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最終章 手を取り合って
琴エルフ再び
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「ドスコイ」
「ぐわあああああ!!」
野太い掛け声とともにカルアミルク達に何かの塊が激突し、二人は吹き飛ばされた。
「あんたは……」
俺たちを通り過ぎて反対側に弾き飛ばされたカルアミルクとフクタビアヌス。そして二人を木の葉のごとく宙に舞わせた巨漢。
俺は知っている。この声を。そして二人を倒したこの技を。
「琴エルフ関!!」
「ごっつぁんです」
俺たちのピンチを助けてくれたのはエルフの里付近で知り合ったエルフ力士、琴エルフ関だった。そして二人の魔族を倒した技は俺もよく知っている。伝統的な相撲の四十八手の決まり手のうちの一つ、スーパー頭突きだ。俺はストリートファイター6やってるから詳しいんだ。
「琴エルフ関、なぜここに?」
「たまたま巡業でグラントーレに来ていてね。取り組みは明日からだが、オフの日に魔王城の見学ツアーに申し込んだら懐かしい気配を感じたから、来てみたのだ」
ああ~、見学ツアー……そんなのやってたんだ。そうやって入ればよかったのか。
「くそっ、まさか西の横綱である琴エルフと知り合いとはな。命拾いしたなケンジ」
え? 琴エルフ関横綱になってたの? っていうかさっきグラントーレに巡業に来てるって言ってたし、今の言葉を聞くとカルアミルクも知ってるみたいだし、なんか俺が森の中で土俵作ってた時とは隔世の感があるというか。
アレから半年も経ってないはずなのに、なんかこう、俺の知らない間に世間がこれほど動いているなんて。
「ケンジ殿は大相撲の祖とも言える方。狼藉は許さんぞ」
そう言って琴エルフ関は俺たちとカルアミルク達との間に割って入るように立ちはだかった。大相撲の祖? 俺今そんなことになってんの?
「いいだろう! 本来なら取り組みは明日のはずだったが今日身の程を教えてやる。地下に土俵がある。こい!!」
何で地下に土俵があるの。
なんか展開が突飛すぎてついていけないんだけど、さりとて話の主導権を握ることもできずにカルアミルクに俺たちはついていく。これ今から相撲勝負するってこと?
先導されるがままについていくと、地下には天井の高い広大なスペースがあり、その中央に土俵が設えられていた。シュール。勇者が魔王城に乗り込んできて地下の土俵で相撲を取ることになるとか意味分からん。
意味は分からんが、しかしやるしかあるまい。
「俺たちが勝ったら、魔王のもとに案内してもらうぞ」
「フフフ、いいだろう。だが勝つのは我ら……」
俺の要求に対して応えたカルアミルクが言葉に詰まる。いかん。気づかれる。この戦い、魔族側が勝っても特にメリットがないことに。状況で言えば勝手に魔王城に乗り込んでた俺たちと、見学ツアー中に勝手に集団を離れて四天王に暴行した琴エルフ関、どう考えても悪いのは俺たちだからな。仕方ない。こういう時は勢いで乗り切る。
「お前たちに本当の相撲というものを見せてやる!!」
「いいだろう! 試合は三番勝負だ。本来は明日参戦する予定だった魔族側のリキシの実力を見せてやる!!」
こいつ本当にチョロい性格してんな。なんか勝っても負けても上手いこと言いくるめられそうな気がしてきたぞ。
「我らが勝ったらアヌスカリバーを貰うぞ」
ぐっ、いい交換条件に気づきやがった。その辺をなあなあにして始めようと思っていたが、さすがにそこまでバカじゃなかったか。
それにしても三番勝負か。大将は琴エルフ関にやってもらって、もう一人は俺が中堅をやる、しかし最後の一人、先鋒はどうする?
