器用な少年、異世界へ行く

本編

鉄の矢作成

鉱石の事調べてて知ったんですけど、鋼って合金なんですね。正確に言えば、鉄を鍛造すれば鋼になるらしいです。鋼鉱石とか書こうとしてました。調べて良かった。
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よし、インゴットも出来た事だし、いよいよ鉄の矢を作るか。

まずは、鉄の矢の元になる木の矢を作らないといけない。
どういう事かと言うと、鉄の矢とは、木の矢の先に鉄の鏃やじりを付けた物らしい。
ちなみに、木の矢には鏃が付いている時の菱形の部分はなく、真っ直ぐになっている。理由は単純で、木で菱形の部分を作ってどれだけ尖らせても刺さりやすさは変わらないからだ。それよりも真っ直ぐ尖らせた方が刺さりやすい。

それじゃあ、木の矢を大量につくりますか！………ん？大量？……まさか！

ーーーーーー三分後ーーーーーー
「ピコーン！」
［ギフト〔生産神の手帳〕の効果により、木の矢の自動製作が可能になりました。］

うん、もう大量っていう時点で予想が出来てた。もしかしてと思って一個だけ作ってみたらこれだよ。
まぁ、かーーなり楽になったんですけどね！毎回毎回木の矢を作るの面倒くさそうだなぁって思ってたし。これだけで30分は短縮出来るだろう。
……というか、木の矢が自動製作出来るなら鉄の矢も量産…
いや、これは予想でしか無い。多分当たってると思うけど。

じゃあ取り敢えず木の矢を量産するか。あ、その前に矢の完成系の分を取っておこう。
チェーンソーで少しだけ取って…うん、この位あれば後で掘れるだろう。
今度こそ木の矢を量産…あ。

ハクさん。もう使用してある角材って自動製作に使える？

〈問題ありません。使いたい素材を触りながら自動製作を使用すると、その触れていた素材が使用されます。しかし、素材が使用されていれば使用されているだけ、自動製作で作成する量が減少します。〉

なるほど、ちゃんと減るようになっているのか。それじゃあ〔生産神の手帳〕を発動して、木の矢を念じて…よし、出てきた。
それで、自動製作を選んで、目の前の角材を触って…あ、作れる量が減ったな。ちゃんと触っている角材が素材になっている様だ。それで、数を最大にして作成と。

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木の矢×783

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お、角材一つで800個位作られるのかな？予想より多いな。

それじゃあ木の矢も出来た事だし、鉄の矢も作るか。作り方は前言ったような型を作る方法で！

ーーーーーー三十分後ーーーーーー
「ピコーン！」
［ギフト〔生産神の手帳〕の効果により、鉄の矢の自動製作が可能になりました。］

……うん、出来たね…本当にこの状態でも自動量産出来てよかったよ…
いや、嬉しくない訳じゃないんだ。ただですね…


固まった後、鉄の矢を取り出す方法を考えて無かっただけで…


うん、本当に取り出せて無い状態でも自動製作が使える様になってよかった。

まぁ、その事は置いといて！
鉄の矢を量産できるようになったから早速作ってみるか！

ーーーーーーすぐ後ーーーーーー

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鉄の矢×782個

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よし、無事に作れたな。一個減っているのは一番最初の鉄の矢を作った時に取り出せなくなったやつだ。

ねえハクさん、ゴミはどうすればいいの？

〈道具袋の中にゴミ袋が御座います。その袋も別の虚空世界に繋がっていますので、いくら捨てても問題ありません。取り出しますか？〉

…あ、うん、取り出すよ。まぁ、前の世界の時にゴミ捨てるのめんどくさかったからこれは有難い。

よし、これがゴミ袋か。見た目は大きな革袋って感じだ。中はご存知の通り、真っ黒だ。
それじゃあこの中に四角い物から木の棒が生えている変な物をポイッと。

よし、これで鉄の矢作りが終わった！なんか、かなり時間が掛かったな。
じゃあ日も暮れてきたし、飯食って寝るか！


明日何をしようかな？

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本当に、次回何書こう…ネ、ネタが…しかも今回短いし…どうしよう…