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第3章 勃つ年
干支ファック
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「いや~!! 犯されるぅぅ!!」
「おとなしくするッスよ! 初心なおぼこじゃあるまいし。ぐひひ……天井のシミを数えてるうちに終わるッスよ!!」
よだれを垂らしながらわけの分からないセリフを吐くと、エイメはパンツを脱ぎ捨てた。天井なんかないし、屋外だし。っていうかこれは本当にまずい。
あくまでもこの話は一般向けなんだぞ。新年早々ドラゴンセックスでアヘおめこどもよろなんてやらかしたら何が起こるか分からん。干支を犯すな。縁起がよさそうではあるものの。
俺は即座にドラゴンの腹の上に飛び乗ってエイメを引きずり降ろし、後ろから羽交い絞めにした。
「ちょっ! 何するんスか師匠!!」
お前の方こそ何するんだバカ野郎。どういう倫理観で生きてるんだコイツ。
「メルポーザ! 俺が押さえてる間に逃げろ!! それとアスタロウ! エイメのパンツを拾って履かせてくれ!!」
我ながらクレバーな判断だったと思う。エイメの抵抗は激しかったものの、なんとかパンツをはかせることができた。それでも何とかして拘束を振りほどいてメルポーザの元に向かおうとするエイメ。
「ひ、ひぃぃ……」
メルポーザは腰が抜けてしまったのか、よたよたとやっとの思いであおむけの状態から回復すると這う這うの体で逃げて行ってしまった。
ふぅ……
このまま……
グラントーレまで逃げ帰ってくれねえかな……そうしたら、すげえ楽なんだけどなあ。
あ、戻ってきた。やっぱそう簡単にはいかないか。
「いやおかしいじゃろがい!!」
でけえ声で怒鳴るなよ、ただでさえ体がデカいんだから。耳が潰れるだろ。
「そうッスよおかしいっスよ!! 見損なったッス師匠!! 人の恋路を邪魔するような人だったなんて!!」
いやお前にだけは「おかしい」なんて言われたくねえよ。お前はダントツでおかしいよ。
「お前が一番おかしいんじゃい! 邪竜、ドラゴンを犯そうとするとか、どういう教育受けて育ってきたんだ!!」
おいおい、ドラゴンに教育を説かれちゃいましたよ。
「なんなんスかその言い草! 花嫁を探しに村に来たんじゃなかったんスか!! このフニャチン野郎が!!」
気付けばメルポーザのメルポーザは総排泄口に収納され、勃気もおさまっていた。そりゃあんなことがあればね。
「いやっ、それは……そうだけど、こういうのはだな、好き合ってる者同士がだな、お互い同意の上でするべきであってな! 無理やりするなんてのは、その、良くないよッ!!」
何なのこの邪竜。事前に性行為同意書でも取り交わせばよかったっていうのか? とはいうものの、言う事の道理は通っている。どう考えても今一番あたまおかしいのはエイメの方だ。
「かぁ~ッ!! 何なんスかその軟弱な物言いは!? それでも男ッスか? 女ってのはッスね、みんな強いオスに犯されたがってるんスよ!!」
全女性に謝れ。
「勇者よ、今のうちに聖剣を抜くんじゃ」
おっとそうだった。この隙に戦いの準備を進めないといけないんだった。とはいえ何度やってもこの作業は慣れないな。むしろ慣れたら終わりだな。
「んふっ♡ んん~ッ♡♡♡」
おっさんの汚い鳴き声をBGMに聖剣を引き抜く。不本意だがこれで準備は万全だ。というかそろそろあの不毛な言い争いを止めないといろいろとヤバそうだ。
「エイメ、そろそろ口論はやめにしろ。お前の主張はともかく、無理やりは良くないぞ」
「師匠……」
今師匠とか呼ぶな。レイプの師匠みたいな感じになっちゃうだろうが。
「お、お前にも言いたいことあるぞ! お前勇者ケンジだろ! 魔王軍の関係者みたいな思わせぶりなセリフを村で吐きやがって!!」
バレたか。じゃあもしかして一カ所にとどまってたのは事実関係の確認をしてたのか? 勃〇しながら。
「とにかく、ショウ老人の作った発明品は魔王軍が接収させていただく! お前らアルトーレの出る幕などないわ!!」
しっかし見た目に反してよく口の回る竜だな。ショウさんの発明品に関しては確かにアルトーレも出る幕はないんだけど、だからといって魔王軍に渡すつもりもない。そのまま「なかったこと」にするのがこの世界にとって一番いいんだよ。
「聞こえているか、老人よ!」
アトリエにはおそらく車を出すための大きな搬入口がある。メルポーザは搬入口のシャッターに向かって大きな声を出して怒鳴った。勇者を目の前にしてこの期に及んで恫喝する気か?
