするんですよ。依頼をこなしていくとランクが上がっていくシステムです」
ルミィが解説してくれる。
「ルミィは登録しないのか?」
時夫の質問に、ルミィがふふんと得意げな顔をした。
ルミィの手が閃き、魔法の様にカードが現れた!
……いや、普通に魔法で『空間収納』からカッコ付けて出しただけだな。
ランクは2
どれくらい凄いかはわからないが、このふんぞり返って小鼻を膨らませて偉そうな様子を見ると、それなりに凄いのだろう。
多分漢字検定二級くらいの凄さとか。
「トキオ一人ではランク5の依頼しか受けられませんが、私と一緒なら大抵の依頼は受けられますよ!」
「おお、そりゃ有り難いことで……さて、金も急ぎで必要だし、どの依頼を受けるべきか……」
時夫が壁の掲示物を見に行く。
「何を言っているんですか!これに決まってます!」
ルミィがビシッとある掲示物を指さした。
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