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ホワイトボード
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僕は一人暮らしを始めてから、ホワイトボードにその日のやることを書くというのを欠かさず行なっている。
『髪の毛切りに行く』とか、『部屋の片付け』みたいな簡単な感じ。
その日は前日にやることを書いておいといた。
『免許更新』、『パジャマ買う』。
だが、一つ書いた覚えのないことが書いてあった。
『顔が痛くなる』
意味が分からず、不気味に思った僕はすぐにそれを消して用意を始めた。
免許更新は電車で向かった。その時には既に免許の期限が過ぎていたからだ。
その日は雨が降っていて、電車の中には傘を持った人が多くいた。
どんどん駅に止まるにつれ乗る人は増えていき、車内は立つ人が多くいるような状態になった。
僕が座れて良かったな~と安堵しているのも束の間、突然僕の顔の目の前に傘の先っぽが飛び出してきた。
「痛ぁぁ…」
傘の先っぽは僕の左頬に刺さった。幸い目などに当たらなくて良かった。
「すみません!」
すぐに傘の持ち主だと思われる人が謝罪してくれた。
念の為次の駅で降りて、怪我の状態を確認したが、多少腫れた位でそこまでではなかった。
僕は再び電車に乗りこんだ時、今朝のことを思い出した。
『顔が痛くなる』
それに気づいた瞬間、僕は顔が青ざめた。
『髪の毛切りに行く』とか、『部屋の片付け』みたいな簡単な感じ。
その日は前日にやることを書いておいといた。
『免許更新』、『パジャマ買う』。
だが、一つ書いた覚えのないことが書いてあった。
『顔が痛くなる』
意味が分からず、不気味に思った僕はすぐにそれを消して用意を始めた。
免許更新は電車で向かった。その時には既に免許の期限が過ぎていたからだ。
その日は雨が降っていて、電車の中には傘を持った人が多くいた。
どんどん駅に止まるにつれ乗る人は増えていき、車内は立つ人が多くいるような状態になった。
僕が座れて良かったな~と安堵しているのも束の間、突然僕の顔の目の前に傘の先っぽが飛び出してきた。
「痛ぁぁ…」
傘の先っぽは僕の左頬に刺さった。幸い目などに当たらなくて良かった。
「すみません!」
すぐに傘の持ち主だと思われる人が謝罪してくれた。
念の為次の駅で降りて、怪我の状態を確認したが、多少腫れた位でそこまでではなかった。
僕は再び電車に乗りこんだ時、今朝のことを思い出した。
『顔が痛くなる』
それに気づいた瞬間、僕は顔が青ざめた。
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