「ああ重い」
後ろでドサリと音がする。見ればフクタビアヌスとの戦いで動けなくなっていたアスタロウをアンススが背負ってくれていたらしい。こいつは戦力として期待はできない。
というか、女の子にこんな汚いもの運ばせちゃって申し訳ないな。
「こちらの準備はいつでもできてるぞ。そっちの先鋒は誰がやるんだ?」
俺の事情を知ってか知らずか、カルアミルクが急かしてくる。ここで時間を引き延ばしたところで相撲の強いやつにアテがあるわけでもなければ、そんな奴が急に現れるはずもない。さて、どうする。
「私が行くわ」
「アンスス!」
ううむ、流れ的にそうなるしかないかとは思っていたんだが、やはりそうなるしかないのか。しかし、いいのか? 女の子に相撲を取らせるなんて。エルフの森の時にも行司をエイメがやっていたから別に女人禁制ってことはないが、しかし……
改めてアンススの方に視線をやる。
「大丈夫よケンジくん」
笑顔を返すアンスス。別に彼女の身体能力を心配してるわけじゃあない。俺もいろいろと変な特殊能力や装備品を持ってはいるものの、しかし身体能力においてはアンススには遠く及ばないだろう。
だがそういう問題ではないんだ。
カルアミルクの方に視線をやる。奴は俺の視線に対して不敵な笑みでもって返した。対戦相手は、いったい誰なんだ。
「こちらの先鋒は、フクタビアヌスが務める」
「下がっていろ、アンスス。女の子をそんな危険な目に合わせるわけにはいかない。先方も中堅も、俺がやる!!」
「う……無謀じゃ、勇者よ。ここは儂が……」
いまだ立ち上がれないアスタロウが呻きながら俺を諫めるが、とても戦える状態には見えない。
ていうかこいつはこいつでなんでそんなに消耗してるんだよ。アナル相撲ってそんなに疲れるもんなのか? それはともかく。
「ケンジくん。スモウの勝負は体力を激しく消耗する。二連戦なんて無理よ。私がやるわ」
そう言ってアンススは土俵に入ろうとするが、俺は彼女の手を引いて止めた。
「それでも……女の子に代わりに戦わせて、見ているだけなんてできるか!!」
「ケンジくん……♡」
潤んだ瞳で俺を見つめるアンスス。そうだ。いくら強くてもこんな女の子を戦わせることはできない。
こんな胸が大きくて、出るとこ出てて引き締まったウエストのドチャシコエロボディの女の子を、よりにもよってあのアナル狂いのド変態獣人とくんずほぐれつなんて、そんな羨ましいことさせてたまるか。
そんなことは、絶対に許さん。
「カルアミルク、対戦相手の変更を要求する」
「は? そっちの先鋒を変えるんじゃなくてか? そっちの先鋒が足りないって話なのになんでこっちが対戦相手を変えなきゃいけないんだよ、おかしいだろうが!!」
確かに、カルアミルクの言うことも一理ある。盗人にも三分の理というところか。
「いいだろう! じゃあ俺が、魔王軍の先鋒を務める!!」
「ますます何言ってんだお前!!」
「ぐわあああああ!!」
野太い掛け声とともにカルアミルク達に何かの塊が激突し、二人は吹き飛ばされた。
「あんたは……」
俺たちを通り過ぎて反対側に弾き飛ばされたカルアミルクとフクタビアヌス。そして二人を木の葉のごとく宙に舞わせた巨漢。
俺は知っている。この声を。そして二人を倒したこの技を。
「琴エルフ関!!」
「ごっつぁんです」
俺たちのピンチを助けてくれたのはエルフの里付近で知り合ったエルフ力士、琴エルフ関だった。そして二人の魔族を倒した技は俺もよく知っている。伝統的な相撲の四十八手の決まり手のうちの一つ、スーパー頭突きだ。俺はストリートファイター6やってるから詳しいんだ。
「琴エルフ関、なぜここに?」
「たまたま巡業でグラントーレに来ていてね。取り組みは明日からだが、オフの日に魔王城の見学ツアーに申し込んだら懐かしい気配を感じたから、来てみたのだ」
ああ~、見学ツアー……そんなのやってたんだ。そうやって入ればよかったのか。
「くそっ、まさか西の横綱である琴エルフと知り合いとはな。命拾いしたなケンジ」
え? 琴エルフ関横綱になってたの? っていうかさっきグラントーレに巡業に来てるって言ってたし、今の言葉を聞くとカルアミルクも知ってるみたいだし、なんか俺が森の中で土俵作ってた時とは隔世の感があるというか。
アレから半年も経ってないはずなのに、なんかこう、俺の知らない間に世間がこれほど動いているなんて。
「ケンジ殿は大相撲の祖とも言える方。狼藉は許さんぞ」
そう言って琴エルフ関は俺たちとカルアミルク達との間に割って入るように立ちはだかった。大相撲の祖? 俺今そんなことになってんの?
「いいだろう! 本来なら取り組みは明日のはずだったが今日身の程を教えてやる。地下に土俵がある。こい!!」
何で地下に土俵があるの。
なんか展開が突飛すぎてついていけないんだけど、さりとて話の主導権を握ることもできずにカルアミルクに俺たちはついていく。これ今から相撲勝負するってこと?
先導されるがままについていくと、地下には天井の高い広大なスペースがあり、その中央に土俵が設えられていた。シュール。勇者が魔王城に乗り込んできて地下の土俵で相撲を取ることになるとか意味分からん。
意味は分からんが、しかしやるしかあるまい。
「俺たちが勝ったら、魔王のもとに案内してもらうぞ」
「フフフ、いいだろう。だが勝つのは我ら……」
俺の要求に対して応えたカルアミルクが言葉に詰まる。いかん。気づかれる。この戦い、魔族側が勝っても特にメリットがないことに。状況で言えば勝手に魔王城に乗り込んでた俺たちと、見学ツアー中に勝手に集団を離れて四天王に暴行した琴エルフ関、どう考えても悪いのは俺たちだからな。仕方ない。こういう時は勢いで乗り切る。
「お前たちに本当の相撲というものを見せてやる!!」
「いいだろう! 試合は三番勝負だ。本来は明日参戦する予定だった魔族側のリキシの実力を見せてやる!!」
こいつ本当にチョロい性格してんな。なんか勝っても負けても上手いこと言いくるめられそうな気がしてきたぞ。
「我らが勝ったらアヌスカリバーを貰うぞ」
ぐっ、いい交換条件に気づきやがった。その辺をなあなあにして始めようと思っていたが、さすがにそこまでバカじゃなかったか。
それにしても三番勝負か。大将は琴エルフ関にやってもらって、もう一人は俺が中堅をやる、しかし最後の一人、先鋒はどうする?
「ああ重い」
後ろでドサリと音がする。見ればフクタビアヌスとの戦いで動けなくなっていたアスタロウをアンススが背負ってくれていたらしい。こいつは戦力として期待はできない。
というか、女の子にこんな汚いもの運ばせちゃって申し訳ないな。
「こちらの準備はいつでもできてるぞ。そっちの先鋒は誰がやるんだ?」
俺の事情を知ってか知らずか、カルアミルクが急かしてくる。ここで時間を引き延ばしたところで相撲の強いやつにアテがあるわけでもなければ、そんな奴が急に現れるはずもない。さて、どうする。
「私が行くわ」
「アンスス!」
ううむ、流れ的にそうなるしかないかとは思っていたんだが、やはりそうなるしかないのか。しかし、いいのか? 女の子に相撲を取らせるなんて。エルフの森の時にも行司をエイメがやっていたから別に女人禁制ってことはないが、しかし……
改めてアンススの方に視線をやる。
「大丈夫よケンジくん」
笑顔を返すアンスス。別に彼女の身体能力を心配してるわけじゃあない。俺もいろいろと変な特殊能力や装備品を持ってはいるものの、しかし身体能力においてはアンススには遠く及ばないだろう。
だがそういう問題ではないんだ。
カルアミルクの方に視線をやる。奴は俺の視線に対して不敵な笑みでもって返した。対戦相手は、いったい誰なんだ。
「こちらの先鋒は、フクタビアヌスが務める」
「下がっていろ、アンスス。女の子をそんな危険な目に合わせるわけにはいかない。先方も中堅も、俺がやる!!」
「う……無謀じゃ、勇者よ。ここは儂が……」
いまだ立ち上がれないアスタロウが呻きながら俺を諫めるが、とても戦える状態には見えない。
ていうかこいつはこいつでなんでそんなに消耗してるんだよ。アナル相撲ってそんなに疲れるもんなのか? それはともかく。
「ケンジくん。スモウの勝負は体力を激しく消耗する。二連戦なんて無理よ。私がやるわ」
そう言ってアンススは土俵に入ろうとするが、俺は彼女の手を引いて止めた。
「それでも……女の子に代わりに戦わせて、見ているだけなんてできるか!!」
「ケンジくん……♡」
潤んだ瞳で俺を見つめるアンスス。そうだ。いくら強くてもこんな女の子を戦わせることはできない。
こんな胸が大きくて、出るとこ出てて引き締まったウエストのドチャシコエロボディの女の子を、よりにもよってあのアナル狂いのド変態獣人とくんずほぐれつなんて、そんな羨ましいことさせてたまるか。
そんなことは、絶対に許さん。
「カルアミルク、対戦相手の変更を要求する」
「は? そっちの先鋒を変えるんじゃなくてか? そっちの先鋒が足りないって話なのになんでこっちが対戦相手を変えなきゃいけないんだよ、おかしいだろうが!!」
確かに、カルアミルクの言うことも一理ある。盗人にも三分の理というところか。
「いいだろう! じゃあ俺が、魔王軍の先鋒を務める!!」
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