仕事勇者の珍道中

登場人物

用語集

本編を観る前は見ないことを推奨します。


・オブリス
　主人公たちが暮らす世界の名前であり、大陸の名前。なぜこの名前になったのか、知る者は少ない。


・主要国

日の国：ヒノクニ

　別名「太陽の国」とも呼ばれる、最南端・最東端に位置する国。立憲君主制。
　王都のある中央は観光業を中心とし、海に面する東・南側は漁業、北・西は農業と各産業が非常に盛んである。
　オブリスにおいて、産業経済は日の国をほぼ中心に回っており、この国が傾けば、まずはじめに戦争が起きるといっても過言ではない。
　領土こそ大国に劣るものの、経済大国として名を連ねている国。
　カナタ達【勇者】一行が最初に居た国。


アエクァリター帝国

　魔王が住むとされる国。侵略により、大国と並ぶほどに領土を広げる。
　ノクスへの人権と市民権を公式に認めており、彼らにとっては大陸において唯一の楽園と呼べる国。
　国内には出身国で酷い迫害を受け、亡命してきたノクスが多く住んでいた。
　侵略開始後から国境付近に霧の様なものが現れ、各国の暗殺者やスパイ、軍隊を頑なに拒んでいる。
　【勇者】一行の最終目的地


ガレリア国

　魔国、聖国に並ぶ大国。今回の連合会議の立案者であり、勇者選別を主導した国とされている。立憲君主制。
　巨大な峡谷と森に挟まれており、そこから採れる資源が国益である。
　
　今代の王は以前から聖国に不信感を抱いており、聖国が禁止した文書や記録を秘密裏に集めては保管している。


メイガストルム

　俗に魔国とよばれる。強力な魔法が扱える魔族を住人として作られた国。
　国全体を迷いの森と呼ばれる樹海で囲まれており、道案内なしでは絶対に辿り着けない。


ヴェリタス神教国

　聖国ともよばれる。神、神族が舞い降りるとされている。
　実際に神の目撃証言が記された文献が多数発見されており、中には居酒屋の隣の席に座っていた客が神だったという記述さえある。
　神官を輩出できる学院が唯一存在する国であり、神官は須らくこの国で暮らしたことがある。
　ノクスへの差別・迫害がより一層強い国でもある。



・種族

人間ヒューマン
　人間種。寿命は大体100年前後。
　個人差はあれど、大多数の人間の魔力は中級魔族に法力は神族には及ばない。ともに鍛錬で伸ばす事は可能。
　魔法が低ければ法術が高いことが多くそのまた逆もあり、魔法、法術の適性の振れ幅の差が極めて大きい。
　また、適性に関わらず魔法を使い続けた場合、法術が使えなくなることが稀にある。
　例外はいる。
　科学文明が発展しておらず、地球に概算すると15世紀初頭の科学技術を持っている。
　代わりに魔法科学文明が栄えており、それを加味すると大体18世紀頃の技術力を持っている。

魔族メイグス
　魔法に強い適性を持つ一族。
　迷いの森の先にある魔国メイガストルムに、その多くが暮らしている。
　男女共に人間よりもランクの高い魔法を修得しやすいが、男性よりも女性の方がより高い魔法を修得できる場合が多い。
　下級、中級、上級と魔力が高くなるにつれ、魔族としての階級も上がる。一番上は「王」で、これになったものが魔族を取りまとめる決まりである。
　人間よりも寿命は長く、魔力の強さによっては1000年以上生きる者もいる。
　今現在、約400年前より王は変わっていない。

　【階級】王＞王族＞貴族＞上級＞中級＞下級


ノクス（アヴァルス）
　獄裂眼ごくれつがんという特殊な瞳を持つもの全てがこう呼ばれる。昔はアヴァルスと呼ばれていたが、今はこちらで呼ばれている。
　他の種族による差別が激しく、逃れるように隠れて暮らしている。
　数としては人間が最も多いが、犬や獅子などの動物に発現することもある。
　魔族・神族には発現しない。
　寿命は階級によってまちまちだが、力が強ければ元の種族よりも長く生きる事が可能。
　アヴァルスとしての力が強いことを彼らは「血が濃い」と表現する。また人間、特に傭兵などは魔族との混同を避けるために、討伐ランクと同じ呼び方をしている。
　比率としては人：動物で8:2程度
　「血が濃い程、秘密主義になっていく」とされている。

　【階級（ランク）】王（SSS）＞王族（SS）＞貴族（S）＞上級（A）＞中級（B～D）＞下級（E～G）

神族
　ヴェリタス神教国に舞い降りるとされている存在。
　神官に【法術】を与え、平和を愛し、それを聖典として教えを説き、常に慈愛の目で見守っている。
　人間の文化の発展、向上を強く願っている。
　ノクスへの執拗な差別を正当化する一文を、聖典内に書いた存在でもある。



・獄裂眼ごくれつがん
　アヴァルスとも称される。
　記録すら残っていない程の昔に、ノクスがつくった負の遺産と伝えられている。
　王に近い地位であればある程寿命が延び、王と王族は不老になる為、外的要因でなければ死ぬ事はまずない。

・悪魔狩り
　主に、魔族によるノクス識別のことを指す。