24 / 351
第一章:聖夜と生クリーム味の……
(23)*
しおりを挟む
「透さんのも、凄く熱い…」
入ってしまうと、痛みよりも圧迫感が半端ない。
だけど、自分の体内に透さんを感じて繋がっている事が、なんだか嬉しくて自然と顔がほころぶ。
なんだろう?この嬉しさは。
「直、その顔、凄くそそる」
きつく抱きしめられて、また唇が重なって、 咥内で熱い息が混じり合う。
唇を離しても、透さんの熱い吐息が顔に落ちてくる。
薄っすらと汗ばんでいる透さんの身体からは色気が溢れていて、俺は堪らずに、透さんの肩から鎖骨の辺りにキスをした。
「……っ」
少し苦しげな表情で眉根を寄せて、透さんの小さな声が漏れ聞こえた。
「直、もう動いていい?」
耳元に唇を寄せて甘い声で囁かれると、それだけで体が熱くなっていく。
「うん」
俺の返事を待ってから、透さんが律動を始めた。 最初は小さくゆっくりと、俺の中と透さんのを馴染ませるように。
透さんの腰の動きに合わせて、声が零れる。
「ん、ん…… ッ、ん」
「痛い?」
「だいじょーぶ……」
ゆっくりと透さんのモノが、きゅうきゅうにキツイ中から引き抜かれていくと思ったら、また一気に貫かれて。
「うぁ……! ああああっ!」
――奥が、突き上げられるっ。
突き上げられて、肌が触れる度に、切ないような、甘い感情が込み上げる。
最中に、そんな感情を抱いたのは初めてで……。
だっていつもは、ただ快楽を求めるだけだから。
『愛』と言う言葉が 脳裏を過るけど……、今までセックスの時に、愛を感じた事なんてなかったから解らない。
「直……っ」
余裕無さげに眉を寄せて切なそうな表情で、甘い声で俺の名前を囁く。
透さんに、愛されてるような気分になるけど、それは錯覚に違いないと思い直す。
――だって、透さんは彼女と別れたばかりで……、 俺を好きになるなんて、有り得ない。
だからこれは、お互いに快楽を貪り合う為だけの行為。
「ああっ! そこッ……ああ!」
さっき指で探り当てられた場所を刺激されて、俺の思考なんて吹っ飛んでしまう。
「これ、気持ちいい?」
「あ……っ、んッ……ん……ッ! 気持ち……いいッ」
俺の膝裏を抱え上げた形で、更に深く突いてくる。
「ああッ! とーるさんッ」
意識が吹っ飛びそうになるのが怖くて、キスをしたくて腕を伸ばすと、透さんは繋がったまま俺の身体を引き上げた。
向き合った姿勢で透さんの膝の上に乗る。
「あぁっ!」
自分の体の重みで限界まで透さんを咥え込んで、最奥を突き上げられる。
透さんの腰の動きに合わせて、俺も腰を動かしながらお互いの咥内を貪った。
お互いに、ただ快楽だけを求めて。
透さんの手が、俺のモノを包み込み、上下に動かして刺激する。
「あッ……! だめ……ッ、それッ……イきそッ……!」
後ろと前を同時に攻められて、一気に水位が上がる。
「イッていいよ……、俺もイく……っ」
透さんの腰と手の動きが更に加速して、俺は目の前が真っ白になっていく。
「ああッ!」
絶頂感と共に腰がひくひくと震えて、胸に熱い飛沫が飛んだ。
ほぼ同時に、俺の中で透さんのが大きく脈打って、最奥に熱が広がるのを感じていた。
達した後も暫くはそのままの姿勢で、透さんがやさしく背中を抱きしめてくれていた。
静かな部屋には、二人の荒い息遣いだけが聞こえていてる。
体内の熱い余韻と触れ合う肌が、暖かくて気持ちよくて、瞼が重くなる。
――もう少しだけ、このまま、こうしていたい。
透さんに優しいキスを貰いながら、ぼんやりとそんなことを考えていた。
入ってしまうと、痛みよりも圧迫感が半端ない。
だけど、自分の体内に透さんを感じて繋がっている事が、なんだか嬉しくて自然と顔がほころぶ。
なんだろう?この嬉しさは。
「直、その顔、凄くそそる」
きつく抱きしめられて、また唇が重なって、 咥内で熱い息が混じり合う。
唇を離しても、透さんの熱い吐息が顔に落ちてくる。
薄っすらと汗ばんでいる透さんの身体からは色気が溢れていて、俺は堪らずに、透さんの肩から鎖骨の辺りにキスをした。
「……っ」
少し苦しげな表情で眉根を寄せて、透さんの小さな声が漏れ聞こえた。
「直、もう動いていい?」
耳元に唇を寄せて甘い声で囁かれると、それだけで体が熱くなっていく。
「うん」
俺の返事を待ってから、透さんが律動を始めた。 最初は小さくゆっくりと、俺の中と透さんのを馴染ませるように。
透さんの腰の動きに合わせて、声が零れる。
「ん、ん…… ッ、ん」
「痛い?」
「だいじょーぶ……」
ゆっくりと透さんのモノが、きゅうきゅうにキツイ中から引き抜かれていくと思ったら、また一気に貫かれて。
「うぁ……! ああああっ!」
――奥が、突き上げられるっ。
突き上げられて、肌が触れる度に、切ないような、甘い感情が込み上げる。
最中に、そんな感情を抱いたのは初めてで……。
だっていつもは、ただ快楽を求めるだけだから。
『愛』と言う言葉が 脳裏を過るけど……、今までセックスの時に、愛を感じた事なんてなかったから解らない。
「直……っ」
余裕無さげに眉を寄せて切なそうな表情で、甘い声で俺の名前を囁く。