「今、魔国グラントーレに来れば、そちらの言い値で雇うぞ!!」
あれ? ……なんか……ちょっと思ってたのと違うぞ。
「こちらに来て発明品の原理を伝授してくれれば、三食昼寝付きで老後も安心! 一生食いッぱぐれない生活を保障してやるぞ!!」
あれ? ……これ……旗色悪くねえか?
「……おやつもつける!!」
え……なんか嫌な予感がする。
「イチゴのたっぷり乗ったショートケーキだ!!」
カラ……
ん? 気のせいか? 今少し、シャッターが上に上がった気がする。あんなすき間、さっきはなかったような……
「専属の世話係もつけよう!! メイドだ!! 猫耳獣人の、ロリ巨乳メイドをつけるぞ!!」
え、なにそれ……俺がグラントーレ行きたい……勇者は募集してないのかな?
迂闊だった。聖剣を構えて俺は安心してたんだ。『戦い』は、すでに始まっていた!! そして俺達は、何の準備もせずに戦場に臨んでしまっていたんだ!!
「長身お姉さん系サキュバスもつけよう!!」
カラカラ……
ああっ! 間違いない!! さっきよりもシャッターが上がってる!! ショウさん揺れ動いてる!!
「お姉さん系……?」
今度はショウさんの方から問いかけてきた。これはまずい。
「ツンデレ年上お姉さん系デカ尻は……?」
「もちろんデカ尻だぞ!!」
ああ!! さらに十センチほどシャッターが上がった!! まずい!!
「お前! 女につられてんじゃねえよ!! 何が年上お姉さん系だお前の方が年上だろうがこのじじい! それも遥かに!!」
「ちっ……年下の年上お姉さんだっていいじゃねえかよ……」
なんだよ年下の年上お姉さんって意味分かんねえよ! 拗れまくってんなあのじじい!!
「っていうかお前!! セリカを愛してるんじゃなかったのかよ!! お前の愛はその程度なのかよ!!」
ガラガラガシャーン!!
やった! シャッターが閉じた!!
「グッ……やりやがったな勇者め!!」
「おとなしくするッスよ! 初心なおぼこじゃあるまいし。ぐひひ……天井のシミを数えてるうちに終わるッスよ!!」
よだれを垂らしながらわけの分からないセリフを吐くと、エイメはパンツを脱ぎ捨てた。天井なんかないし、屋外だし。っていうかこれは本当にまずい。
あくまでもこの話は一般向けなんだぞ。新年早々ドラゴンセックスでアヘおめこどもよろなんてやらかしたら何が起こるか分からん。干支を犯すな。縁起がよさそうではあるものの。
俺は即座にドラゴンの腹の上に飛び乗ってエイメを引きずり降ろし、後ろから羽交い絞めにした。
「ちょっ! 何するんスか師匠!!」
お前の方こそ何するんだバカ野郎。どういう倫理観で生きてるんだコイツ。
「メルポーザ! 俺が押さえてる間に逃げろ!! それとアスタロウ! エイメのパンツを拾って履かせてくれ!!」
我ながらクレバーな判断だったと思う。エイメの抵抗は激しかったものの、なんとかパンツをはかせることができた。それでも何とかして拘束を振りほどいてメルポーザの元に向かおうとするエイメ。
「ひ、ひぃぃ……」
メルポーザは腰が抜けてしまったのか、よたよたとやっとの思いであおむけの状態から回復すると這う這うの体で逃げて行ってしまった。
ふぅ……
このまま……
グラントーレまで逃げ帰ってくれねえかな……そうしたら、すげえ楽なんだけどなあ。
あ、戻ってきた。やっぱそう簡単にはいかないか。
「いやおかしいじゃろがい!!」
でけえ声で怒鳴るなよ、ただでさえ体がデカいんだから。耳が潰れるだろ。
「そうッスよおかしいっスよ!! 見損なったッス師匠!! 人の恋路を邪魔するような人だったなんて!!」
いやお前にだけは「おかしい」なんて言われたくねえよ。お前はダントツでおかしいよ。
「お前が一番おかしいんじゃい! 邪竜、ドラゴンを犯そうとするとか、どういう教育受けて育ってきたんだ!!」
おいおい、ドラゴンに教育を説かれちゃいましたよ。
「なんなんスかその言い草! 花嫁を探しに村に来たんじゃなかったんスか!! このフニャチン野郎が!!」
気付けばメルポーザのメルポーザは総排泄口に収納され、勃気もおさまっていた。そりゃあんなことがあればね。
「いやっ、それは……そうだけど、こういうのはだな、好き合ってる者同士がだな、お互い同意の上でするべきであってな! 無理やりするなんてのは、その、良くないよッ!!」
何なのこの邪竜。事前に性行為同意書でも取り交わせばよかったっていうのか? とはいうものの、言う事の道理は通っている。どう考えても今一番あたまおかしいのはエイメの方だ。
「かぁ~ッ!! 何なんスかその軟弱な物言いは!? それでも男ッスか? 女ってのはッスね、みんな強いオスに犯されたがってるんスよ!!」
全女性に謝れ。
「勇者よ、今のうちに聖剣を抜くんじゃ」
おっとそうだった。この隙に戦いの準備を進めないといけないんだった。とはいえ何度やってもこの作業は慣れないな。むしろ慣れたら終わりだな。
「んふっ♡ んん~ッ♡♡♡」
おっさんの汚い鳴き声をBGMに聖剣を引き抜く。不本意だがこれで準備は万全だ。というかそろそろあの不毛な言い争いを止めないといろいろとヤバそうだ。
「エイメ、そろそろ口論はやめにしろ。お前の主張はともかく、無理やりは良くないぞ」
「師匠……」
今師匠とか呼ぶな。レイプの師匠みたいな感じになっちゃうだろうが。
「お、お前にも言いたいことあるぞ! お前勇者ケンジだろ! 魔王軍の関係者みたいな思わせぶりなセリフを村で吐きやがって!!」
バレたか。じゃあもしかして一カ所にとどまってたのは事実関係の確認をしてたのか? 勃〇しながら。
「とにかく、ショウ老人の作った発明品は魔王軍が接収させていただく! お前らアルトーレの出る幕などないわ!!」
しっかし見た目に反してよく口の回る竜だな。ショウさんの発明品に関しては確かにアルトーレも出る幕はないんだけど、だからといって魔王軍に渡すつもりもない。そのまま「なかったこと」にするのがこの世界にとって一番いいんだよ。
「聞こえているか、老人よ!」
アトリエにはおそらく車を出すための大きな搬入口がある。メルポーザは搬入口のシャッターに向かって大きな声を出して怒鳴った。勇者を目の前にしてこの期に及んで恫喝する気か?
「今、魔国グラントーレに来れば、そちらの言い値で雇うぞ!!」
あれ? ……なんか……ちょっと思ってたのと違うぞ。
「こちらに来て発明品の原理を伝授してくれれば、三食昼寝付きで老後も安心! 一生食いッぱぐれない生活を保障してやるぞ!!」
あれ? ……これ……旗色悪くねえか?
「……おやつもつける!!」
え……なんか嫌な予感がする。
「イチゴのたっぷり乗ったショートケーキだ!!」
カラ……
ん? 気のせいか? 今少し、シャッターが上に上がった気がする。あんなすき間、さっきはなかったような……
「専属の世話係もつけよう!! メイドだ!! 猫耳獣人の、ロリ巨乳メイドをつけるぞ!!」
え、なにそれ……俺がグラントーレ行きたい……勇者は募集してないのかな?
迂闊だった。聖剣を構えて俺は安心してたんだ。『戦い』は、すでに始まっていた!! そして俺達は、何の準備もせずに戦場に臨んでしまっていたんだ!!
「長身お姉さん系サキュバスもつけよう!!」
カラカラ……
ああっ! 間違いない!! さっきよりもシャッターが上がってる!! ショウさん揺れ動いてる!!
「お姉さん系……?」
今度はショウさんの方から問いかけてきた。これはまずい。
「ツンデレ年上お姉さん系デカ尻は……?」
「もちろんデカ尻だぞ!!」
ああ!! さらに十センチほどシャッターが上がった!! まずい!!
「お前! 女につられてんじゃねえよ!! 何が年上お姉さん系だお前の方が年上だろうがこのじじい! それも遥かに!!」
「ちっ……年下の年上お姉さんだっていいじゃねえかよ……」
なんだよ年下の年上お姉さんって意味分かんねえよ! 拗れまくってんなあのじじい!!
「っていうかお前!! セリカを愛してるんじゃなかったのかよ!! お前の愛はその程度なのかよ!!」
ガラガラガシャーン!!
やった! シャッターが閉じた!!
「グッ……やりやがったな勇者め!!」
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