透さんに、愛されてるような気分になるけど、それは錯覚に違いないと思い直す。
――だって、透さんは彼女と別れたばかりで……、 俺を好きになるなんて、有り得ない。
だからこれは、お互いに快楽を貪り合う為だけの行為。
「ああっ! そこッ……ああ!」
さっき指で探り当てられた場所を刺激されて、俺の思考なんて吹っ飛んでしまう。
「これ、気持ちいい?」
「あ……っ、んッ……ん……ッ! 気持ち……いいッ」
俺の膝裏を抱え上げた形で、更に深く突いてくる。
「ああッ! とーるさんッ」
意識が吹っ飛びそうになるのが怖くて、キスをしたくて腕を伸ばすと、透さんは繋がったまま俺の身体を引き上げた。
向き合った姿勢で透さんの膝の上に乗る。
「あぁっ!」
自分の体の重みで限界まで透さんを咥え込んで、最奥を突き上げられる。
透さんの腰の動きに合わせて、俺も腰を動かしながらお互いの咥内を貪った。
お互いに、ただ快楽だけを求めて。
透さんの手が、俺のモノを包み込み、上下に動かして刺激する。
「あッ……! だめ……ッ、それッ……イきそッ……!」
後ろと前を同時に攻められて、一気に水位が上がる。
「イッていいよ……、俺もイく……っ」
透さんの腰と手の動きが更に加速して、俺は目の前が真っ白になっていく。
「ああッ!」
絶頂感と共に腰がひくひくと震えて、胸に熱い飛沫が飛んだ。
ほぼ同時に、俺の中で透さんのが大きく脈打って、最奥に熱が広がるのを感じていた。
達した後も暫くはそのままの姿勢で、透さんがやさしく背中を抱きしめてくれていた。
静かな部屋には、二人の荒い息遣いだけが聞こえていてる。
体内の熱い余韻と触れ合う肌が、暖かくて気持ちよくて、瞼が重くなる。
――もう少しだけ、このまま、こうしていたい。
透さんに優しいキスを貰いながら、ぼんやりとそんなことを考えていた。
0
お気に入りに追加
463
あなたにおすすめの小説
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
【R-18】僕は堕ちていく
奏鈴
BL
R-18です。エロオンリーにつき苦手な方はご遠慮ください。
卑猥な描写が多々あります。
未成年に対する性的行為が多いですが、フィクションとしてお楽しみください。
初投稿につき読みづらい点もあるかと思いますがご了承ください。
時代設定が90年代後半なので人によっては分かりにくい箇所もあるかもしれません。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
僕、ユウはどこにでもいるような普通の小学生だった。
いつもと変わらないはずだった日常、ある日を堺に僕は堕ちていく。
ただ…後悔はしていないし、愉しかったんだ。
友人たちに躰をいいように弄ばれ、調教・開発されていく少年のお話です。
エロ全開で恋愛要素は無いです。
年上が敷かれるタイプの短編集
あかさたな!
BL
年下が責める系のお話が多めです。
予告なくr18な内容に入ってしまうので、取扱注意です!
全話独立したお話です!
【開放的なところでされるがままな先輩】【弟の寝込みを襲うが返り討ちにあう兄】【浮気を疑われ恋人にタジタジにされる先輩】【幼い主人に狩られるピュアな執事】【サービスが良すぎるエステティシャン】【部室で思い出づくり】【No.1の女王様を屈服させる】【吸血鬼を拾ったら】【人間とヴァンパイアの逆転主従関係】【幼馴染の力関係って決まっている】【拗ねている弟を甘やかす兄】【ドSな執着系執事】【やはり天才には勝てない秀才】
------------------
新しい短編集を出しました。
詳しくはプロフィールをご覧いただけると幸いです。
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
少年ペット契約
眠りん
BL
※少年売買契約のスピンオフ作品です。
↑上記作品を知らなくても読めます。
小山内文和は貧乏な家庭に育ち、教育上よろしくない環境にいながらも、幸せな生活を送っていた。
趣味は布団でゴロゴロする事。
ある日学校から帰ってくると、部屋はもぬけの殻、両親はいなくなっており、借金取りにやってきたヤクザの組員に人身売買で売られる事になってしまった。
文和を購入したのは堂島雪夜。四十二歳の優しい雰囲気のおじさんだ。
文和は雪夜の養子となり、学校に通ったり、本当の子供のように愛された。
文和同様人身売買で買われて、堂島の元で育ったアラサー家政婦の金井栞も、サバサバした性格だが、文和に親切だ。
三年程を堂島の家で、呑気に雪夜や栞とゴロゴロした生活を送っていたのだが、ある日雪夜が人身売買の罪で逮捕されてしまった。
文和はゴロゴロ生活を守る為、雪夜が出所するまでの間、ペットにしてくれる人を探す事にした。
※前作と違い、エロは最初の頃少しだけで、あとはほぼないです。
※前作がシリアスで暗かったので、今回は明るめでやってます。
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる